「わかったよ」
まだアナルは完全にほぐれてない感じだが、ショウがきれいな顔を切なそうに歪ませて懇願する様子を見て、これ以上前戯を続ける気にはなれなかった。
指を抜き、自分のペニスにも充分ローションを塗って、ショウに受け入れる態勢を取らせる。
「どうしても痛かったら、ガマンしないで言えよ」
「うん」
おれのは割とデカいほうだと思うし、今までセックスした相手にもそう言われてきた。絶対ムリだと思ったが、おれのペニスは意外と抵抗なくショウの中に入っていく。
「んっ、あ、あ、、」
ショウ吐息とともにアナルが大きく広がり、ぬらぬら光るおれの一部を飲み込んでいく。その様子を見て、自分も呼吸が高まってくるような感覚になった。
「うっ、でかっ、、」
根元まで入った瞬間、ショウが苦しげに言う。
「やっぱきついか? 抜く?」
「きついけど、痛いとかじゃない、、ゆっくり動いてみて。絶対抜かないで、、」
ショウの中は、ペニスがジンジンしてくるほど熱い。細い体型がそのまま圧迫してくるかのように、おれのペニスは熱い肉壁に締めつけるられる。
これがショウの中なんだ、と実感すると、おれは我慢しきれずに腰を動かしはじめた。
「あっ、あ、、」
おれの動きに連動して、ショウが声を漏らす。
つい数ヶ月前まで高校生だったスリムで引き締まった体は、少年を犯しているかのような背徳感を与える。
「あ、ああっ、んっ、」
寝そべった姿勢でもはっきり割れた形を示す腹筋が、喘ぎ声とともに脈打つ。固い筋肉を浮き上がらせた腕が、何かに耐えるようにシーツを掴む。薄暗くても目立つハイトーンの髪が、その白いシーツの上で乱れていく。
「はんっ、ああ、、んんっ」
おれの与える律動で、全裸のショウがベッドの上で揺れ動く。そんなセックスの最中には当たり前の光景が、どうしようもなくエロく感じる。ショウの体の中から得られるピストンの快感とともに、その光景がおれの興奮を高めていく。
「あっ、あっ、激しいっ、マジ激しいって、、」
「ムリ、、気持ちよすぎ、、」
丁寧にしなきゃ、優しくしなきゃと思う反面、おれの動きはショウの言うように、どんどん激しくなっていく。ペニスと視界の両方から得られる強烈な快感が、理性をどこかにやっていく。
「あんっ、んっ、あっ、、」
だが、キツさを我慢ようだったショウの声も、甘さを帯びた熱っぽいものに変わっている。
整ったきれいな顔は、こみ上げるものに耐えるような切ない表情をしていた。
「あっっっ、んっ、、、」
ピストンの最中、首筋や乳首に舌をはわせてやると、ショウはひときわ高い声をあげて、体を痙攣のように反応させた。スベスベの肌の上で、舌はなめらかにすべる。
「やべえ、締まる、、」
その瞬間に、ショウのアナルははっきりと収縮して、おれのペニスをさらにきつく締めつけた。口を離すと、薄く盛り上がった胸の上で、唾液に濡れたピンクの突起が光沢を放った。
クーラーは入れていたが、ピストンとともにおれの体から吹き出た汗は、ショウの上にぽたぽたと垂れる。ショウもだいぶ汗をかいていて、深く刻み込まれたような腹筋の溝に、ショウ自身の汗がたまっている。
「あっあっあっあっ、、」
パンパンと肌と肌がぶつかる音は、いつのまにか水気を帯びてパチンパチンと何かが弾けるようなものに変わっている。それが興奮を誘ったのか、ショウの喘ぎのテンポが早くなる。
少し勃ちかけたショウのペニスがもてあそばれるようにぶらぶらと揺れ動く。
やがてショウは自分でペニスをしごきはじめた。片手では収まらず、手の先から大分はみ出る亀頭が、ショウのものも相当デカいことを伝える。
ショウはおれのピストンよりもさらに激しい動きで、手を上下させる。それを助けてやるように、おれも腸壁を突き上げるように腰を動かす。
「あ、あっ、あっ、、ヤバい何これ、、」
ピストンされながらしごくのは初めてなのか、ショウは未知の感覚に没頭するように、おれに突かれながら一心不乱に手を動かす。
「あ、イきそう、、イクイクイクっ、」
ショウの絶頂が来るまで時間はかからなかった。喘ぎながらそう言った瞬間、ショウのペニスから精子が激しく放たれた。まさに飛び出るといった感じで、胸まで一気に濃い白濁が散った。
そこでいったんピストンを止めてやった。
ショウは激しい快感からまだ抜けきれないように、顔を切なげに歪めている。引き締まった胴が荒い呼吸で波を打っている。
普段では決して見れないほど乱れた髪、汗と唾液、そして精子で汁まみれになった体。足を大きく開かれ、イッたペニスが丸見え状態のまま、何も抵抗しない様子。イケメンをこんなにエロい姿にしていることに、おれの最後のボルテージは一気に高まった。
「おれも、もうイきそうだから、、」
そう囁いて、おれはフィニッシュに向けた律動をはじめた。
「えっ、あっ、あああっ」
一時停止を再開したように、いきなり激しいピストンを加える。余韻から覚めきっていないショウは一瞬慌てるような顔をしたが、すぐに快楽に耐える表情に変わった。
ちんぐり返しになるような姿勢でショウの上に覆いかぶさり、ペニスを打ちつけるように腰を叩きつけた。
「あ、あっ、ああんっ、ああああっ」
ショウは快感にめちゃくちゃにされるように悶え、頭を大きくのけぞらせた。
おれのペニスから、急速に何かがせり上がってくる感覚があった。
「イきそうっ、、」
「あっ、イッて、イッてぇ、、」
そしてショウはおれの背中に手をまわし、すがるように抱きついてきた。汗で蒸れた若い体の匂いが鼻腔に飛び込んでくる。おれの興奮は、もう制御しきれないくらいになった。
最後の動きは、自分でも暴力的と思うほど激しいストロークだった。
「出すぞ、ああイクっ、、イクっ、、!」
「んあああっ、、!」
ショウの喘ぎは押し殺した叫びになった。
「、、、!」
おれのペニスに、もはや声にもならないほどの快感が走り、ショウの中に精子の濁流が放たれた。
【続く。次は後日談】