Page 3414 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼2人の距離−1− 裕樹 07/1/27(土) 3:41 ┣2人の距離−2− 裕樹 07/1/27(土) 3:42 ┃ ┗2人の距離−3− 裕樹 07/1/27(土) 3:44 ┃ ┣Re(1):2人の距離−3− ひろ 07/1/27(土) 4:07 ┃ ┗Re(1):2人の距離−3− ☆♪☆ 07/1/27(土) 12:03 ┃ ┗2人の距離−4− 裕樹 07/1/27(土) 12:40 ┃ ┗2人の距離−5− 裕樹 07/1/27(土) 13:45 ┃ ┣Re(1):2人の距離−5− や 07/1/28(日) 9:05 ┃ ┗Re(1):2人の距離−5− ☆♪☆ 07/1/28(日) 11:14 ┃ ┗2人の距離−6− 裕樹 07/1/28(日) 22:21 ┗[管理人削除] ┣Re(1):俺だけは君の親友 裕樹 07/2/1(木) 0:23 ┃ ┗Re(2):俺だけは君の親友 りょう 07/2/1(木) 1:48 ┗[投稿者削除] ┣Re(1):お久しぶりです。 大大大地 07/2/3(土) 15:27 ┗2人の距離−7− 裕樹 07/2/3(土) 17:48 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 2人の距離−1− ■名前 : 裕樹 ■日付 : 07/1/27(土) 3:41 -------------------------------------------------------------------------
| 実際の話と創作を混ぜて書いてます・・・。良かったら見てくださいw 俺は高山裕樹。 特に自慢とか何もない高校2年生です。 4月になり、クラス替えで俺は2年4組になった。1年で同じクラスだったやつもいるけど、内気というかあまり自分から喋ろうとしない俺には、友達と呼べる奴はほぼ0だった。 最近で言う・・・陰キャラ?眼鏡かけてたし、暇人に見られるのが嫌でムダに携帯ばかり触ってたから多分そうだろう。 ホームルームで担任からいろいろ書類をもらう。前は女子、後ろも・・・女子。しかもやたらとうるさい。後ろの奴にプリントを渡しても、そいつも後ろを向いて喋ってるから受け取らない、というか気付いてない。 俺「はい、プリント。」 回しているプリントで軽く叩くとやっと気付く。これから席替えするまで、後ろがこんな状態じゃ嫌になる。 ふと隣を見ると、男子がイヤホンで音楽を聴きながら顔を伏せて寝ていた。頭には、回ってきたであろうプリントが乗っている。そいつの後ろの人達にはまだプリントが回っていなかった。 俺「なぁ、プリント回ってきてるよ。」 いっこうに起きる気配のないそいつの頭から、プリントが落ちそうになっているのに気付いて俺は声をかけた。 「・・・ん?あープリントか・・・。はい・・・。」 完全に寝てたらしい・・・。やっと後ろの人にプリントが回った。 (学校で寝るとか考えられない・・・。よく寝れるなー。) そんなことを思いながら、どんどん回ってくるプリントに目を通していた。 俺は学校で寝るという事をしたことがない。確かに眠くなってくるけど、必死で我慢してノートを書きつづける派だ。だから、授業に遅れてまで寝ようとする奴の考えが理解できなかった。 「なぁなぁ。音漏れてる?」 隣の奴がふいに聞いてきた。イヤホンに指差しながら担任のほうを気にしている。 俺「いや?大丈夫だよ。」 「よかったー。前に一回、田中に取り上げられてるからなーw」 田中というのは俺らの学年の学年主任で、2年になっても世界史の授業を受け持っている。 俺「そうなの・・・?なら、聞かなかったらいいのに。」 「いいじゃん!今日は授業ないしさw」 俺「まぁね・・・・。」 俺は特に深く聞き入ろうとしていたわけじゃないから、その後は軽く流した。 ホームルームの後、体育館に移動して2年の担任達からの話がある。ムダに立ったり座ったりを繰り返させられるだけで、誰も話なんか聞いちゃいない。俺も前の列に並んでいる3組の友達と喋っていた。 クラスに戻って、大量の宿題が集められる。俺は春休みが始まる前に、春休みの宿題を終わらせていたから完璧だった。 「やっばー!答え合わせしてないし!!答え持ってない??」 また隣から話しかけてくる。 俺「持ってるよ。数学?英語?」 「両方w 数学の答え合わせしてくれない?どうせ、答え丸写しただけだから全部丸でいいよ!」 嫌だと言う間もなく、机の上にそいつの宿題プリントが置かれた。しぶしぶ、丸を付けていく。 俺「名前書いてないよ。」 「あー、書いといて!上田龍一だから。」 その時初めてそいつの名前を知った。1年の時は存在自体を知らなかった。 俺「漢字これであってる?」 龍一「おう!サンキューw」 龍一に丸付けをした宿題を渡したと同時に、列の後ろの人が宿題を集めていった。 龍一「ごめんな・・・w はい、答え返すよ。」 俺「別にいいよ。答え写したならついでに丸付けもすればいいのに・・・。」 龍一「丸付けしないといけないことを忘れてた・・・w ってか名前教えてよ。」 俺「俺?高山裕樹だよ。そっちは上田龍一だろ?」 龍一「おっ!覚えてくれたかーw このクラス全然友達いないんだよなー。」 俺「マジで?俺もだよ。喋るやつがいないのもつまんないよなー。」 龍一「だよなー。まぁとりあえずは裕樹が喋り相手だなw」 俺「なんだそれ・・・w」 初めて親以外の人から裕樹って呼ばれた。龍一のペースに巻き込まれていくと会話が結構続く。 龍一はたぶん、俺より背が5センチくらい高い。顔は多分カッコいいんだと思うけど、俺にははっきりとわからなかった。なぜなら、その時はまだ男が好きじゃなかったし、彼女とかそういうことにも興味がなかったからだ。 まだしばらくエロくならないです・・・w すいません・・・。 |
| その日を境に、たまにだが授業中でも喋るようになった。けど、休み時間は龍一が別のクラスの友達に会いに行ってるから、俺はまだ1人だった。弁当の時も龍一は食堂に食べに行って、俺は1人で食べていた。 あるとき、俺がいつも通り1人で弁当を食べていると、龍一がいつもより早く教室に帰ってきた。俺は全然気付かなくて、他のクラスの奴とメールをしていた。 龍一「ほらw あげるよ!」 俺の机にコーラが置かれた。 龍一「昨日給料日だったからめっちゃ金持ってんだなーw 俺のおごりだから!」 俺「え!ホントに?・・・でも俺炭酸が苦手というか、あんまり飲めないから・・・」 龍一「そうなの?そっか・・・。誰かコーラいる人ー!!」 その時はもう、龍一には同じクラスの友達ができていて、みんなが「マジでー!?」「俺飲むー!!」と、龍一にわんさかと集まっていた。 龍一「んじゃ、じゃんけんで決めろよーw 勝ったやつにあげるし!!」 5人くらいがじゃんけんをやりだして、勝ったやつに龍一がコーラを渡していた。 俺は龍一の好意を蹴散らしたような気がして、少し罪悪感があった。 次の日、また俺が弁当を食っていると、龍一が教室に帰ってきて俺の頭の上にペットボトルを乗せた。 龍一「はいw ミルクティーだったら飲めるだろ?昨日は飲めないもん買ってきて悪かったな!これはおわびな!」 俺「え・・・悪いって!ってか龍一が謝ることじゃないよ!俺が勝手に飲まなかっただけだし・・・。これ、もらえないよ・・・。」 龍一「いいじゃん!買ってきてしまったんだしw 2日連続でみんなにあげたら、金持ちに思われるし、たかられたら困るしなw」 そう言うと、龍一は机の上にミルクティーを置いて、また教室を出て行ってしまった。俺も2日連続で受けとらなかったら龍一が気分悪く思うだろうと思って、何も言わずに素直にもらった。 休み時間が終わって、5時間目が始まる。世界史だ・・・。田中がチャイムが鳴ると同時に教室に入ってきた。 龍一「世界史とか嫌だよなー。音楽聴けないじゃん・・・。」 俺「いいじゃん!龍一はずっと音楽聴いてるか寝てるかなんだから、世界史くらいちゃんと受けろよなw」 龍一「まぁな・・・w ってかさー、裕樹も食堂来いよ!俺、1人で食ってるのも嫌なんだよなー。みんな弁当持ってきてるしさ!」 俺「え、そうなんだ!?ずっと友達と一緒に食ってるもんだと思ってた。食堂の雰囲気苦手だな、俺。しかも食ってるのが弁当とか・・・」 龍一「食堂で弁当食ってるやつ普通にいるよ!どうせ裕樹も1人で食ってんだろ?」 俺「そうだけど・・・。まぁ、明日1回食堂で食べてみよっかなw」 その時、やたらと教室が静かなのに気付いた。俺らが喋ってるから、田中が黙って俺らのほうを見ていた。周りのみんなも俺らのほうに注目している。横を向いていた俺らが、すぐに前を向きなおしてノートなどを開き始めると、田中は授業をまた始めた。 龍一「ぷっ・・・俺らだけがやたらと喋ってたな・・・w」 俺「だな・・・w 完璧浮いてたな・・・w」 ひそひそ声で喋りながら、俺らは顔を見合わせて笑った。 次の日の昼休み、俺は弁当を持って龍一と食堂へと向かった。ガラスのドアを開けると、古臭い食堂に大量の生徒がいた。そして一瞬、そいつらの視線が俺らへと向けられる。 俺「かなり人多いな・・・。やっぱりこの雰囲気苦手だ・・・w」 龍一「そうかな?俺はもう慣れたけど?」 そう言うと龍一が食券を買い、カウンターへ歩いていった。俺も何も買わないけど、ついて行く。 龍一「ここの定食結構ウマいんだよなーw 今度一回食べてみなよ。」 俺「うん、今度な。」 しばらくして、定食が乗ったトレーが出てきた。それを持って空いてる席に座る。 龍一「腹減ったー!いただきまーすw」 俺「俺も食べよ!いただきます。」 最初は2人とも黙々と食べていたけど、龍一が話しかけてきた。 龍一「今度に日曜さー、バイト休みだからどっか遊びに行こうよw 服買いに行ったりさ!」 俺「別にいいけど、俺、あんまり自分で服を買ったことがないからw たぶん俺と行ってもつまんないと思うよ?」 龍一「そうなんだ・・・。でもいいやw 裕樹と行きたいからさ!俺がコーディネートしてあげるじゃんw」 俺「コーディネートとか・・・w その服代は龍一が払ってくれるの?w」 龍一「んなわけねーじゃんw いかに安く、カッコよくするかが俺のポイントだからな!」 俺「んじゃ頼むよw 上下トータル5、6000円くらいで!」 龍一「マジで!?まぁー俺に任せろよ!」 遊ぶ約束をしっかりしたとこで5時間目の予鈴が鳴った。 まだエロくならないです・・・。 |
| そして日曜日、学校近くの公園で待ち合わせをした。俺はかなり時間に細かくて(自分で言うのもなんだけど・・・)15分くらい前には公園に着いていた。龍一は約束の時間ちょうどに自転車を飛ばしてきた。 龍一「ごめんっ!はぁ・・はぁ・・母さんに家の事手伝わされて・・さぁ・・。あー!間に合ったー!!」 俺「別にいいけどw 靴ひもぐらい結んで来いよ・・・w」 龍一「だってさーぎりぎりだから慌てるじゃん!!だから靴ひも結んでる余裕がなかったんだよな・・・w」 龍一は確かに俺から見ればオシャレだった。俺が普通にポロシャツとジーパンだったから、余計にそう思ったのかもしれない。 龍一「よし!行こうぜー!安く済むように調べてきたからw」 俺「頼むなw まぁ俺は着れたら何でもいいんだけど・・・w」 そう言うと龍一は笑って自転車を漕ぎ出した。10分位して着いたのは、どこにでもありそうなチェーン店の服屋だった。 俺「ここ、来たことあるよ。ここなの?」 龍一「そうだよw ここ、安いんだぜ!!行こう!」 中に入ると、確かに品揃えは多かった。でも、龍一が行くのはもっとシャレたショップみたいな感じの所かと思っていたから、すこしだけ戸惑った。 龍一「これなんかいいんじゃねーの?おっ!似合うじゃん!!俺ってテンサーイ!!」 俺「いいんじゃねーの?ってこれセール品じゃん・・・w まぁ安いからいいけどさw」 龍一「いいんだよ、これでー! 次はジーパンな。」 そういって1人でどんどん服を決めていく。俺はひたすらついて行くだけだった。 龍一「1回試着してみろよw どんな感じか見てみたいw」 俺「うん、ちょっと待ってて。」 試着室へ入ると俺はさっさと着替え始めた。龍一は、まだ着替えてる最中なのに目隠しのカーテンをバサバサと揺らしたり、開けようとしたりしてくる。着替え終わってカーテンを開けた。 俺「こんな感じだけど・・・変?」 龍一「いいよ!かっこいいー!!俺の好みだなw」 龍一はニヤニヤと笑っている。俺も似合ってるのか似合ってないのかよく分からないまま、その服を買った。 龍一「何かあっという間に終わってしまったな・・・w 次どっか行くかー?」 店から出て龍一が言った。 俺「別にどこでもいいけど。腹減らない?」 龍一「ならー何か食べに行こ!何食べたい?」 俺「あんまり金無いから・・・コンビニのパンとかでいいよ。」 龍一「マジっすか・・・?まぁいいやw んじゃそこのコンビニ行こう!」 服屋の近くにあるコンビニに入り、パンやジュースを買った。そして、待ち合わせた公園のベンチに座ってお互いが買ったパンを食べ始める。 龍一「そういやさ、裕樹って目が悪いの??眼鏡はずしてみてよw」 俺「眼鏡はずしたら何も見えないよ・・・w 昔はかなり良かったんだけどな。」 そう言って俺は眼鏡をはずした。 龍一「あー、絶対裕樹は眼鏡はずしたほうがかっこいいなw モテるって!!」 俺「そうかな・・・?コンタクトでもいいんだけどね。でも、龍一のほうが絶対モテるじゃんw」 龍一「俺は全然モテないよw だからー彼女とか今まで1人も無し。」 俺「ホントかぁーw??龍一ならすぐ出来ると思うけどな。」 そんな他愛も無い話ばかりをして、ふと携帯の時計を見ると6時だった。服屋を出たのが3時くらいだから、かなりの時間喋っていた。でも話しは全然尽きなくて、お互いの家族とか中学の頃の話とかで盛り上がっていた。 龍一「もし・・・俺がさ・・・好きな人がいるって言ったらどうする・・・?」 俺「んーどうだろな?応援するかなー。何で?」 龍一「んじゃさぁ・・・俺の好きな人が女じゃなかったらどうする・・・?」 龍一が下を向きながら小さな声で俺に聞いた。 俺「それってー・・・男って事?もしそうなら・・・・応援するかなーw」 龍一「え・・・、気持ち悪いとか思ったりしないの・・・・?」 俺「別に誰を好きになろうと勝手だし、まぁ俺がそういう経験をしたことが無いから言えるのかもしれないけど・・・w でも、軽蔑とかー差別とかはしたりしないよ。」 実際、俺はそういうことで人を嫌ったりすることは無い。俺は今までそういう相談をされたことが無いし、自分がそういう立場になったこと無かったからそう思えたのかもしれない。 龍一「そっか・・・。そかそか・・・。」 俺「何?悩み事?俺で役に立つかわかんないけど・・・話すなら聞くよw 喋ったほうがスッキリする事もあるじゃんw」 龍一「ありがと・・・w 俺、今好きなやつがいんだよね。そいつはさー、鈍感って言うか・・・あんまり俺に関心が無いって言うか・・・w でも、一緒にいると楽しくて・・・俺にとって最高の友達なんだよ!!でも、最近・・・友達としてじゃなくて、恋愛対象的って言うのかな・・?そういう目で見ちまってさ・・・・」 龍一は明らかに泣いていた。何とか役に立ちたいと思ってやったことが、逆に深い悩み事を探り出してしまったような気がして、だんだんと龍一に悪く思えてきた。 |
| 続きお願いします |
| 読んでて、すごく面白いです!!続きが気になりますp(^-^)q |
| ひろさん、☆♪☆さん、返信ありがとうございます☆あるていど実体験を交えてるんですけど、やっぱりすらすらと書けないもんですね・・・w読んでおもしろいと思えるようなのを書いていくのでぜひ読んでください! 俺「・・・ごめん。無理やり喋らせたな・・・。辛いなら、無理に話さなくてもいいよ・・・!」 龍一「・・・ううん!!ごめん!・・・驚かせたなw もう遅いし・・・帰ろっか??」 俺「うん!帰ろう!また龍一の好きな時に話してくれたらいいからw」 龍一「わかった。んじゃ俺、こっちだから。ばいばい!また明日な!」 俺「おう!また明日ー!!」 明らかに俺は逃げた。龍一が泣いてるのをどうすればいいか分からなくなってしまった。でも、俺には何も出来なかった。 家に帰ってからもメールをしていいのか分からない。もしあのまま龍一に喋らせ続けたら、もっと辛い思いをさせてしまったかもしれない。でも俺は自分から「聞いてあげる」と偽善をふるまってしまった。その日、初めて友達の事で眠れなかった。 次の日、龍一は学校で全然喋らなかった。いつものように俺の隣で寝ているけど、確かにいつもと違っていた。昼休みも机に伏せたまま全く動かなくて、食堂にも行こうとしなかった。もちろん、俺も教室で弁当を食べた。 俺「なぁ?大丈夫か・・・?昼飯食べないの?気分が悪いなら帰ったほうがいいよ。」 俺は必死で喋りかけた。でも、龍一は「うん・・・。」としか言わなかった。 やっぱり日曜の事が気になった。本当のことを聞きたい、龍一がそこまで悩んでいることを俺も知ってあげたい。 俺は食堂前の自販機に向かった。そして、コーラを2本買って教室へ戻った。 俺「・・・はい。少しだけ中館で話そうよ、少しだけでいいから。」 俺は龍一の机の上にコーラを置いて話しかけた。龍一は今日初めて体を起こして、コーラと俺を交互に見ていた。驚いてるようだった。 俺らの高校は1,2,3年の教室が全て北館に集められていて、南館に職員室や事務室などが集まっている。中館は商業教室や生徒会第2会議室といった、あまり使われそうもない特別教室ばかりだから昼休みなんかは人気がない。 俺は龍一を連れて閉鎖されている屋上につながる階段に向かった。俺が先に腰を下ろしてコーラを飲み始めると、龍一も隣に腰を下ろした。 龍一「コーラ・・・飲めるんだ・・・。」 俺「せっかくだから飲んでみるw 何でも挑戦だよ!・・・やっぱりおいしくないけど・・・」 龍一が笑った。昨日遊んだ時にずっと見ていたのに、何ヶ月ぶり、何年ぶりかに龍一の笑顔を見たような気がした。 俺「どうしたぁー?今日は元気ないじゃん?」 龍一「そうかな・・・?まぁいろいろあんだよw」 しばらく沈黙が続いた。昨日の事を引っ張り出していいのか分からない・・・。もし聞いたとして、俺に何が出来るだろう。人の悩みを分ち合う事なんて出来るはずがない。自分で経験していないのに、相手の気持ちを分かったようなフリをするのはただの同情になってしまう。 龍一「やっぱりさ、話すよ・・・昨日の事。」 沈黙を破って龍一が話し始めた。 龍一「俺の好きなやつなんだけどさ・・・ほんとに鈍感だった・・・w 何も気付いてくれないんだぜ?・・・でも、そういうとこに惹かれてるのかもな・・・。気兼ねなく遊べるっていうのかなw 一緒に服買いに行ったり、コンビニで買ったパンで何時間も話せたりさ・・・・。」 俺は「そうなんだー」と言った後に、自分の事を言われてるんだと気がついて、だんだんと頭が真っ白なった。 俺「い、今・・・何て言った・・・?」 龍一「ほら、また話聞いてない・・・w もう・・嘘なんかつけないよ・・・ぐすっ・・・俺は・・・俺は裕樹が好きなんだ・・・」 これが龍一の本音、悩みの原因・・・。でも、俺は心のどこかでほっとした感じがした、というか嬉しかった。 龍一「もっと・・・裕樹の事知りたいって・・・裕樹と一緒にいたいっていう気持ちだけが・・・どんどん強くなってって・・・でも、全然言えなくて・・・。やっと言えたと思ったら・・・本人は間抜け面するし・・・w」 龍一が顔を伏せて泣いている。それを横で見ていた俺の目にはなぜか涙が溢れていた。 俺「・・俺もさ・・・もっと龍一と一緒にいたい・・・もっと龍一の事知りたいよ・・・。自分でも分からないうちに・・たぶん龍一の事がものすごく大切な存在になっていって・・・。・・もっと・・もっと龍一の近くに行きたいよ!!だから泣かないでよ・・・。」 立場逆転・・・。俺のほうが泣くのを必死にこらえて下を向いていた。すると、龍一が俺の頭を優しく撫でてくる。 龍一「泣くなよ・・・!!・・言ってる事と違うだろうがよーw」 そう言うと、もう片方の手で俺のあごに手を沿え、顔を持ち上げた。 俺「・・・なんだよ・・・w」 必死に俺は涙をこらえて笑おうとした。 龍一「・・ふっ・・・・。・・・もっとさ・・・近くに来いよ・・・。」 龍一の顔が段々と近づいてくる。俺には抵抗する理由なんて無かった。龍一の気持ちを知ることが出来たし、俺自身の気持ちを知ることも出来た。 柔らかく、温かい唇が俺の唇に重なった。すごく心が安心する。今までに無いくらい嫌なことや、悩みが頭から抜けていく。 ほんの一瞬のように思えるキスの後、龍一は優しく俺に言った。 龍一「・・・好き。・・・大好きだよ・・・。」 |
| 「好き」、言ってしまえばすごく簡単な言葉だけど俺らにとってはすごく大切だった。 昼休みが終わってからの龍一は、さっきとは別人のようだった。5時間目の授業中でも、やたらと俺に話しかけてくる。 龍一「なぁ?今度また遊びに行こうぜ!!」 俺「別にいいけど・・・人変わりすぎだろw どこに遊びに行くつもり??」 龍一「どこでもいいじゃんw とりあえず裕樹と遊びに行きたいんだよー!!」 俺「声でかいって!んじゃーどっか考えといてよ。」 龍一「OK!んじゃ少しは勉強するかなーw」 そう言うと龍一はまじめに授業を受け始めた。前までは喋っているか寝ているかのどっちかだったけど、今は世界史以外の授業もちゃんと受けるようになってきた。実際、龍一の将来がかなり心配だった。勉強もあまり出来ないし、授業態度もそんなに良くなかったからだ。 それからしばらくしたある日、俺らはいつも通り休み時間に喋っていた。 俺「あーやだなー。周り喋らない奴らばっかになりそう・・・。」 龍一「だよなーw 俺はまた裕樹の横がいいなー!!」 そう、今日は2年になって初めての席替えの日だった。お互い、クラスでの友達も増えたけど、やっぱり1番喋るのは俺ら2人だった。だから席替えして離れてしまうと、授業中は一切、話す相手がいなくなってしまう。俺にとっては前までの授業ペースに戻るが、やっぱり龍一と話せないのが結構辛かった。 龍一「まぁー離れてもメールしようぜw」 俺「えっ!授業中に携帯はばれるだろ・・・?見つかったら取り上げられるよ。」 龍一「そりゃー一番前の席とかになったら無理だけどなw 後ろのほうになったらばれないってw」 そして5時間目になった。俺らの学校はロング・ホームルームというのが1週間に1時間だけあって、クラス活動の時間に振り当てられている。この時間を使って進路指導の話や、席替えなどをしている。 くじ引きを引いて、新しく決まった席は廊下側の一番後ろの席だった。龍一は俺と全く逆の、窓側の席の後ろから2番目だった。席替えが終わると、さっさと次の話に進んでいく。その時ブレザーのポケットの中で携帯のバイブが鳴った。担任にばれないように、携帯を机の教科書などをしまう所に隠して開いた。 龍一『やったぁー☆これだったらメールできるじゃん♪』 龍一が早速メールを送ってきた。俺が龍一のほうを見ると、龍一は笑ってこっちを向いていた。俺はすぐにメールを返した。 俺『びっくりするじゃん!!いきなりメール送ってくるなよなー(笑)』 龍一『残念ながらメールはいきなり来るもんなんだぜ☆次の休み時間便所行こう!!」 俺『何で今言うんだよ・・・(笑) 単なる昼飯の食いすぎじゃねーの?』 龍一『いいじゃん!とりあえず行こうー☆』 案外担任にも見つかる気配は無い。それに前の席で喋ってるみたいに楽しかった。 5時間目が終わり、休み時間に入る。龍一が俺の席に来て「裕樹、トイレ行こう!」って声をかけた。俺も次の授業の準備だけしてついていった。龍一はなぜか北館を出て中館のトイレへと向かった。 俺「なんでわざわざここまで来んの?北館のトイレ使えばいいじゃん・・・w」 龍一「別に小便がしたくて行くんじゃねーよ。」 あいかわらず中館は人気が無かった。龍一はトイレに入り鏡を見ながら髪の毛をセットしなおしていた。その間、俺は普通に小便をしていた。そして、手を洗いに龍一の横に並ぶ。 龍一「なぁ・・・?ちょい俺のわがまま聞いてくんない・・・?」 龍一が俺のほうを向いて言った。俺は手を洗いながら答えた。 俺「ん?何?」 龍一「そのー・・・・、キスしたい・・・かなーなんて・・・。」 下を向いて恥ずかしそうに龍一が言った。俺は思わず笑いそうになった。 俺「えっ??w そのためにここまで来たのかよ?」 龍一「・・・うん。だめかな・・・?」 こんなに恥ずかしそうにしてる龍一を見たのは告白された時以来だ。まさか、この場面でキスを頼まれるとは思ってもみなかった。 俺「くっ・・・ふふっ・・・。何だよーw どんな深刻な事かと思ったじゃーんw ・・・いいよ!」 龍一「笑うなよー!!かなり勇気いるんだぜー・・・。」 そういうと、俺の肩を両手で掴み、顔を近づけてきた。 俺「ちょっと待って!ここで・・・?せめて個室入ろうよ・・・w」 俺がそう言うと、龍一は俺の手を引っ張って個室に連れ込んだ。 龍一「んじゃぁ・・・・するぞ・・・?」 俺「うん・・・いいよ。」 俺らはキスをした。すごく久しぶりな感じだ。俺は一瞬だと思っていたら、龍一はなかなかやめようとしない。というか舌を入れてくる。 俺「んっ・・・んー・・・!」 俺が驚いて少し抵抗すると、龍一はキスをやめて俺に言った。 龍一「・・・ごめん。自分を抑えられなくなった・・・・。」 龍一は少し悲しそうな顔をしていた。俺はその表情を見て、すごく龍一を恋しく思った。 龍一「!!・・・っ。んっ・・・・。」 俺は次の瞬間、自分からキスをした。キスをしているとものすごく龍一を近くに感じられる、それが俺にとって一番心地よかった。 少し戸惑ったけど、自分から舌を絡ませた。龍一もそれを受け止めてくれる。 20秒くらいずっとキスをして、気付いた時にはお互いを抱きしめていた。ものすごく温かくて、俺より身長が大きいから余計に気持ちよく感じてしまう。 龍一「・・・さんきゅ。帰ろっか・・・?」 俺「・・・うん。」 休み時間がいつもより長く感じた。 |
| 続きおねがいします(^O^) |
| 龍一くんといい感じになってますねp(^-^)qますます続き気になります(^-^) |
| 「や」さん、返信ありがとうございます!頑張って続きを書いていきます! ☆♪☆さん、引き続き感想ありがとうございます☆この作品の題名の本当の意味も、だんだんと分かっていたただけるようになると思うんで、ぜひ読んでくださいw その日の放課後、教室を出て下校しようとすると龍一が話しかけてきた。俺らは、家が全く逆方向だから一緒には帰っていない。 龍一「なぁ!今日さー暇だし遊ばね?今日は俺んち、ばあちゃんしかいないからさw」 俺「いきなりだなw 別にいいよ!何時に家に行けばいい?」 龍一「遊ぶ時間が減るのも嫌だしー・・・今から来ない?」 俺「わかった。んじゃ行こうw」 俺らは自転車を取りに行き、龍一の家へ向かった。学校から俺の家に行くには大きな道ばかりだが、龍一の家に向かうには裏門から出て、路地っぽい所を通らないとダメだった。 俺「俺、こっちの方にあんまり来たこと無いかも。」 龍一「そう?俺は逆に正門から出て、龍一の家のほうへ行ったことが無いな・・・w」 俺「そうなんだー。今度俺んちに来いよな!」 龍一「あぁ!俺、結構人の家荒らすほうだからな・・・w」 俺「マジかよーw なら連れて行かない。」 龍一「大丈夫!裕樹の家ではそんなことしないからw」 横並びになって喋りながらだと、あっという間に龍一の家に着いた。そこは結構新しい超高層マンションだった。 俺「すっげー!!お前こんなとこに住んでたのかよ!!」 龍一「このマンションが出来る前、俺の前の家がここにあったんだ。でも、ここらへんが市の開発区域になっちゃってさー。家を買い取られて、もう少し先の借家に引っ越したわけ。でも、ばあちゃんがどうしてもこの土地がいいって言い出してさw またこの場所に戻ってきたんだ。今は跡形も無くマンションに変わっちゃったけどね・・・w」 俺「そうなんだ・・・。引越しばっかりで大変だなw でも、こんなすごいところに住めて最高じゃん!!」 龍一「まぁなw 俺的にも前のぼろい借家よりこっちのほうがいいけどな!!」 俺らは自転車置き場に自転車を置き、マンションに入った。ロビーにはカウンターがあって、ホテルのコンシェルジュみたいな人がいた。エレベーターに乗り、龍一が押したボタンは30階だった。おもしろいほどに大量のボタンが並んでいてかなり驚いた。 俺「ボタン多っ!!しかも30階ってかなり上じゃん!!」 龍一「うちはある程度の金は持ってますからw でも、高速エレベーターでも結構時間が掛かるけどな・・・w」 30階について龍一の部屋へと向かう。マンション自体がコの字型になっていて、最上階までの巨大な吹き抜けに沿って玄関が並んでいた。 龍一「ただいまー。ってばあちゃんはほとんど寝てるけどな・・・w」 俺「そうなの?親は2人とも仕事なんだ?」 龍一「うん。だから、昔からばあちゃんが家の事やってくれてたんだけどな。今は俺がほとんどやってる。」 俺「へぇー、大変なんだな・・・。」 龍一は俺を龍一の部屋に連れて行き、1人でリビングへお菓子とジュースを取りに行った。その間、俺はベッドに腰掛けて、龍一の部屋を眺めてた。 (結構、シンプルって言うか・・・シルバー系が好きなんだな・・・) 龍一の部屋は本当に最低限必要なものくらいしかなくて、唯一あるパイプ棚もほとんどがCDで埋め尽くされていた。パッと見はかなりきれいに片付いている。いつもジュースやワックス、鏡でいっぱいの学校の机とは全く様子が違っていた。 龍一「オレンジジュースか、スポーツドリンクしかないけどーどっちがいい?」 龍一が部屋のドアを開けて俺に聞いた。 俺「んー、スポーツドリンクで良いや、ありがと。」 龍一「わかった!もうちょい待ってて!あと、あんまり部屋の中荒らすなよw」 俺「わかってるってw」 龍一はバタバタとリビングへと戻っていった。ふと足元を見ると、ベッドの下から学校でもらったらしきプリントが顔を出していた。俺はベッドの下を覗き込んだ。 (うわ・・・学校の教科書とかばっか・・・。あいつ絶対家で勉強してないな、大丈夫かよ。) ベッドの下には大量の教書やノート、プリントが散乱していた。中学の教科書なども落ちていて、龍一の片付けの手の抜きようが分かった。 龍一「お待たせーっておい!!ベッドの下とか見るなよ!!!」 俺「あーごめん!ってかお前・・・中学の教科書なんかいらねーだろがよ!!」 龍一「いいじゃんか!!捨てるタイミング逃しちゃってさーw もういいだろー!」 そういうと、俺を床に敷いてあるじゅうたんの上に座らせた。小さなテーブルを挟んで龍一も座る。 龍一「全く・・・目を離したら何するかわかんないぜ・・・。」 俺「プリントがベッドの下から出てたんだってw 隠すならちゃんと隠せよなー。」 龍一のほうを見ると、俺をじっと見ていた。 俺「・・・・何??何か変?」 龍一「ううん。見てただけ。」 俺「何だよw ・・・・・・昼休みの続きでもするかw」 俺が冗談のつもりで言うと龍一の顔が赤くなった。 俺「ちょ、ちょっとした冗談だぜ??本気にすんなよなーw」 龍一「俺は・・・したい・・・かな。」 俺は急に恥ずかしくなった・・・。こっちも変に意識してしまう。 俺「・・・マジで?」 龍一「・・・マジで。」 龍一がテーブルに手を付き、ひざをついて体を前へと出してくる。俺も同じように体を前へと出す。俺と龍一の顔が10センチくらいの場所まで近づいている。 俺「・・・ふっ・・へへ・・・。」 龍一「わっ・・・笑うなよな・・・。何でこういうときに笑うかな・・・。」 俺「わり・・・。こういう場面って慣れてないっていうか・・・恥ずかしいよなw」 龍一「今頃何言ってんだよ・・・w いくぞ・・・。」 俺「OK・・・。」 俺は一度目をつぶり深呼吸して、改めて龍一の顔を見る。 こうして落ち着いて見てみると、龍一がすごくカッコいい事に気付いてくる。目ははっきりとした二重で、少しきつい目をしている。眉は剃っているものの、すごく自然な感じがする。顔は細く、髪の毛をいつも通りにワックスでセットしている。唇は・・・薄く、柔らかい。2度もキスをしているのだからそこだけ分かる。とにかく、じっと見つめられると恥ずかしくなってくる。 そっと優しくキスをしてくる。いつもと違いこまめにキスをしてくる。舌を入れようとしてきたので、俺もそれを受け入れる。 すると、龍一がキスを突然やめ、俺の横へと移動してきた。そして、また俺の顔を見てくる。 俺「・・・どうした?」 俺が不安げに聞くと、龍一は俺をぎゅーっと抱きしめてきた。俺の後ろにはベッドがあったので、へりにもたれる形になった。 龍一「あー、もー!!・・・・・無理、限界。」 俺の顔を見直して龍一が言った。次の瞬間キスをしてきた。それも、かなり激しいディープキスだ。くちゅくちゅと舌を絡ませてくる。 俺「んー!ちょっ・・・はげし・・・んっ・・・すぎるって・・・!!」 俺は苦しくなってきたのもあって抵抗した。だが龍一は俺をベッドに寝かせ、激しくキスをし続けてくる。 |
| この書き込みは管理人によって削除されました。(07/2/5(月) 3:40) |
| あの・・・何か誤解を招いてるようですが、俺は「俺だけは君の親友」の著者の方とは全く別人です。俺はあの小説を読んで、本当に感動しました!!だから自分も経験を少し交えながら書いてみようかなと思ったのがキッカケです。 俺みたいな人と同一人物だと思われると「俺だけは君の親友」の著者の方に悪いです・・・。 誤解を招いたみたいですみません。 |
| 裕樹さんは悪くないよ!! 気にせずに続き書いてくださいねっ めっちゃ楽しみにしてます(*´艸`) |
| この書き込みは投稿者によって削除されました。(07/2/4(日) 10:04) |
| 大地さんお願いがあります!まじなお願いです! ちょっとでもいいので、啓太くんとのその後を書いてください!マジたのむ!大好き! |
| みなさん、励ましてくれて本当にありがとうございます!!大地さんまで返信してくれてマジで嬉しいです!! あと、混乱させてしまったみたいで、改めてごめんなさい・・・。俺は学生なんでなかなか書けないけど、しっかり最後まで頑張りたいです!!これからも楽しみにしてください☆ 龍一は全くやめる気もなく、俺のブレザーのボタンをはずし、制服を脱がそうとしてくる。 俺「・・・っやめろって!!!」 俺は思い切り龍一を突き飛ばしてしまった。龍一はベッドとテーブルの間に転げ落ちた。 俺「・・・・なんでこんな事すんだよ・・・。お前は・・・こんな事絶対しないって・・・。」 龍一「・・・・・・・・・。」 龍一は喋ろうとしない。 何をするにもまずは俺に聞いてくるような龍一が、こんないきなり手を出してくるとは思わなかった。だからすごく龍一が怖くなった。 俺「・・・今日は帰るよ・・・。ちょっと驚いた・・・ってかびびった。」 龍一「俺の事・・・嫌いになったか?」 俺「そうじゃないよ・・・でも、今は少しだけ龍一が怖い・・・。」 龍一「・・・ごめんな。」 そういうと龍一は俺に、落ちているブレザーを渡してくれた。俺はブレザーを着て龍一の部屋を出た。 俺が玄関で靴をはき終わっても、龍一は自分の部屋から出てこなかった。 俺「・・・・帰るよ!!また明日な!!」 恐らく聞こえているだろうと思い、俺は龍一に一言かけて家を出た。 俺「・・・ぐすっ・・・うっ・・・うう・・・。」 ドアを閉めた瞬間に涙がぼろぼろと出てきた。俺は龍一の家のドアにもたれ、そのまましゃがみこんで泣いてしまった。 龍一の気持ちが分からなくなってきた。 次の日、龍一が珍しく遅刻してきた。担任にはばあちゃんが病気になって、病院まで着いて行ったと話していた。 授業中、龍一のほうを見てもずっと窓の外を見ているようだった。メールを送ってみようか迷ったけど、特に話題もなく何て送ればいいのか分からなかったからやめた。 休み時間になってやっと龍一に声をかけた。 俺「なぁw 昼飯食べに行こうぜ!!」 あえて明るく振舞った。というか、気まずくなると昨日の話題が出てきそうで嫌だった。 龍一「・・・うん。よし、食堂行こうぜ!!」 最初は小さな声で返事したが、勢いよく席を立つと元気に答えてくれた。 食堂まで歩いている間、俺と龍一はいつも通り喋っていた。もしかすると、お互いに話が止まってしまうのを必死に防ごうとしていたのかもしれない。 俺「俺、定食にしよっとw 龍一は?」 龍一「あれ?今日弁当は?」 俺「前に龍一が定食食ってみろって言ってたのを思い出して、弁当持ってこなかったw」 龍一「そっかw んじゃ俺も定食にしようかな。」 俺らは食券を買い、カウンターへ向かった。いつもなら龍一だけが並んでいるが今日は違った。 俺らはトレーを受け取り、空いてる席について食べ始めた。 俺「あー結構ウマいなw 案外ちゃんとしたもんを出してるんだ。」 龍一「あのなー・・・、いくら学校の汚い食堂でも変なもんは出さねーだろ・・・w」 俺「まぁな・・・そりゃそうだw」 しばらくの間、心配していた沈黙が流れて2人とも食べ続けていた。 龍一「・・・そういえばさ・・・昨日のことなんだけど・・・。」 俺「え・・・あっ・・ああ・・。どうかした・・・?」 龍一「俺・・・どうかしてたよw ・・なんであんな事になったんだろうな・・・。」 俺「・・・・あの時は・・・まじでびっくりした・・・。」 龍一「・・・うん・・・悪かった・・・。ごめんな。」 俺「ううん・・もう気にしてないからさw」 龍一「・・・・・・・・・。」 龍一は箸を持ったまま黙り込んでしまった。俺はもう大丈夫だと言うことを何度も言った。そうとう落ち込んでいるようだった。 龍一「・・・・やっぱり無理!!嘘なんかつけない!!ちょっと来て!!」 龍一は突然俺を食堂から引っ張り出した。 俺「ちょっ・・・!!何!!・・・まだ飯食い終わってないよ!!」 2人の食べかけの定食をほったらかしにして、龍一は俺を中館の屋上へと続く階段へと連れてきた。 俺「いたいって!!何!!??どうしたんだよ!!」 やっと俺の腕を放してくれた。 龍一「俺、決めたんだ、嘘はやめるって。だから本当のことを言う!!」 俺「・・・本当の事って何??」 龍一「なんであんな事したんだろうとか言ってとぼけてたけど・・・前から自分が怖かった。」 俺「・・・どういうこと?」 龍一「裕樹といるとさ・・・俺が一方的に好きなんじゃないかって思ったりしてさ・・・。もっと裕樹の事たくさん知れたらいいなとか、もっと近くで感じたいとか・・・俺の気持ちがうっとおしいんじゃないかって・・・。でも、最近になってやばい事ばっかり考えるようになって・・・理性がなくなっちゃいそうで・・・。昨日も完全に自分を見失ってた・・・。ほんとにごめん!!」 俺「・・・なんだw そんな事か・・・。結局は俺の気持ちが分からないだけなんだろ・・・?俺だって、龍一が何を考えてるのか分からないことなんかしょっちゅうだよ・・・w だから龍一が不安にならなくてもいいんだよ!!俺はいつも通りの龍一が好きなんだから・・・ホントに・・・。お互いの気持ちが丸分かりになることなんて、ありえないんだから・・・。」 龍一「・・・・うっ・・・・ほんとにごめん・・・。ただ・・・裕樹の近くにいれるだけですごく嬉しかったのに・・・。」 俺「俺だって龍一の近くにいたいよ・・。俺は絶対龍一から離れたりしないからさ!!」 龍一「・・・うん・・・ありがと・・・。」 俺らは本当によく泣くコンビだ・・・。気付けば2人で泣きあって、お互いの事を慰めてる。本当に・・・変な2人だ。 俺「・・・食堂に昼飯ほったらかしなんだけど・・・w」 龍一「あっ・・・忘れてた!!早く戻らないと!!」 俺らはダッシュで食堂に戻って、冷めきって寂しく並んでいる定食を食べた。 その時には、お互い心から笑いながら喋りあえた、気まずくなるなんて考えることもなく。 |