Page 3250 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼担任の教師。 健太郎 06/10/28(土) 14:17 ┗担任の教師。2 健太郎 06/10/28(土) 14:46 ┗担任の教師。3 健太郎 06/10/28(土) 15:01 ┣Re(1):担任の教師。3 とも♪ 06/10/28(土) 20:45 ┗担任の教師。4 健太郎 06/10/29(日) 3:04 ┗担任の教師。5 健太郎 06/10/29(日) 3:53 ┗担任の教師。6 健太郎 06/10/29(日) 4:04 ┣Re(1):担任の教師。6 たくや 06/10/29(日) 4:38 ┃ ┗Re(2):担任の教師。6 keei 06/10/29(日) 9:24 ┗担任の教師。7 健太郎 06/10/29(日) 11:53 ┣Re(1):担任の教師。7 冬吾 06/10/29(日) 15:35 ┗担任の教師。8 健太郎 06/10/29(日) 20:59 ┗担任の教師。9 健太郎 06/10/29(日) 21:05 ┗担任の教師。10 健太郎 06/10/29(日) 21:11 ┗担任の教師。11 健太郎 06/10/29(日) 21:17 ┗担任の教師。12 健太郎 06/10/29(日) 21:25 ┗担任の教師。13 健太郎 06/10/29(日) 21:30 ┗担任の教師。14 健太郎 06/10/29(日) 21:37 ┗担任の教師。15 健太郎 06/10/29(日) 21:42 ┗担任の教師。16 健太郎 06/10/29(日) 21:46 ┗担任の教師。17 健太郎 06/10/29(日) 21:52 ┗担任の教師。18 健太郎 06/10/29(日) 21:59 ┣Re(1):担任の教師。18 ゆう 06/10/30(月) 0:54 ┗担任の教師。19 健太郎 06/10/30(月) 1:20 ┗担任の教師。20 健太郎 06/10/30(月) 1:27 ┣Re(1):担任の教師。20 ★ 06/10/30(月) 5:02 ┗担任の教師。21 健太郎 06/10/30(月) 15:42 ┣Re(1):担任の教師。21 むら 06/10/30(月) 18:48 ┗担任の教師。22 健太郎 06/10/30(月) 20:54 ┗担任の教師。23 健太郎 06/10/30(月) 21:01 ┣(泣) 裕也 06/10/30(月) 21:20 ┗担任の教師。24 健太郎 06/10/30(月) 21:48 ┗担任の教師。25 健太郎 06/10/30(月) 21:58 ┗担任の教師。26 健太郎 06/10/30(月) 22:09 ┗担任の教師。27 健太郎 06/10/30(月) 22:18 ┗担任の教師。28 健太郎 06/10/30(月) 22:25 ┣Re(1):担任の教師。28 だい 06/10/30(月) 22:45 ┗担任の教師。29 健太郎 06/10/31(火) 3:25 ┗担任の教師。30 健太郎 06/10/31(火) 3:31 ┗担任の教師。31 健太郎 06/10/31(火) 3:44 ┣Re(1):担任の教師。31 だい 06/10/31(火) 19:34 ┗担任の教師。32 健太郎 06/10/31(火) 21:29 ┗担任の教師。33 健太郎 06/10/31(火) 21:36 ┗担任の教師。34 健太郎 06/10/31(火) 21:45 ┗担任の教師。35 健太郎 06/10/31(火) 21:54 ┣Re(1):担任の教師。35 ユウト 06/10/31(火) 22:45 ┣Re(1):担任の教師。35 あっきー 06/10/31(火) 23:29 ┗担任の教師。36 健太郎 06/11/1(水) 0:52 ┗担任の教師。37 健太郎 06/11/1(水) 0:57 ┣Re(1):担任の教師。37 あっきー 06/11/1(水) 1:08 ┣Re(1):担任の教師。37 大学生 06/11/1(水) 2:09 ┗Re(1):担任の教師。37 見たい〜 06/11/11(土) 17:45 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 担任の教師。 ■名前 : 健太郎 ■日付 : 06/10/28(土) 14:17 -------------------------------------------------------------------------
| オレは物心ついた時から男が好きだった。いつから、とか、きっかけとか、そうゆうのは無くて。だからオレが男の人に恋をするのも、自分では自然なことだった。 オレは中学までは青森で暮らしていた。高校に上がると同時に上京して、一人暮し。地元が嫌いだったわけじゃないけど、新しい世界を知りたかった。家族は温かく送り出してくれた。 高校生活が始まって一ヶ月が過ぎた頃、自分で決めた進路と上京だったけど、初めての一人暮し、地元と違う環境に、オレは孤独を感じたり、寂しくなったりで、精神的に疲れ切ってた。 |
| なんだか教室に入るのも嫌になりだして、ある日とうとうずる休みしてしまった。友達から心配するメールが届いた。嬉しいはずなのに、オレは返信できないままでいた。 午後1時が過ぎても、布団からでられず、ただなんとなく携帯をにぎりしめて、ずる休みしてしまった罪悪感や、親や学校のことをぼーっと考えていた。 その時、また携帯が鳴った。友達かな?と思って着信を見ると、学校からだった。びびった。学校から直接!?東京の学校って一日くらいばっくれても電話とかしてこないんじゃないの!?クラスの友達が言ってた・・・ しつこく鳴る電話に、恐る恐るでてみた。 |
| 「・・・はい。」 「〇〇高校の吉岡ですけど!!今井かあ?」 担任からだった。 「先生?うん。そうだよ」 だからなんですか?って言う口調で言った。なんか、強がってしまった。 「お前今日どうしたんだよ?風邪でもひいたか?」 どう答えようか一瞬迷った。 「違う・・・そんなんじゃないです」 「学校でなんかあったか?お前地元がこっちじゃないし、一人暮しだろ?気にして見るようにはしてたけど、教室じゃ特に変わった様子もなかったから、気付いてやれんかったかなーと思ってな」 そんな言葉をきいて、オレは泣いてしまった。 |
| 続き知りたいです♪ |
| 先生には、オレの考えや思ってること話したいって思った。それは、そうすることで悩みがなくなるとか、そんなことじゃなくて、先生に相談することで、先生との時間が与えられるならって、そんな考えだった。 ・・・・・オレは、先生が好きだった。 先生がオレのことを気にかけてくれてることはわかってた。 「こっちの生活はどうだ?寂しくないか?飯はどうしてるんだ?」 いつも、心配してくれてたから。先生の生徒に対するやさしさに、気付いてた。 歳は、30って言ってたかな?そんなこと感じさせないさわやかさと雰囲気、話し方や声が、いつしかオレをひきよせた。気付いたら、見つめるようになってた。 |
| 先生には、奥さんがいた・・・左手にしてる指輪を見る度に、切なさが増してた。 「なんでもないです。」 やっぱりあまえちゃいけないって思った。 たぶん、悩みをうちあけて、先生と話す時間が長くなればなるほど、余計に好きになってしまう。そう思ったから。。。 「・・・泣いてんのか?」 泣いてないフリは装ったけど、やっぱりばれてしまった。 好きな人に心配してもらえる嬉しさだったり、でもそれは教師としての心配なんだってことと、もっと声を聞きたい、でもそしたら・・・いろんな思いが駆け巡って、涙が止まらなかった。 |
| 「・・・・・」 オレは、なにも言い返せないでいた。 ただ、泣くのを堪えるのに必死で、しゃべれなかった。 「今井大丈夫か!?なんか悩んでるんだったら、ガマンしないで話していいんだぞ?」 電話越しにきく、大好きな先生の声は、やさしくオレにささやいた。 もう、想いは限界だった。会いたい・・・会いたい・・・会いたい・・・ 先生に会いたかった。 「先生・・・?」 「どうしたあ?」 「・・・会いたいです・・・」 オレは素直に告げた。 先生は、 「今、家にいるのか?仕事終わってなんだかんだあるから、たぶん8時にはお前ん家行けるけど、それでいいか?」 生徒を心配する教師、そんな関係なのは十分わかってた。でも、どんなに好きになって、後から後悔しても、オレには、今どうしても先生が必要だった。 |
| 僕も一人暮らしをしてたからめっちゃ気持ちわかる〜(ToT)最後まで読みたいので続きお願いします!! |
| 同じく高校から一人暮らししてたんで、知らないストレスとか不安もいっぱいだったなーと思い出しながら読んでます。続き楽しみにしています! |
| 電話を切ったあと、静かな部屋の中で、オレは少しばかり動揺してた。 まさかホントに来てくれるなんて思わなかった。 こんなに生徒を大事にしてくれる先生に出会えて、オレは幸せだと思った。先生と生徒・・・先生には奥さんがいる・・・叶うはずない恋っていうのは、この時考えないようにしてた。先生と二人でいれるっていうことが、もうそれだけで頭も気持ちもいっぱいだった。 |
| 続きあればぜひお願いします! |
| 8時が10分過ぎたころ、家のインターホンが鳴った。一瞬かたまってしまったけど、すぐに玄関に向かってドアをあけた。「おくれてわるいな!具合は大丈夫か?」 先生と顔を合わせた瞬間、照れ臭さでいっぱいになった。毎日顔を合わせてた担任だけど、 「会いたい」なんて言った後だと、やっぱり意識してしまう。 「はい。忙しいのに、すいません。」 申し訳なさもあって、謝った。 「気にすんな!担任が教え子の心配すんのはあたりまえだよ。」 そう言われた・・・ いきなり現実をつきつけられて、胸がぎゅってなった。そのまま、部屋へ先生が入って来た。 |
| ずっと夢みてた、ふたりだけの空間。オレは、素直によろこべなかった。なんか、いろんな感情が混ざり合ってて、複雑だった。 「一人暮しって感じの殺風景だなあ(笑)飯は食ったのか?」 「殺風景いうな(笑)さっき食べました」 いつもの先生とのやりとりする感覚を取り戻した瞬間だった。 ご飯は、食べてないくせに、うそついた・・・食欲なかったけど、余計に心配かけちゃいそうだから、言わないでおいた。 |
| 「元気そうでよかった。どうしたんだ?電話で話した時は、切羽詰まった感じだったけど、なんかあったか?」 向かい合って座るオレを見て先生が問いかけて来た。 「・・・・・」 なんか、いざ目の前にしちゃうと、何から話していいのか、どう伝えたらいいかわからなくなってしまう。 「今井どいした〜?いつもの馬鹿騒ぎするお前はどうした(笑)弱いとこだって、見せていいんだぞ?」 急にそんなふうに言われて、うれしかった。 あぁ、やっぱりオレ先生が好きだなぁって、心から思ってしまった。 |
| それからオレは、素直に悩みをぶつけた。一人暮しが寂しいこと、学校に行くのが、なぜかこわいこと、もう・・・地元に戻りたいってことも、誰にも言えなかった悩みを、全部伝えた。それは、オレが泣くのをこらえて話してるのを、先生がずっとオレの顔を見て、きいていてくれたからだと思う。 「学校で、違うクラスのやつとすれ違うのすらこわいよ・・・」 先生は、オレがこのセリフを言い終えてから、ゆっくり話し出した。 |
| 「なぁ今井、知ってるか?この地球上には約60億もの人がいるんだ。」 そう話し始めた先生におれは 「え?」とつぶやいて不思議そうな顔をした。 そんなオレに先生はやさしくわらいかけて、話しの続きをした。 「60億もの人全員と会うとするだろ?一秒間に一人ずつ会っていっても、60億人に会うまでには、だいたい190年かかるそうだ。」 「・・・・うん」 オレはそのまま話しをきいてた。 |
| 「つまりな、今こうして俺と今井が出会って話している確率は、60億分の1なんだよ。となりのクラスの生徒と今井が出会う確率もそう。それって、すごいことだと思わないか?」 先生は、オレにきいた。 オレは素直に、すごいなって思った。同時に、出会わない人の方が多い、一生の中で、先生に出会えたことに、幸せを感じた。自分が選んだ進路も、上京も、先生と巡り会うためのものだったのかなって、なんか、すべてが報われてる気がしたんだ。 |
| 「先生?」 「なんだ??」 オレはこのまま、先生に想いを告げようと思った。なんか、今なら想いが伝わるような、届くような、そんな気がした。 「じゃあさ、60億分の1の確率で、好きって想える人に出会えるのは、幸せなことだよね?」 そう尋ねるオレに先生はニコッとして 「そうだな!幸せなことだなぁ。なんだ今井は恋してんのか?」 タイミングいい質問をなげかけてくれた。 |
| 「オレ、先生と出会えたこと、すごく幸せに思う。。。オレのこと気にかけてくれてたこと、ちゃんと気付いてたよ。オレ、先生のこと、大好き・・・」 言い終えると同時に涙が溢れた。 いっぱいいっぱいになってしまった。 好きすぎて、その分緊張して、今この空間が幸せすぎて、言ってしまって、その先が不安すぎて・・・ とめどなくこぼれる涙を、俯いてぬぐっていた。 |
| だけど、先生は何も言ってくれない。 先生の顔を見ることができなくて、やっぱり、告白したことに後悔をかんじた。 「ごめんなさい・・・」 謝るオレに、先生がやっと声を出してくれた。 なんか、ずいぶん声をきいてないって感じるほど、沈黙の時間が長く感じてた。 |
| 「謝ることなんてないぞ。人を好きになるのに、謝る必要なんてない。ただ・・・おれには妻がい・・・」 「先生に奥さんがいることなんて知ってるよ!」 先生の言葉をさえぎって、オレは怒鳴るように言った。 「そんなの好きになるまえから知ってた。でも好きなんだもん・・・先生がオレを心配してくれんのは、オレが生徒だからでしょ・・・どうせ生まれてくるから、先生に愛されたかったよ。こんなんなら、出会わきゃよかった・・・生まれてこなきゃよかった・・・」 オレは、自分勝手な言葉達を、先生にぶつけた。どうしようもできなかった。 |
| 「今井・・・」 先生は、悲しい声でオレの名前を呼んだ。 「今井・・・そんなこと言わないでくれよ・・・」 はっとした。 ・・・・・先生が、泣いてた。 「そんな悲しいこと言わないでくれよ。出会わなきゃよかったなんて、生まれてこなきゃよかったなんて、お前なんてこと言うんだよ・・・」 顔をあげて、先生の方を 見た。 先生は、涙を流して、苦痛にたえるような顔をしてオレを見てた。 なんで・・・?先生・・・なんで・・・?オレは、体が熱くなっていくのを感じると同時に、これ以上ないほど、心臓の鼓動が高鳴るのを感じてた。 |
| なんかすげぇ切なくなる。 続き楽しみにしてます(*^-^)ノ |
| ものすごく愛しく感じた。先生の涙が、それを堪えようとするしぐさが、オレの体を熱くさせた。 「もういいよ・・・ごめん先生・・・今のは、今日オレが言ったことは、全部忘れていいよ・・・迷惑かけて、ごめん・・・」 オレはバカだ。自分勝手だ。自分で自分をころしたいと思った。 先生は 「ごめんな・・・明日、ちゃんと学校来るんだぞ。待ってるから。」 そう言って、帰っていった。 先生が居なくなってからも、泣き続けた。トレーナーの袖は、涙と鼻水でぐしょぐしょだったけど、それでも泣き続けた。 ごめんなさい・・・先生・・・ごめんなさい・・・心の底で、となえた。 先生はもう居ないのに、今更おそいのに、つぶやくようなかすれる声で、謝っていた。 |
| 気付いたら、時計は午前2時を指してた。オレは、先生を想ってた。あの涙は、最後に言ったごめんの意味は・・・わけわかんないよ・・・後悔したっていいって思ってたのに、なんだこれ。。。 男が男を好きになるのって、やっぱりダメなんだ。そんなふうに生れついた自分が、憎くてしょうがなかった。 それなのに、まだ先生を想ってる自分に、呆れてた。 「出会わなきゃよかった」 「生まれてこなきゃよかった」 先生に言ったこの言葉、本心のようで、本心じゃないようで・・・ 自分ってなんなんだ!!!!いらついた。 |
| すげぇいい先生。 続き期待してます。 |
| 。。。気付いたら、目覚ましが鳴ってた。 寝てたんだぁ・・・まぶたがおもい。昨日の切なさが残っていて、大きなため息をついた。 学校に行く気なんて、なかった・・・ そのまま、オレはまた眠ってしまった。今度は、携帯の着信音で起こされた。着信は、学校からだった・・・ 吉岡先生・・・ しつこく鳴り続ける電話に、オレは出なかった。 声を、ききたくない。 昨日の苦しみが、またよみがえってしまう。 オレは、学校を辞めようと思った。 先生に会うのが、こわくて、先生との出会いの場所に居続けるのも、辛すぎるから。。。もう、ただそれしか頭になかった。後のことなんて考えられないでいた。 |
| マイペースでも構わないので続きお願いします!! |
| 午後7時が過ぎた頃、さずがにお腹が空いて、買い置きしてたカップラーメンを食べた。 一度目の電話の後、もう一度電話がきた。 オレは、結局その電話にも出ることができなかった。 なんか、全部が夢のように思えて来た。 先生がうちに来たことも、オレが告白したことも、ふたりが流した涙も、なんか遠い過去のような、そんな気がしてた。 たぶん、胸にぽっかり穴があいて、感情が疲れていたんだと思う。 |
| 午後8時をまわるころ、そのまま風呂に入って、着替えをすませて、ふと携帯を見ると、着信が一件あった。風呂入ってる途中にかかってきてたみたいだった。 また学校からかな・・・携帯をひらいた。。。 でも違った。登録していない、知らない携帯番号からだった。 ・・・???もしかして、先生の携帯?まさか・・・オレは、なぜか期待してしまっていた。そうゆう自分が、好きじゃない・・・ すぐにかけなおしてみた。 だけど、いくら鳴らしても出ることはなかった。 間違い電話? ・・・先生の顔が頭から離れなくなってしまった。 |
| 少し泣けました。。もしよかったら続き書いて下さいね☆楽しみにしてます。 |
| 時計は、午後9時をまわろうとしていた。 昨日の今頃は、先生と・・・はぁ。。。忘れたい。。。ため息をついた。 その時だった。携帯が鳴った。あの、知らない番号からだった。 オレはしばらく携帯をにぎりしてめて、電話に出た。 「・・・はい。」 「・・・・・今井か?吉岡だけど・・・」 先生だった・・・昨日とは少しちがう感覚だけど、体が熱くなった。一瞬で、胸の鼓動も高鳴った。 先生・・・先生・・・ただただ恋しくなった。 |
| 「先生・・・なんで・・・」 「昨日は、ごめんなあ・・・」 何がごめんなのか、わからないよ。 オレはそう感じた。 謝らなきゃいけないのは、こっちなのに・・・ 「先生は、なんにもわるくないじゃん・・・」 ふてくされたような、冷めた態度で言った。 オレはいつもこうだ。自分が悪いってわかっていながら、素直になれない。でもいっそ、嫌われたほうがいいって、この時思った。先生は一瞬間をおいて話し出した。 「・・・学校の電話だと出ないからさ、携帯からかけてみたんだ。さっきは、かけてくれたみたいでごめんな!家帰る途中で車のってたから。」 家に帰る・・・その言葉が、オレを孤独にさせた。 |
| 「今・・・家なんだ・・・」 オレは独り言みたいに言った。 「あぁ・・・」 なんだか気まずそうな返事だった。 「いいの?オレなんかと話してて」 心配して電話をくれる先生に、なんて態度をとってるんだ。自分で思ってた。だけど・・・だけど・・・もう素直になるのはこわかった。 「今、あいつ風呂はいってるから。」 あいつ・・・奥さんのことをあいつと呼ぶ先生に、なんか嫉妬した。 「そうなんだ・・・」 そっけない返事をした。 「体調は、平気なのか?飯は?」 なんでそんなこときくんだよ・・・心配するのは、優しくするのは、やめてよ。そこに愛がないこと、頭ではわかってても、期待しちゃうよ・・・ |
| 「もうほっといてください。。。」 オレは、泣いてしまっていた。必死に声をしぼりだして、先生言った。 「ほっとけるわけないだろ。お前は俺の生徒なんだぞ!」 声を強くして先生が言った。 生徒なんだぞ・・・生徒・・・オレが、生徒だから・・・ じゃあオレが生徒じゃなくて、例えば、親戚だったら?近所の子供だったら?ほかのクラスの人間だったりしたら・・・それでも先生は、こんなふうにオレを心配してくれた・・・?オレが生徒じゃなかったら・・・ ふたりを繋ぐのは、教師と生徒、それだけ? ・・・虚しくなった。悲しくなった。 その時、電話ごしで女の人の声がきこえた。 「「電話・・・?」」 きっと奥さんだ。 電話ごしに先生は 「あぁ、ちょっと生徒とな」 そんな会話をやりとりしてた。 |
| 今まで会ったことのない先生の奥さんは、結局オレにとってイメージしかなくて、だから今まではよかった。 けど、こんなふうに声をきいてしまうと、現実をつきつけられてるみたいで、孤独に追い込まれてるみたいで、すごく苦しかった。 もう、嫌だった・・・ 「オレ、学校辞めるから!」 そう言って、オレはいきなり電話を切った。 いらついた。先生にも、奥さんにも、自分自身にも。全部が・・・全部が憎くて、全部が悲しくて、携帯を壁に投げ付けて、家をとびだした。 鍵もかけないまま、行くあてなんて考えず歩いた。 |
| 辛いですね…でも続きが気になります。またカキコしてくださいね |
| 勢いよく飛び出して、歩き出したのはよかったけど、ホントに行くあてがなくて、正直困っていた・・・結局1時間近く、駅前に座りこんで、ぼーっとして・・・騒がしい駅前は、オレの気持ちを紛らわせてくれてた。雑音が、心地よくて、なんだか少し落ち着いた。 それから、家に帰る道を歩いた。もう帰ろうかどうか、なんとなく迷って、家の近くの公園に行った。ホント小さい、ベンチと滑り台しかない公園。オレはベンチに座って、またぼーっとしだした。 |
| あんなふうに電話を切って、先生はどう思ったかな・・・奥さんがそばに居たみたいだし、困らせてしまったかな・・・今更なことを考えてた。 「辞めるから」って、勢いよく言った手前、学校行くのもやっぱり気が引ける。辞めれば会わなくてすむ・・・会わなくていい・・・会えない・・・会えなくなってしまう・・・気付いたら、また泣き出してた。電話ごしで先生の声をきいてしまったから、恋しくなってしまった。先生・・・吉岡先生・・・いったい何回、何千回となえただろう。。。 |
| 公園の多きな時計は、12時をまわっていた。案外時間ってつぶせるもんだなぁって、意味不明なこと思った。 帰ろう・・・そう思って、家へ向かった。駅前の雑音と、夜の空気のおかげで、なんだか気持ちが紛れた。 オレの部屋はアパートの二階で、階段をとぼとぼ上がっていった。 「・・・!!!」 オレはおどろいた。 自分の部屋の前に人が立ってて、下を向いて歩いてたから、気付かなくて、声にならないほどびびってしまった。 先生が・・・立ってた・・・ |
| それでどうなったの?!気になる〜 |
| 「先生!!!???」 まだ心臓がバクバクいってる。。。 素でおどろいてるオレを、先生はじっと見つめて怒鳴った。 「どこへ言ってたんだ!!!」 同時に、先生の目には涙が溢れた。 あの日見た、先生の泣き顔。。。 近所に響き渡るほどの声をあげられて、今度は違う意味でおどろいた。 「な、なんで・・・?」 少しきょどってしまった。 だって、帰ったらいきなり先生が現れて、そしたら先生に怒鳴られて、先生は泣いて・・・何がおこったのか、よくわからずいた。 |
| 「いきなり学校辞めるからって言うから、心配になって来てみたら、鍵もかかってないし電気もつけっぱなしだし、携帯は床に落ちてるし・・・どれだけ探したと思ってるんだ!!!!」 探した・・・?オレを・・・?なんで・・・? ききたいことがありすぎて、何もきけないでいた。 ただ、先生の泣き顔に見とれてしまっていた。 「・・・なんで?」 オレは、そう言うだけで精一杯だった。 「心配だからに決まってるだろ・・・」 先生は、怒鳴らずに、かすれるような、それでも強い声で言った。 |
| 今度は、オレが怒鳴った。 「や、やめてよ!!そうゆうのやめてよ・・・心配なんてされなくないから!!もう、先生の顔、見たくなかった・・・」 ・・・言ってしまった。 大好きな人に向かって、自分が愛した人に向かって、あまりにも自分勝手なセリフ・・・ これで先生は、オレの前からいなくなると思った。 ・・・・でも、違った。 「部屋の電気消して、もっかい外にでてこい・・・」 先生はオレにそう告げた。・・・オレは、逆らうことができなかった。こんな先生初めて見た・・・威圧するような、したがわないと何か起こるような、なんとも言えない重圧。 オレは平気もせず、すぐに部屋に入り、携帯と鍵をもって、先生のまつ外へ出た。 |
| 先生は部屋の前で、ただじっとオレを待ってた。 オレは部屋に鍵をして、先生の方を見た。さっきまで泣いてた先生はもういなくて、なんか、すごく大人な男の雰囲気を漂わせる先生がいた。 いきなりだった。先生はオレの手をつかんで、そのまま歩き出した。 アパートの階段をおりながら 「せ、先生!?なに?どこ行くの!??」 オレはきいたけど、先生は、何も答えなかった。 そのまま2、3分歩き続けて、やっと足を止めてくれた。 先生の、車の前だった・・・ |
| お願いです!!続きが気になります。。。 待ってます☆ |
| 期待してます、頑張ってね〜o(^-^)o |
| 「助手席の方、乗ってくれ」 先生は、静かに言った。 「なに!?なんで!?」 オレの言葉は、また流された。 先生は、自分だけ運転席に乗ってから、オレが乗るのを、ただ前を見つめてまってた。。。 オレは、立ち尽くしてしまった。 どこか遠くへ・・・先生とふたりで、行ってしまえるんじゃないか。。。そんな思いと、でもオレは先生を忘れなきゃいけない。ふたつの思いが、交差していた。 でもやっぱり、先生の雰囲気にのまれてしまって、オレは、ドアをあけて、無言で乗った。 |
| オレがドアを閉めてから先生は言った。 「ちょっと、走るぞ」 「うん・・・」 さっきから、先生はオレに答えを委ねさせようとはしてくれない。 でも、なんか心地よかった。 先生に、支配されてるような、そんな気がしたから。 ・・・どこ行くんだろ・・・ききたかったけど、きけなかった。 車を走らせながら、先生は急に話し出した。 |
| 気になりMAX(>_<) |
| 楽しく読ませてもらってます。長くなってきたんで続けないで新しくスレをたててくれるとありがたいです。 |
| 続きがみたいです。 |