「あ……」
こうじの優しい指先がフェイスタオルの上から触れ続けるうち、出し切って眠っていたはずの私の身体が、再び微かにピクリと反応を示し始めた。
まだ中学生という、あふれんばかりの若さと血気盛んな肉体だ。一度いった直後のあの恐ろしい過敏さが落ち着いてしまえば、そこからの回復は驚くほど早かった。下ろされたジャージとブリーフの間にあって、ただフェイスタオルだけがぽんと載せられている私の剥き出しの塊は、こうじの健気なもみほぐしに応えるようにしてふたたび熱を帯び、みるみるうちに布地を内側からぐんぐんと押し上げるようにして、「完全ボッキ」の状態へと狂い咲いていったのだ。
「……すご、また大きくなった」
タオルの向こう側で、硬さを取り戻して起き上がっていく私の手応えを指先でダイレクトに感じ取ったこうじの瞳に、パッと小さな驚きと嬉しそうな色が浮かぶ。自分のやり方で本当に生き返らせることができたという、中学生らしい純粋な達成感がそこにはあった。
私の塊が再びタオルの下でガチガチに奮い立った、まさにその最高のタイミング。
「……よし、次のジャンケンや」
私は息を整え、右手を前に突き出した。今度こそ、小さくなりかけているこうじのそこを、私の手で救い上げてやるための勝負だ。こうじもまた、どこか緊張した面持ちで右手を突き出してくる。「ジャンケン、ポン」
声は出さなかった。
ただ、お互いの目と目が合わさった瞬間、ごく自然に右手が突き出されていた。言葉なんて、もう今の2人には必要なかった。
私の勝ち。こうじの負け。
「……っ」
こうじの喉が、無言のまま小さく鳴った。自分がまたあの強烈な「もてなし」の渦に放り込まれることを悟ったのだろう。彼は薄暗い秘密基地の床に両手を突き、きゅっと身体を強張らせた。
私はその様子をじっと見つめながら、静かに右手を動かした。
今度こそ、冷えて小さくなりかけていたこうじの塊を、私の手で完全に蘇らせてやる番だった。ルールの境界線を厳格に守り抜いたからこそ、私の指先には一切の迷いがなかった。