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42 翼の相談事

はやと - 21/5/9(日) 0:00 -

翼に相談があるからと連絡があったので、
お店に行きました！
閉店してたけどまだ作務衣を着たままの翼が出迎えてくれました。
僕「翼、座って話そう！」
翼「うん！」
僕「木曜日の雄祐（ゆうすけ）さんはどうだったの？」
翼「施術は普通に、予定通りに最初から最後までやりました。何かあるわけじゃなくて。終わった時に聞いたんです。
この前の車の時のって…」って。
そしたら…
雄祐「あの日はすまん！俺の都合だけで手出しちゃって…怒ってる？よね。」
翼「怒ってはないです。困惑してます。」
雄祐「すまん。正直な、初めて会った日、君のことがタイプで何年ぶりかに興奮した。たまたま会ったあの日も俺は偶然なんかじゃなくて必然だと思ったし、翼くんも俺に気があるって勝手に思ってたから、お互いの気持ちを早く確かめたかった。焦ったのかも知れない俺が。」
翼「そうだったんですね。俺も雄祐さんのこと初日に少し…いや大分意識しました！」
雄祐「まじか意識してくれたんだ！
車でやらせてもらった日に気付いたんだよ俺。違ったらごめんね、翼君はさ付き合ってる人か、好きな人いるよね？気持ちが迷ってた」
翼「んー…彼女いたんすけど、なんか違うってなって4月に分かれました。好きな人は…それもわからないですけど、頭から離れない？思い出しちゃう人はいますけど…でもその人は相手がいるから…」
雄祐「はいはいはい、なるほどな！やっぱり気持ちここにあらずだったもんな。納得した。
俺も正直言うけど翼君タイプで好きになる手前だよ。きっともう1回絡んだら君を好きになる。今日はめちゃくちゃ我慢したつもり。君次第で俺は身を引いて応援するし、少しでも可能性あるなら俺は君を大切な存在にしたい。
実はゲイだと奥さんにうっすら気づかれてて、
たぶん離婚するんだわ。」
翼「えっ、雄祐さん！俺、もっと雄祐さんの事知りたいです！でも1つ、俺が思ってる大切な人って人とこれからも会うことは認めてほしいっす！」
雄祐「会うって言うのはさ、そこに好きって気持ちがあるならダメだよ。ただ話したいとか…百歩譲ってただのセフレなら勝手にやってもらっていいが、隠してやってくれ。それは俺は許す。若いしなそれは縛る気ないわ。俺も発展場とか行くしな。だが、好きって感情を他の人に持った時は俺たちもう終わりだな。ここにもこないわ俺。」
翼「ならよかった。うん、わかった。
えっあのさ…発展場って？」
雄祐「まだ早かったな！…知らなくていい。」
翼「付き合うとか返事はまだ待ってください。」

…翼「こんな会話をしました。」…
僕「翼、大切な人って僕のことだよね？そんなに大きな気持ちになってたんだね。」
翼「そうです！俺に色々教えてくれて、俺の初めての相手だからさっ！特別な人なんすよ！言いましたよね忘れられないって。忘れようと思ってないっす俺は！
1回だけ言わせて"颯斗さん好き"…でした。」
「でも心配しないで、返事もいらない。わかってる事だから。」
僕は、手を握って「ありがとう」と伝えた。

翼「兄ちゃんは半年も前に颯斗さんをジムで見かけてから気になってたみたいで、ずっとすれ違って会えなかったって言ってたり、会えた時は、今日はサウナで横に座ったとか、ランニングマシン横で、颯斗さん１時間走ってたから俺は死んだとか、今日脱衣所のロッカー真後ろだったとか話聞いてたから、もうそれ聞いて兄ちゃんの気持ちに勝ることはないって俺思ったんだ。」
「俺、雄祐さんをもう1度考えていきます！俺も雄祐さんの肉体とか好きだし身体の相性もいいからさ。相談は聞いて下さいよ！」

翼「相談と言えばもう一つあって、
奏真先輩の施術が昨日だったんすけど、
最近、あんまり勃たないんですよ。
俺に問題があるか、奏真先輩の問題かを知りたくて。
僕「そうか、何だろうな？
最初フェラしてたけど、その後は？」
翼「あの時以外はやってないです。」
僕「奏真さん皮かぶってたから、手の刺激が強いかもしれない。奏真先輩ならフェラできるんじゃない？ためしてみたら、唾たっぷりにしてな。」
翼「確かに仮性包茎…何で知ってるの？」
僕（やばっ）「伸太郎が言ってたっけ。嫌じゃないならやってあげたら変化あるかもしれないね」
翼「先輩ならできます。やってみよ、
気が回らなかったな俺。」
僕「だしさ、後輩にお願いも言えないしな。」

翼「ねえ、颯斗さん発展場って何？普通知ってるんすか？」
僕「いやいや知らなくて当たり前」
とりあえず、説明はしてみた。
翼「めちゃくちゃ興奮しちゃいました。でも怖いかも。颯斗さんはあるんすか？」
僕「…想像に任せる」
翼「これあるな！」
僕「あはははは」
翼「行ってみたい！」
僕「だめ！」
翼「何で！？颯斗さん行ったんでしょ！」

自分は何度も行ったけど、
翼には行ってほしくなかった…から話をごまかした。
翼「ダメなんだ…じゃあ代わりに違うこと1つ教えてよ！颯斗さんは、兄ちゃんとやる時、ウケなの？タチなの？」
僕「何でそんな事聞く？両方だよ。」
翼「颯斗さんのことは何でも知ってたいから。
えっ俺の時はなんでタチしかやってくれなかったの？」
僕「えっ、お前が気持ち良さそうじゃなかったから。」
翼「あの時はさ、緊張？怖かった少し俺。今は平気だよ。…へぇ、ウケの颯斗さんてどんなんなっちゃうんだろうな…気になる。」
僕「ほっとけ！」
翼「ちぇー！言ってみただけだよー！」

僕「じゃあ、そろそろ帰るから、雄祐さんと奏真さんの進展あったら教えてな！あと困ったことはすぐに連絡な！」
翼「うんありがとう！ばいばい！」