Page 3333 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼後輩との関係(コメント返信と更新頻度について) 優 06/12/19(火) 18:16 ┣後輩との関係42 優 06/12/19(火) 18:26 ┃ ┣Re(1):後輩との関係42 あつし 06/12/19(火) 21:26 ┃ ┣Re(1):後輩との関係42 みかど 06/12/20(水) 1:16 ┃ ┣Re(1):後輩との関係42 たいむら 06/12/20(水) 1:35 ┃ ┣Re(1):後輩との関係42 空也 06/12/20(水) 2:05 ┃ ┗Re(1):後輩との関係42 とも 06/12/21(木) 2:00 ┣後輩との関係43 優 06/12/21(木) 23:29 ┣後輩との関係44 優 06/12/22(金) 0:23 ┃ ┗Re(1):後輩との関係44 空也 06/12/22(金) 1:16 ┣後輩との関係45 優 06/12/22(金) 22:21 ┃ ┣Re(1):後輩との関係45 とも 06/12/23(土) 2:34 ┃ ┣Re(1):後輩との関係45 空也 06/12/23(土) 4:19 ┃ ┗Re(1):後輩との関係45 みかど 06/12/23(土) 6:28 ┣後輩との関係46 優 06/12/23(土) 17:08 ┣後輩との関係46-2 優 06/12/23(土) 17:42 ┃ ┣Re(1):後輩との関係46-2 白虎 06/12/23(土) 21:45 ┃ ┣Re(1):後輩との関係46-2 空也 06/12/23(土) 23:51 ┃ ┗Re(1):後輩との関係46-2 元晴 06/12/24(日) 6:16 ┣Re(1):後輩との関係(コメント返信と更新頻度について) とし 06/12/23(土) 21:50 ┣後輩との関係46-3 優 06/12/24(日) 15:23 ┃ ┣Re(1):後輩との関係46-3 空也 06/12/25(月) 2:38 ┃ ┗Re(1):後輩との関係46-3 とし 06/12/25(月) 3:05 ┣コメント返信 優 06/12/26(火) 16:52 ┣後輩との関係46−4 優 06/12/26(火) 16:59 ┣後輩との関係47 優 06/12/26(火) 17:24 ┃ ┣Re(1):後輩との関係47 とし 06/12/26(火) 18:20 ┃ ┣Re(1):後輩との関係47 白虎 06/12/26(火) 22:09 ┃ ┣Re(1):後輩との関係47 みかど 06/12/26(火) 23:11 ┃ ┣Re(1):後輩との関係47 空也 06/12/26(火) 23:38 ┃ ┣Re(1):後輩との関係47 遼 06/12/27(水) 0:58 ┃ ┣コメント返信 優 06/12/27(水) 0:58 ┃ ┃ ┗コメント返信の返信 空也 06/12/27(水) 4:16 ┃ ┃ ┗Re(1):コメント返信の返信 みかど 06/12/27(水) 4:59 ┃ ┣遼さんへ 優 06/12/27(水) 1:14 ┃ ┃ ┗優さんへby遼 遼 06/12/27(水) 22:38 ┃ ┗Re(1):後輩との関係47 とも 06/12/27(水) 3:50 ┣コメント返信 優 06/12/27(水) 10:30 ┣後輩との関係48 優 06/12/27(水) 12:42 ┃ ┣Re(1):後輩との関係48 ブラック 06/12/27(水) 18:22 ┃ ┣Re(1):後輩との関係48 かをる 06/12/27(水) 18:44 ┃ ┣Re(1):後輩との関係48 白虎 06/12/27(水) 22:38 ┃ ┣Re(1):後輩との関係48 とし 06/12/28(木) 0:56 ┃ ┣Re(1):後輩との関係48 空也 06/12/28(木) 5:59 ┃ ┣Re(1):後輩との関係48 荘亮 06/12/28(木) 8:58 ┃ ┣Re(1):後輩との関係48 ゆーた 07/1/16(火) 19:54 ┃ ┣Re(1):後輩との関係48 とも 07/1/21(日) 6:46 ┃ ┗Re(1):後輩との関係48 こうた 07/4/28(土) 15:51 ┣Re(1):後輩との関係(コメント返信と更新頻度について) テツ 07/1/2(火) 20:47 ┣Re(1):後輩との関係(コメント返信と更新頻度について) あつし 07/1/6(土) 23:13 ┣Re(1):後輩との関係(コメント返信と更新頻度について) みかど 07/1/8(月) 5:18 ┗Re(1):後輩との関係(コメント返信と更新頻度について) まぷし 07/1/11(木) 22:41 ┗Re(2):後輩との関係(コメント返信と更新頻度について) マサト 07/1/12(金) 0:08 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 後輩との関係(コメント返信と更新頻度について) ■名前 : 優 ■日付 : 06/12/19(火) 18:16 -------------------------------------------------------------------------
| ツリーが肥大化and後ろに行き携帯ですと非常に見にくくなったので新しく立てました。出来る限りこのツリーでガンガン更新(むしろ完結まで?)していきたいと思っています。これからもお付き合いしていただけたら嬉しく思います^^えっと、皆さん(コメント下さる方も、そうでない方も)毎回読んでいただき本当にありがとうございます。コメント一つ一つにすごく励まされています!なのに風邪に負けるという(笑) 空也さんへ> いつもありがとうございます!いえいえ私が小説家とかになったら天変地異が起きますよ(笑)でもそう言ってもらえてすごく嬉しかったです☆ リビドーさんへ> コメントすごく嬉しかったです><このときの自分の心理は、『僕』については細部を覚えてないところが他より沢山あるので繋ぎの部分は多少私の想像で繋いであります^^;強さですか・・・周りに支えられてきたからやってこれたと思うので、これからは自分の強さを持てたらと思っています;; あつしさんへ> やばい嬉しかったです!(日本語おかしいですね・笑)待ってる間も嬉しいだなんて私もすごく嬉しいです><でもできるだけ待つことがないように更新頑張りますね^^ みかどさんへ> 毎回コメントありがとうございます!いえいえ^^;でもそういってもらえるとなんか喜んじゃいます(笑)これからもそういってもらえるように頑張って更新していくのでよかったら読んでやってください>< りょーたさんへ> なんか照れるくらい嬉しいです><そういってもらえると救われます(笑)でもHもがっつり書けるよう頑張りますね!いえいえ、自分から言っておきながら遅くてすみません;;クリスマスまでにはなんとか・・・ |
| 保健室のドアを開けると、むっとした生暖かい空気が俺を包み込んだ。この保健室独特の空気と病院の空気は好きになれない。病院に入ると体中に虫唾が走るのは俺だけだろうか。こっちまで病気になっちゃいそう。 ドアから一直線上にある書類と書籍で埋もれた机の向こうには誰もいなかった。いつもならきっつい顔をしたおばさんが机と睨めっこしてるのだけど、生憎どこかにいっているらしい。多分、教務室でお茶だ。勤務時間に教務室でお茶をするってのは少し考え物だと思う。保健室のベッドをあんあんに使われたらどう責任をとるのだろうか。 こんなところにいて体育教師に怒鳴られたら堪らないので、俺は特別棟の屋上に行くことにした。 だけど、屋上に行こうにも扉というベッドで、ゴリラも飼えちゃうくらい頑丈そうな鎖と鋼鉄の南京錠がイチャついている。 うちの学校の屋上は10年ほど前までは開放されていたのだが、色々あって閉鎖されたという話だった。まぁ理由は言わなくてもだいたい想像がつくよね。 だが、どこの学校でもそうだと思うが、教師の裏をかく頭の良い先輩というものが一人はいるものだ。 閉鎖されたその年、屋上サボりの常習者の先輩がサボる場所を奪還するために、教師の出払っている隙に教務室に忍び込んでその鍵をかっぱらった。その先輩が他のボンクラと違ったところは、その鍵を持ってすぐに知り合いの鍵屋のところに行き、合鍵を作ってすぐに元鍵を盗ったところに戻したことだった。 それ以来、代々一部の生徒にその鍵の在り処が語り継がれてきたということだった。多分、校舎のリフォームとかそんな間抜けなことが行われない限り、その鍵が失われることはないだろう。だってサボりがなくなっちゃったら中学生なんてやってらんないからね。 俺は秘密の隠し場所から鍵を取り出し、ガチャガチャと金属音を響かせながら屋上につづく扉を開けた。 ヒューと少し肌寒い乾いた風が、俺の頬を撫でる。屋上は人っ子一人いず、閑散としていた。隅っこのほうには雨風に晒されてボロボロになった吸殻がぽつぽつと落ちていた。 俺は数歩進み、後ろを振り返り、助走をつけて飛んだ。ガッと手を掛ける。ビリッと痛みが走り、手を離しそうになったが、足も使ってなんとか体を持ち上げる。 そこは、俺のお気に入りの場所であり、先輩たちのお気に入りの場所でもあった。初めてここに上ったときは先輩に抱き上げてもらったんだっけ。俺もでかくなったもんだ。 ごろりと仰向けに寝転がり、どんよりと重い鉛色の空を見上げた。今にも洗濯したての布団がボトボトと落ちてきそうだ。 俺の知る先輩たちや同学年の奴らなら、ここで一丁前にスッと内ポケットからジッポと小さな箱を取り出すのだろう。言っとくが、俺は酒を飲んでもタバコは吸わない。臭いから嫌いなんだ。 その代わり、内ポケットからカラフルなビニールに包まれたチュッパチャップスを取り出す。え、可愛らしいって?冗談を言えるほど元気じゃないんだ。ごめん。 口内に甘ったるい味が広がる。疲れたりイライラしたときには、チュッパチャップスが一番だ。スモーカーの友達が禁煙しようかなと言うと、条件反射的にそのヤニ臭い口にチュッパチャップスを突っ込む。タバコよりチュッパチャップスのほうがクールだと思うのは俺だけだろうか? そうやってぼんやりと薄暗い空を眺めていると、重すぎて動けない思われた雲が、少しずつだけど流れていくのがわかる。どんな雲でも時が経てば流れていくもんなんだなと、俺はしみじみと思った。 だけど、雲が流れようが、太陽が沈み月が顔を出そうが、人類が火星に永住しようが、俺の問題は、時間が解決してくれないように思われた。 問題と言ったのはもちろん本間とのことだけど、このとき俺の頭を悩ませていたのは、そのことよりも自分自身についてだった。いくら思い返してみても、あの時の自分と自分が考える自分とがうまく繋がらなかった。というか、全く別人に思えたほどだ。 しかし、俺にはわかっていたんだ。二度のフラッシュバックだけは鮮明に頭に刻み込まれていた。忘れ去っていた事実までもが、頭にこびり付いて離れなかった。 幼き頃の俺は、毎日孤独と戦っていた。いや、逃げていた。それを忘れることができたのは、誰かといるときと小説の世界に没頭しているときだけだった。 自分の中に、自分が否定し続けてきた自分がいると考えると、全身に鳥肌が立った。 俺は孤独の世界を否定し、孤独の自分を否定してきた。これからも否定し、孤独を拒絶し続けていくのだろうか。俺はそんな弱い人間で居続けなくてはならないのだろうか。 そんなのは絶対嫌だ。自分で自分をコントロール出来ないなんてタバコの煙と同じくらい嫌だった。永遠に、この孤独による不安と恐怖を抱えて生きていくなんて、俺には到底出来そうもなかった。 だけど、どうすればいいのかまるっきりわからない。どうすればもう一人の『俺』を叩き出せるのか見当がつかなかった。 寝返りを打ち、十数メートル下の世界を見下ろした。見渡す限り広がる瓦屋根、何をやっているのかわからない徘徊おじさん、チャリンチャリンと自転車のベルを鳴らすブヨブヨのおばさん。 微塵も変わらぬ日常。見慣れた世界。 答えが、そんなところに落ちてるはずがないのはわかっていた。 それでも俺は5つ目のチャイムが鳴り終わるまで、鉛色の空の下延々と広がる住宅街を眺めていた。 六時間目の終了を報せる重々しいチャイムが鳴り終わるとともに、俺は立ち上がると、制服の背を払い、そこから飛び降りた。ジーンと足が痺れる。歩き出そうとするが、足が鉛に変わったみたいに重くて思ったように進めない。 なんとか教室に着き、扉に手を掛けようとしたその時、いきなりグッと首根っこを掴まれ、派手に頭を叩かれた。 「どこ行ってたのっ!心配したでしょ!!」 振り返ると、憤然とした表情を浮かべたみっちゃんがいた。俺は、髪をセットしてきてなくてよかったなと、思いながら頭をさすって答えた。 「・・・・・・ごめん。ちょっと散歩してた」 良心が咎めたが、少しだけ嘘をついた。本当のことは口が裂けても言えない。それは、語り継がれた奴の絶対守らなきゃいけないルールだった。 「ごめんじゃないでしょう、ほんとにもぉ」 みっちゃんはそう言うと、大きく安堵の溜息をついて、意地悪い笑みを浮かべて訊いてきた。 「散歩て、どこまで行ってたの?」 「気分転換にお空まで歩いてきたんだ」 咄嗟に口を出た言い訳が、これだった。俺は、神サンにでもなりたかったのだろうか。ライト兄弟もびっくりだ。 みっちゃんはクスリと笑って指さして言った。 「まぁいいわ。それより、そこ、汚れてるわよ」 体を捻ってみると、黒い制服の一部が灰色がかっていた。慌てて手で払っている俺に、みっちゃんは懐かしそうにいった。 「・・・・・・まだ、鍵、あるんだ」 びっくりして顔を上げると、みっちゃんは可笑しそうにクスクスと笑った。 「困ったことがあったらいつでも言ってね、力になるから」 そう言って、俺の頭をポンポンと優しく叩くと、みっちゃんは教務室へ続く廊下を歩いていった。 あとで聞いた話なのだが、みっちゃんがこの学校に教育実習に来たとき、当時いた女生徒が教員の誰にも言わないという約束で連れてってくれたという話だった。 確かに、それなら教師に言ったことにならないからルールは破っていない。当時からみっちゃんは生徒に好かれていたんだなと、思って少し嬉しくなった。 みっちゃんのいいところは、生徒から無理矢理引き出そうとしたりしないで、生徒の心の準備ができるまで辛抱強く待てることだった。そして生徒との約束を絶対に守ることにあった。 俺は、心の中で感謝の言葉を口にした。だけど、今回のことは相談しようにもできそうになかった。だって直樹にも言えなかったことなのだから。 足は鉛に変わり、荷物は地球の中心に引き寄せられる磁石のようだった。一歩前に進むごとに、心までもが少しずつ鉛に変わっていくような錯覚を覚えた。 いつもなら軽々と開けれる、本当に軽い体育館の扉がとても重く感じられた。それを開けるとにぎやかな笑い声が届いてきた。その中に混じって、元晴の話し声も聞こえてきた。ズキンと心臓の真ん中が痛んだ。胸の痛む思いというけれど、ただの表現じゃなくて本当に胸が痛んだ。 俺は、できるだけ自然にみえるように歩き出した。すれ違う後輩が挨拶してくるのを、頷いたり、愛想笑いを浮かべたりしてやり過ごした。見るところ、本間の荷物はあるが、本間本人はいないようだった。 「おはようございますっ」 いつものあの笑顔で挨拶してきた元晴を、俺は直視できなかった。 「・・・・・・おはよ」 俺はそう言って元晴に背を向けて着替え始めた。ちょうどバッシュを履き終わったところで、練習開始の声がかかった。内心ほっとした。とにかく一人になって考えたかった。今、元晴と向き合うのはあまりにも辛かった。 今思うと、結局、自分が可愛かっただけなのかもしれない。 |
| せっつない、片思いなんて問題ならない切なさですねm(__)m この先も想像がつかないっす 勝手に応援してます(^_^)/~ 返信感動でしたm(__)m |
| みっちゃんみたぃな先生がほしぃです 大切な友達との事だから相談なんてできなぃですょね… これからも楽しみにしてます こまめに返信くれてぁりがとぅです すごくうれしかったです |
| 混乱の中の行動を後悔しているみたいですが、あなたが混乱に陥る前から本間?という人物は自らの欲求を満たすため、自らが描いた事を行動に移しただけだと思えます。自分を責めるのはやめてほしいです。書いてある通りだと、あなたが混乱に陥る前から力でどうにかしようと、していたように見える。時間は戻せないので変えられないけど、とにかく自分を責めないでほしい。おせっかいですみません。 |
| 天変地位って…(笑) ォレゎなれると思いますよ〜☆ タバコがえらく嫌いみたぃッスね↓↓ ォレゎタバコ大好きです(笑) ど-でもいっか(笑) 続き楽しみに待ってます〃(o*>ω<)o〃 |
| 今回のものすごく良かったです。なんか色々心に響きます! 話はブルーな展開で、元晴君可愛そうだし本間君のことすげ〜嫌いっす…。 じゃ続き楽しみしてますね♪ |
| もうほんと申し訳ないです><なんと言ったらいいのか・・・。こんなこと書く前に更新しなきゃですね^^;続きです。 その日はさすがに右手が痛んだから(利き手は左手だけど)、軽いメニューだけ練習に参加した。練習が終わり、基晴に用事があるといって早足に体育館をあとにした。まるで大好きなあの笑顔から逃げるかのように。 それから一週間、俺は、故意に本間を避けていた。授業の間の休み時間は直樹と一緒にトイレに行き、昼休みは直樹と校内をぶらぶらしたり屋上にいったりした。直樹はあれから何も聞かなかったけれど、なんとなく俺が教室にいたくないのだと感じ取ってくれていたみたいだった。水曜日には、直樹のほうから休み時間のたびに教室から連れ出してくれるようになっていた。 本間はそんな俺に話し掛けることなく、無理に近づいてこようとしなかった。 だけど、本間と何も話せないがために、あの事実をどう自分の中で処理していいのかわからず、胸のもやもやがどんどんと大きくなっていく一方だった。それに伴い、元晴に対する罪悪感も日をおうごとにその重さを増していった。だけど、話そうにも自分の中で整理のついていないことを元晴に話して傷つけるのが恐ろしく、何も言い出せないまま俺は、元晴から遠ざかっていた。 それから何事もなく(相変わらず練習には集中できないでいた)、一年生の仮入部期間が終わり、正式に入部する日がきた。その初日、つまり4月26日、月曜日に顔合わせ会があった。 もちろんアキとその友達数人は、その場にいた。その他の新入部員を合わせると全部で15人というバスケ部にしたらちょうどいい人数になった。 このとき、大会の日時と前に話していた新入部員歓迎会の日時が決まった。例年この大会は、3,4,5日のうちどれか2日間を使って行われていたのだが、今年は会場の確保の関係で1,2日の土日に行われることになった。そして驚いたのは3,4が丸々休みなったということだった(5日は午後練習)。 今までこの時期に連休なんてあったことがなかった。一日休みでさえほとんどないのに。理由は簡単。先生が彼女と色々あるらしいということだった。先生は一応俺たちに休みにしてもいいかと聞いたけど、俺たちはその彼女と会ったこともあったし、新歓会があったから大歓迎だった。それに、彼女に振られちゃってショックで部活に身が入らないなんて、そのほうが俺たちにしたら困りもんだから。 これを受けて新入生歓迎会は3日4日で行われることになった。3日の夜まではカラオケとゲーセン、夜からは泊まり、4日はボーリングといった感じにするらしい。といっても、お泊り会はスペースの問題があるから全員参加じゃない(ボーリングはできるだけ全員参加)。今回企画したのは阿部とミッチーだったから、二人が気に入った一年と二年を五人くらいずつ招待し、三年は阿部、ミッチー、渡辺、俺、それに本間の五人ということだった。当然、二年からは元晴も来るだろう。俺はもうどうしていいのかわからなかった。 話を戻すけど、このとき部員の顔を覚えるという目的で自己紹介をしたのだが、アキの身長を聞いてがっくりきた。その頃の俺の身長は162くらいだったんだけど、アキはそれに+6だった。ちょっと泣けてくる。 アキは一通り自己紹介をした後、アキらしい言葉で締めくくった。 「えっとぉ、早くベンチに入れるよう頑張ります。これからよろしくお願いしますっ!」 これを聞いた俺ら先輩はびっくらこいた。こんなことを初っ端からいう奴は、見たことも聞いたこともなかった。微笑ましく聞いていたのは先生だけだった。 アキが入部してもなお、俺は悩んでいた。悩むというか、モヤモヤを消そうにも消し方がわからなかったんだ。消しゴムの使い方がわからないガキみたいに。 それから大会まで、皆は必死になって練習に取り組んだ。皆『は』とことわったのは、俺は全然集中できなかったからだ。こんなズルズルと引きずる自分が女々しくて情けなかった。女々しいという表現を使うと、すごく批判されそうだけど、別に女の人がどうこうってわけじゃない。自分が弱々しくて情けなかった。 もういっそのこと何もかも忘れてしまおうかと思ったけど、本間を避けている限りそんなことをできるはずがなかった。それこそが、紛れもない事実を示しているのだから。 その間に一度だけ、アキと元晴が部活帰りにうちに寄ったことがあった。元晴と二人きりじゃなかったのはすごく気持ち的に楽だったけど、アキがいるぶんアキに対する罪悪感まで感じてしまい本当に重かった。ここ最近の元晴の様子を見ていると、避けられていることは薄々勘付いているようだった。それでも何も言わず、今までと同じように俺と接しようとしてくれていた。だからなおさら、元晴を傷つけるのが恐ろしかった。それで元晴を失うことになるとかそんなことじゃなくて、元晴の心を傷つけるんじゃないかと思うと恐ろしかったんだ。 でも、結局、俺はそうやって自分を守ろうとしていたんだと思う。元晴が傷つくのが嫌だったんじゃない、それで自分が傷つくのが恐かったんだ。そうやって俺は、知らずのうちに元晴を傷つけ続けていたんだ。 そんな中、大会初日がやってきた。予選はグループ4チーム総当りの3試合だった。うちのチームは難無くグループ一位で予選を通過した。それだけ見れば何の文句もないのだけど、俺個人のプレイは最低最悪だった。 一試合目にスタメンで出場した俺は、1Qで9得点を決めた。別にそれなら何の文句もないじゃないかと思うかもしれないが、うちのチームはディフェンスあってのバスケだ(どこのチームもそうだと思うけど)。 俺のディフェンスは腑抜けていて見ていられないほどだった。集中してない、切れがない、気迫がない、だから当たりが弱い。事実俺のマークマンから、相手のオフェンスが動いていた。 なんでそんなに腑抜けていたのかというと、もちろん本間もスタメンで試合に出ていたからだ。パスを出すにも受けるにも妙に意識してしまうし、そんなだからディフェンスでも俺と本間の間でぎくしゃくが生じてしまった。 そこで、7分間なんとか繋がっていた先生の堪忍袋の緒がぶち切れた。俺は厳しく叱責され、ベンチから追い出され、次の試合が始まるまで延々ギャラリーを走らされた。 だけど、結局その日の残りの試合に、俺が出場することはなかった。先生を恨む気には、到底なれなかった。こんなことで動揺し、ふらつくような自分が死ぬほど情けなかった。 帰宅してから俺は、自分を激しく呵責した。皆の代表として出ているのに、私情で不甲斐無いプレイを連発してチームプレイを乱すだなんて、最低の馬鹿野郎だ。あの時先生に言われたじゃないか。あれだけ言われ、こんなことで駄目になっていいはずがなかったのに。 翌日、本選の一回戦の相手は県外招待チームだった。しかも、秋の大会で県ベスト4に入ったという話だった。 昨晩あれだけ反省したのに、俺は未だにすっきりとしていなかった。当たり前だ、根源の問題を解決していないんだから。 多分、それが試合前のアップに出ていたのだろう。先生はその試合に俺を出すことはなかった。試合は大接戦の末、うちのチームが勝利した。その試合は俺の心を焼き尽くすほどの熱を持っていたが、霧吹きで湿らせたような心は、炎が燃え上がることなく燻り煙を出す程度だった。 二回戦は葉鳥中との試合だった。葉鳥中は県選のシューター(もちろん県選スタメン)がいるチームだ。 俺はスタメンで出場した。1Qで3P2本と2P1本を決めたが、ディフェンスは論外だった。あまりにひどかった。だから相手は「はっ?こんな腑抜けたディフェンスして俺のこと舐めんの?」って顔をしていた。だから1Qが終わるとともに交代させられ、先生に「外で反省して来い」と言われただけだった。 試合のほうは46対41でうちが負けた。6点なんて俺のせいみたいなもんだった。バスケは個人のせいとか、そういう考え方はあまりよくないのかもしれないけど、明らかに俺のせいだった。チームが作ろうとしていた流れを俺が崩したんだ。こんなの誰が見たってわかることだった。それだけ俺のプレイは不甲斐無かった。 その後、3位決定戦でうちのチームは、もう一方の県外招待チームと当たった。 試合前に体育館の外で走っていた俺を、元晴が呼びにきてくれた。元晴は余計なことを何も言わずに、ただ俺の眼を見つめて『がんばってください』とだけ言ってくれた。それが、翳っていた心を少しは晴らしてくれたんだと思う。 その試合では1Qと2Qに出たのだが、今までの試合に比べれば大分まともな試合ができた。試合は大差でうちのチームが圧勝した。ちなみに優勝は向陵中(県選抜が一番多い学校)だった。 俺はどれだけ弱いんだろうか。チームに迷惑をかけ、あれほど優しい元晴を傷つけ、こんな状態をいつまで続ける気なんだろうか。 |
| 俺は、その翌日にある新歓会が億劫であまり気が進まなかった。いくら皆がいるといっても、元晴とアキの前で本間と接するのはあまりにも苦痛だったのだ。 しかし、企画者のミッチーと阿部が準備のために俺の家にきたときに、本間が不参加になったということを知らされた。当日の朝になって突然電話がきたかと思ったら、急用ができて参加できないと言ってきたという話だった。 俺はそれを聞いて、表面上ではがっかりしたように見せたが、心の中では安堵した。根源は解決されてはいないが、せめて新歓会だけでも心の底から楽しもうと思い直した。 新歓会(カラオケ+泊まり)には、一年からアキ、アキと一緒に試合を見にきていた啓太(ケイタ)と慎治(シンジ)(この三人は同じ小学校卒で仲良し三人組だったらしい。)と他二人、二年は元晴と翔平の他三人が招待された。不参加になった本間を抜かした一年から三年の計14人だった。いらない荷物がある奴は(ほぼ参加者全員だったけど)、俺宅に置いてからカラオケに行くことになった。 午後二時からのカラオケは、もちろんVIPルーム。なんか無駄に広かった。 実をいうと、あまり歌は得意じゃない。というか、めちゃくちゃ下手。マイクが壊れないのが不思議なくらい。これはちょっと大袈裟すぎるか。 俺は一曲だけ歌って、あとはずっと偶然隣にいた啓太と話していた。啓太の屈託のない笑顔を見ていると、不思議と厭な事すべてを忘れることができた。 啓太は新入部員の中で一番チビだった(身長144cm)。少し色素が薄いさらさらのストレートの髪が覆う小さな頭、何処となく愛嬌のある口と鼻筋、くりっとした大きな二重に大きな黒い瞳。変声期の兆しすら見えない子供っぽい声。こいつの年齢を知らなければ小4〜5くらいだと思っても不思議じゃない。 啓太と俺は、ほんの数時間の間にかなり仲良くなっていた。この頃には、心の底から新歓会を楽しんでいた。啓太には人の心を拓かせる力があるのかもしれない。 カラオケで驚いたのは、アキと元晴は兄弟揃って歌がうまかったことだ。ちなみに阿部や渡辺、慎治なんかもうまかった。阿部はミスチルを熱唱。いや、ほんとうまかった。ミスチルを歌える男ってかっこいいよな。 VIPルームで騒ぎまくった俺たちは、ゲーセンに場所を変えた。店にしたら相当うざい客だっただろう。まぁそんなのことを気にしないのが中学生だ。みんなでプリクラを撮ったり(男だけのプリクラって大分困るよな)、色々なゲームをやり、負けた奴がダンレボで踊りまくったりした。もちろん普通にやるんじゃつまらない。上半身裸で踊ったり、二人一組で手を繋いで踊ったり、もうやりたい放題やっていた。 そこで驚いたのは、またもや阿部の腕前。奴はただ踊るだけじゃなくてパフォーマンスまでやってのけた。いつのまにかギャラリーができちゃうくらい。その中にいた女の子たちが逆ナンまでしてくる始末。俺も練習したらモテれるかな。一度でいいからそんな人生歩んでみたい。 それから夕飯を食い、家に着いてまずみんながしたことは、歯磨きだった。15人の中学生が揃って歯磨きしてるところを想像してほしい。ブクブク。まるで最近小学校で流行っているという歯磨き運動を見ているみたいだ。 そこを一番で抜け出したのが阿部とミッチーだった。奴らには大切な役割がある。 歯磨きを終えた残りの奴らが俺の部屋上がると、そこに袋を三つ持った二人が待ち構えていた。 「はい、風呂の組み合わせ決めるから引いてな。そこ、まだ見るんじゃねーぞ」 そう言って下級生からくじを引かせていく。こいつらが他の部員より早くうちに来たのは、飲み会の準備だけでなく、このくじを作るためでもあったのだ。 このクジは、1番から5番までの数字で同じ奴らがカップルになる。各学年一人ずつで三人一組。一年生にとったら地獄みたいなもんだ。入部早々先輩と裸のお付き合い。俺も一年のときはかなり嫌だった。だってめちゃくちゃ恥ずかしいじゃないか。 全員が引き終わり、最後に残りの二枚をミッチーと阿部が引き、ミッチーがいった。 「じゃあ、全員ひらけ!」 いっせいに紙を開く音がする。俺は目を瞑り、心の中で元晴とアキだけは避けてくれと祈りながら開いた————2番。 同じ組の奴を探すために声を上げようとしたら肩を叩かれた。 「優さん何番ッスか?」 アキだ。微笑みながら見下ろされるとなんかむかつく。俺はアキと一緒じゃないことを祈りながら答えた。 「2番だけどおまえじゃないよな?」 すると、アキの顔がニヤニヤって感じで崩れた。嫌な予感がする。俺は答えも聞かずに項垂れた。 「うわっ、ひでぇ、安心してくださいよぉ、俺は3番ッスよー」 むかついたから、そう言ったアキの腹に一発入れてやった。アキは痛がるふりをしながら俺の耳元で囁いた。 「・・・・・・兄貴は1番らしいッスよ」 俺はそれを聞いて安堵した。あいつの裸は本間とのことがあってから見ていない。というか、そんなことできるはずがなかった。こんな俺がそんなことを元晴にしたら、元晴まで汚れてしまうように思えたんだ。だからあれからキスだってしていなかった。 気を取り直し、カップルを探そうと顔を上げた俺の背後から声がかかった。 「優さん2番ですかぁ?」 翔平だ。こいつは入部してから全然声変わりしてない。 「翔平も?」 俺がそう言うと、翔平は笑顔で頷いた。そういえば昔はこいつのことも気になってたんだよな・・・。ちょっと複雑な気分。 俺は、当惑しておろおろしていた啓太に声をかけた。 「啓太何番だった?」 俺の肩よりちょっと上に頭のてっぺんがある。髪の毛はすげぇサラサラ。女の子の髪みたい。パッと笑顔を作り俺を上目遣いに見上げてきた。白目が全然見えないほど大きな黒目。こうしてみると犬みたいだなと俺は思った。 「・・・・・・2番です。先輩も2番ですか?」 俺は頷いて、その頭を撫でてやると、啓太は照れたような表情を浮かべた。やばい、こいつ本当に中学生か?年齢詐称じゃないのか?このとき本当にそう思った。 まぁまぁの組み合わせだった。元晴とアキと違う組で本当によかった・・・・・・。でも、そう思う俺がいる一方、元晴の裸を他の馬鹿野郎どもが見ると思うと胸がささくれ立つ俺もいた。 人はこれを独占欲と呼ぶかもしれないが、俺は心底元晴のことを愛していたんだ。だけど、素直に愛すことができなかった。それが、とにかくつらかった。 『あなたの好きな花はなんですか?』 こんな問いがこの世にはある。世界には無数の無限の花があるけれど、俺にとっての花は間違いなく元晴だった。 だけど、俺はその花を見つめることができなかった。雨が降っている時に水を上げ、根を腐らせ大切な花を枯らしてしまうんじゃないかと思うと、それに手を触れることが至極恐ろしかった。 それでも俺は、俺の花は元晴という唯一最愛の花だけだということは何よりもわかっていたんだ。 |
| ゃっぱ文才ぁりますね㊤㊤ヾ(´▽`☆) あぁ…この後元晴くんとど-なるんだろ(●´3`●) ィッもながら楽しみ待ってますッ(((*b′∀`)b |
| それからすぐに一番グループが風呂に入った。阿部と元晴と慎治の三人。三人が風呂に入っている三十分間、俺はとてつもないほど大きく粘り気のある嫉妬心に呑まれていた。胸がちりちりと焦げていくような、それでいて焦げ溶けた液体が胸の中に溜まる逃げ場のない不快感。 特に阿部が一緒ということが気にかかった。奴はすぐ悪戯をする。元晴にあの痴漢野郎の魔の手が伸びているのを想像すると、目の前にあるミッチーの頭を強打したくなったくらいだ。 三人が上がってきた時には、心底ホッとした。元晴に何もされなかったかと聞きたかったけれど、今の俺にそんなことを聞く権利はないように思われた。 俺はその考えを頭の隅に追いやるようにきつく目を瞑り、入れ代わりに啓太と翔平を連れだって一階に降りた。 脱衣場に着き、俺はさっさと上着を脱ぎ上半身裸になった。そこで、ふと啓太を見ると、照れ恥ずかしそうに俯いていた。 「なに恥ずかしがってんだよ、早く脱げよ」 そう言いながら、俺はジーンズを脱ぎ去り、ボクサーショーツ一枚になる。既にトランクス一枚になった翔平がいう。 「ちょーはずいッスね」 そう言った翔平の綺麗に焼けた体は、入部当初より少しは筋肉がついたようだった。それでもまだまだ少年の体付きだ。 「俺だってはずいっつーの。啓太、これ巻いていいから早くしろよ」 俺は手近にあった腰に巻けるくらいのタオルを啓太に差し出した。礼をいい、啓太は素直にそれを受け取ってズボンを脱いで腰に巻いた。 中学一年生って年頃は結構気にしだすもんだ。俺だってそうだった。啓太みたいにまだ子供っぽい体付きならなおさらのことだろう。 見られていたら脱ぎにくいだろうと思い、俺はさっさと下着を脱いで先に風呂に入った。つづいてあそこを手で隠した翔平が入ってくる。出しっぱなしになっていたシャワーで体を流しながら訊いてみる。 「なに隠してんだよ、てかおまえ毛ぇ生えた?」 しばらく黙り込み、困ったような顔をして翔平が答えた。 「・・・・・・生えてないです・・・・・・」 「そうか・・・まぁ気にすんな、そのうち生えてくるさ」 俺は意味不明な励ましをし、泡風呂に体を沈める。泡風呂なんて一度もしたことがなかったのだけど、今日はミッチーのご希望で泡風呂にしてある。だけど何人も入るからお湯は出しっぱなしにしてあり、入れ代わる度に泡風呂の“もと”を足す。“もと”はミッチーのもんだから使い放題。 そうしていると、スライド式の扉を開き、腰に巻いたタオルから艶かしい太股を伸ばした啓太が入ってきた。健康的な色をした肌の上に桃色の小さな乳首が咲いている。やばい、勃起しそうだ。俺は目を逸らしいった。 「どっちか先に洗えよ」 さすがに三人同時に浴槽には入れないから、交代で二人が浴槽に入り、一人が上でシャンプーしなきゃならない。啓太は腰に巻いたタオルをおさえながらいった。 「じゃあ、翔平さんお先にどうぞ」 「あ、うん。悪いな」 両方ともまったく変声期を迎えていない子供の声だ。まぁ体付きにマッチしてるから全然不自然じゃない。 浴槽に入ってくる啓太の太股がドアップになる。ちょっと、やばい。完全に勃起しちゃってる。でもしょうがないじゃないかっ!男って反射的にそうなっちゃう生き物なんだから!俺は心の底からミッチーに感謝した。 腰まで泡風呂に浸かった啓太が戸惑ったふうな照れ笑いを浮かべて訊ねてきた。 「どっち向いたらいいですかね?」 「え、どっちでもいいんじゃね?好きなように入れよ」 「んーじゃあ、お言葉に甘えて・・・・・・」 (ちょ、ちょっと待て!なんでお言葉に甘えてそういう形になるんだよ!!こっちは勃起してるんだってっ) 啓太は・・・・・・足を開いた状態で体育座りをしている俺の間に腰をおろし、俺の胸に背中を預ける形で湯船に浸かってきた。俺の顎の下に啓太のさらさらの髪がある。つまり、俺のあそこが啓太の腰の後ろにあたる危険性大ってことだ。オレ、大ピンチ。 「お、おい。なんでこんな体勢なんだよ」 「えへへ、だって向き合うの恥ずかしいから」 シャンプーをしている翔平が笑いながら口を挟んだ。 「そっちのほうが恥ずかしくない?」 「そうでもないですよぉ。なんか優さんの胸落ち着くし」 啓太はそう言って、より俺の胸にその小さな背中をくっつけてくる。俺のあそこが啓太の背中と自分の腹の間で逃げ場を失う。わざとやってんのかこいつは?俺は慌てていった。 「ばか、あそこに当たってるっつーの」 啓太の脇腹に手を差し入れて押し戻そうとしたら、啓太が激しく身をよじった。 「きゃははっ、くすぐったいっすよぉ」 その反応で俺の嗜虐心の初期段階にランプが灯る。カチッ。 「おまえめちゃくちゃ弱いな、ほら」 そう言って脇腹を擽ってやると、激しく水飛沫をたてながら啓太が甲高い笑い声を上げて悶える。 「や、やばい〜!しぬっ!も、もうやめてぇ〜」 存分に啓太を悶えさせた後、蠢かしていた手を止めてやると、啓太はまた俺の胸に深く背を預けてきた。 「懲りねぇなぁ・・・・・・てか、おまえほんっと小っせぇなぁ」 俺はそう言って啓太の腹に腕を回して抱きしめ、足の間に挟んだ。これならなんとか当たらない。それにしても柔らかくて気持ちいい。 こうしてみてわかったのだが、本当に小さい。容易に片腕だけで腹部を抱き込めることができる。その腹部はまだ幼い柔らかさを持ち、腕にも盛り上がる筋肉はついていない。なおかつ肌はツルツルだ。 イケナイことだとわかっていたのだが、俺はさり気なく小指を伸ばし、啓太の下腹部を探った。どうやらここもツルツルのようだ。 「これから大きくなるんですよぉ」 そう言った啓太をからかうようにいってやる。 「おまえまだ毛ぇ生えてねぇだろ?」 「えっ・・・・・・なんでわかるんですか?」 振り返った啓太の頭に顎をのせて再び下腹部に指を伸ばしていう。 「だって、ほら、ツルツルじゃん」 「うわぁ!やめてくださいよぉ〜。せ、先輩は生えてるんですか?」 「中3だぜ?生えてるっつーの」 啓太の手を取り、その手をあそこに当たらないように下腹部に当てる。啓太は驚きの声を上げた。 「うわ、ほんとだ、すっげぇー、ぼくも早く生えないかなぁ・・・・・・」 啓太はその感触を確かめるように指を蠢かしてきた。 「おい、触りすぎだっつーの。あ、ばか、どこ触ってんだよっ」 そのか細い指が勃起してる俺のあそこを撫でさすってきた。俺は慌ててその手を押し戻し、顎で啓太の頭を小突いた。 「あ、すみませんっ!でも、おっきぃーなぁ・・・・・・」 翔平のほうを見るとまっ赤に顔を染めている。シャンプーを終え、いつのまにか体も洗い終えていた。俺は名残惜しさを我慢していった。 「ほら、そんなことどーでもいいから翔平とかわれよ」 そう急かされて立ち上がった啓太の尻が、透けたタオルを通してはっきり見え、それと入れ代わるように全裸の翔平が泡風呂に浸かる。 (やばい、鼻血出そう・・・・・・つか、これじゃあ勃起してんのがおさまらないんだけど・・・・・・) 向かい合って座る翔平が心配そうな顔をしていった。 「優さん顔赤いですよ?大丈夫ですかぁ?」 (全然大丈夫じゃないっつーの!平常心平常心・・・・・・) その後も俺は平常心をなんとか保ち、鼻血も出すことなく風呂を上がることができた。自分を褒めてやりたいくらいだ。浴槽から出るまでにあそこを平常心に戻すのには苦労したけど・・・・・・。 スウェットに着替えてほかほか気分で部屋に戻ると・・・・・・そこはゴミ処理場と化していた。 「汚っ!なんで30分かそこらでこんなごちゃごちゃになるんだよっ!!」 そう叫んだ俺に対し、ポテチをぼりぼり食べてるミッチーが答えた。 「ぬわぁ、あんまりにも綺麗だったから、すごしやすいように変えてやったんだよ」 もう誰か金属バットをくれ、このバカの頭をカチ割りたい・・・・・・。俺のベッドの上ではプロレスが開催されてるし、床ではぐぅ〜たら集団がポテチを食いながら雑誌読んでるから足の踏み場もない。異次元か、ココはっ!俺は汚いのは大嫌いなんだ。 「・・・・・・帰りに片付け手伝えよな・・・おまえたち・・・・・・」 誰がセットしたのか知らないが、All you need is loveが流れている。 愛こそはすべて、か・・・・・・。その通りかもしれない。俺はそのためにしっかりしなきゃいけないんだ。でも、今の俺の気分はそんなんじゃない。もっとガツガツした弾けた音楽でかっ飛ばしたい気分だ。このポテチ星人もかっ飛ばしたい。 「・・・・・・いってぇえ!!」 ミッチーが叫んだが気にしない。何か柔らかなモノを踏んだが気にしない。機械音とともにCDが吸い込まれていく。やがて、弾けた声が部屋を満たすだろう。 |
| お風呂一緒に、とかエロいね♪ 俺も昔友達んちでそうやうのあったケド、勃起するから1人で入ってたよ…。 もったいないことしたかな。 |
| 可愛い子とお風呂かぁ★ 確に平常心保つの大変そぅ…(笑)てか無理か(笑) 元晴くんとの展開が気になりますねぇ♪(≧ω≦) |
| ケータイ代払えなくて止まってました なにかやわらかいものを踏んだが…気にしないワラ 気にしたら負けです 更新されててぅれしかったです |
| その後二時間ほどして再び全員が部屋に揃った。夜はまだ始まったばかり。これからが本番だ。 本番を迎えるにあたって一番の邪魔者は親だと思う。だけどそのへんは抜かりない。新歓会の日程が決まった夜に、俺は携帯でオヤジに電話をした。この日だけどこか旅行にでも行ってくれと。まぁもちろんGWくらいうちの親だって休みがある。オヤジはこれ幸いと、有給まで使って母さんとどこかに旅行に出掛けていった。どこに行ったかは聞いてない。ということだから、うちはどれだけ騒いでも問題がないんだ。近所迷惑になり兼ねないが、そのへんはまぁお互い様である。 ミッチーと阿部と俺で手分けして二階に運んだギンギンに冷えた缶チューハイとコップをテーブルに置く。テーブルにのらないお菓子とジュースは床に広げる。 前もって皆が荷物を置きにきたときに、酒が大丈夫かどうかのテストをした。保健の授業で一度はやるあのテストだ。その結果、約4割が酒に弱いことがわかった。だからそいつらには無理をさせないし、一,二年生には絶対無理させない。だってぶっ倒られて救急車なんて呼びたくないからね。 一通り酒を配り終えた阿部がいう。 「みんな行き渡ったか?よしじゃあ、一年生に乾杯っ!!」 『乾杯っ!!』 ゴクゴクと喉を鳴らして一気に飲む。心地よいくらいの炭酸が喉を刺激し、滝のように胃に落ちる。 俺は早々に一本空けると、グラスを手に取り、赤ワインを注ぐ。こいつはオヤジから貰った安物だけど俺の口に合うんだ。安上がりなオレ。 「なんだなんだぁ〜、優だけワインかぁー」 既に調子が外れているミッチーがいった。おいおい、その状態で俺も飲むとかいうんじゃないだろうな、と思ったら案の定そういってきた。 「俺も飲むぞぉー、注げつげぇ〜」 その声に触発され、次々と周りから声が上がる。いつのまにか『注げコール』に変わってる。倒れても救急車呼んでやんねーぞ。 「おまえら死んでもしらねーからな。絶対残すなよ!」 差し出されているグラスに4分の1ほど注いでいく。あっという間に瓶の底が見えそうになる。残りは俺のグラスに注いでいった。 「はい、死なないことを祈ってかんぱーい」 安物のワインに安物のグラスの音が室内に響く。中学生にぴったりな音だ。 とろりとした液体を口にいれた。灰をかんだように舌の表面がけばだつ渋く重いワインだ。するとすぐに、「にげぇえ」とか「まずっ」という予想通りの失礼な言葉が上がった。俺も最初はそうだったなぁとしみじみして思った。 俺は隣にいた頬を赤く染めた啓太に話し掛けた。 「おまえワイン飲めるのか?」 啓太はフルフルと首を振り、薄く赤い舌をぺろりと出していった。 「・・・・・・ワインは駄目みたい。先輩よく飲めますねぇ・・・・・・」 俺はぶどうジュースを口に含み、飲み下していった。 「こんなん酒が大丈夫なら慣れだよ慣れ。代わりに飲んでやろーか?」 啓太は照れ笑いを浮かべていった。片手に手近にあったチーズを摘む。 「あ、じゃあお願いします。ぼくはチューハイにしときます」 「そうしたほうがいいな。倒れたら洒落にならねーし」 俺は啓太からグラスを受け取り、口をつける。間接キスだ。といっても、弟としたかんじで全然興奮しない。 そういえば啓太は中学生になっても自分のことを『ぼく』と呼ぶ。根が素直だからこそ、未だにそう言えるんだろう。 俺はグラス越しに元晴を見た。頬を少し赤く染め、眩しいくらいの笑顔を浮かべて慎治と阿部と翔平と話している。もし本間がこの場にいたら、俺はこんなに楽しむこともできなかっただろうし、こうやって元晴を見ることもできなかっただろう。だけど、こうやって遠目で眺めるんじゃなくて、今までのようにあいつの傍らでその笑顔を見ていたい。 (本間とちゃんと話つけなきゃな・・・・・・。あいつの隣に俺がいれるためにも、まっ直ぐにあいつを見つめるためにも。) 30分ほどして、何人かが出来上がった頃に素面の阿部が声をあげた。 「よぉ〜し、そんじゃお楽しみのモンでも見ますかっ!」 中学生の夜のお楽しみと言ったら誰だって想像はつくだろう。そう、今みんなの頭に浮かんだ頭文字に『エ』がつくやつだ。 阿部はそういって自分の荷物の奥底から両手に取り出し、水戸黄門の印籠のようにダブルでかかげた。 周りから「おぉ〜」と歓声があがる。阿部が偉そうに胸を反っていった。 「えーい、頭が高い!このAVが目に入らぬかぁ!!」 アキと慎治以外の一年は目を丸くし、ははぁ〜と他の皆が頭を低くする。 その光り輝くAV様の面には、あの有名女優の○らちゃんが自慢の胸を突き出して映っていた。もう片方の手には、いかにも裏物といった感じのビデオが握られている。 渡辺が阿部の肩に手を置いて力強くいった。 「どっちだ、どっちにする?!」 殊更真面目な顔を作った阿部が答える。 「どっちがいい友よ!俺はそ○ちゃんからみたいぞっ!!」 「おぉ、友よ!俺もそう言おうと思っていたぞっ!!」 どうしてこいつらは、こういう時にシンクロするんだ。俺が心底呆れてその様子を見ていると、心底不思議そうな声で啓太が訊ねてきた。 「先輩、あれなんですかぁ?」 あぁ、神様。こんな純粋少年を“汚れ”にしてしまいごめんなさい。でも、見せてみたいのです。 俺は純白の啓太の頭を撫でながら告げた。 「あれはな・・・・・・エロビデオだ。まぁ見たくなかったらみなく・・・・・・」 俺の話を遮って意気投合した阿部と渡辺が声を揃えていった。 「野郎ども、一階のでかいテレビで見るぞっ!!」 そう言って酒を手に持ち、先頭を切ってドタドタと階段を駆け下りていく。さすがバスケ部。チームワークがいい。手分けして酒とツマミの皿を持ち、三年が後輩を連れ出している。 あっという間に部屋には啓太と俺だけになってしまった。 「啓太、行くか・・・・・・」 俺はそう言って立ちあがり、念のためテッシュ箱を二つ片手に持ち、酔っ払った啓太が立つのを支えてやる。 正直言って、俺はAVとかそーゆーのはあまり好きじゃない。というか、あんなもんより元晴の着替えを見たほうが興奮するっつーの。 階段を降りる際、啓太の足取りが心配だったので、手を握りながら降りた。すっぽりと俺の手に収まるほどその手は小さかった。 一階に着くと、電気を消し、既に上映会が始まっていた。ソファの前にあったテーブルを脇に退かし、床には一年生と阿部と渡辺、その後ろのソファにはミッチーと翔平と元晴、その他の二年三人が座っている。興味津々といった感じで満面の笑みを浮かべた○らちゃんを凝視している。 元晴がAVを見て興奮しても大して気にならなかった。むしろ、そのほうがいいと思った。日本での男同士の恋愛の先に『結婚』という二文字はない。だから常に別れに対する不安が付き纏う。もしそのときがきたとき、元晴が女の子を愛せなかったらあまりにも不憫だ。 だからといって元晴のことを愛していないわけじゃない。愛していなかったらこの胸の痛みは何なんだ? 啓太と俺はソファの前の空スペースに腰をおろした。テッシュ箱は床組の真ん中に一つ滑らし、残り一つはソファ組に投げる。ソファに飛ばされたらたまんないから。 俺は手近にあったチューハイで喉を鳴らし、俺より中央よりにいる啓太を盗み見る。もう完璧テレビに見入っている。テレビではその巨乳を男優が後ろから揉み、○らちゃんは悩ましく眉を寄せていた。 阿部の平べったい胸を鷲掴みにしながら、渡辺がいう。 「うわぁ〜あんなでけぇの揉んでみてぇー」 静寂からいっせいに笑いが起きる。阿部はわざと媚びたような女声をつくっていった。 「あん!もっと揉んでぇ〜、って、俺はぺちゃんこだっつーの。それより集中だっ!」 阿部の一言で再び静まり返る。男優の手が○らちゃんのあそこに伸び前を開放する場面だった。みんな息を呑んでモザイクを凝視している。 残りのチューハイを一気に飲み干す。全然酔いが回らない。というか、酔ったことがほんの1,2回くらいしかないんだ。 俺は立ちあがり、オヤジのワインを物色し、その中から安物の白ワインを取り出してコルクを引っこ抜く。手近にあったグラスに注ぎながらAV鑑賞会の場に戻った。 暗がりから見える阿部や渡辺のあそこはスウェットを押し上げ、明らかに勃起していた。もぞもぞ足を動かしているから、多分アキも慎治も勃起しているのだろう。 俺は啓太の隣に腰を下ろした。おもむろに啓太のあそこを見ると、そこを手で押すように隠していた。可笑しくなって俺は啓太の耳元で囁いた。 「・・・・・・隠さなくていいぜ。たってるんだろ?」 啓太はびくっと体を震わせ、怯えと照れを映した眼で俺のほうを見返してきた。俺は阿部たちのほうを見るように顎を振る。既に誰も勃起してることなんて隠していなかった。というか、渡辺はズボンの上から擦ってる始末だ。 それを見て啓太は恐る恐るといった感じで手をどかした。 俺は頷き微笑んでやる。 画面にはピストン運動を続ける男優とそれに合わせ胸を揺らし喘ぎ声を上げつづける女優。彼らのセックスに情はない。そこにあるのは仕事であるという事実だけ。それが俺には、すごく虚しく見えた。 俺はその空虚を埋め合わせるかのように、透明な液体を流し込んだ。次に阿部が声を上げるまで、俺はとにかく流し込みつづけた。 |
| 皆さんコメントすごく嬉しいです!この新歓会の話が終わったら話が展開しますので気長に待っててください^^;時間がなくて走り書きしたので読みにくいかもしれませんが続きです。 ビデオがクライマックスを迎え、みんながホゥと溜息をつくと、すぐさま裏物のビデオをセットして阿部がいった。 「よし、そ○ちゃんも見終わったことだし、裏物を見ながら恒例王様ゲームいきますかっ!」 王様ゲームは、そのまんま皆が知ってる王様ゲームだ。素面での王様ゲームならまだまともなもんだけど、今回はみんな酒が入っているし、ビデオを見たばかりだ。当然王様の命令は過激になることが予想された。もちろん、王様の命令は何があろうと絶対だ。 ソファ組も床におり、みんなで円形になる。阿部が自分の後ろに置いてあった割り箸の入った紙袋を掲げる。 おぉと歓声が上がり、阿部が声高らかにいう。 「はい!みんなで一緒にぃ!!」 『王様げぇ〜む!!』 みんなの声がきれいに揃った。バカかこいつら。全員酔ってやがる。 俺が手近にあったお茶を飲んでいる間に紙袋を持った阿部が回ってきた。中から一本引き抜き印のある場所が見えないようにする。 残りの一本を手に取った阿部が音頭を取る。 「よぉーし、せ〜のっ!」 『おうさまだぁ〜れだ!』 またもや声が揃う。もう一年生も立派なバスケ部員だ。俺は12番だった。 先がピンクに塗られた割り箸を振り上げ、ミッチーがいう。 「はいはい!おれ、王様!!」 ニヤニヤと全員を眺め回し、ポッキーを一本手に取る。 「じゃあ〜、4番と11番がポッキーゲーム!!」 (ギリギリセーフ。誰だ?4番と11番って) 「まぢかよぉ〜」 「えぇーーー」 阿部と慎治だ。ミッチーからポッキーが手渡され、円の中心に二人が躍り出る。 慎治が大きく溜息をついていう。 「うわぁ・・・まぢかよぉ・・・・・・」 阿部が慎治の腰に手を回して押さえつけた。 「なんだっ。俺とやるのが不満だっていうのか!」 「い、いえ。めちゃくちゃ嬉しいです、光栄ッス」 あぁ、二年前を思い出す。あのときの俺も王様ゲームの初っ端から志賀先輩っていう人とポッキーゲームをやることになったんだ。 一本のポッキーを中心に二人が向かい合う。その間はポッキー一本分。ミッチーが煽り立てる。 「残していいポッキーは3センチまでだからな!」 わぁお、ポッキーゲームの達人でも至難の技だ。そんな達人がいるのかは知らない。 ポッキーの残りは5センチほどになった。もう目の前に相手の鼻がある。周りからは女みたいな奇声が上がる。 それと同時に二人が飛ぶように離れた。慎治が唇を拭いながらいう。 「・・・・・・ぶはっ、唇触れちゃったんですけどぉ〜・・・俺のファーストキスがぁ・・・」 かわいそうに・・・・・・俺だって中学生になってのファーストキスは志賀先輩だったんだ。まぁ、ポッキーゲームなんて序の口だ。 ミッチーが袋を持っていった。 「はい、じゃあ次いこー!」 そして回収された割り箸を再び引く。目指せ王様!・・・・・・6番だ。阿部がニヤニヤしてる。なんか嫌な予感。 渡辺がいった。 「王様だぁ〜れ?!」 割り箸を頭上に持ち上げて阿部がいった。 「はぁ〜い。わ・た・し♪じゃあ、キスはもうやっちゃったからぁ・・・・・・」 おえっ・・・全身に寒気が走った。すごく嫌な予感がする。 「6から9にディープキッスやっちゃってー」 (ちょっと待て。これ『9』じゃないのか?ってどっちでもかわらねぇ・・・・・・) 俺は項垂れて中央に這いずり出た。今頃になって少し酔いが回ってきたみたいだ。 「うわぁ・・・・・最悪。9番だれ?」 「・・・・・・え、おれ?」 まさかと思って俺は声がしたほうを振り向いた。そこには、アキに背中を押されている元晴がいた。 (まぢかよ・・・・・・あれからキスすらやってないのに・・・・・・) 『きっす!きっす!』 元晴と俺を抜かした12人からキスコールがかかる。 俺は立ち上がって中央で元晴と向き合った。心臓がドキンドキンと胸を打っている。酒のせいなのか、それともこれからすることのせいなのか、わからなかった。 阿部を見つめて俺はいった。 「まぢかよぉ・・・・・・男とディープ?」 もちろん演技に決まってる。ただ、こんな状況で久しぶりのキスはしたくなかった。 元晴も阿部をみていった。 「・・・・・・先輩まじですかぁ?」 げらげら笑っている阿部が答えた。 「2分以上ディープ!舌からませてなぁ〜。おまえら仲いいんだから大丈夫だろ!」 深い溜息をついて、俺は頬を赤く染めている元晴にいった。 「・・・・・・目ぇ瞑れよ」 周りから、キャーとかオォーと奇声が上がる。 「優、激しくいけよぉー」 (いいだろう。お望み通り思いきりディープにしてやる) 綺麗なラインを描いている元晴の顎に左手をかける。自分の顔を傾け、元晴の唇に標準を合わせる。先程から上がり続けている奇声が、何処か遠くの国から聞こえているかのように耳に届く。 ゆっくりと唇を触れさせる。びくっと元晴が震えたのがわかった。一度唇を離して元晴の顔を確かめる。控えめにいって、めちゃくちゃ色っぽかった。 今度は深く深く唇を重ね合わせた。舌を少し出して元晴の唇をなぞり、その隙間から差し入れる。それと同時に右手で、グッと元晴の腰を引き寄せる。 もう周りの声なんて気にならなかった。顎に置いていた手を元晴の髪に差し入れ、元晴の舌を絡めとり、愛撫する。ギャラリーからよく見えるように向きを変えながら舌を絡め合う。 悩んでいる自分がすごく馬鹿らしく思えた。元晴とキスするだけで、頭の中にあったあれこれが全部どうでもよく思えた。 わざと厭らしい音をたて、より深く激しく絡め合う。 これでバレたとしても、そんなことどうでもよかった。とにかく元晴が欲しかった。幸せを感じていたかった。 「あと30秒〜!」 タイムリミットをつげる阿部の声が聞こえた。30秒。日常の生活の中なら気にもしない時間。だけどこのときは、その30秒が短く、けれど大切で永遠の時間のように感じられた。 「5・4・3・2・1・」 元晴と俺は重ね合わせていた唇を離した。行為の前よりも、より頬を赤く染めた元晴が、そこにいた。多分、俺の頬もまっ赤に染まっているんだろう。 ミッチーが酔いに任せてげらげら笑いながらいった。 「おまえらすげぇなぁ〜。優、誰とやって練習してんだよ〜」 周りを見ると、誰も引いていないようだった。もう皆べろんべろんだ。 俺は何でもないといった感じでさらりといった。 「すげぇだろ?つか早く飲み物くれよ」 手渡された500のペットボトルを元晴に投げ渡し、俺は足元にあった未開封のチューハイを開け、口をそそぐ振りをした。それをゴクリと飲みこみ、缶に残っている液体を一気に飲み干す。 テレビでは、モザイク無しのセックスが繰り広げられていた。このセックスにも、情はないのだろう。俺と元晴の今のキスは、命じられたからやったのか?いや、違う。元晴と俺の間には確かに情があった。 再度テレビを見る。何も感じなかった。何故かそんなことに俺は安堵を覚えていた。 「さぁー、次いこーぜっ!」 何をどう間違ったのか、その後はキス大会になってしまった。命令は全部ディープキスで、それに細かな設定がついただけの命令。 俺も二回ほどキスをしたけど、気持ちが入らない分熱のないキスになっていた。 王様が渡辺になったときだった。奴はしばらく黙り込み考える仕草をし、一同が仰天することをいった。 「10番が2番のちんぽを咥える!」 それからちんぽ咥え大会になった。何が大会なのか俺にはわからない。もうみんな酔っ払っている。素面だったら絶対こんなことできない。 テレビでは女優が口とあそこに突っ込まれていた。すごい体力だ。 三回ほどして咥えるだけでなく、舌で舐めることが加わった。その刺激に飽きたのか王様になったミッチーがいった。 「7番が1番をフェラで逝かせろ!!」 7番は俺で、1番は阿部だった。さすがの阿部と俺も、これには難色を示した。特に俺が。 しかし、完璧に酔っ払った王様は無情にも命じた。 「冷めるから早くしろよっ!ソファの上でやれぇ」 そして、俺と阿部は二人でソファの上に座り、他のみんなはその下の床に座ってこちらを見つめている。 多分、阿部も俺も酔っていたんだろう。素面の俺なら、元晴の前で他の奴のあそこを咥えるなんて絶対できない。 目の前にわずかに硬度を持った阿部のモノがある。剥けている。完全に勃ったら14〜16くらいだろうか。俺は酔っ払った調子でいった。 「なんでもうたってんだよー。おえぇ・・・・・・」 阿部が自分のモノでペチペチ俺の顔を打った。 「はやくしろよ、はずいだろ」 「おまえは出してるだけだろっ。ぜってぇ逝かせて恥かかしてやる!」 阿部がソファの端に背を預けた。俺はソファの上で膝をつけ、阿部のモノを咥える。 頭上で阿部がうめき声をあげた。 「うっ・・・・・・やべぇあったけぇ〜」 ソファの下から煽る声が聞こえる。 俺は舌でモノの先端を愛撫した。すると、そこから独特の味がする液体が溢れてくる。少し吐き気を覚えた。 「おえぇ・・・・・なんでもう我慢汁がでてくんのぉ」 「うるせぇ!早くしろよっ」 このとき頭の中で、プチリと何かが切れたのを覚えている。自分の持てる技を全て駆使して逝かせてやる。 「逝きそうになったらいえよ。口に出したら承知しねぇからな」 玉を手で弄びながら、わざと厭らしい音を立てて阿部のモノを扱う。俺は必死になって奉仕した。舌を絡めたり、唇で扱いたり、思いつくかぎりのことをした。 この頃には、口内を阿部の我慢汁が満たしていた。周りでは奇声が上がり、お祭り騒ぎだ。 目を上げて阿部の顔を見る。快感で崩れた顔がそこにあった。もっとその顔を淫らに崩し、みんなの前で晒し者にしてやる。 俺は舌の全長を使い、喉も使うように、根元から先端へ扱いた。 「・・・・・・あっ、イ、イきそう」 ここまで四分ほどだっただろうか。俺は根元をギュッと握り、口を離していった。 「あぁ?逝きたいならお願いしてみろよ」 ギャラリーからは、『うわぁ〜、優ドSだぁ』とか『まぢうける〜阿部お願いしろよー』という煽りが入った。 わずかに残っている自尊心が阿部の顔によぎったが、阿部は目に涙を浮かべて懇願した。 「わ、わかったから・・・・・・逝かせてくれよ」 「逝かせてくださいでしょ?」 「い、いかせてください・・・・・・」 渡辺が鳴らした指笛が響く。室内を爆笑が弾け飛んでいた。 俺はやや硬度を失った阿部のものをすっぽり咥えこんだ。口内で刺激してやると、すぐに硬度を取り戻し、口内で膨張するのを感じた。 「・・・・・・も、もうだめっ!」 すでに口を離していた俺は、阿部のものに手を被せてもう一方の手で扱いてやった。声を上げながらきつく目を瞑り、眉を寄せた阿部の顔を見る。 勢いよく飛び出すどろりとして白濁な液体が手にへばりつき、阿部のあそこに落ちる。七回ほど脈打った後、ひくひくとして阿部のモノは静寂を取り戻した。 渡辺がげらげらと笑いながらいった。 「うわぁーまぢで逝っちゃったよぉー」 肩で息をしている阿部がいう。 「・・・ば、か・・・・す、げぇきも・・・ちよかった」 手にへばりついた液体をテッシュで拭き取りながら、俺はバカにするようにいった。 「おまえの顔まじかわいかったぜ」 息を整えた阿部がいった。 「・・・・・・おまえ、なんでこんなにうまいんだよ?」 俺は微笑み、嘘をついた。 「・・・・・・AV女優の真似してみたんだよ」 |
| ご馳走様ですww 毎日読ませてもらってます。王様ゲーム!!結構盛り上がりますよね〜 俺にもそんな経験ありますよ。まあ、舐めたりとかはなかったけどねww これからも頑張ってくださいね。ではでは。 |
| うわぁ〜(‾○‾;) 最後の命令ゎ過激ですねぇ(笑) 今後の展開期待してます(/▽≦*)彡☆ |
| 元晴くんは芸能人でゆうとどんな感じですか? |
| 最近読ませて頂いてます 辛いこともいっぱいあるみたいで大変みたいですが元晴くんを大事にしてほしいです。大切にしてください!友達と彼は別だと思う彼を傷つけないでくださいね |
| 今日はこれだけの更新になりそうです><ディープを見たら出掛けなきゃいけないのでコメントの返事は帰ってきたらしたいと思います。では、有馬記念見てきます(笑)また明日〜。続きです。 肌寒さを感じ、俺は目を覚ました。薄暗い部屋のなか天井にはアイバーソンのポスターが見える。ぼんやりと頭が霞んでいる。 右肩に重さを感じ、顔をむけると肩に抱きつくようにアキが眠っていた。綺麗な顔に幼さが覗える。アキを起こさぬようにゆっくりと上半身だけ持ち上げ見ると、ベッドの上には手足を投げ出した啓太と慎治が眠っていた。 ようやく思い出した。あの後、裏物を見ながら渡辺とミッチーがシコりだし、何人かの部員が道連れにされたんだった。それから二階に移動していつのまにか眠りに落ちたんだ。 乱れた毛布を三人に掛けてやり、俺は足元に注意しながら部屋を出た。自分の家だというのに夜だとなんでこんなに怖いんだろう。 トイレを済ませ、キッチンで水を飲んで部屋に戻ろうと振り返った。 「うわぁっ!な、なんだよ、アキか・・・・・」 心臓が止まるかと思った。そこに眠そうに目をこすっているアキが佇んでいた。俺は怖いのはダメなんだ。 「・・・・・・なんだよってなんだと思ったンスか。優さんが起きたから起きたんです」 「ごめん、起こさないようにしたつもりだったんだけど」 アキは眉を寄せて見つめてきた。 「なに?なんか顔についてる?」 アキは首を横に振った。それでも俺から目を逸らそうとしない。俺は居心地が悪くなっていった。 「・・・・・・じゃあ、先戻ってるわ」 俺がそういってアキの横を通り過ぎようとしたとき、ガッと腕を掴まれた。 「優さん、最近兄貴のこと避けてるでしょ」 俺はその場で固まり、黙り込んでしまった。アキは構わず淡々と続けた。 「最近一緒に帰る日も減ったし、キスだって全然してないって兄貴が泣きながら言ってましたよ?」 俺はゆっくりと振り返ってアキを見た。その眼には明らかに怒りの色が浮かんでいた。口は開いているのに、喉から声が出て来ない。 「・・・・・・オレ、最初に言いましたよね?もし兄貴のこと泣かしたら殴るって。今、マジ殴りたいくらいむかついてンスよ。でも兄貴に殴るなって言われたから・・・・・・」 言葉の節々が怒りで震えていた。その震えが右腕に食い込んだアキの細い指からひりひりと伝わってくる。 「・・・・・・オレが言いたいことはこれだけッス。もし、このままのようなら兄貴が何言ったって殴りますからね」 アキはそういって手を離し、背を向けてトイレのほうに歩いていった。 何一つ話すことができずに、俺はその背中を見つめていた。右腕がジリジリと痛みを訴えている。元晴が涙を流していたことを知り、俺はとことん自分が情けなかった。結局手酷く傷つけていたんだ。いいかげんはっきりしなきゃいけない。明日本間が新歓会にきたらしっかり話そう。いつまでもうやむやにしてちゃダメだ。 部屋に戻ると、床に寝転がって穏やかな寝息をたてて元晴が眠っていた。掛け布団が蹴り飛ばされている。元晴を起こさぬようゆっくりとその隣に座り、掛け布団を直す。 そうしていると、背後にあるドアが開き、アキが部屋に足を踏み入れるのがわかった。俺は背中越しに噛み締めるようにいった。 「・・・・・・アキ、わりぃ。俺、これからはちゃんとするから」 アキが頷くのが空気の動きでなんとなくわかった。アキは何も言わずに俺のベッドに戻った。俺は元晴の横に寝転がり、長い間元晴の寝顔を眺めていた。 いつの頃からだろう。夜明けの10分前の世界と朝日が登る10分前の世界を外気に触れて感じるのが好きになっていた。 その時々によって姿を変化させ、同じだと感じることがない。多分それは触れる機会が極端に少ないから、そう感じるのだろう。だけど、本来はその世界も、正午の世界もなんら変わりないはずだ。正午の世界でも変化、つまり繋がりを感じ取れる人は、それだけ世界と自分を愛しているのかもしれない。 その時も俺は一人外に出て世界の変化を感じていた。世界の変化なんていうと大袈裟のように聞こえるけど、体験したことある人ならわかってくれる人もいると思う。 その日は冬のように空気が澄んでいた。ひんやりと冷たい空気を車の走る音が震わせることもない。これは田舎だけの特権かもしれない。だけど平等に都会には都会の夜明けと朝日があるのだろう。 数時間前まで酒を飲んでいた俺の頭も、その空気と同じように妙に澄んでいた。 なんだか気持ちよくなり、俺は近所をふらふらと散歩してから家に戻った。もちろん誰一人起きていなかった。人の寝顔を見るのは面白可笑しい。みんなそれぞれ昼に見る表情と寝顔の表情が違う。寝てる時がその人の本当の姿だというかのように。 顔を洗い、あまりにも暇だから朝飯を作って時間を潰すことにした(俺は暇が大好きだ)。まぁ誰かしらが二日酔いになっているだろうから作っても無駄かもしれない。そうなったら俺の夕飯に回せばいいだけだ。 それから30分ほどして湯気の立ち上る朝飯を作り終え、自分のためにじっくりコーヒーをいれた。うーん、いい匂い。 起き出してくる気配がないので、俺はリビングに行き、何となく選んだディヴェルティメントK.138−ハーゲン四重奏団のCDを流し、ソファに座った。 皆が起きてくるまで暇だから小学生の頃の話をしよう。小学校の音楽室で思い浮かぶのは、やっぱりベートーベンとかバッハとかの似顔絵だと思う。 俺は小5のときに音楽室の掃除担当になったんだ。まぁ俺はとことん不真面目な生徒だったから、掃除なんてサボるのが当たり前。もちろん、サボった奴は後で“つけ”が回ってくる。 11月頃から学期が終わるまで放課後居残りで、バカみたいに広い音楽室の掃除を一人でやる羽目になった。放課後の音楽室に一人でいる。一人のはずなのに視線を感じるんだ。そう、モサモサ頭のベートーベンが睨み付けていたんだ。 もう怖がりの俺はちびりそうになった。無数の似顔絵が睨み付けてくる。怖いのなんのって。俺は許しを乞うためなのか、音楽室にあったベートーベンの曲を流してやったんだ。 そうしたらどうだ。ベートーベンが全然怖くなくなった。だけど、他の似顔絵たちの顔が眉を寄せて気分を害したように見えたんだ(モーツァルトだけは透かした顔をしていた)。 こいつら嫉妬してるよ。もうそれが当時の俺には面白可笑しかった(でもただ一つ、モーツァルトの音楽を流したら皆が嫉妬したように見えた)。 それから二学期が終わるまで、掃除をしている間にそいつらの音楽を流すのが、俺の密かな楽しみになった(なんだかすごく根暗な子供だな)。多分それがなかったら居残り掃除だってサボっていたことだろう。 外はすっかり明るくなっている。まだ誰も起きてこない。テレビをつけて天気予報だけ確認してすぐに消す。今日明日と晴れのようだ。本でも読もう。 一冊読み終わり、いい加減奴らをたたき起こそうと立ち上がったときに、明るい一日の始まりを告げるようにドタドタと階段を降りる音がした。 (さて、朝飯を温め直すか) 俺は膝に手をつくことなく立ち上がった。 |
| 続き楽しみッス♪♪ 今日ちょっといろいろあってブルーなんで少ないコメントですみませんm(__)m |
| 続き楽しみにしてます 頑張ってくださいね☆ ディープも飛んでたし晴れやかな気持ちで抱き合ってる二人の話を楽しみに待ってます |
| 皆さんのコメントすごく励みになっています!!すみません・・・こ、この場を借りて更新が止まってしまったことをお詫びしたいです><その分は今日明日かけてアップできたらなぁと思っております。今年も大晦日を残すだけになりましたねぇ・・・初詣行ってこようか迷っているところです^^;では個人に対する返信です。 あつしさん>なんかそう言っていただけると嬉しいです^^;これには書いてないけど片思いは片思いで全然違う切なさがありますよね>< みかどさん>あ、みっちゃんのことそう言っていただけるとなんかこっちまで嬉しいです(笑)携帯代大丈夫ですか?;;私はそんなに携帯使わない人なんですが、ウィルコムみたいな通話無料は魅力的ですよね^^; たいむらさん>読んでいただきありがとうございます><こういうコメントいただけると書いてるかいがあるなぁと嬉しくなりました!一応今はあんなにズタズタじゃないですよ^^;そのへんはこれから書いていけると思うのでよかったら読んでやってください>< 空也さん>毎回毎回コメントしていただけてすごく嬉しいです!!タバコは駄目ですねぇ・・・や、まぁ多分友達の副流煙で肺は真っ黒だと思いますけど(笑)元晴との展開はこれから頑張って書いていきますのでよかったら読んでやってください>< ともさん>コメント励みになります!!そう言ってもらえるとすごく嬉しいです><あ、本間のこと嫌いですか・・・これからもその話が続きますがよかったら読んでやってください^^ 白虎さん>コメントありがとうございます!!毎回読んでいただいているなんて感動です><はい、頑張ります!白虎さんも頑張ってください^^ 元晴>ど、どんな感じ・・・えっと私テレビとかあまり見ない人であり、芸能人の名前をあまりよく知らない(時代遅れとも言いますが覚える気がないと言ったほうが正しいかも)ので例えようが・・・私の知ってる限りだと「この人だ!」ってのはいないですねぇ。元晴さんのご想像にお任せします><(すみません・・・) としさん>ディープがゴールしたとき感動して泣いちゃいました><(バカかお前)ずっと応援していたので・・・;;あ、はい。その話は後々書いていけると思います!頑張って書いていきますので、よかったらそれまで気長に待ってやってください^^; |
| すみません!前回の話に刺し入れるべきでした><短いですが読んでいただけたら嬉しいです。では続きです。 世の中のお母さんって毎朝こんな気分を味わっているのだろうか。このとき俺は世の中のお母さんはすごいなって心底思った。 「優、朝飯できてるー?」 これが奴らの第一声。おはようの挨拶もなしに飯を要求してくる。まるで飢えたブタちゃんだ。俺が母親だったら絶対飯なんて作りたくなくなる。でも一方で、毎朝こうやって子供たちが起き出してくるのってなんだか幸せだな、とほんわり思った俺がいた。多分こういう気持ちがあるからこそ、どんなに早起きしても弁当を作ったり、飯を作ったりできるんだろうな。 その後、ぐーたらして午後一でボーリング場に遊び場を移した。でもそこに本間は来なかった。まぁ明日の部活の帰りに話せばいいか、なんてこのときの俺は思っていたんだ。 その日はさすがにベッドに入った瞬間に眠りに落ちた。底の見えぬ海のような眠りだった。 その翌日は午後練習だった。本間が練習に来るか心配だったけど、新歓会を休んだことなんて嘘のように何食わぬ顔をしてちゃっかり練習にきた。 なんで俺はいつも行動が遅いんだろうか、どうしてこうあやふやな奴なんだろう。いつも後悔してばかりな気がする。 |
| その日の練習が終わり、俺は冷水機で水を飲み体育館に戻ろうとしていた。すると、いきなり腕を掴まれ、囁かれた。 「ちょっとこいよ」 そう言って本間は俺を廊下の隅に引っ張り込んだ。 今、話せばいいのに、そうすればいいだけなのに、俺は体が強張り、まともに本間の目を見れなかった。いっそその場から走って逃げ出そうかと思ったけど、壁と本間に挟まれていたため逃げる隙間がなかった。 本間は声を落としていった。 「・・・・・・夜、いくから」 それだけ言うと、返事をする間もなく当惑している俺をおいて、本間は体育館へ戻っていった。 家で話す気なんてこれっぽっちもなかったのに、あんなところで話すことなんて考えてもいなかったのに。阿部に声をかけられるまで、俺は呆然とその場に立ち尽くしていた。窓から差し込む月光によってできた足元から伸びる自身の影が、異様な存在感を示していた。 夜道を二人で歩く。ちょっと前までは、これがむちゃくちゃ幸せだった。幸せの指標なんてものがあるのなら、これが一つの指標だった。だけど今は、これが苦痛の指標に変わってしまっていた。幸せなんだけど苦痛。幸せだからこそ苦痛。きみの笑顔を見る度に、俺は自分を守ろうとし、きみを傷つけていたんだ。きみを愛していたのに、俺は自分を愛していた。だから俺は、きみを愛すためにきみの誘いを断った。そう、そのはずだったんだ・・・・・・。 俺は何をしているんだろう。こんなはずじゃなかった。決してこんなことを望んでいたわけじゃなかった。 俺は意識が遠のいていく中、あの閑散とした屋上の光景を思い出していた。鉛色の空とコンクリの地面との間にあった———汚れた吸殻と俺。 『あはは、今の俺にぴったりじゃないか・・・・・・』 午後の8時を過ぎた頃、俺はあの椅子に座って、その人物がくるのを待っていた。何故そうしたかというと、彼とできるだけ距離を取りたかった。部屋に上げるのはあまりにも無防備だと思ったし、ソファのそばも危ないと思ってここで待つことにしたんだ———彼に拒絶の意をしっかり伝えようと思って。 玄関のチャイムの音が甲高く鳴り響いた。昔もそうしていたように鍵は開けてあった。やがて、玄関が開く乾いた金属音が家の中に響き渡った。 目の端に映るリビングに通じるドアがゆっくりと開く———本間は、そこにいる俺を見て少し驚いたようだった。 俺は先手を取るかのように向かい側の椅子を見て、鋭くいった。 「・・・・・・そこ、座って」 彼は椅子を一瞥し、ちょっと困ったように眉をひそめた。俺は先程よりもきつい口調で促した。 「話しがあるから座ってよ」 本間は訝しげな表情のまま俺の向かいの椅子に腰をおろした。 木色をしたテーブルの間に重い沈黙が降りる。目の端で見る彼は、普段と何ら変わりがなく至って普通の本間だった。俺は意を決して口を開いた。 「な、なんで・・・あんなことしたの?」 わけのわからない自分をどうにかする前に、本間にしっかりと気持ちを伝えなければならないと思った。しっかりと拒絶しなくちゃ話は始まらないから。 でも、彼から返ってきた言葉の節々には明らかに怒りと悲しみの棘が顔を出していた。 「・・・・・・なにいってんだよ?」 彼はそういって、きりりと俺を睨みながら立ち上がった。俺は、逃げるように椅子から飛び降りて身構えた。 「なんで逃げるんだよ?おまえだってあんなに積極的にやってたじゃねーか」 俺は、必死になって首を横に振って声を絞り出した。 「・・・・・・ち、ちがう、」 だけど喉に膜が張られたかのように、その後に言葉は続かなかった。胸の中では行き場を失った声が乱れ飛んでいる。『それは違うんだ。そんなのは俺じゃないんだ。ちがう、違うんだ』 彼はじりじりと俺との距離を縮め、苛立たしそうにまくしたてた。 「・・・・・・何がちげぇんだよ?あれだけ感じておいて逃げんじゃねぇよ!・・・・・・独りになるのがこわいんだろ?独りになりたくねぇんだろ?」 すべてを否定するかのように、俺は激しく首を横に振った。だから違うんだ、それは違うんだ。やめろ、やめてくれ。こわい。『じぶん』が怖い。 彼の顔が怒りの色で染まりきっていた。歩み寄る歩幅を大きくした彼から逃れようと、俺は壁伝いに後退った。 ガツンと何かが足に当たり、俺はバランスを崩してよろめいた。彼はそこを逃さず、グッと距離を詰めて俺の腕を掴んだ。 俺は不安定な状態でその手から逃れようとし、派手な音を立てて倒れてしまった。ガツンと床に頭を打ち、頭を抱えながら息を吐くような呻き声を洩らした。 「・・・っつぅ・・・ぅ」 そんな俺の腹の上に彼がのしかかってきた。痛みのせいで目頭に涙が滲む。 「なんでって訊いたよな?おまえ」 俺は、涙でぼやける視界の中の彼を見上げた。彼は怒りを隠すこともなく、諭すようにいった。 「おまえにはわかんねぇよな、俺がどんだけ思い悩んだかなんて。中学入ってから、おまえ、変わったよ。どんどん俺から離れていって、すごく不安で、なぜかむかついた。最初は仲良かった友達が少し自分から離れちゃったのがさみしいんだなって思いこんでた。だけど、元晴たちが入部して、おまえはもっともっと俺から離れていった。それがすごくむかついて・・・元晴たちとおまえが、楽しそうに話してるの見ると、どうしようもないくらい胸がむかむかして・・・・・・そのとき、気づいたんだ。あぁ、俺て嫉妬してるんだなって」 彼の言葉が発せられる度に、彼の顔が苦痛と哀しみで歪んでいくように見えた。 このとき俺は何も言えなかった。彼が感じていたことを俺も味わっていたから。でも、彼が言うことは大きく間違っていた。離れていったのは俺じゃない、お前のほうじゃないか。入学して、違うクラスになって、お前は俺の知らない奴と遊ぶようになった。だから俺もお前が知らない奴と遊びだしたんだ。そうさせたのは、お前のほうじゃないか?俺だって寂しかった。それこそ嫉妬だってした。でも、だからってなんでこんなことするんだよっ、俺とお前は友達だろ?大切な友達じゃないのかよ? 彼は苦悶に満ちた顔で嘲るように続けた。 「・・・・・・自分でもびっくりしたよ。なんで友達にこんな感情抱いてんのかわかんなかった。おまえと一緒に練習するのが苦痛だった。幸せだったけど苦痛だった。おまえは笑いながら俺に触れてくる。俺の目の前で平気で裸になる。俺がどんなこと考えてたかわかるか?・・・・・・おまえにわかるかよっ!」 俺は彼の突然の告白に一瞬言葉を失い、呆然と彼を見つめた。彼の鋭い瞳の奥が、ゆらゆらと揺れていた。俺は身動ぎしながら瞳の奥にいる彼に叫ぶようにいった。 「・・・・・・わかんねぇよっ!・・・俺たち・・・友達じゃねぇのかよ・・・・・・」 悲痛に満ちた言葉が静かに響き渡る。それは未だに『本間』を信じている響きを持っていた。それを聞いた本間は、怒りと哀しみが混ざり合った顔をして、自身に言い聞かせるかのようにゆっくり呟いた。 「・・・・・・友達なんかじゃねぇよ、もう友達でなんていられねぇよ」 何かを振り払うようにそういった彼が、組み敷いた俺の胸倉に掴みかかってきた。 「や、やめろよっ!!離せっ!!」 必死な俺の叫び声が明るいリビングに響き渡る。足をばたつかせ、腕で押し返そうとする。だけど、俺の腹の上に乗っかった彼は、その両手首を掴まえると軽々と片手で押さえつけてしまった。骨が折れてしまうかのような力で、彼は締め付けてくる。 なんとか逃れようと俺が身動ぎすると、彼はもう片方の手を加勢させて押さえつけてきた。通常の中学生を軽々と凌駕する握力に、俺の骨が悲鳴を上げる。ギリギリと骨が押し潰される音が己の頭上で聞こえ、それに俺の悲鳴が重なった。 彼はそれに動じることなく、素早く俺の上着を噛んでめくりあげた。露になった乳首に彼の生暖かなものが絡みつき、撫でさすってきた。 その瞬間、身体の芯に電流が駆け巡り、そのまま脳天を突き刺した。 「あん!・・・・・・んん」 反射的にあさましい声が飛び出し、俺は咄嗟に唇を噛みしめて耐えた。自分までもが感じるとは思わなかった。胸ってこんな感じるんだ。こんなのまるで女の子みたいだ。 「い・・や、だっ、や、めろ・・・・・・」 彼はかまわず執拗にそこを責めてくる。俺は強く唇を噛んだ。彼の舌が蠢くたびに、快楽の波がうねり起き、俺を底の見えない真っ暗な海へと引きずり込もうとする。ゆらゆらと揺れている水面にまん丸な月が歪んで見え、俺は必死になってそれにつづく光の梯子を掴もうとした。だけど、その梯子も波が起こるたびに大きく揺らいで、俺が掴まるのを良しとしなかった。 押し返そうにも力じゃ情けないほど敵わなかった。自分が、こんな自分が、情けなくて、むかついた。目が熱くなり、雫が頬を伝って落ちた。 それを本間の生暖かな舌が舐め取り、触れるか触れないかの微妙な舌使いで俺の耳を舐めてきた。びくんと体が震える。望んでいない行為なのに、俺のあそこはバカみたいに硬くなり、ズボンを押し上げていた。この体が憎かった。嫌なのに簡単に反応する体を、俺は憎んだ。そして、殺したいほど己が憎かった。 ふと、手を押さえつけている力が弱まるのを感じた。本間が片手を離し、その手で胸を愛撫し始めていた。 俺は、このチャンス逃さまいと両手に力を込めて振りほどき、その手で彼を押しのけようとした。 しかし、彼は容赦なかった。鈍い音が耳に届き、次の瞬間には俺は腹を押さえて悶え転げていた。あの時とは比較にならないくらいの力のこもった拳が、俺の腹を突き刺した。のたうち回る俺を鎮めようと、再度拳が振り下ろされた。両手でかばっている部分を避け、脇腹を殴られる。ドスッと音とともに、内臓が飛び出すような痛みが俺に襲い掛かってきた。溢れる涙で視界が歪む。 その後は、俺が叫び抵抗しようとする度に、手の上からでもお構いなしに何度も、何度も殴られた。俺の叫び声と骨が骨を打つ音が、家中に響き渡っているように思えた。 そのうち痛覚が鈍り始めて、俺はすっかり抵抗する気をそぎ取られてしまっていた。ぐったりと横たわり、肩で息をしている彼をぼんやりと見つめていた。 ぐったりと力の入らなくなった体に纏わりついていた衣を剥ぎ取るように、本間が脱がせてきた。 俺は何一つ抵抗せず、脱がされるままに身を任せていた。もう考えるのも体を動かすのも面倒くさかった。早く終わらせてほしかった。こんな自分も消えてしまえばいいと思った。 すっかり衣服を取り払われた俺は、羞恥心すら感じることなく冷たい床に背を付けてぐったりと横たわり、上に圧し掛かってきた彼を眺めていた。本間が自身の後ろに手を回し、ゴソゴソと何かを取り出している。視点の定まらない目で見ると、それは、あの夜、本間から受け取り、自ら口に咥えた小さな包みだった———あの晩とは違い、ジェルタイプのものだった。 『ゴム、、つけるんだ・・・君は、最後まで優しさをみせるんだね・・・・・・すごく本間らしいや』 腹の上から降りた彼が、力の入らなりだらりとした足を両脇に抱えるように持ち上げる。最後の力を振り絞ってきつく目を瞑る。真っ暗なビジョンに、元晴の明るい笑顔が浮かび、俺の大好きなはにかむような笑顔が浮かんだ。 熱を持った、歪んだ優しさの証が、俺のあそこに押し付けられる。 目がじわっと熱くなり、雫がとどめなくぼろぼろと溢れてくる。ビジョンが大きく揺れ歪んでいた。 『ごめん、本当にごめん・・・・・・きみを、素直に愛したかったのに・・・・・・こんな俺でごめん・・・・・・』 彼の猛る砲身が押し入ってくる。体が裂けるような痛みが突き刺さってきた。彼が俺を突き刺す度に、鈍っていた痛覚を超える痛みが俺に襲い掛かった。 肉と肉とがぶつかる音と彼の荒く激しい息の音を、まるで引き裂かれて綿の飛び出た人形のように、俺は声も上げずにだらりとして聞いた。 荒れ狂ったメトロノームが刻むリズムを耳にしながら、俺は意識が遠のいていくのを感じた————涙にぬれた罪悪感の塊を抱きながら。 |
| 頑張って続き書いてくださいいつも応援してます! 勇気をだしてください難しいことかもしれませんが本間くんとはあんま絡まんほうがいんじゃないかな よくわかんないのに変なこと言ってすいませんm(__)m |
| 今回もはらはらさせてくれました。いやぁ〜すごいよ!!マジ本にできる作品ですよ!!細かい所の表現がほんと素晴らしいです。その情景が想像できる書き方で。ほんと自分のと比べると恥ずかしいぐらいです・・・ 本間君ね・・・『友達なんかじゃねぇよ、もう友達でなんていられねぇよ』か・・・正直そう言われるとショックですね。あとそう言ってしまう状況にさせてしまったことにもショックですね。そう思うと人との関係ってほんと難しいものだと感じさせられますね。好意があるばあるほど、相手の一つ一つの行動が気にかかり、そして自分にとって嫌なことに対しては、苛立ってしまう・・・ 改めてそんなことを考えさせられました。 ほんとこれからも頑張ってください。俺毎回読みます!! |
| やった 本気でドキドキします 本間くんも優さんのこと好きだった…んだろぅな 続き楽しみです |
| ど-も★ 今回ゎなんかレイプみたぃな内容で見てて胸がズキズキしました㊦㊦(>_<) でも本間さんとの今後のケジメとか楽しみッス(v*>▽<)v 余談ですが、優さんの読み方って『ゆう』『すぐる』どっちですか-?? |
| 初めて書きます。てか、いつかお礼も込めてコメントしなきゃなって思ってたんですけど月日は過ぎてしまって…(笑 最初から読んでるけど回が進むにつれてストーリーだけじゃなくて表現もすごいうまくなってきて更新が楽しみなここ最近です。ホントありがとうございますって感じです。 ちょっと元晴くんとの関係が希薄になりつつありそうな気がしてますが、ぞうならないことを願って次を待ってます。では、これからも頑張ってください。陰ながら応援してますんで!! 同じく受験生より(長すぎでしたね…すいません^^;) |
| 友達の家とコンビニに行っただけなのにびしょ濡れになるこの雨はなんなんでしょう・・・。感想いただけてとても嬉しいです!びしょ濡れついでにコメント返信です>< としさん>あ、はい。といってももう過ぎ去ったことなので・・・。いつも応援だなんてめちゃくちゃ嬉しいです><今日起きたら頑張って書きます!よかったらこれからの話を読んでやってください^^ 白虎さん>そう言っていただけるとめちゃくちゃ嬉しいです;;白虎さんの今日の更新も先程読みました!もう先が楽しみで楽しみで><えぇ・・・まだ書いてる途中なので詳しくは書かないですけど、相当ショックでしたね(笑)これからも頑張って書いていきます!白虎さんのお話もすごく楽しみです^^ みかどさん>更新遅れてごめんなさい><そう言っていただけると、めちゃくちゃ書く気持ちが高まります!ユンケル以上のパワーです(笑)はい、起きたら更新しますね^^ 空也さん>あ、レイプですもんね・・・私もレイプみたいなことしたんでなんとも言えないわけなんですが^^;一歩間違ったら今ごろ私は少年院ですね(汗)えっと、私は『ゆう』です^^ちなみに、本当にちなみに種明かし的な感じなんですけど、最初は登場人物は全て仮名と書いたのですが、私の親しい友人二人と本間の下の名前は本名だったり。元晴は本名を何かとモジってます(笑)でも、『アキ』ってのは本当のあだ名です。後で名前に関する話が少し出てくる予定なので参考までに^^; 何故最初は仮名と言っていたのに、そういうことは全てを書ききったら明かしたいと思っています。 |
| 一歩間違わなくて良かったです(笑) 本間さんの下の名前本名なんですか!? アキくんもホントのあだ名かぁ-。 わかる人にゎわかっちゃうんぢゃなぃですかね??(笑)(★´艸`☆) 話の最後かぁ-楽しみだヶド、この話も終っちゃうと思うとホント寂しぃッス㊦㊦(ρД`)泣)) |
| 終わっちゃうんですかね?もしも優さんが今も元晴くんと続いてるなら…これからも… |
| 別なレスになってしまいすみません;; お礼だなんてとんでもないです><こちらこそ読んでいただけ、しかもコメントまで貰えるなんて、本当にありがとうございます!!もぅユンケルなんて比じゃないほど元気になれます(笑 自分も書いていく中で「せっかく自分の書いたのを読んでくれる人がいるんだから、もっとかっこよくクールに書きたいなぁ」と思うようになって、それで色々書き方を変えてみたり、試行錯誤してみたんです(笑)なので最初から読むと文章体が変わりまくってて読みにくいことこの上ないですね><でも、そう言っていただけるとなんか嬉しいです^^ はい、これからも頑張って更新していきます!同じ受験生として頑張りましょうね><(長くなっちゃってすみません;;) |
| いや〜こっちこそ返事もらえてうれしいです。たしかに今と最初の比べたら同じ人が書いてるとは思わないかも(笑 まあそれだけ良くなってるってことですよね!! 途中で更新しない時があっても放棄しないでちゃんと書いてるのもすばらしいし。(僕なら続けられるかすらわからないけど^^;) まっとにかく勉強がんばりましょうね |
| 優さんの話読むの毎日楽しみにしてます♪ 俺も若い頃そんなことあったら楽しかったかな〜なんて思いながら。 まぁその分辛いこともあるんだろうケド。 …と、遠い中学時代を思いかえしたり。 個人的には元晴くんのファンなんで、今回の展開はまたしても辛い。優さんも辛かっただろうに…。 てなわけで、続き楽しみにしてます♪ 受験も頑張ってね! |
| おはようございます。完璧寝坊だぁ><当初の予定ではもう書き終えているはずだったのに(笑)今から書きます・・・。 ともさん>元晴のファンだなんて;;そういっていただけると嬉しいです><今後の展開を早く書けるように頑張りますね!!これからもよかったら読んでやってください^^ 空也さん>本間の下の名前は本当ですねbアキはまぁほとんど漢字違いみたいな、そんな感じです^^;わかる人にはわかっちゃうと思うんですが、別段困らないので(笑)あ、いえ、まだまだ終わらないと思います><もう少しお付き合いしていただければ嬉しいです^^ みかどさん>あ、まだまだ終わりそうにないです(笑)冬休み中に終われたら一番いいなぁーと考えています。一日二話くらいで間に合うのかな・・・・・・。もう少しお付き合いしていただければ嬉しいです^^ |
| 目が覚めたときには、俺は自分の部屋のベッドに寝かされていた。どれくらい時間が経ったんだろう。薄暗い部屋のなか、天井からは俺を咎めるかのようにアイバーソンが鋭く睨んでいた。 腰のあたりに耐えがたい激痛が走り、俺は声にならない呻き声をあげた。起き上がろうにも、体に力が入らない。寝返りを打つことすらままならない。本当に自分の四肢が綿人形になったみたいだった。皮肉にも彼によって引き起こされた激痛が、今生きていることを教えつづけている。 『あそこで意識失わなかったら相当痛かったんだろうな・・・・・・』 俺はぼんやりとそんなことを思った。自嘲気味の乾いた笑いが洩れる。その乾きを癒すかのように、目頭が熱くなり、雫が頬を伝った。 この前と同じように、本間はそこにはいなかった。いなくてよかった。彼の顔を見たら今すぐそこの窓から飛び降りそうだったから。 あの後、本間が服を着せ、ここまで運んでくれたんだろう。俺はしっかりと衣服を身に付け、整えられたベッドの中にいた。 今は何時なんだろう。この明るさからするともうすぐ日の出だろうか。テーブルのほうに顔をむけると、目覚まし時計は俺に背を向けてカチカチと時を刻んでいた。 『毎朝ぶっ叩いて悪かったよ、こっちむいてくれよ』 俺の願いも届かず、時計は知らんぷりだ。 仕方なく視線だけ動かして上方を見ると、白いレースのカーテンの向こうには、暗闇に浮かぶ宝石のような月と星々がしっとりと輝いていた。 「・・・きれい・・・」 俺は息を洩らすように呟いていた。それは、目に眩しいくらい綺麗だった。今まで見てきた月や星の中で、最も美しく、最も切なく見えた。 『そういえば昔読んだ小説に月や星が綺麗に見えるときは、その人がすごく落ち込んでたり、悲しんでたりするときだって書いてあったな・・・・・・。あれって本当のことだったんだ・・・・・・』 ふと、両親のことが思い浮かんだ。もう母さんとオヤジは帰ってきているのだろうか。あの二人は働きすぎだ。ここ最近まともに話した覚えもない。でも、俺はあの二人が好きだった。どんなに仕事ばかりに目を向ける親でも、そんな二人が好きだった。 友達やクラスメイトは、「親がうざったい」とか「あんなの死んじゃえばいいのに」と冗談半分で言うけれど、俺には素直にそう思えたことがなかった。そう思えるほど、親と接していなかった。接することができなかった。自分では、とっくに『親離れ』していると思っていたのに、俺はそれすらできない環境にいたことに、この時気付いた。 勝手に涙が溢れてくる。次から次へと頬を伝い、枕を濡らしていく。 『ったく、なんなんだよ・・・・・・』 俺は、情けないほど望んでいたんだ。二人と思う存分おしゃべりをすることを。二人と一緒の時間をすごすことを。二人に思いきり甘えることを。働く二人は好きだったけど、俺と接してくれる二人も好きだった。まるっきり矛盾していることを、俺は心の底で一番望んでいた。友達やクラスメイトじゃなく、俺は親と一緒にいたかったんだ、正面から彼らに愛してほしかったんだ。 なんだか馬鹿げてる。親と一緒にいたかったがために、周りにいた友達に異様なほど依存していただなんて。その結果がこんなに惨めなものだなんて。 だからといって、俺は本間を心底恨み憎むことができなかった。いっそそうできたらどれだけよかっただろう、救われただろう。しかし、俺の中には、あの優しくて温かい彼がしっかりと根付いていた。それ故に、彼を心の底から恨むことも憎むこともできなかった。俺はそんな弱っちぃ自分が心底嫌だった。 彼は、もう友達でなんていられないと言ったけど、できることならこれからは本当の友達でいたかった。依存とか逃避ではなく、心の底から彼と友達でいたかった。こんな仕打ちを受けても変わることなく、『光輝』が好きだった———友達として。 いきなり部屋の中の空気が震えた。あまりに静寂とした空間だったため、俺は驚いてそのほうを見た。 テーブルの上で、携帯が青い光を放ちながらブルルブルルと震え飛び跳ねていた。だけど、電話に出ようにもそこまで行くことができそうになかった。誰からだろう、オヤジや母さんから?夏姫や直樹から?それとも・・・・・・元晴から? そうこうしているうちに、携帯は呆れ果てたかのように震えるのを止め、そのうちに光も落とした。 俺は溜息をつき、再びカーテンの外に視線を戻した。到底明日の学校には行けそうにもなかった。身体的にも精神的にもすっかり参っていた。今、何かをやろうとしてもうまくいかないような気がし、俺はこれ以上考えるのをやめにした。 ぼんやりとしていると、体が浮遊するような感覚が襲ってきた。俺はそれに身を任せ、ゆっくりと痛みのない世界に浮かんでいった。 翌朝は雀の鳴く声で目が覚めた。体を突き刺すような痛みは、昨晩より幾分良くなったような気がした。 俺は携帯を取ろうと思い、ベッドから這い出て起き上がったが、思うように足に力が入らなかった。というか、腰が砕けたようにその場に崩れ落ちた。痛みは和らいでいたのに、体は殊更素直だった。 そのため、ハイハイもできない赤ちゃんのように床を這い進み、普段の5倍も時間をかけて携帯のもとにたどり着いた。俺にはもう赤ちゃんはできそうにない。 携帯を開くと8:14と表示されていた。着信履歴を見ると、予想外の人物から一回だけ電話が入っていた。俺は発信ボタンを押した。 プルルルという発信音が4回ほど鳴った後、騒がしい雑音が俺の耳に飛び込んできた。 俺は少し耳から離して、できるだけ自然に聞こえるようにいった。 (おはようございます。優ですけど、昨日はすみませんでした) ちょい静かにしてと誰かに優しく言った後、志賀先輩は答えた。 (おう、昨日はどうした?) 志賀先輩は2個上の部活の先輩だった人だ。中学での俺のファーストキスを奪った人でもある。とても恐い人なんだけど、とても後輩を可愛がってくれる先輩だった。部活の先輩ってむやみやたらに後輩にちょっかいだすもんだけど、志賀先輩はそんなことなくて後輩の嫌がるようなことはしなかった。お兄ちゃんに欲しい人ナンバー1だ。そういえば屋上で抱き上げてくれたのもいつも志賀先輩だった。 先輩が卒業した後も何かと交流があった。街ですれ違えば挨拶だってするし、たまにそのまま一緒に遊んだりもした。だけど、ここ最近は会ってもいなかったし、電話もなかった。 (・・・・・・すみません、昨日はもう寝ちゃってました。先輩こそどうしたんですか?) 電話の向こうから志賀先輩の名前を呼ぶ女の人の声が聞こえてきた。また、めちゃ可愛い彼女と夜通し遊んでいたんだろうか。なんで俺が先輩の彼女を知っているかというと、俺が中学2年の夏の時、つまり先輩たちが付き合う前に10人くらい(俺以外全員2個上だった)で遊んだことがあったんだ。そこにいた子で一番可愛かったのが、先輩の彼女———優実(ユミ)さんだった。ちなみに先輩もめちゃかっこいい。お世辞なんかじゃなくて。 (いや、昨日の夜に阿部から電話があってな、特に用はなかったらしいんだが、最近お前が元気ねぇとか言ってたからちょっと心配になって電話かけたんだよ・・・・・・なんかあったか?) 俺は黙り込んでしまった。先輩からこんな話が出てくるとは思わなかった。静かになった電話の向こうから駄々をこねる声が聞こえてくる。俺はこれ以上邪魔しちゃ悪いと思い、なんでもないです、と言って電話を切ろうとした。だけど、口から出た言葉は正反対のものだった。 (・・・先輩・・・先輩なら、めちゃくちゃ仲良かった友達と・・・・・・) (なんだよ?言ってみろよ) 俺は息を吸い込み、その後を一息で一気にいった。 (友達と、友達を続けられないような状況になって、でもそいつとずっとずっと友達でいたくて、だけどそいつは、もう友達でなんていられないて言ってきて・・・・・・そんなとき先輩ならどうしますか?) それは紛れもない俺の本心だった。確かにもう友達でいるのは無理なのかもしれない。もし、友達でいることができたとしても、昔のように光輝と二人きりになったりしたときに、屈託なく笑い合えるかなんてわからなかった。だけど、どんなことがあったって、今までの光輝は紛れもない光輝だと思った。いつからだろう、俺たちが離れちゃったのは。いつからだろう、俺が光輝のことを『本間』と呼ぶようになったのは。俺は、『光輝』と呼んでた頃に戻りたかったんだ。 真剣そうな低く落ち着いた声がいった。 (それって男か女か?) (・・・・・・男友達です) 少しおいて、先輩は優しい口調で静かに話し始めた。 (・・・・・・詳しくはわかんねぇけどさ・・・・・・俺はその思いを伝えたぜ。俺も友達と友達を続けられないような状況になったことがあったけどよ、やっぱそいつとずっと友達でいたくてさ。そいつと二人きりになって話したんだ、おまえとずっと友達でいたい、ずっとずっと最高のダチでいたいんだって) (・・・・・・) 俺が黙り込んでいると先輩は明るい調子でいった。 (まぁ、おまえなりにそいつにちゃんと伝えてみろよ。やっぱ友達て、すげぇいいもんだしよ————) 電話の向こうで先輩の彼女が「あんたって友達優先しすぎぃー」というのが聞こえてきた。先輩は笑いながらいった。 (ま、元気出たら電話くれや、たまには遊ぼうぜ。ユミも優に久しぶりに会いたいって言ってるからさ) 俺は平静を装って感謝の言葉を述べ、通話を切った。 決壊寸前だった涙が、堰を切って溢れ出してきた。こんなに人に心配を掛けている自分が情けなかった。いつもいつも人に心配をかけて、それでいて人を頼って縋って、そんなバカみたいに弱い俺が情けなくて、すごく嫌だった。俺は、どれだけ人に心配を掛ければ気が済むんだろうか。 だけど、そう思って自分を奮い立たせようとしても、今回ばかりは無理そうだった。立とうにも痛みが走り、全然腰に力が入らない。 どれだけ泣いていたのだろうか。俺は泣き疲れてそのまま床にひれ伏した。冷たいフローリングが心地よかったけど、涙に濡れた頬がぺちゃりと床にへばりつくのが不快だった。 そうしていると、こんな時間なのに眠くなってきた。もうどうせ学校なんて行けるわけがなかった。 俺はその心地よい睡魔に身を任せ、雀の鳴き声を子守唄にしながら眠りに落ちた。 |
| いつも見ています。このあとの展開が気になります。あとこの話が本当のことなのかも気になります |
| 初書き込み〜〜! 最近になって読み始めたんですが、内容がとってもわかりやすくてイイです。 辛い過去だと思いますが、がんばって書き続けてくださいネb 毎回更新されてると楽しみにして読んでいますよ〜!! |
| 志賀先輩、ほんといい先輩ですね!!卒業してからもこうして電話してくれるなんて。俺には何でも相談できる友達がいますが、ほんと周りに一人でもそういう人がいると安心っていうか、自分は一人じゃないって感じさせますよね。 今から俺も続き書きます♪ |
| 優くん優しすぎやねでもそこがいいんじゃんいい友達がいて本間くん羨ましいなぁ |
| 続き楽しみぃ(/▽≦*)彡☆ あ-寝み(ρ_−)zz |
| 優さんて何県にお住まいなんですか? 最初の頃に関西方言があったのが気になります |
| ホントに続き楽しみです^^ 僕もみなさんもとても楽しみにしてると思うんで、続きがんばって下さい!! |
| 優さん大丈夫ですか?受験とかで忙しいのかな? また続き読める日を楽しみに待ってます♪ 頑張って下さい☆ |
| めっちゃ続き楽しみにしてるんで 頑張って書いてくださいね!! |
| 続き待ってます |
| つづき楽しみにしてますm(__)m |
| 優さんなんかぁったのかな |
| ウンコ野郎!!続き書かないんだったら消してしまえ!! |
| いや…おまえが |