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 ▼この世界は男好きにとっては生きにくい2  健太郎 06/6/6(火) 7:56

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 ■題名 : この世界は男好きにとっては生きにくい2
 ■名前 : 健太郎
 ■日付 : 06/6/6(火) 7:56
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   その男子は、同じクラスで、しかもクラスの中心的な存在の人。
 僕は、すごい不安と恐怖で、反射的に席を立った。
逃げ出したい。 そのまま走って、廊下まで行った。
怖くて怖くて。 泣きそうで、一人トイレで泣いた。 そっと教室にもどって家に帰った。もういけない。そう思った。
 夜、メールが来た。例の相手。
僕:「今日学校行ったけど・・・?」
相手:「がんばったなぁ」
 同じ高校かもしれないけど、メールなら話ができる。
この人なら、安心できる。気づけば好きになってた。顔も分からず・・・
文字だけの会話。 いつの間にか、文字だけの会話では足りなくなってる自分がいることに気づいた。会ってみたい。
 『会ってみたい。』 この人だけなら・・・会えるかもしれない。

どう考えてもこの人は、ノンケ 男なんか興味ないんだろうな・・・。
 でも、「会いたい」感情がこみ上げてくる。
待ち合わせ場所は、また学校。 今度は屋上に変わった。
 「放課後に屋上で」明らかに、同じ高校。 年下なのか、年上なのか
でも、どうして僕がこの高校って知ってるんだろう・・・。わけがわからなくなってきて。
 次の日。授業には出ずに、放課後だけ高校に行ってみた。
ノートパソコン片手に、ネットにつないだまま。
 不安と期待。後ろに誰かいるような気がした。振り返ってみる。
相手は、教室で僕に近づいてきた人。クラスの中心的な存在。
 「何かの間違いでしょ。」自分に言い聞かせながら。
なにをされるのか不安。それより、僕とメールして そのメールを
クラスにばら撒いて、みんなで面白がってるんじゃないかって・・・
 悲しみより怒り。
「どうして?!」
「苦しんでる人とメールしてそんなに楽しい?」

泣きながら、降りる階段を下りようしたとき、腕をつかまれて。
 反射的に、怖がって身を屈めてしまった。
「俺ってそんなに怖いか?」
「・・・。」予想もしてなかった言葉に戸惑った。
「俺はお前と話がしたいだけやねん」
しばらく思考が止まったまま、どう返事をしていいのかわからなくて。
なんで 僕とは正反対の運動系で、かっこいい人が?って思った。
 僕は抵抗することをやめて、その場に座り込んでしまった。
ちょっと距離を置いて、相手を警戒しながら、すぐに逃げられるように。
相手も座って、しばらく無言の時間。
 最初にしゃべりだしたのは 向こうだった。
 「明日調理実習やで?学校こいよ」
僕は無視。無視と言うか、「うん。行く」とは到底言えるわけがない。
 「じゃぁな」相手が降りて行った。 しばらく放心状態。
今考えると、心の中は潤ってたのかもしれないです(笑
 帰り道、どうして僕なの?って疑問が。 どう見ても 不釣合い。
僕は、いじめられるキャラ。
相手は、いじめるキャラ。
 かえると、メール。
(よく考えてみたら、家に帰った時にメールがきててほしいって思ってたのかもしれないです)

「明日学校こーへんかったら今までのメールみんなにバラスで」
このメール見て、ちょっと安心した。いろいろな意味で

 次の日、ちゃんと学校に行った。調理実習は 例の人と同じ班。
「なんでぇ。」って思った。いつの間にか僕は、ケンケンって呼ばれてた。
 相手を警戒しながら、ちょっと安心してる自分 そして好きになって行く自分。
実習中、まともに相手の顔を見れなかった。自分の本当の姿を見られた気がして。
 そんなサイクルで、少しずつだけど学校に行けるようになってきた。
「気に入られたい。」だから学校に行く。
いつの間にか、僕の周りには友達がたくさんいるようになった。
 それでも、まだ不安は残ってて、昼休みなんかになると、急に寂しくなって、
「ドッって、涙が・・・。」
トイレも使用中。屋上に行って風に当たって涙を乾かした。
「また泣いてたんけ?」 ハッと後ろにいた。
 その頃には普通に会話ができるようになってて・・・
「いるならいるって言ってよ!」ちょっと怒った。
 学校にいるときはずっと一緒にいるようになってた。
一緒にいると、寂しくないし、その周りには友達もいる。
 カラオケも連れてってもらったし、お酒も飲ませてもらった。

僕は酔うと、本性が出るみたいで、甘えてしまった。
 次の日、「お前昨日すごかったで、お前男好きけ?!」って言われて・・・
見破られた。 また逃げ出した。今度はとめられても、跳ね除けて、逃げたかった。知られてしまった以上もう、いられない。
 この日本、世界は 男好きにとって生きにくい世界。もう生きられないって

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