彼は本当に申し訳なさそうに黙ってしまった。さっきまでと違った神妙な面持ち。自分は「全然、大丈夫ですよ」と彼に言い、その後は身体に残ったシャンプーの液で彼の身体を丁寧に洗った。なんて綺麗な身体なんだ、そんなことを考えながら彼の身体に触れていた。ただ一つだけ気になることが…彼の天を向いた肉棒、さっきまでは気がつかなかったが、その所々に爪で引っ掻いたような赤い筋ができている。何の数だろう…一瞬そう思ったが、彼の綺麗な身体、そして白い歯を見せ子犬のような笑顔、自分の意識はすぐにそちらに夢中になっていた。シャワーで彼の身体の泡を洗い流す。浴槽にはさっき貯めた湯が溢れている。彼に浴槽に入ろうかと声をかけるが、彼はまた自分の後ろから抱きしめ、そのまま浴室の外へと導かれた。そして二人はそのまま寝室のベッドへ…彼から何か飲むかと聞かれたが自分は大丈夫だとその誘いを断った。一分、一秒でも彼と肌を重ねたい。そして彼と一つに…。今度は自分から彼に唇を重ねた。二人ベッドに横になり、肌を重ねながらキスを楽しんだ。彼の肌の温もりが身体全体に伝わってくる。しばらくして、彼が自分の上に身体を移動した。彼は唇を離し、首筋から喉そして乳首へと唇を這わせた。自然と声が漏れてしまう。そしてついに彼の唇が自分の腹、そして固くなったアソコへと…彼は少し遊ぶかのように自分のペニスを口でじらすが、その唇は自分の鈴口へと…恥ずかしい…自分でもはっきりとわかるほど、自分のアソコからは精液とは違う透明な液が溢れていた。自分でもヤバいと思ったが、彼はそれを嬉しそうに唇で拭っている。自分も負けじと彼のアソコに手をやる。そこにはさっきの固くそして熱いものがあった。スゴい、スゴすぎる…。彼の口が自分の全てを飲み込んだ。優しくもあり、時には口に力を入れ締め付けるようなあの感触。彼は今までに何人の男の人とかのような時間を過ごしたのだろうか。彼のをもっと感じたい…69の体勢へとなり彼のものを口へと運んだ。自分のとは明らかに違う彼の大きくてたくましいペニス、少しずつ口へと運ぶが、彼のものはその一部を口に入れるのが精一杯であった。それでも彼は深く息を吐き感じてくれていた。彼の指が自然と自分の後ろへとまわった。場所を確かめるようにゆっくりと、それでいて確実に自分の後ろの口を刺激している。早く、早く彼が欲しい。口に出したい欲望に駆られたがグッと我慢した。彼はベットの下からボトルを出した。たぶん、これも彼にとっては計算済みのことであったのだろう。ボトルから指先に液をとり、そして自分の口へとあてがった。一本、二本、そして三本、ゆっくりと自分の身体の中へと吸い込まれた。中で彼は指を動かし刺激した。ダメだ、我慢しようとしたが声が漏れてしまう。彼の指が抜かれた。彼が一言「いい?」。自分はそっと頷いた。彼はさっきボトルを取り出した場所から小さな包みを取り出した。彼は口元でその包みを破り、中身を出すと自分のそれへと持っていった。ところが…もぞもぞとしているが一向に彼の動きが止まらない。自分が身体を起こし、彼に方へと顔を近づけた。彼のそれはさっきにも増して赤く膨張し固くいきり立っている。ただ、ゴムが…明らかにゴムの大きさが彼のそれと合っていない。彼は頑張ってゴムの口を広げようとしているが上手くはいかない。今まで冷静でクールだった彼が明らかに焦っているのが伝わってくる。自分は彼の腕に静かに手をかけ、「いいですよ…なくても。さっきの続きしましょう。」声を掛けた。彼は、自分の目をじっと見つめ、そして静かに頷いた…