責めることで保ってきた心の均衡が、静かな連休にふと崩れることがあるらしい。
「されたい」なんて自分じゃない
――そう否定してきたはずなのに、
パンティ越しに疼く感覚に抗えず、妄想の中で何度も達してしまう。
そんな自分など見せられない…のに、見られたくて仕方がない。
罪悪感が興奮を煽り、恥が快感に変わっていく。
その倒錯が、心を少しずつ救っているのだとしたら?
命令され、否定され、壊れていく夢に溺れてしまう矛盾も、ここでは咎めない。
誰にも言えなかった秘密に触れてしまいたくなる場所。
喧騒とは無縁の豊橋の密室で、眠っていた欲望はゆっくりと引き出される。
悦びも、堕落も、その身ごと委ねられるように。