すると、青木君は突如また体を起こすと、僕の股からペニスを抜き、体を下にずらすと、ゆっくりと頭を下げた。そして、なんといきなりパクッと僕のペニスを咥えた。僕はビビった。今まで僕が担当したゲイの常連客でも、ここまで大胆になる人はいなかったからだ。
「ちょっと、、、」僕がそう言っても無視される。彼は僕のペニスを咥えたまま、僕をなだめるように、胸をポンポンと叩いた。そして咥えた口を上下に動かす。正直なところ、上手いとは言えなかった。ケンさんのように舌を巧みに使ったり、深く吸い上げたりするわけではない。しかし、彼はそれでも懸命にジュボジュボと音を立てて僕のペニスを愛撫し続けた。彼自身すごく興奮しているようで、彼の荒い鼻息と、時折漏れる熱っぽい吐息が、僕のペニスに直接かかる。そして彼は左手で、必死に自分のペニスをしごいていた。見かねた僕は、手を伸ばし、オイルで艶めく彼のペニスを掴んだ。僕の指が彼の硬い竿を包み込み、ゆっくりと上下に滑らせる。彼の鼻息はさらに荒くなり、僕のペニスを咥える口の動きも、一段と激しさを増した。互僕の手の中で、彼のペニスはもうオイルと彼の我慢汁でネチャネチャになっていた。
すると暫くして、「……っ、ねえ、フェラ、してほしい……」青木君が、僕のペニスを口に含んだまま、途切れ途切れにそう訴えかけてきた。僕は少し戸惑った。「ダメだ」と、僕は反射的に口にした。なぜなら、これまで他の誰にもフェラをしたことはなかったからだ。ましてや、ケンさんにさえまだ、していない。その事実に、言いようのない罪悪感が胸に広がる。しかし、青木君が、ええっと不満そうな声を出す。「……ゴムフェラ、ならいい」僕はそう言って、彼の言葉に応じた。それが、僕なりのプロとしての最後の線引きであり、彼への譲歩だった。すると、青木君は僕のペニスから口を離し、ベッドからさっと降りると、自分のバッグに手を伸ばした。ガサゴソと音がして、彼は慣れた手つきでコンドームを取り出した。さすが、プレイボーイ。いつでも持ち歩いてるんだな、と僕は妙な感心をしてしまった。
僕は青木君の手からコンドームを受け取ると、袋を破り、中身を取り出す。そして、彼のボッキしたちんこを握ると、亀頭にのせ、するすると被せていった。結構長いペニス。被せ甲斐がある。そして、僕は青木君のペニスにゆっくりと顔を近づけ、コンドーム越しに青木君のペニスを咥えた。ゴムの薄い膜一枚を隔てた感触は、直接の肌触りとはまた違った、独特の感じ。僕の舌がコンドーム越しの先端をなぞり、ゆっくりと上下に動かす。
「んんっ……、はぁ……っ!」彼は、ゴムの感触に構うことなく、快楽にひたる。「うわあ、上手すぎ」僕は口の中で彼のペニスを吸い上げ、舌を巻きつけ、喉の奥まで深く吸い込むような動きを繰り返す。ゴム越しでも伝わる、彼のペニスの熱と脈動が、僕の口内を刺激する。快感が、一気に頂点へと駆け上がっていくのが分かった。彼の喉からは、もう言葉にならない、連続した喘ぎ声が漏れ出している。身体が大きく痙攣し、僕の頭を押さえつけながら腰が浮き上がった。