裏山の秘密基地、どんよりとした曇り空の下。
「最初はグー、ジャンケン、ポン!」
私の勝ち、こうじの負け。
これで「負けた方が扱かれる」という、男同士の悪ふざけ(罰ゲーム)が執行されることになった。
勝った負けたと騒ぐでも無く無言のまま私はゆっくりと右手を伸ばした。
けれど、いきなりジャージの中に手を入れるようなことはしなかった。まずは、こうじが穿いているジャージの、その**「服の上から」**、そっと股間の膨らみに手を置いた。
まだ、布地を何枚も挟んだ状態だ。
それでも、手のひらを少し動かすだけで、ジャージの厚い生地の向こう側にあるこうじの塊が、すでにガチガチに硬くなっているのがはっきりと分かった。衣服越しでも、少年の肉体が放つ熱が、じわりと私の手のひらに伝わってくる。
私はジャージの上から、その硬い膨らみを包み込むようにして、ゆっくりと上下に手を動かし始めた。
シャカ、シャカ、とジャージのスポーツ生地が擦れる乾いた音が、誰もいない秘密基地に静かに響く。
衣服の上からとはいえ、私の手が動くたびに、こうじの身体がピクピクと小さく跳ねる。こうじは地面に突いた両手に思い切り力を込め、恥ずかしさを誤魔化すように、必死に「ただの罰ゲームだ」と自分に言い聞かせているような顔をしていた。
数分後私は手を離しジャンケンの仕草をこうじに向ける。
こうじのジャンケンという提案を受け入れ私が勝った。
しかし、それではこうじだけが上り詰めてしまう。
そこで私はお互いが『扱き合える』方法を提案すべくジャンケンを繰り返す事を行動で示した。
こうじもすぐにその意味を理解したのか、次のジャンケンに手を出す。
「最初はグー、ジャンケン、ポン!」
またも私の勝ち、こうじの負け。今度はジャージの上から、さっきよりも少し強めに、しっかりと芯を捉えるようにして手を動かす。こうじが「くっ……」と声を漏らし、身体を強張らせる。
数分終わり。。
どちらからともなく手が離れ、またすぐに次の手が前に突き出される。
「ジャンケン、ポン!」
今度は私の負け。こうじの手のひらが、私のジャージの上からガチッと覆い被さってくる。最初は遠慮がちにゆっくり動いていたこうじの手も、回数を重ねるごとに容赦がなくなっていった。衣服の上からでも、私の棒がどんどん熱く、破裂しそうなほどに膨らんでいくのがはっきりと分かった。
そうして、勝ったり負けたりを繰り返しながら、服の上からの扱き合いは10分近くに及んでいた。
最初の頃の負けは、お互いにどこか照れやブレーキがあって、ゆっくりと様子を見るように扱き合っていた。けれど、何度もジャンケンを繰り返すうちに、お互いの身体の熱はもう言い訳ができないところまで跳ね上がっていった。
いつの間にか、最初の「最初はグー」という掛け声すら消えていた。
どちらが言うでもなく、ただ無言で拳を突き出し、お互いの手の形を確認すると、負けた方がすぐに股間を差し出す。その繰り返しだけが、静かな秘密基地の中で淡々と、しかし狂ったような熱量で行われていた。
負けたら、今度は容赦なく「しっかり」と刺激を受け出す。
ジャージの生地が激しく擦れる音が山の中に響き、手のひらの圧力も、上下させる速度も、最初の頃とは比べものにならないほど強くなっていった。
「っ……ふ、ぅ……」
こうじの口から、ただの罰ゲームとは思えないような、熱く濡れた吐息が何度も漏れる。
服の上からという境界線はまだ守っている。けれど、その布地一枚を隔てた向こう側で、お互いの塊はもう限界ギリギリまで硬くなり、ドクドクと激しく主張し合っていた。
ただの悪ふざけ、ただのジャンケン。
私たちはその建前の中に閉じこもったまま、無言で何度も、何度も拳を突き出し合っていた。手のひらから伝わる圧倒的な快感と興奮に、2人とも完全に呑み込まれ始めていた。