足の匂いが好きな私が最初に脱ぎたてシューズを嗅いだ時の体験談です。
中学生の頃、テニス部に所属していました。部活後の部室は熱気がすごく、普通に過ごすだけでニオイも強烈です。
部室にはほぼ全員の部員がテニスシューズを置いていました。普段から早く部活に来た日はこっそりと友人や先輩のシューズを嗅ぎ、その匂いに興奮していました。一人一人においの強さや性質は違えど、その匂いは病みつきになるものです。
しかし嗅げるのはいつも練習前のシューズです。脱いでから半日以上は経っているシューズは、匂いはあるものの脱ぎたての熱気はありません。普段はキャプテンが部室の鍵を閉めるため、部活前のようにこっそり嗅ぐことはできないのです。
そこで僕はある作戦を思いつきました。それは、部活後に部室の掃除をすることを申し出て、自分が鍵を閉めることにするというものです。実際、部活後に部室の掃除をする友達もおり、怪しまれるようなことはありません。
作戦を決行したのはある真夏の土曜日の練習後。朝から夕方まで練習があり、全員汗だくの状態です。キャプテンに部室の掃除をしたい旨を伝えると、感謝をされながら鍵を渡してくれました。
全員が帰るのを見届け、ついに念願の脱ぎたてのシューズを嗅げる時がきました。扉の外を再度確認し誰もいないのをしっかり見ておきます。
最初に手に取ったのは小学校からの同級生だったNくんのシューズです。彼は汗っかきと自称しており、実際練習ではいつも汗だくになっています。履き口に手を当てるとまるでそこに足があるかのように熱気がムンムンと漂ってきます。息を止めながらシューズと顔を完全に密着させ、大きく息を吸い込みます。
く、、、、くっさ!!!
思わずそう叫んでしまいました。幸い、部室の外にも誰もいません。落ち着いて再び嗅ぎ始め、シューズの奥底から湧き出る強烈な匂いを身体中に染み込ませます。
そして今度はMくん、Tくんと、次々に嗅いでいきます。どれも脳を直接揺さぶるような濃密な匂いがします。汗の塩気と、彼ら自身の匂いが混然一体となって、私の理性を麻痺させていきます。
たった10分ほどの時間でしたが、狙っていた友人や先輩のシューズは全て嗅ぎました。真夏に長時間履いた脱ぎたてのシューズが臭くないはずがありません。全てのシューズからこれまでに嗅いだ数倍は強烈な匂いが漂い、興奮しながらも軽く掃除も行い、帰宅しました。
(暇な時があれば別の記録も色々書きます)