本当の自分を知られたくなくて、ずっとSを名乗ってきたのでしょう。
強く振る舞っていれば、誰にも内側を見抜かれないと信じて。
けれど心の深いところでは
――女装して跪き、視線を上げられないまま、命令の続きをただ待つ自分を何度も夢見てきたはずです。
その隠してきた本性は、弱さではありません。むしろ“従う快感を理解している強さ”です。
豊橋の昼間、静まり返った普通の部屋で、あなたのその奥底に触れていきます。
無理に剥がすようなことはしません。
けれど、少しずつ心の蓋を緩めていけば、羞恥も恐れも、やがて快感の方向へ自然に流れていきます。
言葉ひとつ、距離の詰め方ひとつで、あなたはきっと自分でも驚くほど素直に反応してしまう。
強がりが薄れていくその変化を、私は丁寧に拾いあげます。
いつもの強い声ではなく、緊張で震える返事が漏れる瞬間。
従うことでしか得られない安堵が胸の奥に広がっていく瞬間。
そうして“受け身”が完全に目覚めた時、もう元に戻ろうとは思わなくなるでしょう。
逃げ道がないという恐怖と、それでも命令に従いたくなる甘さ。
あなたが長く隠してきた本当の願望を解き放ってください。