そして…二人は一つになった。最初、彼は自分のそれが他の人のとは違ってることを意識し、しきりに「大丈夫?痛かったら言って」声をかけてくれた。自分も最初はかなりの痛みを感じた。でも、その度に彼は腰の動きを止め、自分に身体を重ねてきた。次第に自分も彼のものに慣れ快楽の声をあげるようになると、彼は男へと変わった。それでも彼は紳士に、それでいて激しく自分を責めた。最高のセックスだ、今までに感じたことのないような快楽。いつもなら1分でも早くこの時が過ぎ去らないかと考えながら、時には演技をしながら時を迎えるのを、この時は本心から一瞬でも長くてこの時間が続くようにと願った。どれくらいの時間が過ぎただろうか。体位もいくつか変えながら時を過ごした。それでも彼のものは常に鋼のように固く反り返り自分のそこを刺激した。先にいったのは自分だった。彼に刺激をし続けられ、たぶんほとんど彼は自分のものには触れていなかったように感じる。それでも、自分は果ててしまった。トコロテンといってもいいような果て方だったように思う。自分が果て、まもなく、彼が苦悩の表情を見せ始めた。腰の動きが一段と激しくなる。そして…彼はいきなり自分から身体を離し、そして自分の身体の上で白濁な液を放った。一回、二回、三回…たぶん六回以上は時を挟んで彼のが脈を打ったように感じる。今日のためにどれだけ溜めていたのだろうかと思うほどの大量のザーメンであった。中に欲しかった。本音を口にしたかったがグッと口を閉じた。彼にそんな軽い奴だと思われたくはなかった。終わった後も彼は紳士であった。自らティッシュを手にとり、自分のものを綺麗にするその前に、相手である自分の身体を綺麗に拭いてくれた。そこからはしばらく二人で横になりさっきまでの余韻を楽しんだ。ここでも、いつもなら早くこの場を後にしたいという気持ちになるのだが、この時は…もしかしたらもう一回…そんな期待を胸にしていた。
ここまで読んでくれた人、長くて拙い文章力で申し訳ありませんでした。
本当ならここでフィナーレといくところなのですが、実はここからがどんでん返しです。
気持ちよく終わりたい人はここまでで辞めておいてください。
続きはまた、リクエストがあれば書きたいと思います。