オレは駅へ行き
電車に乗った
久しぶりに出る外
気持ちいいな…
なんて考えていると
♪〜♪〜♪
誰かの携帯が鳴った
人を信じる事って
いつか裏切られ、
はねつけられる…
そこで携帯の音は止まった
携帯から流れた歌が頭の中を駆け巡る
そのとうりだ
この歌を歌ってる人もオレと同じなのかな?
などと考え
2時間ほどで目的地に到着した
電車を降り
駅からでた
すごい田舎…
どっちに行けばいいんだろ…
オレは取り敢えず歩いた
30分くらい歩くと見た事ある景色、
あ、ここ行く時に車で通る道だ…!!!
オレは記憶を頼りに歩いた
暫く歩くと
あった!!!!
おばあちゃん家に着いた
人間ってすごいな…(笑)
なんて考えながらチャイムを押した
ガチャ
おばあちゃん
『はい、どちら様?』
オレ『おばあちゃん久しぶり☆』
おばあちゃん
『雄貴?どうしたの!?1人で来たの?』
オレ『うん♪来れちゃった(笑)』
おばあちゃん
『まぁまぁ、疲れたでしょ?早く上がりなさい』
オレは家に入った
おばあちゃん
『今日はどうしたの?学校は?』
ドクン
何て言えばいいかわからずオレは黙った
おばあちゃん
『…何かあったの?イジメられてるの?』
オレは何も言えなかった
おばあちゃん
『雄貴をイジメる奴はおばあちゃんが許さない、おばあちゃんは雄貴の見方だよ?』
オレは泣いてしまった
おばあちゃん
『よしよし、話してごらん?』
おばあちゃんになら………
オレは全てを話した
タクの事
ケンの事
直樹の事
ビクトンの事
おばあちゃんは、オレが話してる間笑顔で頷き、聞いてくれた
オレが話し終えると
おばあちゃん
『辛かったね、悲しかったね、』
オレ『…うん、すごく辛かった…』
おばあちゃん
『でもね、雄貴は何かを得たんじゃないのかい?』
え?
オレは失っただけだと思ってた
おばあちゃん
『雄貴は、人の痛みを知る事ができたんじゃないのかい?』
タクの言ってた事だ
人の痛み…
オレはそんな物知りたくなかったと思っていた
オレ『オレは……そんな物知りたくなかった…』
おばあちゃん
『それじゃダメなの、人は、人の痛みを理解してあげなきゃダメなの、それを知らない人は人を傷つける、その痛みを理解しようとしない人もやがては人を傷つける、それじゃダメなの』