朝は、俺が先に目覚めた。
コウキの寝顔を見てると、まだ高校生かそこらにしか見えない。睫毛が長くて、あどけない寝顔に色気みたいなものも感じさせる。
こんな若くて綺麗な子が、あんな激しく喘ぎながらセックスしてたんだなと思うと、昨晩の出来事がちょっと信じられないような気もする。
先にベッドから出てシャワーを浴びて戻ると、コウキも目を覚ましていた。
彼も続けてシャワーを浴びたけど、出たあとに「暑い」と言いながら全裸のままで部屋に入ってきた。
ベッドの上でイチャイチャするうちに、またそんな雰囲気になってしまい、2度目に流れ込んでしまった。
家を出たのは昼過ぎ。
近くのファミレスで飯を食ってから、ついに別れることになった。
「九州についたらLINEしますね」
「うん。気をつけて」
もう何日かいろよ、と言いたいけど、コウキにも予定があるからと思い、黙る。
「ところで、俺が東京に帰ったあと、あっちで会うことってできないすか」
「え、東京で?」
「難しいっすかね。これで最後にしたくないな、とか思うんだけど…」
「いや、絶対会うよ。今は転勤でこの地方にいるけど、もとは東京で働いてるんだ。いつか必ず戻るからね」
「ほんとですか? 東京に来たら絶対連絡してくださいね」
「うん。必ずする」
その数日後、思ったより早く、コウキから九州到着のLINEが届いた。
親の実家があるという大分県がゴールだったようで、温泉に浸かる写真が、一緒に何枚か送信されてきた。
そして。俺は今月から東京に戻ることが決まったので、先日久しぶりにコウキに再会し、また夜を一緒に過ごした。
今は付き合いかけ、みたいな中途半端な関係だけど、コウキとはいい関係が続いている。
…最後はつまらんエピローグになったけど、コウキとの再会記念のつもりで、勝手に書かせてもらいました。
読んでくれた方、感想くれた方、ありがとうございます。
こんな下手な文章に反応してくれるのが、すごく嬉しかったです(*^-^*)