Page 3443 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼Accomplice rin 07/2/9(金) 22:53 ┣Re(1):Accomplice ま 07/2/10(土) 0:01 ┣Accomplice - 2 rin 07/2/11(日) 18:19 ┃ ┗Accomplice - 3 rin 07/2/11(日) 18:31 ┃ ┗Re(1):Accomplice - 3 龍大 07/2/18(日) 9:01 ┗Re(1):Accomplice たく 07/2/16(金) 23:09 ─────────────────────────────────────── ■題名 : Accomplice ■名前 : rin ■日付 : 07/2/9(金) 22:53 -------------------------------------------------------------------------
| こんばんは。僕は現在中学2年生で、名前は凜(りん)ていいます。 今までは皆さんの実体験や作品を読むだけで、書き込んだことはありませんでしたが、今日は思い切って投稿してみたいと思います。 上手く書けないかもしれませんが、ちょっとでも読んでくれる人がいたら嬉しいです。 僕は今、父と二人で暮らしています。母と父が離婚してもう2年が経とうとしていますが、その間僕は一度も母に会っていません。彼女は多分、もう僕のことを息子だなんて思ってやしない。 なぜって? それは、その離婚の原因をつくった張本人が、この僕だから。 母が今の父と出会った時、僕はすでに小学校5年生でした。そう、母は一度離婚をしていて、僕は前の父との子供なんです。だから今の父親である、晋太郎(しんたろう)とは血縁がないないのです。 『凜。お母さん、彼と結婚したいと思ってるの。』 晋太郎が母に逢いに家に来るようになったころ、僕はちょうど思春期だったみたいで、母から彼を紹介されても、それを素直に受け入れることができずにいました。 『凜くん』 低く、よく通る声。でも柔らかくて、暖かくて、優しい——男の人の声。 初めて聴いた晋太郎の声は、そんな印象でした。 『無理にお父さんだなんて思わなくていいから。僕は君と仲良くなれればそれでいいんだ』 頑なで、ぶすっとしている僕に、それでも晋太郎は嫌なそぶりを見せることなく、笑って話しかけ続けてくれました。 そんな晋太郎のことを僕は段々と受け入れられるようになりました。彼の根気強さに、僕が根負けしたようなところもあるけれど。 晋太郎は当時30歳だった母より若くて、僕が歳を聞くと、25歳だと教えてくれました。 『ちょっと歳の離れた兄だと思えばいいよ』 晋太郎は笑ってそういった。 確かに晋太郎は“お父さん”という感じじゃありませんでした。でも兄にするにもやはり歳が離れすぎていて、呼ぶときはやっぱり『お父さん』でした。 僕の本当の父親は、僕が生まれてすぐに蒸発したとかで、僕は彼の顔も知りません。だから晋太郎を『お父さん』と呼ぶことにも、そんなに抵抗はありませんでした。 でもぼくがそう呼ぶと、晋太郎は時々困ったような顔をするから、僕は何となく『ねぇ』とか『あのさ』とか言って話しをするようになっていました。 そして僕は次第に、憧れのようなものを晋太郎に抱くようになりました。というのも、僕の目に映る晋太郎は、どこをとっても完璧な男だったからです。背は185センチちょっとあって、小顔の八頭身。顔も整っていて、綺麗だけど女の人みたいじゃなくて、甘いマスクっていうのかな、いかにも女の人が好きそうな男前。 それにちゃんとした会社に勤めていて、お給料も結構いいみたいでした。外で会う時も、母と二人じゃちょっと入れないようなお店でご飯をご馳走してくれたし。 仕事が忙しい晋太郎とは、週末にしか会えませんでした。僕にはそれが日に日にもどかしくなり、できることなら毎日彼に会いたいと思うようになりました。 そんな日々がしばらく続いて、母と晋太郎が籍を入れることになりました。僕は嬉しかった。これで毎日晋太郎の顔を見ることができる。晋太郎を、いつも感じていられる、と。 でも、そう思うのと同時に、心のどこかでそれと相反する気持ちがあることに気付いたのです。 ——晋太郎が、結婚する。僕の母さんと……。 それはどこかどす黒い感情でした。僕のお腹の底をどろどろとした何かがうごめいている。それが何なのかその時の僕にはわからなかったのだけれど。 晋太郎は僕と母のために家を建て、そこで3人の新しい生活が始まりました。 僕は毎日が楽しかった。晋太郎と一緒にいられることが嬉しくて、晋太郎に触れられることが幸せで……。 けれど、そう思えば思うほど、お腹の中のどす黒い何かがまるで血液のように駆け、体中に充満する思いがしました。 ——晋太郎は母さんと結婚した。だから晋太郎は母さんのものなんだ。 晋太郎のことを考えると胸がドキドキして苦しくなった。母のことを考えるとイライラする。僕がこの気持ち種類を識別するまでに、そう時間はかからなかった。 そう、これが晋太郎に対する“恋心”と、その彼の妻である母に対する“嫉妬”だということに。 それに気が付いてしまうと、幸せなはずの家庭はただ苦痛を耐える場所でしかなくなってしまいました。 母と晋太郎が楽しそうに話しているのが気に入らない。母が晋太郎に甘えている声に吐き気がする。母と晋太郎が……キスしているのを見たときは、頭の中が真っ赤になるくらいに憤って、それがおさまった時には涙が出た。 でも、こんな気持ちは知られちゃいけない。母にも、もちろん晋太郎にも。 僕はふとした瞬間に流れ出てしまいそうな想いを、堪えるのに必死でした。彼への恋心を隠し、彼の前で笑い続けることに全身全霊をかけて。 でも、僕は晋太郎を想う気持ちを止まることまでできませんでした。 伝えられない想いは募るばかりで—— けれど、そんなことが続けられるほど、僕は強くはありませんでした。 そして、それが爆発する日は刻一刻と迫っていたのです。 |
| かなり気になる つづきお願いします |
| ええと…… まず、皆さんいろいろとありがとうございます。 ちょっと見てない間に、こんなにもたくさんのお返事がきていて、びっくりです。 なんだか、とっても嬉しいです。 でも、ご気分を害された方もいたようで…… 至らない部分があったことはちゃんと反省したいと思います、ごめんなさい。 さて、つづきなのですが、ご指摘いただいたことを試行錯誤し、僕なりに変えてみた部分がいくつかあります。 なので、今までの文章とはすこし形が違くなり、読みにくいかもしれません。 その際はまたいって下されば極力直すようにします。 ご指摘お願いします。 図々しいようですが、まだしばらく僕に書かせて下さい。 Hまでは……まだちょっとかかりそうです(ホントにせみません……)。 ですから、暇つぶしぐらいの感覚で読んでいただければと思います。 では、つづきです。 晋太郎と暮らすようになったのが小5の春。 そしてその年の冬、僕と晋太郎の関係を大きく変えてしまう出来事がおこったのです。 「取材旅行?」 「ええ、そうなのよ。 悪いけど来週から一週間。 パパと一緒に留守番よろしくね」 「……」 もうすぐ冬休みに入るという頃でした。 雑誌の仕事をしている母は、時々こんなことを言って家を空けるのです。 そしてこの時も急な取材でしばらく留守にすると言われました。 (一週間……) 僕はとても気が重くなってしまいました。 だってその間ずっと晋太郎と—— (ふたりっきり……) このころ、僕は晋太郎への気持ちの大きさに耐えられなくなっていました。 (まだ出会ってから一年も経ってないのに) 僕は早く大人になってしまいたかった。 そして早く晋太郎のいない場所で暮らしたかった。 (早く一人暮らしがしたい) そんなふうに思い始めていた矢先の母の不在。 僕はもうどうしたらいいのかわかりませんでした。 二人だけで暮らせるなんて、本当はとっても嬉しいこと。 でも想いが伝えられないのなら、その事実は、辛い時間を暗示する以外のなにものでもありませんでした。 そして、そんな僕の気持ちに構うことなく、母が出掛ける日がやって来てしまうのでした。 「それじゃあ、後頼んだわよ」 「うん……行ってらっしゃい」 「なんか元気ないわね。大丈夫よ、すぐ帰ってくるわ」 そう言って、母は僕を置いて出掛けていってしまいました。 (違うよ母さん……) 僕は心の中で呟いた。 (僕は母さんなんかいなくても……) そこまで考えて、はっとしました。 (今僕は何を考えていたんだ? 母さんが……母さんが……) いなくてもいいなんて。 いや、むしろ—— 「いなくなってほしい……?」 僕は思わず自分の口を押さえました。 なんて酷いことを考えているんだろう、と。 なんだか自分が自分じゃなくなっていくようで、恐くなりました。 (やっぱり、早く家を出なきゃ) 僕はあらためてそう思いました。 「ただいま、凜」 母さんが出掛けた日の夜、晋太郎はいつもよりも大分早い時間に帰ってきました。 もうそろそろご飯の仕度をし始めるかなぁ、なんて考えているときに、玄関の方でガチャリという音がした。 リビングのソファーでぼーっとしていた僕はびっくりして、玄関へ飛んでいきました。 「あの……さ、なんか早くない? 父さん」 息せき切らしている僕に、晋太郎は少し悪戯っぽい笑みを浮かべていいました。 「今日から恵理子(母の名前です)が取材でいないだろ? だからできるだけ早く帰ろうと思って、仕事頑張ってきた」 「頑張ったって……」 (まだ6時じゃない……) まったく、どういう口実を作って早退して来たのかは知らないけれど…… 「父さん心配しすぎ。僕だって留守番くらいできるし。それに父さんが母さんと結婚する前は、ずっと一人で家のことやってたんだよ」 「それはそうだけど……さ」 晋太郎の目尻の辺りが少し赤くなった。 (なんか……かわいいかも) 思わず僕はそう思ってしまいました。 自分より一回り以上も年上の男に対する印象としては、なんか的外れのような気がするけれど。 少し照れたような表情は、なんだか少し子供っぽく見えたから。 「もう……いいからご飯にしようよ。今日の分は母さんが作っていってくれたから、温めればすぐ食べられるよ」 「そうだな……ん? 今日の分ってことは、明日からは?」 「僕が作る、けど?」 「えっ、凜が!? できるんだ、料理……」 「だから言ったじゃない、一人でやってたって。 それに、こっち来てからも母さんが忙しい時は僕が作ってるから、父さんも食べてるはずだよ?」 「うわ……本当に?」 「うん、ホント」 晋太郎は何とも言えない複雑な顔をしていました。 そしてそれを、ふっと解いたかと思うと、僕の頭に手を乗せて、髪の毛をかきまぜるように撫でてきました。 「わぁ! なにさ、いきなり」 「いや、偉いなと思って。まだこんなに小さいのに」 僕のふわふわしたくせっ毛を乱しながら、晋太郎は穏やかに笑うのです。 その表情に僕はまた胸が痛くなってしまいました。 「もう、小さいはよけいだよッ! そりゃ、父さんからしたら小さいかもしれないけど、僕、背はあるほうだし」 もちろん、晋太郎が背のことを言っているんじゃないことぐらいわかっていました。 ただ僕は彼に当たることで、すり替えたかったのです。 話の内容も、できることなら、晋太郎への想いの種類も。 「確かに、凜は背高いよな。165センチだっけ、小6の男の子にしてはあるほうだ。僕の子供だからかな?」 「なに……馬鹿なこと言ってるのさ。血、繋がってないんだからそんなの変じゃん」 「そうだな。でも——」 晋太郎は僕に話しかけながら、頭に置いた手をゆっくり頬に移動させました。 僕は、彼の指先が頬を掠めていく感触に、背筋がぞくぞくするような、それでいて身体の奥が熱くなるような変な気分を味わいました。 「凜の顔は母さんに似て、本当に綺麗だな」 「——っ」 確かに僕は、よく綺麗だと言われます。 でも僕は、あんまりその言葉で自分を表現されるのが好きじゃない。 なんだか、女の子みたいって言われているような気がして。 もっとも、晋太郎が言うように母似の女顔なので、仕方ないのかもしれませんが。 「ああもう! そういうことは母さんに言ってあげてよねッ!」 (お願いだから、母さんと一緒になんてしないでよ……) 優しい晋太郎の手と、胸の痛みを振り払いたくて、僕は台所へ駆け出していました。 その後ろをクスクス笑いながらついてくる、晋太郎の気配を感じながら。 |
| 晋太郎と僕だけの夕食が始まりました。 僕はさっきの会話を引きずっているせいか、あまり食が進みませんでした。 「どうした、凜」 「うん……なんでもない」 「そう? どこか具合でも悪いんじゃない? 顔色も良くないみたいだ」 「うん……」 そして、晋太郎と一対一で食事するのは、思っていた以上に辛かったのです。 (はは……なんか頭まで痛くなって来た。重症……) 「辛いならもう寝たらいい。明日も学校なんだろ?」 「うん……じゃあ、そうする」 今日は、これ以上晋太郎を見ていられない。 僕はそう思い、素直に彼の意見に従うことにしました。 (明日から、また、頑張るから……) 僕が席を立とうとしたときでした。 「——っ」 (うわ……なんか、くらくらする……) 「凜!」 倒れそうになった僕を晋太郎が支えてくれた気がしました。 でもそれをはっきり自覚する前に、僕は意識を手放していたのです。 (あれ……?) 気がつくとベッドの上に寝ていました。 (どうして?) と思って身体を起こそうとしました。 でも身体が鉛みたいに重くて、やっとの思いで上体を起こしても、今度は頭が割れるように痛くて…… 「ああ、起きた?」 どこからか晋太郎の声がしてきました。 ふらふらした視線で姿を探していると、僕はあることに気づきました。 僕の部屋とは違うカーテン。 違う壁の色。 そして僕のより大きなベッド。 (この部屋って……) 「何か飲む?」 晋太郎は僕の定まらない視界に、自分から入ってきてくれました。 「ねぇ……どうして僕、父さんたちの部屋にいるの?」 僕の質問に晋太郎は「いいから横になりなさい」と言って、僕はまたベッドに寝ることになりました。 「凜。自分で風邪引いてるのがわからないの? 熱あるんだぞ、38度も」 「か……ぜ?」 思いがけないことを言われて、僕はしばらく考えてしまいました。 (そういえば、頭痛いし、目元が熱い……わっ、汗かいてる) そんな僕の様子を見て、晋太郎はため息をつくみたいにこう言いました。 「まったく、これじゃ“一人でやってた”なんて信じられないぞ。家事ができでも自己管理が出来ないんじゃしょうがないだろ」 「それは——」 呆れたような表情。 僕は「いつもはこんなことない!」と言いたくて、今度は勢いをつけて半身を起こしました。 「うっ」 「ああ、馬鹿っ」 その反動で頭が揺れ、僕は晋太郎に支えてもらわなければ、しばらくどうしようもありませんでした。 「何やってるんだ!」 「だって……父さんが……」 (そんな顔するから……) 僕の目は熱で潤んでいて、感情が高ぶれば簡単に涙が出ました。 そんな僕を見て晋太郎は困った顔で、でもしっかりと抱きしめてくれました。 「別に怒ってるわけじゃない。僕は凜が心配なだけだよ」 そう言って、晋太郎は僕のおでこにキスを落とした。 「僕は凜を愛してるから」 ドキッとするような甘い声でした。 そんな声は嫌いじゃない。 できることならもっと聞いていたい。 でも今の僕にその声は辛いだけで…… 「なんだよ、恥ずかしいな! よく真顔でそんなこと言えるよ」 僕はそんな言葉でごまかし、抱きしめてくれる晋太郎の胸を押しやり、ベッドに潜り込みました。 「もう、大丈夫だから。もう、寝るから」 晋太郎に背を向けてそういいました。 少し間を置いて「そうか」とう声と、彼が部屋を出ていく音がしまいました。 僕は本当に寝てしまおうと思い、頭まで布団を被りました。 でも—— (あ……) ふわりと薫った、さっきまで抱きしめられていた胸と同じ匂い。 途端に涙腺が壊れたように涙がとまらなくなりました。 僕は苦しくて苦しくて仕方ありませんでした。 いっそのこと、このまま死んでしまえればいい、と思えるほどに。 |
| 続き気になります!!!☆ ぜひ 書いてくださいo(^-^)o |
| 続きがめっちゃくちゃ読みたいっす(>_<) お願い致します。 |