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守ってみせろ3~無垢な犬と屈託した猫の昼下り~
 *H*  - 11/11/11(金) 17:30 -
顔を赤くして慌てふためく彼をよそに
俺は どうも腑に落ちないでいた。

そして俺は思った事を口にした

『…あ。いや、うん…大丈夫ξ
ってか思うんだけど「可愛い」って、どちらかと言うとZ君の方じゃ…?』


そう言うとZは更に顔を赤らめ


『…え?な、な!?そんな事 絶対ないです!
俺 男ですよ!
からかわないでください!ξ』








(……ん?)






(え~~~~~っ!?)


一瞬の沈黙と困惑の後、俺は度肝を抜かれた。


(いやいやいやいや。ちょいと、Zさん?俺「も」男なんすけど……………?
)


んが、当の本人は
察するに、矛盾な発言に気付いていない。


〓天然〓なのか?


『…ぷくくっ!はははっ!』


そう思うと、何だか急に可笑しく思えて、
さっきまでの色んな感情が消され

思わず吹いてしまった。

『あ~!何ですか~!?何か俺、変な事言いました?』

ちょっと膨れてZが言うから
宥(なだ)める様に

『ははっ!いや、ごめんごめん。
何でもないよ☆』


『何だ♪良かった♯』

そう言うとZは笑顔で美味しそうに焼きそばを頬張った。


(…って本当に解ってねーし!笑)


楽しい。


こんなに楽しく会話をしたのは 
どれくらいぶりだろうか?


むしろ、この5分くらいの短い時間で

しかも、初対面の人間。


本当に初めての経験だった。

そんな感情に浸っていると唐突にZが

『あ!今日この後、何か用事とかありますか?』

俺は特に何も無かったので、そのまま

『ん?特に何もないけど…』

っと返すとZは嬉しそうに


『本当ですか☆じゃあ、今月のレッスン課題の台本 一緒に読み合わせしませんか?』


そう聞いてきたので俺は何の躊躇(ちゅうちょ)もせず不思議と自然に 

『お~!いいよ!何か、あの台本初っぱなから台詞の量 半端ないもんなξ』 

『やたー★じゃあ、お願いします♪』


『…あ。』

喜ぶZをよそに俺はある事に気付く。


『でも何処でやる?今日 確か夜までどこのスタジオも埋まってた気がする』

俺がそう言うとZも
「あ!」っと顔をしかめ

『そういえばそうでしたねξ……ん~……』 

そう言って暫くZは考え込む。
そして何か得策を思い付いたのか今度は

「あ!」っと顔を明らめ


『良かったら俺ん家、来ませんか!?
ここから電車で2駅なんで☆』

俺はZのいきなりの発言にまた驚き戸惑った

『…い、いや~…それは流石に家の人とかにも迷惑じゃ…』

そう言うと、Zは明るく能天気に俺の言葉を切り返す

『全っっ然、大丈夫です!
姉ちゃんと親父は帰り遅いし
母ちゃんは家に居るけど
母ちゃん「も」カワイ……
あ、いやカッコイイ若い人、好きなんで大歓迎すると思います(苦笑)』


(………ん?)


Zの途中の言葉が、かなり引っ掛かったが
俺はあえて何も言わず 

『いや…でもさ、やっぱり 流石に…』

っと躊躇の言葉を続けると
相も変わらず明るく真っ直ぐな無垢の瞳で

『だ~~い丈夫ですってば!
ね!お願いします☆』


(……う。眩しい。非常に眩しいんですが…ξ
本当に何なんだ…この子は一体ξ
まるで『良し!』を待っている犬っころみてぇ…)

俺は多分、Zは何を言っても引かないと察知し
押されに押され


『じゃ、じゃあ少しだけ お邪魔させてもらおうかな…?』

遠慮がちに言うと
Zは『良し』をもらった犬の様に目を輝かせ

『やたーっ☆★』


(……耳と尻尾。
俺には犬の耳と尻尾が付いてる様に視えるぞ…おい。
疲れてんだな俺…はは。ははは…)


っと俺がZの圧倒的パワーに押され
少し壊れかけ(?)ながら
心の中で そう呟いていると
何かを思い出したZが

『あ!そだ!ちょっと10分くらい、ここで待っていてもらっても大丈夫ですか?』


俺はZの言葉で現実に引き戻され

『うん?どした?』

と返す。

『あ、俺 仕事で今週の○曜日に生放送の収録があって
その事でちょっと事務所に寄らなくちゃでξ』

『あ~……もしかして夕方からやってる教育テレビの?』

そう俺が問い掛けると
Zはビックリした表情をし

『え!はい!何で知ってるんですか?』

『いや、この間テレビ付けた時に 
たまたまZ君が出てたからさ!
だから実は俺も
さっきのレッスン時
「あ…!」って思ったんだ。
大丈夫だよ!待ってるから行ってきな☆』


するとZは少し照れ臭そうに鼻の頭を指でかきながら


『そうだったんですか~…
何か恥ずかしいなξ』

Zがそう言うので俺は

『何で?いいじゃん!
何か、あの子供達の中でリーダーシップ出来てて
すごい頑張ってるな~って思ったよ?』

俺の思ったままの言葉に
今度はハニカミながら

『そ、そうですかね?一応 男子の中で最年長なんです。
だから頑張らなきゃって今 アタフタしてますξ』


『お~!そうなんだ!応援してるから頑張れよ☆』

俺が励ましのエールを送ると満面の笑顔で

『はいっ!ありがとうございます!!
じゃあ ちょっとダッシュで行ってきます☆』

そう言うと
残りの少なくなった焼きそばの麺を
急いで口に掻き込むと
トレーを持ち立ち上がり
俺にニコリとして一礼し
駆け足で 食堂を後にした。

(…ふ~)

俺は軽く溜め息を吐くと
色々と不思議な感情に見舞われていた

この短いランチの間、俺は何処か別世界にいた様な感じだ

そして、ある事に気付く


(俺……こんな笑ったのどれくらいぶりだ?
何か あいつって、丸で俺と正反対だ…。

さしずめアイツは

純真無垢な犬。

んで俺は

屈託してる気まぐれなネコ。

…でも 


ま。

いい……よ…な?

こんな警戒心が強い猫でも

明るく真っ直ぐな犬と一緒にいても…。

だって何かさ。

もっとアイツと話してみたい。

もっともっとアイツの事が知りたい。

変だよな…

まだ会って間もねーのにな…

ほ~んと…。
どうしちまったのかな

俺…ξ)


心の中で呟いた俺は食堂の時計を見る。

たった10分程度の待ち時間なのに

とても待ち通しく感じ

気が付けば


『早く来ねーかな…』


なんて 可笑しな事を言っちゃってる

〓らしくない〓

自分がそこには居た。

引用なし

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Re(1):守ってみせろ2~野菜カレーと笑顔と高鳴る鼓... ハル 11/11/9(水) 16:35
守ってみせろ3~無垢な犬と屈託した猫の昼下り~ *H* 11/11/11(金) 17:30
Re(1):守ってみせろ3~無垢な犬と屈託した猫の昼下り... たか 11/11/13(日) 13:58
Re(1):守ってみせろ~始めに~ 11/11/9(水) 2:15
Re(2):守ってみせろ~始めに~ ゆうた 11/11/25(金) 19:03



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