Page 3345 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼最後の夜16 トキ 06/12/25(月) 16:49 ┣最後の夜17 トキ 06/12/25(月) 17:43 ┃ ┗Re(1):最後の夜17 フユタ 06/12/26(火) 7:37 ┣最後の夜18 トキ 06/12/27(水) 18:23 ┃ ┗Re(1):最後の夜18 わん 06/12/27(水) 19:42 ┃ ┗[投稿者削除] ┃ ┗感想ありがとうございます! トキ 06/12/27(水) 20:16 ┣最後の夜19 トキ 06/12/29(金) 13:22 ┃ ┗初めまして☆ シュン 06/12/29(金) 13:45 ┃ ┗感想ありがとうございます! トキ 06/12/29(金) 15:15 ┣最後の夜20 トキ 06/12/29(金) 14:03 ┣最後の夜21 トキ 06/12/29(金) 15:12 ┣最後の夜22 トキ 06/12/30(土) 14:06 ┣最後の夜22 トキ 06/12/30(土) 18:31 ┃ ┗最後の夜22 トキ 06/12/30(土) 18:51 ┗最後の夜24 トキ 07/1/1(月) 22:55 ┣Re(1):最後の夜24 いしん 07/1/7(日) 21:36 ┗Re(1):最後の夜24 たいち 07/1/12(金) 0:58 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 最後の夜16 ■名前 : トキ ■日付 : 06/12/25(月) 16:49 -------------------------------------------------------------------------
| Aさん、翔さんありがとうございます! すこし時間を置きましたが、新スレにて再開です! またよろしくお願いします。。 夜が深い。 静まった街並みを見上げながら自分の家へ帰る。 彼の携帯番号もメールアドレスも拒否登録し、彼から僕へと一切連絡がつかないようにする。 強がりなのか、でもそれは僕にとって大きな決心だった。 戦いながらこの1年弱の月日を彼と愛し合ってきた。でもそんな日々が彼の夢を壊してしまうことになるなら、僕は彼から消えよう。そんな風に思った。 缶コーヒーを買って、少し遠回りをして家に帰る。 朝日がやさしく降り注ぎ、朝の訪れを僕に告げる。 6時・・・。眠りについいたのは結局3時を回るか回らないかだったのに、こんなに早くに眼が覚めるとは。 不意に携帯電話に伸ばす手は、彼からの連絡があることをどこかで期待していた。 今日は学校・・・休もう・・・。 また眠りに就く。 このまま彼を忘れることができるだろうか、そんな自信はないのに今は彼を忘れる努力をしている。 それが彼のためだと思った。 それでも、彼のため、だとか思うから彼との楽しかった思い出が眠ろうと閉じたまぶたに次々と映し出される。 男にこんなに恋をするなんて。 どうしてこんなことになってしまったのだろうか、辛い気持ちは恋に落ちてしまったことすら後悔させた。 こうして彼の夢がもう一度実現へと近づくことをただ願った。 そうしていつの間にかまた眠りに就いた。 昼になり眼が覚めた。 明るく日差しが差し込む部屋で、彼との思い出を写した写真が照らされてまるでその笑顔が今まさに笑っているようだった。 起き上がりおもむろにその写真を1枚1枚はがしていく。 彼との思い出をひとつずつひとつずつ振り返っていく。 剥がし終わった壁はまさに今の自分の心を写すように真っ白で殺風景で寂しかった。 よし。僕はこの真っ白な壁に新しい日々をまた描き始めるために、街へとポスターかポストカードか、なにかインテリアになるものを買いに行くことにした。 街の輸入雑貨店へ行く。 いろいろなポスターの中から、青い空にたくさんのヒマワリが揺れるポスターを買った。明るい気持ちになれると思った。 ほかのお店もぶらぶらし、ちょうど日が暮れ始めた頃家に着いた。 真っ白だった壁に青い空とヒマワリが描かれた。 これは僕の理想の心、今の僕に足りないものであふれている、貼り付けて改めて思わされた。 それから夜もすっかり更け、22時過ぎ突然の雨と雷が降り始めた。 梅雨の訪れ。 急いで洗濯物を取り込んだ。 |
| 降り続いた雨のせいでその夜はいつもより冷え込んだ。 はっくしょん!!! 風邪を引いてしまっていた。熱を測ると「38.2度」、充分な病人だ。 ちょうど熱くなってきた季節で、薄着で寝てしまっていたのが原因だろう。 あぁ昨日も散々寝たのにな、今日は今日で寝ていないと辛いや。 そんなことをつぶやきながら、トーストで朝食を済まし、風邪薬を飲み横になる。 彼だったらきっと飛んで看病に来てくれるだろうな、そう言いながら携帯電話の彼の電話番号を見つめる。 何もしないで、寝て起きて寝て起きてを繰り返し、そのうち夜になっていた。 今日は雨も降らないようで、熱がいくらか落ち着いたのもあり少し外を出歩くことにした。 足は知らぬ間にいつもの公園へ向かっていた。 そしていつものベンチへ。 彼がいることを、偶然に会えることを期待していた。 ベンチに一人腰掛け、すっかり湿っぽくなった風にあたる。 まだ熱っぽい体にはちょうどいい。 ちょっとボーっとしているとどこからか歌声が聴こえてきた。 ・・・答えは今も見つからないまま、繰り返しの渦の中、また一歩踏み出すよ・・・ ・・・忘れることなんて出来ない僕が今日もここにいるから、君の影をいつもどこか探してる・・・ 女性が空に向けるように、自分のどうしようもない気持ちを大きな空に吐き出すように歌っていた。 もとの歌は知っているが、その歌手よりもずっと感情的で悲しくて、でも強かった。 人を想うことの意味は一つではなくて、一番近くから手を取るように支える人もいれば、ずっと遠くからただ幸せを願う人もいる。 でもどちらのほうが、ではなくてどちらも大切な心の支えになれるだろう。 僕は彼を遠くから支えることに決めた、そしてあの夜彼のもとを去った。 それが一番正しいと信じて。 その決心の強さに、その夜もそれからも一度も涙を流すことはなかったのに、女性の悲しさが僕の溜まった涙の袋をゆするように響いて、僕は今にも泣いてしまいそうだった。 なんだよ・・・こんなところにいたのかよ・・・。 後ろで声が聴こえた。 聞き慣れたそのずれたイントネーションはゆすられていた涙の袋にとどめを刺すようだった。 後ろから抱きしめられても誰だかはっきりと分かる。筋肉質でそれでいて温かい。 涙がとめどなくあふれて、何もいえないくらいに震えていた。 でもそんな僕を抱きしめる彼も泣いているのが分かった。 僕は彼の手を握り締めた。 なんで何も言わずにどっかいっちゃうんだよ・・・一人にするなよ・・・。 でも、俺、△△の夢を叶えるのに邪魔だろ・・・、だから。 彼がさらに強く僕を抱きしめた。 俺がいつそんなこと言ったよ、変な強がりするんじゃないの! でも・・・、と言った僕に何も言うなというかのように体を回し彼はキスをした。 あの夜も、それからも辛かったけど一度も泣いてないんだよ、だからこんなに泣いてるけど今くらい許してよ、僕は言った。 頑張ったな、ありがとう。と言いながら彼は僕の頭を撫で、もう一度キスをした。 ん?お前もしかして風邪引いてる?結構熱があるんじゃ・・・? そう言って僕のおでこを触った。 あ、朝からちょっとね、僕は引きつりながら笑った。 大丈夫かよ、早く家に帰ろうよ、大変だ!彼はそう言って立ち上がった僕に肩を貸し、彼の家へ急いだ。 久しぶりの彼の部屋は相変わらず殺風景だったが、テーブルに10枚くらいか壁に貼ってあった二人の写真が無造作に置かれていた。 俺も捨てなくてよかったよ・・・懐かしいな・・・僕は力の入らない体を起こし写真を手に取った。 それはいいからお前は早く寝なさい、ほらこれ飲んで。 彼がくれた風邪薬を飲んで僕は横になった。 久しぶりの彼の万年床はなんだかとても安らいで、僕はあっという間に眠りに就いた。 |
| ほんと文章上手いですよね。毎回読みながら感動してます。 |
| 眼が覚めるとそこに彼の姿はなく、ただ枕元に一枚のメモだけが残されていた。 —今まで本当に楽しかった。 またどこかで逢えたらその時は 友達として笑えるのかな。 ただこれだけは言えるよ お前を好きになれてよかった。 ありがとう— 鍵はポストへ、そんな追伸とともにせっかくまた始められると想った彼との生活が終わる。 このままでいいのか、昨夜からぶり返したように強く降る雨の中へ僕は家を飛び出した。 そうだこれは彼の冗談に決まってる、そう信じてあの公園へ向かう。熱が下がりきってない体は今にも倒れそうなくらいしんどかった。 あの公園あのベンチに座る彼がいた。しかしその横には一人の女性が・・・クリスマスを一緒に過ごした元カノだ。 △△!!叫ぶ僕の声に彼が振り返り、そして立ち上がった。 さようなら・・・。そう口が動いたような気がした。 強く握った元カノの手、元カノが僕に笑いかける。 意識が遠のいていく、もう限界なのか。 僕は少し冷たい雨の中その場に倒れこんだ。 遠のいていく意識の中、ぎりぎりに開いた視界で彼は僕のことを気に掛けることもなく、元カノの手を強く握り締めたまま歩いていった。 △△!!△△!!! 振り絞った声はむなしく雨に打ち消された。 △△!! △△!! ・・・ ・・・ ○○?おい、○○?? 彼の声に僕は意識を取り戻した。 よかった・・・俺のこと見捨てなかったんだね・・・、僕は彼の方を見て涙ぐみながら言った。 なに言ってんだよ、いいかげん夢から覚めろ、な! 彼の言葉に僕は我に還った。 ゆ、夢か、よかった・・・。僕は胸を撫で下ろす気持ちだった。 そして僕は夢のことを彼に話した。 そうか、まだ熱も結構あるみたいだしな、大分うなされちゃったな。彼が安堵の笑みを浮かべた。 今日はゆっくり寝たほうがいいよ、でも最近お前寝てばっかだな。馬鹿にするように彼が言った。 しょうがないだろ、と僕はあきれながら布団を頭までかぶった。 そう怒るなって、そう言いながら彼は僕のところへ水と薬を持ってきてくれて、僕はそれを飲んだ。 眠たかったら寝てもいい、もし聞けるようだったら聞いてくれ。枕元に腰を下ろして彼が言った。 うん、僕は彼の背中を見上げた。 俺、サークルのみんなにちゃんとカミングアウトするよ。 彼の強い言葉。 離れていた数日間、僕は忘れることが正しいと思っていた。でも彼は違った。 二人が幸せで、それでいて夢も追い続ける。そんな賭けに乗り出そうとしていた。 俺、お前のこと好きだし、それと同じくらいロードも好きなんだ。 お前にはロードで走る俺を見てほしいし。 いつかはお前と一緒に走ってみたい。 でもカミングアウトするって言うのは本当に賭けだと思う。 お前にも迷惑掛けることになる。 あれから一度サークルにも顔を出したんだ。ていうか俺が発起人だしな。 そうしたら話題は全て映画館の目撃情報ばっかり。 サークルどころじゃなかった。 一部のやつは白い目で俺を見るし。 だから俺決めたんだ。こそこそとうやむやにしながらやっていくのなんて疲れるだけ。カミングアウトしてしまったほうが楽に決まってる。 俺のサークルなんだ。○○のことが好きな俺を理解できないやつは辞めてくれればいい、ってさ。 って、お前に迷惑掛けてしまうのが分かってながら、一人でこんなこときめっちゃったんだけど。どう思う? 嫌なら俺はもうっちょっと何か考えるよ。 彼は笑っていた、とても生き生きと。 僕はなんだかその彼の導き出した答えに嬉しくなってしまった。 俺も賛成だよ! みんないなくなったら、二人でロードをすればいい!! 僕は体を起こし彼にもたれかかりながら言った。 ありがとう、本当にありがとう! 彼の背中は震えていた。 怖かった・・・、また○○がこれを聞いてどっか言っちゃうんじゃないかって・・・。よかった・・・。 体調が戻ったら僕は彼のサークルに入部することにした。 カミングアウトはそのときにする予定だ。 なんだかとても不安でどきどきするけれど、その反面婚約記者会見みたいでうきうきしてる自分がいた。 また彼のことを深く好きになっていく自分が居た。 |
| いつも読ませてもらってます!すごくいいお話だし、とても読みやすいのですが、、、、○○!!△△!!がちょっともったいない気がしました(┬┬_┬┬) そこまでは、ドキドキしながら読んでいたのですが、○○△△で、かなり現実に引き戻されちゃいました。名前だったらよかったな。 まぁ、いまさらなんですがね。。。(´・ω・`) でも!!続きは楽しみにしてますよ!! |
| この書き込みは投稿者によって削除されました。(06/12/27(水) 20:16) |
| ○○と△△・・・。 実は名前からくる先入観をなくして、出来れば読んでくださっている人の好きな人の名前なんて入れて呼んでいただければと思ってそうやってたんですが・・・。 自分も実際自分と好きな人と名前を当てはめたりしています。 でもある程度そういう意見が出ることも予測はしていたんですけどね↓ 一回このサイト内で完結したら ブログでもうちょっと深く突っ込んで書きなおそうと思っています! そのときを待っていただければと思います! 感想ありがとうございました! |
| 6月の終わり頃、僕は彼のやっているロードバイクのサークルにはじめて顔を出すことになった。 彼と二人で部室へ入る。 お疲れ様、前に言ってたやつ連れてきたよ、今日から入ってもらいます!彼は僕の背中を押しながら部室に入った矢先に紹介した。 ・・・一瞬空気が止まった気がした。 あいつだよ、部長の彼氏・・・。部屋の隅に座っていた坊主の男が隣の男に耳打ちしているのがかすかに聞こえた。 え、彼が?けっこう筋肉質じゃん。 思ったより男男してるね。もっと女っぽいのかと・・・。 そのまま部室がざわついていった。 ごめんな、こんなんで。彼がつぶやいた。 う、うん、大丈夫だよ、なんとかね。僕はそういうしかなかったが、正直この冷めた空気には耐えられそうにもなく、これ以上部室に足を踏み込めそうにもなかった。 よし。 僕がおどけていると、彼が何かを言おうとした。 そうだなみんなに曖昧なままにしていてわるかった。これからちゃんと話すから、ちゃんときいてくれ!! 大きな声で彼がみんなに言った。 部室が一気に静かになった。 二人は恋人どうしなん?坊主が言った。 タメ口だし、この人は彼と食堂にいるのを何度も見たことがある。どうやら僕とも同い年のようだ。 おう、俺とこいつは付き合ってる。きっぱりと彼が言い切った。 △△は俺や他の男のことも、男が女を見るような眼で見てんの?坊主が言った。 清水、そんなことはない。何が言いたいんだ?この際だはっきりいってくれ。 こいつは特別なんだ。 彼が言った。どうやら坊主の名前は清水と言うようだ。 そんなん信じれんよ、俺△△が怖いわ。清水はそう言いながら笑った。完全に馬鹿にしているようにしか見えなかった。 俺はロードバイクがしたくて、仲間と一緒に走りたくてこのサークルを立ち上げた。清水、お前と一緒にな。 清水とは大学に入ってから誰よりも長い時間を過ごしてきた。 それだけ苦労も喜びも共有してきた。 でもその中でお前に好意を持ったことは一度もない、これは事実だ。 俺にとって、清水も他のみんなも友達であり仲間だ。 清水が静かになった。 みんなから見たら確かに俺は気持ち悪いかもしれない。 でも自分以外の誰かを大切に想うことに、異性なんて条件があるのはおかしいと俺は思う。 みんなは異性を大切に想いたいと思った、そして俺は今こいつを大切に想いたいと思った。ただそれだけじゃないかな。 分かってもらえないかな・・・。 彼は自分の気持ちに正直に、そして何の迷いもなくまっすぐに一人一人に語りかけるように言った。 僕はそんな彼の存在をすごく大きく感じた。 私別に気にならないよ、△△が誰のこと好きでも。一人の女性が言った。 私も。 俺も別に。 部室の空気が一気に明るくなった気がした。 彼を、僕を、そして僕らを受け入れる空気がそこに生まれた気がした。 みんなありがとう! ・・・清水、分かってくれないかな?? 彼は清水のもとに歩み寄り、肩に手を置き言った。 ・・・るせ ん?清水? うるせぇ!ゲイやろうが!キモイんだよ!! 清水は彼を突き飛ばしそう言い放った。 そして入り口にいる僕にわざとらしく肩をぶつけ部室を飛び出した。 清水・・・。彼が肩を落とし言った。 △△、気にすることないよ。 清水にもああなる事情があってね。 一人の男が言った。 牧、それはどんな・・・? 牧というその人はエスカレーター式で中学校からずっと清水を知っているようだった。 牧は清水のああなる事情を話し始めた。 |
| いつも読ませてもらってるっす☆ 感動して泣きそうになるときもあります。 続きが知りたいんでお願いします。 |
| 長くなりましたがサークルでのカミングアウトが完了しましたW なんか本当エロクなくて、このページで異質なほうだと思うんですが。。。 応援とても嬉しいです。ありがとうございます! |
| 清水には兄貴がいてね、本当に仲がいい兄弟だったらしい。 牧が語り始めた。 だった?僕は言った。 各自近くの椅子に腰掛け、みんなで牧の話を聞いていた。 うん、別に死んだとかそんなんじゃないんだけど。 今はまったく名前を口にしようともしない。 その原因が、つまり兄貴がゲイであることにあるんだ。 やっぱりか。僕はそう思った。 それは中学2年の時だったかな、クラスに突然1っこ上で3年生だった清水の兄貴がゲイだって言ううわさが流れた。 清水は最初はもちろんそれを否定したし、みんなもまさかそれを信じることもなかった。 でも清水の兄貴は違った。 同じ3年生の男子と当然のようにいちゃいちゃし、当然のように校内でキスをしたりしていた。 清水の兄貴はカミングアウトすることにまったく抵抗がなく、逆にオープンにしていったんだ。 弟にそのしわ寄せが来ることも知らずに。 実際に両親が学校に呼び出されたりもして、家族会議も何度か重ねたらしいんだけど、清水の兄貴は自分がゲイであることに強く誇りを持っていたんだ。 今の二人のようにね。 その頃からの清水への風当たりの強さと言ったら悲惨だった。 黒板への変な落書きとか、靴を隠されたりとか、机が教室の隅っこに置かれていたりとか。清水は何も悪くないのに、教室の空気が清水は兄がゲイだから清水自身もゲイ、ゲイはキモイから話しかけるなみたいな空気になってるから、誰も話しかけなくなっていった。 僕もみんなもそれが間違いだと思ってはいても、とばっちりを受けるのが怖くて結局清水を救えなかった。 清水の兄貴が卒業してから、清水が3年生になってからは少しずつましになっていったけど、清水にとって中学時代はもう地獄でしかなかったと思う。 何度も登校拒否になりかけていたから。 あとになって聞いたら、その頃から兄貴とはまったく話をしていないし、目指していた高校も諦めてエスカレーターの上に乗ったらしい。 だから清水はゲイがトラウマっていうか、人一倍ゲイを毛嫌いするんだと思う。 ・・・ ・・・・・・ 全員が深く考えさせられた。 確かにいま大人になっているからゲイについてちゃんと受け止められると思うが、思春期の中学生期ではそんなこといじめの対象以外のなにでもなかったのかもしれない。 清水がそんな傷を負っていたとは彼も知らなかったようで、彼の表情は誰よりも深刻そうだった。 でも俺は△△たちのこと受けとめられるよ。牧が言った。 俺もそんな風にはしない。誰かが言った。 ありがとう、彼が言った。 ありがとう、僕も言った。 こんなにも温かい空気がここにあるのは、みんなが最初から僕らを受け入れる気持ちを持っていたからではなく、彼がサークルを立ち上げ、3年間で築き上げてきたものの結果なんだろうと思った。 ゲイだとかそんなの関係なく、自分は△△という人柄の元にサークルを続けていると思わせるものが彼にはあるのだろう。 それは僕が彼を好きな気持ちとそう変わりないに違いない。 清水を説得しなきゃ。彼が立ち上がった。 俺一人じゃここまで続けてこれなかったんだ、それに清水は俺と同じくらいロードバイクが好きだ。 俺のせいで清水の夢を終わらせるわけにはいかない。 そう言って彼は携帯電話を片手に部室を飛び出した。 |
| 僕は彼をすぐに追いかけた。 清水はすぐ近くの階段に座っていたようで、僕の眼には清水は壁の影になって見えず、話しかける彼の姿だけが見えた。 声が聴こえるぎりぎりで僕は距離を置いた。 これは彼と清水、二人の問題だ。 ちゃんと話がしたいんだ、そこの部屋使われてないみたいだし、入ろうよ。彼が言った。 で、二人きりにして俺をおかすんか?彼氏が悲しむぞ。清水は言った。 ・・・ 馬鹿やろう!! 彼が大きな声を上げ、清水の胸倉を掴み立ち上がらせたのが分かった。 殴り合いになったらさすがに止めに入らないと、僕は少しハラハラしていた。 このまま俺の服脱がすつもりか?お前ゲイだもんな。動じることなく清水は言った。 分かってくれよ・・・、彼が言った。 俺は知ってんだよ、ゲイにろくな人間はいない、兄貴はそれだけちゃんと教えてくれたぜ。清水が言った。 昔を思い出したのか、少し辛そうな声に聴こえた。 お前が、お前が兄貴がゲイだったせいで中学生時代に辛い日々を送ってきたことはさっき牧から聞いた。 でも、そのときと今は違う!みんなちゃんと理解してくれた。受け止めてくれた。 彼は感情的になりながら言った。 だ、だからなんだよ。清水が言った。 だから・・・、彼の言葉が詰まった。 ほら、お前がいま他の誰かからゲイであることを受け入れられたって、俺が中学のとき負った傷なんて何一つ消えやしないんだ。 いまだって兄貴は家に男連れてきていちゃいちゃするし、親はいつからか呆れて何も言わんくなった。 なんか家族もぎこちないし、俺はすごく息苦しい。 もういつ家族が壊れたっておかしくない、全部兄貴が悪い、兄貴がゲイだから家族がおかしくなったんだよ。 わかるか?この苦しみがお前に・・・、きっと本人はそんな周りの気持ちも知らずにやってるんだろうな。 兄貴もお前もさ。 胸倉を掴んでいた彼の手が離れ、清水はその場で一瞬よろめいたように見えた。 ・・・ だからってなんだよ。彼が言った。 だからってなんだよ。ゲイだってゲイなりにいろいろ苦しんでるんだよ、実際はお前みたいに受け入れない人ばっかだ。 でもそのことはいまはどうでもいい。 お前ちっちぇえよ、兄貴がゲイとか関係ないだろ。 兄貴のこと大好きだったんだろ?だったら兄貴がゲイだったからってちゃんと受け入れてやれよ。 お前がゲイを嫌うのは、お前にゲイを受け入れる大きさがないからだ。 俺だって最初、あいつのこと好きになっていく自分が信じられなくて葛藤を繰り返した。そしてそんな自分と向き合って、あいつとも向き合った。それでいまがある。 どこをどういじったってお前の兄貴はゲイだ。それは変わらないだろう。 でもゲイである前に、お前の大好きな兄貴じゃん。 家族会議開いて、一番身近な家族がそろって兄貴を否定してどうするんだよ。 ぜったい兄貴も苦しんでるよ。戦ってるはずだ。 兄貴とちゃんと向き合ってやれよ。 お前がゲイの俺を嫌うならそれでいい。 でも兄貴はさ、兄弟だろ、な。 ・・・ 清水はなにも言おうとしなかった。 薄暗がりの廊下に夕日が差し込み、切れかけの蛍光灯が点滅した。 そう言えば俺兄貴のこと大好きだったな・・・。 あんまりにいじめが辛かったから、好きな気持ちが痛みに負けとった。ずっと負けとった・・・。 お前さ、なんでそんなに強いん? 清水の声はすっかり勢いをなくしていた。 自分と向き合うことを、他人と向き合うことをあいつが教えてくれたんだ。 彼の澄んだ声が響いた。 僕も彼にそれを教えられた、そう思っていた。 持ちつ持たれつ僕らは過ごしてきていた。 僕が彼に何を出来ているのか自信はなかったけれど、そんな彼の言葉を聴いてなにか報われた気がした。 向き合う・・・か、そう言えばもう随分家族で向き合ってなかった気がするな・・・。 いまからでもちゃんと向き合えるんかな・・・。 清水が言った。 当たり前だろ家族なんだからさ!! 彼が笑いかけるように言った。 そっか、だといいな。 ごめんな、二人のこと真っ向から否定してしもうて。 清水もすこし笑いながら言ったように聴こえた。 しょうがないよ、それは。彼が言った。 一緒にロードやってこうな!立ち上がり清水が言った。 おう、お前がいなきゃはじまんないよ!そう言って彼が右手を差し出した。 ・・・ 清水はその手をゆっくりと突き返した。 えっ?彼が驚いたその次の瞬間だった。 別に恋愛感情とかじゃないぞ、精一杯の俺からの感謝の気持ちだ。 清水は彼を抱きしめた。 わかってる、俺も、なんかありがとう! 彼も清水を抱きしめた。 それから僕も彼も清水も部室に戻り、改めて全員の前で僕は自己紹介をした。 はじめまして!△△の彼氏です!!よろしくお願いします!! 笑いと喝采が巻き起こった。 はじめて家以外で素顔でいられる場所が、そして仲間が出来た。 そんな日だった。 |
| 全てが順調にいっているそんな毎日が続いた。 思い出の公園にも、大学の木々もあおく茂り、セミの鳴き声とともに暑さはより一層増し、ついに夏本番といった感じだった。 テスト期間が終わり、8月になると僕も彼と同じようにロードバイクを買い、夏の終わり頃暑さが和らいだ頃にみんなで走りに行こうと、今まさに計画の真っ最中だった。 そんな矢先、父が珍しく帰省してくるようにと連絡を入れてきた。 父から僕に直接連絡をしてくるのははじめてで、少し嫌な予感がした。 僕がゲイであることに母は理解してくれているが、頑固者である父にはまだ現状を言えずにいた。 母が僕のことを父に話したのか、そんな悪い予感がめぐった。 そして8月のはじめ、僕は帰省をした。 父は春に見たときからすっかりやせ細り、疲れた顔をしていた。 見慣れた7畳ほどの畳の居間に、長方形の木のテーブル、僕の目の前には昔の威厳が嘘のような父が湯のみを片手にあぐらを組みうつむいていた。 その左後ろには母が見守るように正座で座っていた。 確実にいつもと違った空気が流れていた。 父さん何かあった?俺を急に直接呼び出すのもそうだし、なんか雰囲気変わったよ。僕は恐る恐る話を切り出した。 父さんな・・・ なんて弱弱しい言葉なんだ。僕は別の悪い予感がした。 父さんな、医者が言うにもう長くないそうなんだ。重くゆっくりと父が言った。 そっか・・・、悪い予感が当たり、動揺した僕にはそんな軽率な言葉を返すのが精一杯だった。 まだお前と酒も呑み交わしてなかっただろう、一度くらい親父と酒でも飲んでくれや、おい、母さん! そんな父の強がったような強い言葉に、はいはい、と母はビール瓶とグラスを2つ持ってきてテーブルに置いた。 僕が父にお酌をし、父が僕にお酌をした。 大きくなったな、とこの年になってはじめて父とまともに向き合い、はじめてまともに父の笑顔を見た気がした。 僕にとって父は絵に描いたような頑固親父で、母に対しても亭主関白を突き通す人だった。 ましてやこんな風に僕に親しく接するのなんて幼い頃ですらなかったかもしれない。 こんな父の弱った姿は嬉しいようで、どこか悲しかった。 僕の眼に映る父は、厳格でそこがかっこいい人だった。 しかしほとんど話すこともなく瓶ビールが3本空き、父が次の瓶ビールを要求したとき母は、お体に触りますよそろそろお開きです、と少し強く言った。 馬鹿やろう、持ってくればいいんだよ、父は亭主関白を写すように怒鳴るように言った。 馬鹿やろうじゃありません、少しは体に気を使ってください!!母が父に怒鳴り返した。母が父に逆らうのをはじめて見た。 ・・・わかった。すんなりと従う父に、事の重大さを僕は今になって気づいたような気がした。 死ぬ前にお前と酒が呑めてよかったわ。父が笑った。 なに言ってんだよ、まだまだ父さんは死なないよ、ぜんぜん元気じゃん。僕も笑った。 ・・・11月までらしい。急に真剣な顔をして父が言った。 11月って、あと3ヶ月しかっ!?僕は驚いた。 これまで仕事一筋だった父は自分の体を心配することもなく、寝ても覚めても働き続けてきた。 年明けに1度倒れてから体調は悪くなる一方で、自分に無理をさせた付けがいっぺんに来たんだ、と父は軽く笑ったが残り3ヶ月の命なんて笑っていられる話ではなかった。 僕のことにあまり関心を持たない父が病院に見舞いに来たのも、こんなことがあったからだったのか、と今になってみるとそう思う。 晩酌が終わった後父はすぐに眠りに就き、片づけをする母と台所で話をした。 俺、何も父さんに恩返し出来ないままここまできちゃったよ。僕は言った。 なに言ってんの、ここまであなたが曲がることなく育ってくれた、頑固一徹のあの人にはそれが一番の恩返しじゃない。母は僕に麦茶を差し出しながら言った。 それにね、そう言いながら母は席に着いた。 あの人あなたが昔の自分を写しているようだ、ってよく誇らしげになってたのよ。 俺はなにもあいつにやってやれなかったけど、ちゃんと自分の背中を見て育ってくれた、てね。母が言った。 父が弱って、母は強くなったような気がした。 その夜僕は眠れずにいろいろなことを考えた。 思い出をめぐり、父の姿を見た。 僕が残りの日々の中で父に何をしてやれるのか、そして父がなくなった後僕は残されたこの家を母をどう守っていくのか、思いは明け方まで続いた。 |
| 実家での夜が明けた。 普通に朝食を済ませていると、家族3人も水入らずの光景が父の余命など忘れさせるくらいだった。 最後の最後でやっと家族らしくなれたのか、と思うと少し辛くなった。 当初ははやく下宿に戻るつもりだったが、この残り少ない父との時間をもっと大切にしなければと、あと少し長く残ることにした。 なにもかも普通過ぎるくらいにふつうだった、しかしただひとつ僕の中には引っかかるものがあった。 それは僕が現在男と付き合っていることを話すべきなのか、ということだ。 昨日からの父の雰囲気を見る限りは、母はまだそのことを胸に留めていてくれているに違いない。 このまま言わなければきっと父は知らないまま命を終えることが出来るだろう。 知ってしまったら頑固な父のことだから、せっかく丸くなった家族をまたいびつにしてしまうかもしれない。 しかしこのまま父との距離に線を引き続けることが正しいのだろうか。 大きすぎる父の存在にいつか肩を並べ、なんでも話せるのが僕の小さな頃からの夢でもあった。 60近くにもなってこんなに弱っても、僕はまだ父に肩を並べることは出来ないのだろうか。 天国へ逝く前に、僕は父に肩を並べ、そして超えなければならない。 僕は昨晩その答えに行き着いたのだった。 今日僕は父を越える決意をした。 昼過ぎ、彼がわざわざ僕のために僕の実家に足を運んできた。 こんにちは、彼は二度目の顔合わせとなる母に軽く挨拶をした。 レンタカーで僕と彼のロードバイクをつんできた彼は、父に対して表面はただのサークル仲間で夏休みに遠くへ走りにやってきた、そんな感じだった。 2,3日なんですがお世話になりますお父さん!彼が今でテレビを見る父に声を掛けた。 おうおう、わざわざこんな田舎まで・・・、たっぷりゆっくりしていきなさい。父は本当にすっかり丸くなったように「優しい父親」をやっていて傍から見て微笑ましかった。 彼は両親への挨拶を済ませ、僕の部屋で二人になった。 話に聞くよりやさしそうなお父さんだね、彼が楽しそうに笑った。 ・・・まるで病気なんて嘘みたいにね。僕が言った。 そう、なんだよな、彼は神妙になって言った。 ・・・ っまいいよ、それはとりあえずは! ほんと田舎町だけどさ、さっそくバイクで探検しようよ! 明るく振舞う僕に、そうだな、と彼は笑って立ち上がった。 田んぼばかりで信号もほとんどない田舎町をロードバイクで駆け抜ける。 下宿先の街の中を走るよりも、風は新鮮だし、止まることも少なく、とにかく気持ちよかった。 うお〜っ!最高だな!!彼が叫んだ。 ほんとっ、超気持ちいいよ〜!!僕も叫んだ。 30分くらい走ると子供の頃よく母と蛍を観に来たかわらに通りかかった。 僕は彼を呼び止め、日が暮れるまで少しここで時間を潰すことにした。 本当に蛍観れんの?そういえばもうずっとみたことないな。彼が寝転んで夕日を眺めるように言った。 10年前はね、確かに観れたよ。と僕があいまいな返事を返すと、なんだよぉ、と彼はちょっと不機嫌にして見せた。 それにしてもさ、本当に俺をお父さんに紹介するの?彼が言った。 ・・・うん、ちゃんと俺を全部伝えてから父さんには逝ってほしいんだ、僕は言った。 空は藍色に染まっていった。 お互いに言葉を選んで慎重だからか、時間がすごくはやく過ぎていった。 ちゃんと父さん理解してくれるかな?僕は不安そうに言った。 ・・・大丈夫じゃないかな・・・遊びじゃない、本当にお互いを信頼し合えてるんだから。彼が言った。 そうだよね、わかってくれるよね、僕は言った。でもまだ不安は拭いきれなかった。 日が完全に落ち、明かりの少ない田舎町は深い闇に覆われようとしていた。 抱きしめてもらっていい?僕は言った。 うん、いいよ、そういって彼は僕を抱きしめた。 お前は一人じゃないから、不安ならずっと俺がこうやって手を握っててやるし、勇気が足りないなら俺の分も分けてやる。 そう言って彼は僕の手を握った。 そして僕にキスをした。 次の瞬間に僕らの周りに蛍が次々と光を放ち飛んでいった。 こうやって俺が今お前からキスして感じる感触も、手を繋いで感じたかすかな不安の震えも、抱きしめて伝わったぬくもりも、何一つ嘘じゃないように、ただ真実をお父さんに伝えるだけなんだ。 なにも恐れることはないんだって。 大丈夫、必ず分かってくれるよ。 唇を離し、彼が僕に言った。 うん、俺頑張るから。僕は言った。 うわ!いつの間にこんなに蛍が!本当だったんだな!! たった今気づいたように彼がはしゃぎながら言った。 きれいだね、僕が見とれながら言った。 彼がいてよかった、僕はまたそんなことを思わされてしまった。 |
| 申し訳ありません!23ですね↓ |
| その夜のこと。コオロギやケラ、カエルの鳴き声だけが響き渡るっていた。 父は夕食のあとで僕と、そして彼も晩酌に誘った。 母は、ほどほどにしといて下さいよ、と笑いながら瓶ビールを用意した。。 それから、ごめんなさいね付き合わせちゃって、と笑いながら彼にグラスを差し出した。 『優しい父親』になってしまった父は、昨日の僕とは違って彼の前では頑張って話を切り出していた。 しかしその姿はどこか無理をしているようで、それでもすごく楽しそうに笑っていた。 ○○は学校ではどうだい、父が言った。 すごく好奇心が強くて面白いやつですよ、彼も楽しそうに言った。 なんだよそれ、僕は少し照れながらつっこんだ。 そんな僕らの姿を母は少し離れて台所から耳を傾けているようで、時々微笑む声が聴こえてきた。 1時間くらい呑み続け、瓶ビールが昨日と同じ3本が空いた頃、僕はトイレに行った振りをして居間に残った彼にメールを送った。 —どうしよう↓タイミングが分からない…— すると彼からすぐに —いけそうだったら合図なしでいつでも言ってくれてもいいよ! 無理そうだったら明日に延ばそ!— と返信されてきた。 本当に心強いな、などと彼に感心しながら僕は居間に戻った。 父の酔いも落ち着いたようで、少しまったりした空気が流れていた。 今がチャンスなのかな…。 いつでも言っていいと言われても、さすがに思い切れない僕はチラチラと彼に視線を送った。 しかし彼は意外に酒に弱いらしく、すでにすごく眠そうだった。 明日にするか…、そんな風に僕が思っていた時だった。 なにか二人で話そうと思ってたことがあるんじゃないのか? まるで知っているように父が言った。 なんのこと?僕はとっさに答えた。 ちゃぶ台から絶対に見えないだろうと、僕はちゃぶ台の下で彼の手を握った。 なんだ、お前ら付き合ってるんじゃないのか?あっさりと僕らが言えなかったことを父は言った。 空気が止まっているようだった。 中学高校時代の父の威厳がそこに激しく感じられて、僕は彼の手を強く握った。 すいません!○○はなにも悪くないんです!! 僕はゲイで、無理矢理に○○につきまとっているだけなんです! ○○は好きな女の子だってちゃんといるんです! その場で土下座をしようとしたのか、彼はちゃぶ台に頭をぶつけた。 な、なにを…。 僕は戸惑った。 |
| 最近見つけていっきによんだんすけど、でーじ感動しました。理解してもらえるって難しいから俺も泣きながら考えてしまいました。 よかったら続きお願いします。お互いに頑張りましょうね! |
| もう続きは書かれないんでしょうか?気になります! |