僕は気にせず、そのままシェーバーをペニスの根本からカリ首のあたりまで何度も往復させた。ケンさんの鈴口からは、透明な液体が溢れては、ぽたぽたと滴り落ちていく。すると
「あっ……ご、ごめんなさい。ちょっとストップ!あーっ!」
ケンさんが顔を歪めた次の瞬間、全身をガクガクと震わせたかと思うと、いきなり僕の腕を掴んだ。その直後、彼のペニスがビクっと跳ね、先からビューッ!ビュー!と何度も射精した。一発目はビューッ!と彼の胸元まで飛び散り、その後も何度も勢いよく飛び散る。施術中に勃起する人はいても、まさか射精までされるとは。僕自身、驚きで「うわっ!」と反応してしまった。しかも、とんでもない量だ。彼の白い肌に飛び散る精液を見て、とっさに「どうしよう」という焦りが込み上げる。
僕は慌ててティッシュを取り、すぐに彼の体を拭いてあげる。あっという間に、部屋中に精液の匂いが充満した。ケンさんの顔は真っ赤になり、申し訳なさそうに、でもどこか放心したような表情で僕を見上げていた。
ケンさんはキマリ悪そうに「ごめんなさい。最近めっちゃ溜まってて」と言う。僕は少しイタズラな気持ちが湧き上がり、「えー、ケンさんって普段どう処理してるんですか?」と尋ねた。ケンさんは少し戸惑った様子で、「えー?彼女とやるか、自分でもやるよ」と答える。「えー、自分でも?」と僕が問い返すと、彼は少し笑って見せた。「まあね、こう見えて結構性欲強いほうだから」今まで一切下ネタを口にしなかったケンさんが、こんなことを言うなんて。僕はそんな彼を可愛く思えたし、何より意外なエロい一面を見られたことに興奮していた。彼女にその太いチンコをしゃぶられたり、彼自身がシコる姿を想像したら、僕も股間が熱くなった。
それでも平静を装い、何事もなかったかのように、そのまま脱毛の施術を再開する。そこからは淡々と作業を進め、その日の脱毛は滞りなく終わった。施術を終えたケンさんは、着替えを済ませると、会計を済ませ、次回の予約を入れて帰っていった。
ケンが帰り際、なぜか僕にハグをしてくれた。「今日はありがとね」そのハグは予想以上に長かった。そして彼は続けた。「今日はすごく疲れてたんだけど、ユウセイに癒された」その言葉に、僕はたまらなく嬉しくなった。思わず「もし疲れてるんだったら、いつでもマッサージしますよ」と言葉が出た。うちのサロンは健全なマッサージもやっている。その日は、それで終わった。