そこに居たのは直樹とタクだった
オレ『な…んで?』
母『お母さんがお願いしたの、一緒に雄貴を探してくれたのよ?』
直樹『オバチャンに聞いた……自殺しようとしたって…それでオレ……』
直樹は泣きだした
オレ『オレの部屋で話そ………母さんゴメンね?』
母『雄貴が無事だったなら、それでいいの』
母さんは微笑んだ
オレと直樹とタクはオレの部屋に行った
久しぶりに見る直樹とタク……
タク『お前……なんで自殺未遂なんかしたんだよ………?』
タクは何も知らない………
オレは全てを話そうと口を開いた
オレ『実は…』
オレは全てを話した
話し終わるとタクは無表情だった
直樹もオレとケンの話しは知らないからビックリしていた
タク『………それホントか?』
タクが静かに聞いた
オレ『……うん』
するとタクは直樹の胸ぐらを掴み殴った
タク『てめぇ自分が何やったかわかってんのか!!!!』
直樹『っつ!!………すいません…オレ…オレ……』
直樹は泣きながら謝っていた
タクがもう一度拳を振り上げた
オレ『やめて!!!!……もういいから…』
タク『よくねぇだろ!!!オレは許せねぇ』
オレは直樹の前に立ち庇った
オレ『もういいんだ…直樹は泣きながら謝ってくれた、土下座をして謝ってくれた、オレが直樹を突き放した時、直樹も心が痛かったと思うんだ、だから直樹をもう攻めないで、』
オレがそう言うとタクは拳を下ろした
オレは直樹の方を向いた
直樹『オレ…オレ……ホントに…』
オレ『もういいよ(笑)それにオレだって目の前で可愛い子がヤられてたら我慢できなと思うし(笑)』
直樹は泣きながらすこし笑った
直樹『自分で…可愛いとか……言うなよ(笑)』
オレ『だって事実じゃん?笑』
久しぶりに直樹と笑いあった
直樹の笑顔を見れて素直に嬉しかった
人を笑顔にすると自分も嬉しいんだ
そんな事を考えていると
タク『行くぞ』
タクはオレの手を引き歩き出した
直樹も後ろから着いて来る
オレ『ドコ行くの……?』
タクは無言で歩き続けた
…………あ
この道知ってるよ
あそこに行く時に通る道だ
またあそこに行くんだ…
着いたのはケンの家だった