直樹はオレの見方だ…
他の友達は居なくなったけど
直樹が居てくれる
直樹……
ありがとう………
その日はそのまま帰った
ガチャ
オレ『……』
母『おかえり』
オレ『あれ?今日仕事は?』
母『今日ね警察の人に呼ばれてね…だから休んだの』
オレ『なんで?』
母『……それがね…お兄ちゃん余罪が沢山出てきね…1年じゃ出てこれそうにないわ』
オレ『…………そっか』
母『あの子……なにやってんだか…はぁ…お母さん頭痛くなりそう…』
オレはそのまま部屋へ行った
兄ちゃんはいつ出てくるかわからない……
オレ頑張れるよね?
もう友達は直樹しかいない……
オレは学校では明らかに浮いていた
他の友達が居なくなったのはあまり悲しくはなかった
兄ちゃんの権力目当て
オレの友達で居れば先輩に目をつけられる事もない
そんな事わかってた
いいんだ……
オレには直樹が居てくれる
それが唯一の救いだった
それからオレは2年になった
相変わらず直樹しか友達と呼べる人は居なかったが
別にイジメられてる訳じゃないし
オレはもう馴れてた
ケンやタクもあれっきり関わりはなかった
オレはいつものように学校に居た
放課後
直樹『帰ろうぜ☆』
オレ『うん♪』
帰ってる途中
直樹『この前さあ、3組のООに告られたんだ♪』
オレ『なんでお前がモテんの?意味わかんない(笑』
直樹『オレって格好いいじゃん?笑』
オレ『ドコが?笑)』
直樹『そりゃお前みたいに可愛さはねぇけど結構モテんだから☆』
オレ『へぇ〜、で、どうするの?付き合うの?』
直樹『いや、断った(笑)タイプじゃねぇし(笑)やっぱ4組のООみたいな子と付き合いてぇな(笑』
そんな他愛ない話しをしながら帰った
オレはリビングでテレビを見ていた
その時
♪〜♪〜♪〜
携帯が鳴った
どうせ迷惑メールか何かと思い携帯を見た
知らないアドレスからだった……
開いてみると
?(7時までにオレん家に来い、来なかったらコレ(笑))
………あの時のムービーだった……
オレはケンだとわかった
行きたくない……
でも行かないと………
オレはケンの家に行く事にした
ケンの部屋の前に着き
震える手でチャイムを押した
ピンポーン
…………
ガチャ
ケン『お!!早いじゃん♪笑)相変わらず可愛いな(笑)入れよ』