薄暗い秘密基地の空気の中に、ついに完全に曝け出された、幼馴染の本当の姿。
ジャージとブリーフが膝まで押し下げられ、何一つ遮るものがなくなったこうじのそこを、私はただ、言葉を失って見つめていた。さっきまで必死に繰り返していた「ジャンケンの勝敗」も、決壊寸前だった自分自身の熱量すらも、その瞬間、頭から完全に吹き飛んでしまった。
目に入ってきたのは、まだ大人のものになりきっていない、あまりにもリアルな中学生のディテールだった。
少し頼りなげに伸びるか細い根本には、まだ少年から大人へと変わり始めたばかりの、薄らとした柔らかい毛が生え揃っている。そこから立ち上がっている陰茎は、肌色に近い、どこか生白さを残した色合いをしていて、その先端の先まで、たるみのない滑らかな皮膚がぴっちりと覆い尽くしていた。
オナニーを経験済みの私は、自分の身体の形を知っている。けれど、自分以外の「同級生のチンコ」を目にするのは、これが人生で本当に初めてのことだった。
(こうじのは、こんな風になってるんや……)
恐怖や羞恥を通り越して、本能的な興味津々の感情が、私の胸の中を激しく満たしていった。右手を動かして彼を扱うことすら完全に忘れ、私はその生白い塊をじっと凝視していた。
そして、湧き上がる好奇心に突き動かされるようにして、私は不意に、その先端を覆っている包皮に指先をかけ、下へと静かに引き下げようとした。
自分の皮と同じように、するりと剥けるものだと思っていた。
けれど、私の指先がこうじの皮を押し下げていったとき、なめらかな皮膚は、**「亀頭の中程」**のところで、突っ張るようにしてピタリと動きを止めてしまった。
「っ……いた、い……っ」
それまで無言で快感に耐えていたこうじの口から、初めて、掠れた小さな弱音が漏れた。
同じ包茎の私とは違い、こうじのそれは、まだ先端の皮の出口が狭いのか、あるいは裏側の筋が突っ張っているのか、それ以上はどうしても下へは剥けなかった。中程まで露出した亀頭の頭は、初めて外の空気に触れたせいか、先走りの液を湛えたまま、ドクンドクンと怯えるように激しく波打っている。
大人になりきっていない、成長途中の身体の、あまりにも生々しい不完全さ。
直に触られることに抵抗を感じていたこうじが、すべてを曝け出し、さらに皮まで剥かれようとしている。
私はその剥きかけの、中程で止まってしまったこうじの熱い塊を見つめながら、指先から伝わる彼のリアルな肉体の構造に、ただ息を呑んで釘付けになっていた。
「……ジャンケン、せぇへんの?」
声にはならなかった。けれど、剥きかけのまま動きを止めた私に対して、こうじは無言のまま、震える右手を少しだけ前に突き出し、指先を小さく動かして次の勝負を促してきた。
初めて曝け出した自分のすべてを凝視され、皮まで剥かれそうになったというのに、こうじはもうジャージを穿き直そうとはしなかった。完全に羞恥心が快楽にひれ伏した彼は、その不完全な熱い塊を晒した姿のまま、ただ「ルール」という名の言い訳を次のジャンケンに求めていたのだ。一刻も早く、この狂おしい刺激の続きが欲しくてたまらないように。
「……ジャンケン、ポン」
その手の仕草に弾かれるようにして、私も拳を突き出した。結果は、またしてもこうじの負けだった。
もう、邪魔するものは何一つなかった。ブリーフの布地も、前開きの狭さも、ウエストのゴムの引っかかりもない。
私は、先走りの液で根元までヌルヌルに濡れそぼっているこうじの生白い陰茎を、今度は手のひら全体でガチッとダイレクトに握り締めた。
「ひぅ、あッ……! ん、んんーっ!」
扱き出した直後、包皮が少し捲れた瞬間の悲鳴にも似た微かな声。
私は何も言わず、ただ無言のまま、亀頭の中程で突っ張って痛そうにしていたこうじの皮を、指先で優しく元の位置へと引き戻した。
肌色に近い生白い皮膚が、再びその先端までをぴっちりと包み込む。元通りに皮が被さったことで、こうじの表情から痛みが消え、代わりに先走りの液をたっぷりと内側に閉じ込めた、いつもの見慣れた彼の棒へと戻った。
私はその状態で、手のひら全体を使って、彼の熱い塊をダイレクトに扱き始めた。
布地を一切挟まない剥き出しの生肌同士。けれど、包皮という天然のクッションが戻ったことで、手のひらの中で皮と芯がヌルヌルと滑り合い、衣服越しとは次元の違う、滑らかで、それでいて容赦のない的確な摩擦が生み出されていく。
クチュ、クチュクチュクチュッ――。
静まり返った秘密基地の空間に、本当の肌と肌、そして濃密な分泌液が擦れ合う生々しい音だけが激しく鳴り響く。
遮るもののないダイレクトな手のひらの摩擦、そして元通りに被さった皮の内側で亀頭が激しく擦れ合う生々しい刺激。それは、オナニーを知らないこうじを、これまでとは比べものにならないほどの破壊力で一気に追い詰めていった。
ほんの数回、的確に芯を捉えて擦り上げただけで、皮に包まれた塊は内側からの猛烈な圧力で破裂しそうなほど、みしり、みしりと、これまでで最高クラスの硬さを増していく。
ドクン! ドクン! と、私の手のひらを内側から激しく弾くような、決壊直前の猛烈な拍動。
こうじは地面に突いた両手に爪を立て、のけぞった首筋の血管を青く浮き上がらせて、今度こそ本当の限界の頂点へと引きずり上げられた。彼の口が、ヒィッと引きつったように開き、白濁が噴き出すまさにその刹那――。
私は、その塊を握っていた右手を、パッと完全に突き放した。
「っえ、あ、あ…………っく、ぅうううっっ!!!」
いかせてはいない。けれど、身体は完全に決壊の数ミリ手前、絶頂のどん詰まりで激しくロックされる。
ダイレクトな超高速の刺激で限界の頂点まで一気に持ち上げておいて、溢れ出るその寸前で、あえて完全に突き放す。
オナニーを知らないこうじにとっては、脳の回路が完全に焼き切れるような、手のひらでの究極の寸止めだった。
触ってくれる手はもうないのに、元通りに被さった皮の内側で、熱い塊は今にも弾け飛びそうなまま行き場を失っている。こうじは無言のまま、激しく弓なりにのけぞって硬直したあと、そのままガタガタと太ももを震わせ、地面に崩れるようにして突っ伏した。
「はぁ……あ、はぁ, はぁ、はぁ、はぁ……っっ」
獣のような荒い呼吸だけが、秘密基地の冷たい空気の中に白く弾ける。
完全に剥き出しになったこうじの塊は、先端までしっかりと皮が被さった状態のまま、今にも決壊しそうな熱を帯びてドクンドクンと狂ったように拍動を続けている。
私は、自分のハンドタオルを被せた塊をズキズキと昂ぶらせたまま、ただ無言で、極限の淵で息を絶え絶えにさせている幼馴染の無様な姿を、じっと見つめ続けていた。