個室の中には覚えのある爽やかな香りが漂っていた。便器に腰掛ける彼はアイマスクこそしてるものの、一瞬で俺はそれが誰か理解した。思わず彼の下の名前を呼びそうになった。
頭が追いつかなくて心臓がバクバクと脈打つのを感じた。目の前には全裸でしかも硬く反り勃ったものが丸見えの彼がいるのだ。
「たくさん気持ちよくして欲しいです」
そう打ち込まれたスマホの画面を見せられ、理性がぶっ飛んだ。
彼の乳首に舌を這わせる。逆は指先で摘むようにコリコリと捻ると身体を震わせるように悶える。かすかに聞こえる彼の吐息を感じながら、今度は両方の手で乳首を責めながら、彼の唇を奪った。
舌を絡め、吸い、柔らかな唇を塞ぎ、唾液を移した。顔を横に傾け耳の穴を塞ぐように舌を絡める。天仰ぐように顎を突き上げ声にならない声で必死に俺にしがみつく。
彼のモノからは見て分かるほどの先走りが糸を引くように垂れ、俺のパンツもまたぐちゃぐちゃにシミを作っていた。
続く