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高校の後輩 2期@ 23/9/19(火) 11:05

高校の後輩 2期D 23/9/19(火) 13:24
Re(1):高校の後輩 2期D [名前なし]マサル 23/9/20(水) 0:14
Re(2):高校の後輩 2期D 23/9/26(火) 12:55
Re(3):高校の後輩 2期D [名前なし]マサル 23/9/26(火) 21:37
Re(4):高校の後輩 2期D 23/9/27(水) 10:22
Re(5):高校の後輩 2期D [名前なし]マサル 23/9/27(水) 20:23
高校の後輩 2期E 23/9/26(火) 4:40
高校の後輩 2期F 23/9/26(火) 5:03
高校の後輩 2期G 23/9/26(火) 5:27
高校の後輩 2期H 23/9/26(火) 9:12
高校の後輩 2期I 23/9/26(火) 9:51

高校の後輩 2期D
   - 23/9/19(火) 13:24 -
蹲る隼…

傍らに立ち竦む僕…。

数分経っても僕は何と声をかけてあげれば良いかわからなかった。
今更ながら、「お前、逝ったんかぁ?」と嘲笑い罵ってあげた方がいつも明るい隼にとっては誤魔化せて優しかったのかもしれない。
しかし、この虚無な時間のせいでそのタイミングさえも逃してしまった。

10分は経過しただろうか…
薄い月明かりの下、川原に佇む2人だけの空間は、寧ろ常久とも思える重い時間に感じた。

隼「ごめんなさい…」
翔「いや、あの、えっと…」
隼「気持ち悪いですよね、すいませんでした。」
翔「いや、俺の方こそごめん、いやごめんなさい。」
隼「僕は…いや、先輩の手の中で…僕…。」
両手で顔を覆い下を向いたまま立ち竦む隼。
僕はとんでもないことをしてしまった…と焦った。
翔「ごめん隼、いつもみたいにふざけていたら…でもごめん、俺のせいで嫌な思いさせてしまって、ごめん。」
平謝りする俺をみて、何故か少し笑って
隼「何で先輩が謝るんですか。先輩に嫌な思いをさせたのは俺ですよ?」
翔「いや、悪いのは俺だよ、ごめん。」
隼「だって…、だって俺、翔くんの手の中で…、あの…逝っ…ちゃったんだよ?」
翔「そうさせてしまったのは俺だろ?」
隼「いや、あの…逝っちゃった俺が悪いんです。すいません。」
翔「いや、俺が隼を逝かせてしまったんだよ。ごめん。」

お互いにごめんごめんと謝るやりとりを繰り返す中で、僕が隼を逝かせたのは2回目だと気がついた時、ついつい吹き出して笑ってしまい、それを見た隼も笑い始めた。

さんざん笑った後、「この事は2人だけの内緒にしよう」という事でお互い納得し合った。
気持ちが悪いからとその場で後ろ向きになり股間を隠しながらパンツを脱ぐと、ズボンを直穿きした。
パンツはそのまま丸めてズボンのポケットに押し込んだ。
その後はいつもの様にゲームの話をしながら2人で歩いて家路についた。

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Re(1):高校の後輩 2期D
 [名前なし]マサル  - 23/9/20(水) 0:14 -
キターー!このあと、どうなるのか、気まずくなったあとの展開が楽しみです。

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高校の後輩 2期E
   - 23/9/26(火) 4:40 -
翌日、朝練に隼がいなかった。
何となく心配になり練習に身が入らず、またもや先輩にダメ出しを喰らう俺。
『メンタル弱すぎ…』
そんな事を言われても…
いまいち心ここに在らずな俺。

制汗シートで体を拭いて制服に着替えると、隼のクラスを経由して自分のクラスへと向かった。
廊下から隼の姿を確認できたので…安心した。

食堂で友達と学食を食べていると、隼もまた友達と を引き連れてやってきた。
すれ違い様に「お疲れ様です。」や「んちわっす。」といった部活の挨拶をされる。
普段よりかなり小さめな挨拶をした隼に野球部の友達が「何やあいつ、舐めとんか?」と攻撃的な言葉を発すると、他の奴らも過敏に反応し始める。
一年生の集団の一部がそれに気がつきピリピリし始めたので、「いいから、辞めとけ、何でもないから…」と庇うと一時的にその場は落ち着いた。
だがクラスに戻ると「翔は甘い」「空手道部はどうなってるのか」とやや大ごとになりつつあった。
そこもまた俺がその場を収めたが、部活によっては先輩が引退し始めており、新チーム発足などで友達達も相当のストレスに苛まれている…その反動なのだと思った。
実際、俺が先輩からより厳しく叱られ始めたのはそういう時期だからというのもあるのだろう。

放課後、部活が始まると、そこにはいつも通り隼がいた。
組手で向かい合うといつもの隼で安心する。
声出しや動きもいつも通りで安心した。
試合形式になると、いつもより大胆に攻撃して良い点と、動きが雑で単調になって悪い点とが錯交してみてとれた。
先輩達も隼の微妙な変化に気がつき、僕に隼と話して来いと声がかかり、俺と隼は土手ランニングを告げられた。

2人で横並びで無言で走る…

気まずい…
何って話しかけたら良いんだろう…。
普段、話し始めるきっかけって何だろうと考えてみると、いつも隼から話しかけられている事に気がついた。

トン、トン、タッ…。
僕は足を止めた。
先行した隼が振り返りながら止まった。
翔「ごめん、何って話しかけたら良いかわからなくって…」
隼「え?あ…ぃや、大丈夫です。」
翔「ちょっと歩きながら話そうや。」
隼「え?はぃ、でも走んなくて良いんですか?」
翔「俺が良いって言ったらいいの。」
隼「なんかジャイアンっすね。」
やっと隼の笑顔と冗談が聞けて安心した。

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高校の後輩 2期F
   - 23/9/26(火) 5:03 -
翔「朝練、何で来らんかったんや。」
隼「朝、自転車がパンクして…」
翔「なんや、そうだったんか…。」
隼「…」
翔「昨日の帰りの事で、俺、心配してたんだよ。」
隼「…はぃ。」
翔「昨日はごめんな?」
隼「ぃえ…すいません。」
翔「いやいや、俺の方こそ、ごめんな?」
隼「…実は…自転車、パンクしてないんです。」
翔「え?」
隼「今朝先生に会った時に、咄嗟にそう言ったら怒られなかったので、ついまた嘘をついてしまいました。」
翔「…、んー、じゃあ何で俺に嘘だってバラしたの?」
隼「翔さんには嘘をつきたくないから…。」
翔「なんだ、俺、信頼されてるんだな。」
隼「えっ?今更ですか?」
翔「え?どういう事?」
隼「だから3年の先輩達から鈍いとかいまいち頼りにならんとか言われているんですよ。」
翔「…」(ショックで言葉が出ない)
隼「えーっと、僕は昨日、先輩にアソコを掴まれて刺激されて、逝った事がショックで寝れなくて、朝練もズル休みしちゃいました。すいませんでした。」
翔「え?あ、はい。え?ズル休み?どういう事?」
隼「もう一度言わんといけんですか?結構恥ずかしいんですけど…。」
翔「いや、隼はズル休みとか嘘とか、今までなかったから。それに先輩達から頼りないとか思われてるとか、何か色々ごちゃごちゃしてて…。」
惑う俺を見て隼は笑った。
隼「実は俺、早漏なんです。自分で扱いてもすぐだし、昨日もチ●コ掴まれて微妙に上下に揺れて擦れただけで気持ちよくて逝っちゃいました。」
唐突な性の告白を受けて衝撃を隠せなかった。

暫しの無言の中で、僕はまだ話すかどうか迷っていた。

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高校の後輩 2期G
   - 23/9/26(火) 5:27 -
翔「隼」
改めてまっすぐ見つめてそう言った。
隼「なんですか?」
翔「話そうか迷ってたんだけど、隼も俺の秘密にしてた事、話しても良いかな?」
隼「え?いいですよ?オ●ニー7回やる猿ってかマシーンなのは知ってますよ?」
と戯けて話してくる。
翔「実は俺、隼が早漏な事も知っているし、今、パイパンだって事も知ってる。」
隼「え?」
翔「そういう事なんだよ。」
隼「えっ………え?何で知っているんですか?」

少し躊躇いながら…
翔「隼、昨日モールで俺に会う前に何してた?」
隼「え?」
翔「ズバリ言うよ、俺、昨日隼のチ●コ咥えた。お前は俺の手の中だけじゃなくて口の中でも果てたんだよ。」
隼「え?」
両手で抑えた口元から声が一音だけ漏れ出た。
翔「だから俺、昨日お前を2回逝かせたんだよ。」
隼は両手で両目を覆った。
隼「…マジですか…ってかマジですよね…マジかぁ…。」
ため息と共に萎れた花の様に頭を真下げた。

暫しの間の後…
隼「じゃあ!じゃあ…昨日キスをしたのは…翔君?」
翔「そうだよ。」
人差し指で唇を撫でながら
隼「僕、ファーストキス…翔君だ。」
そう言うと、僕の方を見てニコッと微笑んだ。

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高校の後輩 2期H
   - 23/9/26(火) 9:12 -
隼「じゃあ…勃起した所を見られてるって事ですよね。」
翔「あぁ、小ぶりなとか?包茎とか?白ピンクなこととか?」
隼「あぁ…もう、辞めてよぅ…僕あんなの初めてだったんだから…」
周りをキョロキョロとする。当然だが誰もいない。
隼「じゃあ、今度、僕にも見せてよ。翔くんの勃起したチ●チ●。」
翔「え?何でだよ。」
隼「だって、僕ばっかりズルい…。」
翔「俺だって、ビックリしたんだから。」
隼「僕、目隠ししていたし、今度はちゃんと見たい。」
翔「考えとくよ。」
隼「ダメだよ、約束して。」
翔「んーもぅ、わかったよ、また今度な。」
隼「やったぁー、約束だからね。」
いつもの天真爛漫な隼に戻ると、武道場まで駆けっていった。
寧ろ僕は、自らの秘密を暴露した事で悩み、足取りが悪くなった…。

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高校の後輩 2期I
   - 23/9/26(火) 9:51 -
隼に遅れて5分、僕も武道場に戻った。

動きの戻った隼を見て、練習が終わった後で部長に呼び出された。
「翔、隼と何を話したんだ?隼の動きが前より良くなっているみたいだ。」
(えっと…)
翔「隼の悩みを聞いてあげて…僕も少し悩みを打ち明けて…みたいな…」
(嘘は言ってないよな、うん。)
「そうか、ならそれ以上は聞けないな。」
翔「はい、すいません。」
(良かった、話せる内容じゃないし…)
「隼の姿を見て、3年みんなで話し合って決めたんだが、翔、お前が俺らの次の代の部長にしたいと思う。やってくれるか?」
翔「え?僕ですか?まだ先輩達も引退してないじゃないですか?」
「前から次の部長について話ていたんだけど、お前は頼りないかなって意見で半々に別れてて。でも今日、後輩の不調の際に短時間で解決して戻ってきたし、これでも俺はお前を推してたんだぞ?」
(隼との事は特殊な状態だし、僕みたいな人間が部長とかムリだろ…。)
翔「ありがとうございます。でも少し考えさせて下さい。」
そう言って部長との話を終えた。

自転車を走らせ帰宅に就くと河原道で隼が待っていた。
隼「部長さんと何話していたんですか?」
翔「次の…部長?」
隼「え?翔くんがしてくれるんですか?」
翔「まだするとは言ってないけど…。」
隼「翔くんが部長だと頼りになるんだけどなぁ…。」
翔「お前はただ他の人だと甘えれんからやり難いだけだろ?」
隼「そんなこと…あるけど…でも僕は翔くん部長だと嬉しいし、頑張ろうって思える。」
翔「俺は他の奴でも良いと思うんだけど…。」
隼「僕、他の2年生だと勝てちゃいますもん。」
翔「部長って、強いか弱いかじゃなくて、統率力とかがあるかないかじゃないの?」
隼「翔くん、いざって時は声かけてくれるし、1年はみんな慕っていると思うよ?」
翔「そう…かなぁ…。」
隼「そうなんですってば。」
(少しむず痒い)
隼「だから翔くんが部長で決定!良いですか?」
翔「わかった、考えとくよ。」

隼とは別れ家に着いた。
でもまだ踏ん切りはついていなかった。

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Re(2):高校の後輩 2期D
   - 23/9/26(火) 12:55 -
▼マサルさん
ありがとうございます♪
少し書き足してみました。楽しんで読んでいただけると嬉しいです。
もしかして前作(神主)の時にもコメントして頂いていた方ですかね?

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Re(3):高校の後輩 2期D
 [名前なし]マサル  - 23/9/26(火) 21:37 -
翔くんコメントありがとう&#8252;
神主の話の時もコメントしたりしてたよー!
もしかして、神主の話に出てきてた翔くん??

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Re(4):高校の後輩 2期D
   - 23/9/27(水) 10:22 -
マサルさん
話に繋がりはありません。
翔や隼に愛着があるだけです。

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Re(5):高校の後輩 2期D
 [名前なし]マサル  - 23/9/27(水) 20:23 -
あ、そういうことね。
まあこれからの展開も楽しみにしてる!

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