「でも、これってヤバいんじゃないのか?」僕は思った。彼女がいる身分で、男を抱いているなんて。
うーん、でもケンさんと僕は恋愛関係にあるわけじゃないし、何かエッチなことをしているわけでもない。ただ男同士で抱き合っているだけだ。友達同士だって抱き合うことはある。そう考えれば、やましいことはないのか。僕は色々と自問自答しながら、この状況を受け入れようとした。
しかし、その反面、いけないことをしているという背徳感も確かにあった。彼女が部屋の外にいるのに、部屋の中でこうしてイチャイチャしているのだ。でもその感覚は、なぜか興奮へと変わっていった。
と、その時、案の定、部屋の扉を叩く音がした。そして「いつ終わる?」と声が聞こえる。僕は慌てて体を起こそうとしたが、ケンさんは僕の手を掴んだ。時計を見ると、もう夜の11時を過ぎている。
「今始めたところだから、あと1時間!」彼は部屋の外に向かってそう答えた。僕は思わず「いいの?」と小声で尋ねるも、ケンさんは涼しい顔で「いいんだよ」と言った。
その時、すでに僕のアソコもパンツの中ですでに硬くなっていた。すると、ケンさんもそれを感じ取ったのだろう、僕のパンツに手を掛けてゆっくりと脱がせてきた。互いの熱を帯びた肌が触れ合う。ケンさんの硬くなったチンコと僕のそれがぶつかり合った。僕たちはお互いを見つめ合いながら、ただひたすら、互いのチンコを重ねて扱き合った。
滑らかな肌の摩擦と、熱が伝わる感覚に、全身が痺れるような興奮が駆け巡る。彼の手が僕のチンコを包み込み、僕の手もまた、彼の硬いそれを掴む。ねっとりとした動きが繰り返されるたび、僕たちの理性は遠くへ追いやられ、快感だけが鮮明に研ぎ澄まされていった。部屋の外の気配は、もはや遠い幻のようだった。
するとケンさんは、ふっと体を起こし、僕を下に寝かせると、その上に覆い被さってきた。そして熱い視線で僕を見つめ。「ごめん、キスしていい?」戸惑いながらも、僕は無言で頷いた。ケンさんは「ありがとう」と囁き、ゆっくりと顔を近づけ、そっと唇を重ねてきた。最初は探るような優しいキスだったが、しかし、すぐにそのキスは熱を帯び、荒々しくなっていく。互いの舌が絡み合い、深く、激しく求め合った。僕は彼の首に腕を回し、ケンさんは僕の腰を強く引き寄せた。身体を抱き締め合いながら、硬く熱を持った互いのチンコを、より強く、何度も擦り付け合う。もうこれは、間違いなくエッチだった。僕の全身を、とてつもない興奮と背徳感が支配していた。
部屋の外からは、テレビの音が微かに聞こえてくる。彼女がいるのに、こんなことしていていいのだろうか。理性とは裏腹に、僕らはそれでも激しく抱き合っていた。普段はキリッとした真面目なビジネスマンのケンさんが、こんなにもエロい一面を持っているなんて。そのギャップに、僕の興奮はさらに高まる。
しばらくキスを交わした後、僕らは起き上がり、ベッドの上で向かい合って座った。そして抱き合いながら、顔を近づける。二人ともまだ勃起したままで、薄暗い部屋のライトに照らされたそれが、どこか卑猥に見える。ケンさんが不意に僕の耳元で囁いた。「ユウセイって、女よりいいな」。その言葉に、僕は思わず尋ねた。「ケンさんって、バイなの?」。彼は少しも動揺せず、涼しい顔で言い放った。「俺はストレートだよ」。本当にそうなのだろうか。彼の言葉と、今ここにある現実が乖離しているように感じられた。
だが、そんな理屈はどうでもよかった。僕たちは互いを抱き合ったまま、その身体をさらに密着させ、深く、貪るようなキスを交わす。唇が互いを離すことはなく、さらに激しく身体とペニスを押し付け合う。ペニスの先端からは抑えきれない雫が溢れ出し、ヌルヌルとした摩擦が快感を際限なく押し上げていく。互いの体は汗ばみ、肌が吸い付くような音を立てる。二人の呼吸は荒々しくなり、甘い吐息と、喘ぎ声が絡み合い、部屋の静かに響いていた。
そして、熱く長いキスを続けたまま、ケンさんが二つのペニスを重ねて握り込んだ。そして彼の掌の中で同時に扱かれる。クチュクチュと、いやらしい音を立てる。「んん…ケンさん…」僕の喉から、もう声にならないような喘ぎが漏れる。ケンさんは僕の額に汗ばんだ顔を埋め、震える声で囁いた。「ユウセイ…俺、もう…やばい…っ」。彼の言葉の終わりと同時に、僕の体も大きく跳ね上がった。