冗談めかして聞くと、彼は一瞬黙り、それから照れながら「内緒」と短く言った。
「内緒ってことは、本当は出たことあるんでしょ?」
さらに問い詰めると、恵介は観念したように視線を落とし、指先で湯面を弄びながら白状した。実は1週間ほど前、突然「白い」のが飛び出してきたのだという。
「……本当に出たんだ?」
「うん。なんか、急にドクンドクンってなって……」
そう語る彼の表情には、驚きと戸惑いが混じっていた。
「それって、一体何なの?」
僕の問いに、恵介は少し考え込むような仕草を見せてから答えた。
「うーん、精子だって……」
どうやら母親に、それとなく聞いたらしい。
当時、僕は「精子」という言葉自体は知っていた。けれど、それはあくまで子供を作る時に男女がセックスをすれば男性から出るもの、という程度の認識しかなかった。まさか、自分たちのような子供の体から、そんなものが自力で飛び出してくるなんて想像もしていなかった。
けれど晴希も出る。恵介も出る。 なら僕にだって出るはずだ。
「……精子どうやって、出たの?」
僕がボソっと、探るように尋ねると、彼は一気にバツが悪そうな表情を浮かべた。
「そんなこと聞くなよ」
と小さく抵抗し、顔を赤らめた。
「……いいじゃん」
「だから、こう….チンチンを….」
恵介は照れ隠しをするように、ゆっくりと湯船から立ち上がった。目の前に現れた彼のペニスは、先ほどの『金玉潰し』の刺激が残っているのか、すでにピーンと上向きに反り上がっている。サイズは僕より少し小ぶりで8,9センチくらいだったと思う。僕と同じで、勃起しても、皮は亀頭まですっぽり被っていた。
「こうやって…..」
恵介は右手の親指と人差し指で、ペニスの先端の皮をそっとつまんだ。 手全体で握るのではなく、指先で先端だけを摘む。そのまま、包皮の上から亀頭を刺激するようにして、指先を小刻みに上下へと往復させて見せた。