Page 3534 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼君の左手、僕の右手 あんつ 07/4/1(日) 4:49 ┣Re(1):君の左手、僕の右手 かず 07/4/2(月) 0:25 ┣Re(1):君の左手、僕の右手 た 07/4/3(火) 4:20 ┃ ┗Re(2):君の左手、僕の右手 あんつ 07/4/7(土) 15:33 ┗君の左手、僕の右手2 あんつ 07/4/7(土) 15:26 ┗君の左手、僕の右手3 あんつ 07/4/7(土) 18:05 ┗君の左手、僕の右手4 あんつ 07/4/7(土) 21:14 ┗君の左手、僕の右手5 あんつ 07/4/7(土) 21:30 ┗君の左手、僕の右手6 あんつ 07/4/7(土) 21:42 ┗君の左手、僕の右手7 あんつ 07/4/7(土) 22:11 ┣Re(1):君の左手、僕の右手7 なな 07/4/9(月) 20:56 ┗君の左手、僕の右手8 あんつ 07/4/12(木) 23:50 ┗君の左手、僕の右手9 あんつ 07/4/13(金) 0:14 ┗君の左手、僕の右手10 【ラスト】 あんつ 07/4/13(金) 0:36 ┣Re(1):君の左手、僕の右手10 【ラスト】 さ。 07/4/13(金) 1:20 ┃ ┗Re(2):君の左手、僕の右手10 【ラスト】 あんつ 07/4/14(土) 9:09 ┗その後の握手 あんつ 07/4/14(土) 9:23 ┗Re(1):その後の握手 あ 07/4/18(水) 17:38 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 君の左手、僕の右手 ■名前 : あんつ ■日付 : 07/4/1(日) 4:49 -------------------------------------------------------------------------
| 出会ったのは中学一年のとき。 出会ったと言うよりも、見かけたと言ったほうが正しいかも知れない。 休み時間、廊下ですれ違ったとき。 楽しそうに笑い、友達と話している君を、今でも覚えてる。 今でも、覚えてる。 タカノブ「なに?」 頬を抓られて振り返ったタカノブは訝しげな顔で俺を見つめた。 俺「いや、ほっぺ柔らけーなと思って。」 タカノブ「そぅ。」 それだけ言ってタカノブは俺の手を振り払うと、机に落書きを再開した。 2年になってクラスが同じになり、俺はタカノブとの距離を縮めるため、休み時間が終わる度に、ちょっかいをかけるようになった。 クラスで一番背が低く、童顔なタカノブは、2年になってもランドセルが似合うほどだった。 加えて中身もややおこちゃまで、高校になってから聞いた話では、オナニーもまだ知らなかったらしい。 俺「たかのぶー!」 タカノブ「うわ!っちょっと!やめろばかー!!」 俺がじゃれて後ろから抱きしめようとすると、タカノブは全力で逃げる。 仲良くなるにつれて、その抵抗も半端なくなり、マジ蹴りとか当たり前だった。 けど、頭一個分でかい俺の身長と体格を、たかのぶ如き(←シツレイ)がどうこうできるわけもなく、結局俺につかまってしまう。 俺「よっしゃ、ゲット!」 たかのぶ「あぅぁ〜〜〜。」 俺「つーか、ほんとちっちゃいなー、おまえ」 たかのぶ「!?ちっちゃい言うなっ!!」 俺がたかのぶを抱きしめてる腕を、たかのぶはぎゅっと握ってくる。 それが、あのときの俺は一番好きで、今になっては出来ないことで。 自分から膝の上に座ってきたり、抱きしめられてるたかのぶは、本当に可愛かった。 一年のあの時すでに、俺はたかのぶに恋心を抱いた。 仲良くなって、どんどんタカノブの魅力に惹かれていった。 できれば、告白したかった。けど、そんな勇気はあの頃の俺にはなく。 それに。 俺「たかのぶ。」 たかのぶ「んゃ?」 俺「たかのぶは好きな人いるの?」 たかのぶ「いる・・・・・よ、たぶん」 たかのぶの友達から、聞いてた話。 小学校の頃から、タカノブには好きな女の子がいた。 |
| 続き期待しています!o(^-^)o |
| よかったら続き書いてください |
| かずさん、たさん、どうもです。 まさかリクいただけるとは思ってなかったので放置してました(^^;) 実は、エッチなとこあんましないです。 俺の恋といえるかもわからない何かが、どうなっていくかは後々書いていきます。 つたない文章でよろしければ、お付き合いくださいまし。 |
| タカノブが好きなのは、学年でも結構人気のあった女の子。 髪もさらっと長く、色白で、背もそこそこ高い。 到底タカノブと釣り合うような人物でもなく、俺は成就しない恋だと思いつつも、タカノブを励ました。 そして、少し嫉妬していた。 俺の通ってた学校は6月に学習旅行と言って、毎学年、旅行に行っていた。 旅行まであと一週間という日。部屋分けを決めるとき、そのとき学級委員だった俺は、地位を利用してタカノブと同じ部屋になろうとした(←たぶん他からはバレバレな裏工作で)。が。 ヒロキ「ごめん、俺あいつ苦手なんだわー」 と、タカノブの班の班長こと、俺と部活の同じ仲良しのヒロキが、俺の班の班員の子を拒否したため、仕方なく部屋割りを変更した。 俺の方はかなり渋ったけど、親友の頼みは断れず、結局2泊ともタカノブとは違う班になってしまった。 俺「タカノブ、俺なんで一緒の部屋じゃないの!?」 タカノブ「知らない。」 俺「・・・俺と一緒の部屋イヤ??」 タカノブ「うん、いや。」 俺「なんで??」 タカノブ「寝るとき襲われそう。」 こいつ・・・。 見透かされてたのかどうかは知らないけど、タカノブの発言が不愉快だった俺は、休み時間が終わるまでくすぐりまわしてやった。 旅行はいたって普通。 京都だから寺みたり、ありがたいのかよくわからない坊さんの話を聞いて。 朝から歩き回されてる俺たちはヘトヘトになりながら、バスで初日に泊まるホテルに向かっていた。 部屋は別だけど、学級委員の権力をフルに使って、バスの席はタカノブの隣にしたりして。 俺「なぁ、タカノブ。」 タカノブ「なに?」 俺はその時ふと思った、部屋割りの後、どうして「襲われる」って言ったのか聞いてみた。すると。 タカノブ「お兄ちゃんがよく布団に入ってくるから。」 なんだと? タカノブ「で、パンツとかずらしてくる。」 ほぅほぅ。 タカノブ「ヨウスケ(俺)、お兄ちゃんに似てるし、襲われると思った。」 なるほど。 タカノブの兄貴ホモなんだろうかと思いながら、タカノブが嬉しそうに兄貴の自慢話するのに、タカノブ、ブラコンなのかと思わされた。 そんな話を聞いてるとすぐにホテルが見えてきた。 時間も遅かったので、飯を食うと、俺のクラスはすぐに風呂の時間だった。 脱衣所にいくと、ヒロキが部屋の子達としゃべりながら服を脱いでるとこだった。 ヒロキ「ヨウスケ、飯食ってすぐ風呂って辛いよな。」 俺「ありえん、俺吐きそう。」 ヒロキ「!?タカノブおまえ・・・。」 ヒロキの目線をたどると、そこには慌ててタオルでアソコを隠すタカノブの姿があった。 ヒロキ「毛、生えてないんだな。」 俺「うそ?おまえまだ生えてないの??」 タカノブ「うぅっ・・・・。」 クラスの皆は全員生えてたから、皆からタオルを引っぺがされたり、そのことで散々いじられたタカノブは、すっかり凹んでしまった。 俺「まぁ、お前はそっちの方がぴったりだよ、たかちゃん笑」 タカノブ「ヨウスケの馬鹿。死んでしまえ。」 体を洗うときに改めて確認したタカノブのそれは、本当におこちゃま並で、俺は少しどきどきした。 俺「(なんでタカノブの見て興奮してんだ俺は↓)」 |
| 旅行から数ヵ月後。 タカノブがフられたと、友達から聞いた。 電話で告白したらしいけど、予想通りの玉砕だったらしい。 というか電話で告白かよ、とも思ったけど、タカノブなりに精一杯がんばったんだろうな。 最近元気がないのはそのせいだった。 つついても、抱きついても、今までみたいな反抗はせず、されるがままのタカノブ。 さすがに見てて辛かったから、少し話してみることにした。 その日の部活が終わって校門で待ってると、とぼとぼとタカノブが歩いてきた。 俺「タカノブ!」 タカノブ「・・・なに?」 自転車を押しながら近づくと、タカノブは俺を通り越してそのまま歩いていってしまった。 俺「ちょっ。。。一緒に帰ろってば。」 タカノブ「なんで?ようすけんち、俺と反対方向じゃん。」 俺は学校からかなり遠いので自転車通学。タカノブは歩き。しかも帰り道が反対だったから、いままで一緒に帰ったことなんかなかった。 俺「いーじゃん。かばん持ってやるから。」 タカノブ「・・・ん。」 タカノブはすぐさまカバンを俺の自転車のかごに押し込んだ。 俺「ゲンキンなやつ。」 そう言うと、タカノブは久しぶりにあの笑顔を見せた。 やっぱり笑ってるタカノブの方が、好きだと思ったり。 俺「ふられたんだって?」 タカノブの顔からすぐ笑顔がなくなった。 下を向いたまま「ぅん」と一言だけ返事が返ってきた。 俺「小学校からすきだったんだろ?」 また一言。「ぅん。」 元気だせよ。とか。 もっといい子探せよ。とか。 当たり障りなくて、なんだか口に出すのが恥ずかしい。 もともと頭で考えれても、言葉にするのは苦手な俺は、行動でしか表せなかった。 だから。 タカノブ「!?っちょ!何!!?」 おもむろに左手を掴まれて、慌てて離そうとする。 右手に掴んだタカノブの手は、俺の左手から逃げようと、力一杯あばれてた。 俺「あほ!暴れんな!片手で自転車支えるのむずいやろ!」 タカノブ「や、なんで手握ってるの!?」 俺「いや、お前、元気ないなぁって思って。」 タカノブ「・・・・・。」 すると俺が掴んだ左手から力が抜けた。 それどころかタカノブは、無言で繋いだままの手をぶんぶん前後に振った。 可愛いやつ。 手を繋いで並んで歩いてる俺たちを見て、笑いながら3年の先輩達が通り過ぎた。 やばい、と手を離そうかと思ったけど、タカノブは相変わらずぶんぶん振り回すので、そのままにしておいた。 俺「たかのぶ」 タカノブ「ぅん?」 俺「諦めきれないなら、それでもいいけど。笑ってるタカノブの方が俺はいいと思うよ。」 タカノブ「ぅん。」 聞いてるのかこいつ。 それでも、繋いだ手に力が入ったのを感じて、俺はそれ以上言わなかった。 家のそばにつくとタカノブは、パッと握った手を離し、「また一緒に帰ろ」と言うと、ぱたぱたと走っていってしまった。 右手に残った小さな手の感触は、その日俺が眠るまで、ずっと残っていた。 エッチくなくてごめんなさい↓ も少ししたら書きます。 |
| 3年になると、クラスが離れてしまい、一緒に帰ったのもあの日きり。 2年の冬に俺にも彼女ができ、タカノブとも離すことはほとんどなかった。 たまにあって、ちょっかいかけたりするぐらいで。 彼女は、実は俺がタカノブが好きなことを知ってた。 というか、他の人にも気づくぐらいに、いちゃいちゃ?してたから、ばれてないほうが不思議なぐらいだったし。 でも彼女はそれでも俺と付き合いたいと言い、俺も承諾した。 夏の花火大会で、喧嘩してしまい、それきりの付き合いだったけど。 すごくいい子だった。 そして、卒業した。 俺は私立の高校に通うことになり、タカノブは農業系の高校に通うことになったと、どこかで聞いた。 卒業式のとき、タカノブとは隣のクラスで出席番号も同じだったから、隣の席になったぐらいで、それ以降、顔を見ることはなかった。 卒業式の日に、同じクラスの子に告白されて、どうしようか迷ったけど、可愛かったのでOKしてしまった。 4月。 高校にもまだなれてない頃、ケータイに電話が入った。 幼馴染のユカからだった。 俺「おぅ。どした??」 ユカ「知らない番号から電話きたんだけど、どうしよう??」 俺「んー、わかった。電話してみるから教えて。」 どうせ迷惑電話?でしょー。と、思いながら電話してみると、電話に出た向こうから聞きなれた声がした。 「はい。」 俺「・・・??タカノブ??」 タカノブ「ようすけ?なんで番号知ってるの??」 俺「何でって、ユカが知らない番号かかってきたって言うから。」 タカノブ「あ・・・、そっか。わかった。」 ブツッ。 切れた。 なんだ?何がわかったんだ?? つかあいつ中学のときケータイ持ってなかったよな? 状況が読めないまま、また掛け直すのもなんだか忍びないので、そのままでいたら、またユカから電話がきた。 ユカ「ごめんね、ありがとー。」 俺「なんよ、タカノブケータイかったん??つーか、どうしてユカに電話したん??」 まさか付き合ってたりしてー・・・。 ユカ「あのね、私達、付き合ってるの。」 え。 マジで? 俺「いつから??」 ユカ「卒業する前だからー、2月ぐらいかな。」 俺「なんで!?俺そんな話きいてねーぞ!?」 ユカ「だってタカノブが誰にも言うなって。」 なんだそれ。 付き合ってる?? タカノブが? なんだか胸が熱い。 明らかに動揺してる。 あのタカノブが。付き合ってる?? 俺「まー、あいつのおこちゃまっぷりじゃぁ仕方ないか。」 ユカ「でも、タカノブ結構積極的だよ?」 俺「ぶっ。まさかもうHしたとか?」 ユカ「それはないけどー。卒業式の日にキスしたよ、学校で。」 タカノブが? 女子とキス?? 俺「そっか。まぁ仲良くやりなよ?」 ユカ「うん。ほんとにごめんね。それじゃ!」 俺「あ、メールで・・・タカノブのアドレス教えてよ。」 ユカ「うん、いいよー。じゃあね。」 電話を切ったあと、少しさびしくなった。 2年のときに、タカノブが振られたときは、まだチャンスがあるとか思ってた。 でも、今回は違う。 成立してる例が具体的にあった。 その日はなんだか眠れなくて、一日中起きてた。 そして、少しだけ泣いた。 |
| ユカからタカノブのアドレスを教えてもらい、それからよくメールするようになった。 中学のときは、外で一緒に遊んだことなんかなかったから、いろいろと誘ったりして。 初めて遊びにいった時のタカノブの私服はあまりに子供らしくて。 俺「おまえ・・・。それ小学生?」 タカノブ「るっさい!これしかないの!!」 そして何よりセンスがなかった。 俺はそこまで自信はないけど、ある程度の着こなしは出来てたから、よく二人で服を買いに行った。 はじめは買いに行くのを渋ってたタカノブも、すこしすると逆に誘ってくるようになった。 ほかにも、映画見にいったり、川にいったり。 前にもまして仲良くなった。 あきらめ切れない。かも。 この笑顔。 大抵はOKだったけど、ユカとのデートがあると断られた。 タカノブから「ユカ」って言われると、すごく嫉妬した。 それに、俺もユカと仲良かったから、タカノブとのデートの話や、いろんなことを聞いて、それにも嫉妬した。 タカノブに?違う。ユカにだ。 すごく仲がよく、中学のときから同じクラスだった二人は、このまま別れずに行くのではと思った。 けど、夏に事件が起きて、二人は別れた。 そのときのタカノブの落ち込みようはなかった。 心配して電話すると、泣いていた。 結婚する約束までしてたらしい。 電話の向こうで泣いてるタカノブには悪いと思ったけど、やっぱり俺は喜んでいたんだ。二人が別れたことに。 俺「明日、うちに遊びにこいよ。なぐさめてやるから。」 タカノブ「・・・ぅん。」 とりあえず、元気付けてあげないと。 そう思って俺は誘った。 はじめは、そう思ってた。 |
| 俺「やっぱり小学生だな。」 タカノブ「うっさい馬鹿。」 当日、俺の家に遊びに来たタカノブは学校帰りで制服だった。 でも、相変わらずの背丈なので、中学とぜんぜんかわらない感じ。 タカノブ「これでも中学生に間違えられるんだぞ!」 俺「だから、釣り合ってねーじゃん、実年齢と。」 タカノブは小さく「ぁぅっ」と呻くと、俺のベッドに倒れこんだ。 とりあえず暇だったので、ゲームをやることにして。 その間にいろいろ話を聞いた。 別れた原因はタカノブにあって。 でもその原因は、二人にとって大事なことで。 ここではうまく書けないけど、タカノブが焦りすぎたみたいだった。 男としての、欲求を満たそうとして。 俺は静かに頷くことしか出来なかった。 一応、中学で童貞卒業してるとはいえ、タカノブがこんななりでもちゃんと男なんだなと、改めて思わされた。 そして、話を聞くうちに、なぜか興奮してた俺。 気づいたら、パンツのなかのものはビンビンだった。 なんでか解らない。 ベッドに寝そべってゲームしているタカノブを見た瞬間。 抑え切れなかった。 友達だから。 男同士だから。 いままでそんな制約で動けなかった自分の欲求が、ここにきて爆発した。 気づいたら、俺はタカノブを組み敷いていた。 |
| 無理やり仰向けにされて、タカノブは何がなんだかわからない顔をしていた。 目が合った瞬間、俺はもう考えるのをやめた。 ごめんな。 そう言ったかどうかも覚えてない。心の中でそう言っただけかも知れない。 タカノブの唇に自分の唇を押し当てた。 タカノブ「!?んゃっ!!ちょ・・・!!」 ようやく事態が理解できたのか、タカノブはむしゃらに暴れた。 俺は一度、顔を上げると、俺を引き離そうとするタカノブの細い両腕を片手で捕らえると、もう一度キスをした。 顔を背けようとするタカノブの頬を、もう片方の手で抑えて。 舌を入れると、ますます抵抗が激しくなった。 馬乗りになったその下で、タカノブは足をばたつかせるだけだったけど。 止まれなかった。 キスしたまま、俺はタカノブの頬から手を離して、制服の上からアレを握った。 やわらかく、むしろ縮んだままのそれを乱暴にまさぐった。 反応を出るのに時間がかかったが、それは明らかに体積を増した。 小ぶりなそれを上下に扱くと、微かにあえぎ声が聞こえはじめた。 タカノブ「っぁ・・・。ん・・・。」 覆った唇でさえぎられていたそれは次第に艶をおび、大きくなっていった。 観念したのか、腕にはいっていた力も弱くなった。 俺はタカノブのものをしごいていた手をやめ、そのままズボンのベルトに手をかけた。 手間取って、なかなかはずせなかったので、顔を上げた瞬間、聞こえてきた。 タカノブ「やめ・・・て・・・。」 あえぎ声はいつしか、泣き声に変わっていた。 一瞬、我に返ったような感覚を覚えた。でも。 もう無理だった。 ベルトを外し、乱暴にズボンとパンツを下げると、あの頃は生えてなかった毛が、生えそろっていた。 直に触ると、タカノブの体がびくっと強張った。 タカノブ「やだ!!やめて!!いやだ!!!」 聞こえていた。 解っていた。 また少しづつあえぎ声が聞こえ始め、俺が扱くペースを早めると、タカノブは達してしまった。 タカノブ「ぅ・・・・ぁっ、いく!だめ!!」 二、三度、放出を繰り返したそれは、強く握ったせいで赤く痛み、痙攣していた。 勢いよく飛び出たものは、タカノブの制服と、俺の手を汚し、独特の匂いを漂わせていた。 あとに残ったものは何もなかった。 俺にも、何も。 ただ、タカノブの泣き声が、部屋に響くだけで。 |
| つづきお願いします。凄く良いです |
| ティッシュボックスを渡すと、タカノブは無言でそれを受け取った。 黙々と自分の出したものを処理する姿を、何も言わず、何も言えないまま、ただ見ることしかできなかった。 服の乱れを直し、丸めたティッシュをゴミ箱に捨てると、タカノブもまた、何も言わないまま、部屋を出て行った。 一人になった。 玄関からタカノブがいなくなったこと確認して、俺も泣いた。 学校に行っても、なるべく普段通りに、皆と接した。 学校に行って、授業を受けて、飯を食べて、帰って、寝た。 ケータイが鳴らなくなったのに気づいたのは2、3日してからだった。 前は毎日の様に鳴っていた着信音が、毎日の中から消えようとしていた。 受信メールのほとんどが、タカノブからので。 送信メールのほとんどが、タカノブへだった。 メールで彼女に「別れよう」と告げ、返って来たメールは見ないまますぐ消した。 メールも電話も、出来なかった。 今更、何て言えばいいかわからない。 「好きだった」、「付き合って欲しい」。 言えるわけもなくて。 電話帳から、タカノブのアドレスを消した。 俺の中に後悔だけ残して。 あの日から、ちょうど1ヶ月ぐらい。 久しぶりにケータイが鳴った。 休みの日だったから、どうせヒロキが「遊びに行こーぜー」とかメールしてきたんだろ、としか思ってなくて、すぐには見なかった。 遊びに行く気力もまだ無くて。 夜、風呂に入ってから、もう一度鳴ったケータイをやっと開くと、見慣れたアドレスがあった。 消しても、頭がそのアドレスを覚えてて。 緊張、と言うより見るのが怖かった。 何が書かれてもおかしくない。それだけ酷いことをしたから。 少し迷ってから、一通目のメールを開いた。 「今日、時間ある?」 どうしてそんな事を聞くのか。 わからなかった。 二通目を開いてみた。 「今からでもいいから、会えない?」 |
| 期待したのかも知れない。その言葉に。 でもやっぱり怖くて。 タカノブの、会おうと言うその真意がわからなくて。 メールで、簡単に答えると、すぐに「家の近くの公園で待ってる」ときた。 急いで家から飛び出て、自転車をこいだ。 タカノブの家への道は、自転車で10分ぐらいの距離だったけど、それ以上に感じた。 頭の中はずっとぐるぐるしてて、何百通りも、タカノブが何を話すのか考えてた。 考えても考えても、浮かんでくるのは凄惨な言葉で。 でも覚悟はあった。 許されるまで、謝りたかった。 つもりもないのに、あんな事されて平気なわけがない。 公園に着くと、入り口の近くにタカノブの姿があった。 目が合うと、タカノブはすぐに逸らした。少しだけ、胸が痛んだ。 自転車を停めて、タカノブのそばに向かうと、タカノブがゆっくり口を開いた。 タカノブ「ごめんね。夜、遅くに。」 普通だった。 声の大きさも、口調も、普段とまったく同じだった。 それが逆に怖くて、少し声が震えた。 俺「いいよ。大丈夫。あの、」 タカノブ「・・・あのね。」 俺が謝ろうとする前に、タカノブが話しだした。 タカノブ「先月の、ようすけの家での、こと。」 俺「・・・うん。」 タカノブ「すごく嫌だった。」 胸が痛い。 言葉が突き刺さる。 タカノブ「でもね。気づいたこともあったの。」 俺「え?」 タカノブ「好きだってこと。ようすけの、事が。」 ほんとに何も言えなくて、ただ黙って話を聞いているしかなかった。 タカノブ「中学校のときから、好きだったのかも知れない。でもね、付き合うとか、そういうことは出来ない。男同士、っていうのもあるけど。何より 大事な友達だから。」 俺「・・・うん。」 やっと振り絞った言葉はそんなものしか出てこなかった。 嬉しくて、悲しくて、悔しくて。 タカノブ「まだ、友達がいい。ずっと、友達がいい。」 |
| 俺「ほんとに、ごめんな。」 言い終わると堪え切れなくなって、涙がこぼれた。 タカノブは、初めてあったときと変わらない笑顔を見せてくれた。 そして、ゆっくり近づくと、俺の唇に、ほんの一瞬触れるぐらいの優しいキスをした。 タカノブ「おかえし!」 意味はわからなかった。 けど、タカノブが笑うから、泣きながら俺も笑った。 壊してしまったと思った。 傷つけてしまったと思った。 でも、何も変わらなかった。 相変わらずタカノブはタカノブで。 俺「あんとき、きもちよかった??」 タカノブ「馬鹿よーすけ、死んでしまえ。」 友達だった。 それでいいと思った。 それ以上望めなかった。 まだ友達でいていいなら、俺は喜んでそうする。 タカノブがそうしたいと言うなら。 タカノブがすっと左手を出すしてきた。 タカノブ「あくしゅ!友達としての。」 また少し笑ってから、俺も左手を出そうとした。 するとタカノブが、「前に握った手がいい。」と言うから、出したけた手を戻して、反対の手をだした。 俺「あくしゅ。」 タカノブ「うん。」 握手にしては、不自然だけど、それでよかった。 握ったその小さな手は少し冷たかったから、俺は少しだけ力をこめた。 どちらからともなく手を離して、また会おうと約束を交わし、俺たちは別れた。 ここから、友達なのだと。 そういう握手だったのだろう。 付き合うことは出来なくても、それ以上の関係に慣れた気がした。 タカノブも俺を、俺もタカノブを失いたくなかった。 だから、ずっと友達なんだ。 これからも。 ずっと。 |
| 最後まで楽しませてもらいました。 せつない終りですね。友達に戻れた事でヨシとするのもイイけど…ヤッパ寂しいな。 また機会があれば、 その後の出来事で続きが読める事楽しく読ませてもらいます! |
| ささん。 コメントどうもです! 実はエッチシーンはフィクションなんです。 本当は、俺の家に来てただ普通に喋って帰っただけなのですが・・・。 何かないとなぁ、と思ってH追加してしまいました汗 それ以外は事実です。 今、21になるんですが、まだ友達です。 |
| お互い高校卒業して、タカノブは就職、俺は他県の学校に進学することになった。 今21になる。 それまでに二人で旅行に何回か行き、少し遠出したりした。 相変わらずおこちゃまっぽさは消えないタカノブだけど、高校卒業してから身長が伸びて、俺と少ししか変わらないぐらいになった。 でも童顔はそのまま。身体も細いから、そのせいで小さく見える。 あと、笑顔もそのまま。 あの日から、耐え切れなくなって、2回ほど告白した。 けど、やっぱり駄目なわけで。 わかんないフリして、はぐらかそうとする時もあった。 でも真剣に返事してくれたときもあって、「かっこいいから駄目」って言われた。 意味不明だけど・・・。 それでも、いつになっても俺が出す右手に、そっと指が触れるぐらいに左手をくっつけてくるタカノブをこれからもずっと好きでい続けると思う。 友達という関係もずっと。 長い上に、エッチ少なくてごめんなさい↓ これで終わりなので。 ありがとうございました。 |
| ちょーいい話だよー! |