Page 2599 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼水泳部 HZM 06/3/8(水) 9:39 ┗Re(1):水泳部 _ 06/3/8(水) 16:00 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 水泳部 ■名前 : HZM ■日付 : 06/3/8(水) 9:39 -------------------------------------------------------------------------
| 3年も引退し、あの先輩もほんのたまにしかこなかった。 (まだ俺のことを思ってるのかな…。)そう思いながらも先輩への感情はだんだん薄れていった。 しかしまだアイツがいる。 怜だ。 中体連が終わり、今度は新人戦が迫っていた。 アレは寒くなってきたから9月ぐらいか。 それでもまだ暑かった。日焼けは治まらない。 俺は水泳部部長になり怜が副部長になった。 実力で上り詰めた結果だった。 お互いに指導していく時もやはり怜がいた。 今日はやけに様子が変だ…。そう思った俺の予想は悉く的中していた。 トイレにいこうとして海パンを下げ、用を足してた時、来た。 怜が。 その時はなにもわからなかった。でも様子は可笑しかった事は確かだった。 「今日の怜なんか変だぞ?」「ソウか?」 おかしい。そう思いながらも便所からでようとしたとき、 「要」俺の名前を呼んできた。「なんだ」冷たく言い放った俺に怜は躊躇うことなく声を返した。 「今日…ちょい遅くまで連してこうぜ」「べつにいいけど…なんで?」 「まぁいいじゃねぇか、じゃぁ俺先に行ってるぞ」 予想は確信へと変わっていった。 なにかアルに違いない。手を洗い、水の中に入り、30分完泳を指示し、俺も始めた。 怜は珍しくも離れて泳いでいる。 終えた後休むことなく筋トレ。腹筋50回腕立て伏せ50回スクワット50回。 その後水中で走る。 練習が終わり、怜が「要!」と言ってきたから「おぉ怜。練習するのか」と返し、 「あぁ」と自信たっぷりげに答えた。 部員はいない。顧問も先輩も先生も誰一人。いるのは俺と怜だけ。 ただ俺はあの事を妄想と決め付け怜と話題について話しながら練習していた。 だが俺には練習すると言うよりはただの時間稼ぎやなにかのカモフラージュにしかみえなかった。怜が俺と話すことを楽しんでるように俺も怜と話すことが楽しかった。 練習らしくない練習は終わり、シャワーを浴びた。怜はもう少し泳いでる。 そういって俺と怜は自信の意思で離れた。 だが、妄想として処理していたあの確信へと変わった記憶が怜の一言によって甦った。 「話したいことがあるんだ。俺がシャワー浴び終わるまで更衣室で待ってくれないか」 真剣そのもののように聞こえた怜の言葉に俺は正直戸惑いながらも頷いた。 (いつものことだ。なにかあるわけでもない。)いつもそうだ。一緒に着替えては一緒に話ながら一緒に帰る。それなら辻褄があう。2人でいるのはかなり苦手だが、怜となら大丈夫だ。恋の話、ゲームの話、なんでも打ち明けられる。他の友達よりも、家族よりも信頼できる親友だ。 暫く海パンのままで立ち止まってた。 するとシャワー場から帰ってきた怜が何か今までで一番強く逞しく見えた。怜が動く。すると怜が一言言う。なにかあるはずがないと言う俺の決め付けは崩れ去った。俺の体を抱き締め、「好きだ、要」とそう言った。 俺は暫く頭が真っ白になっていただろう。 -続く |
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