電動シェーバーを手に、まずお腹のあたりから毛を剃り始めた。ケンさんはヒゲこそ濃くないが、体毛は多めだ。剃っている間は、彼のペニスが露出しないよう、タオルで覆う配慮を忘れない。左手でペニスと玉袋を軽く押さえながら、左右の毛をざっと剃り終える。
次はお尻の毛だ。肛門周囲も含めて剃る必要がある。ケンさんに「四つん這いになって脚を広げ、お尻を突き出してもらえますか」と指示すると、彼は少し身じろぎ、「うわ、これはちょっと恥ずかしいかも」と小さく呟いた。
ケンさんはそうは言いながらも、言われるがままに四つん這いになり、しっかりとお尻を持ち上げてくれた。視線を落とすと、肛門の周囲にもぎっしりと毛が生えている。それなのに、肛門はほんのりピンク色で、なぜかめちゃくちゃエロかった。後ろから見下ろす形になり、お尻が突き出され、肛門が丸見え。その下にはキンタマがだらりと垂れ、さらにその向こうにペニスの先がわずかに覗いている。
これまで多くの顧客の施術でデリケートゾーンを見てきた。慣れているはずなのに、この時ばかりはなぜかドキリとした。さっきまでスーツ姿で決めていたイケメンが、今はこんな無防備な格好で目の前にいる。僕は、いやらしいことを考えている自分を戒めながら、平静を装うのに必死で施術を続けた。お尻全体のシェービングを終え、残るは肛門だけだ。
シェーバーを肛門の際まで慎重に当て、丁寧に毛を剃っていく。するとケンさんが、時折「あぁっ」と小さな声を漏らした。痛いのかと思い尋ねてみたが、どうやらそうではないらしい。
お尻の毛剃りが終わり、今度は仰向けになってもらう。ケンさんが体勢を変え、仰向けになった瞬間、僕は息を呑んだ。なんと、彼のペニスが勃起していたのだ。長さは僕より少し短く、15、6センチといったところだが、とにかくめちゃくちゃ太い。しかも、亀頭の先からは透明な液体がペニスを伝って垂れていた。
そして最後はペニスの毛剃りだ。勃起していた方が、かえって剃りやすい。僕は左手で彼のペニスをしっかりと握り、右手でシェーバーを当てていく。するとケンさんが、またしても呻き声を上げた。
「うぅ……あぁ……ごめん。なんか恥ずかしいからなのか、今日めちゃ感じやすい」
電動シェーバーの微妙な振動で刺激され、勃起してしまう客は珍しくない。だから僕は「大丈夫ですよ、みんなそうなんで」と軽く流した。しかし、ケンさんはなおも「いや……ちょっと……あぁ」と声を漏らす。