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今でも忘れないあの日10.
 たくみ  - 23/1/27(金) 19:10 -
約束の時間にAさんは自転車でうちに来てくれた

部屋で温かい紅茶を入れてお迎えした。
出かける予定なので、いつもサッカーの格好をしているAさんも今日は私服で、
カッコいいお兄さんになっていた。

いつもと違う雰囲気でドキドキしていると
Aさん「私服オシャレじゃん」
僕「最近着ることないからちょっと恥ずかしいです」
少しAさんも恥ずかしそうに近づいてきて後ろから抱きしめてくれた。

僕「紅茶飲んで出かけましょうね、ほらほらー」
Aさん「えー、やっぱ出かけるなんて言わなければよかった」
僕「少しならいいですよ、まだ朝早いので」

そう言うとAさんは僕の耳たぶを甘噛みしながら、股間を触ってくる。
僕も振り返り、Aさんと正面からキスをした。

Aさん「はふ、はぁ、はぅ」
いつもより違う感覚の中激しさは増し、キスでねっとり唾液を交換したり、舌を吸いあったりした。

僕「ここまでね、遅くなっちゃうのでいきますよAさん、」
Aさん「もう少し」
僕「じゃあ、今日のデートでドキドキしたら、泊り行っちゃうかも!」

Aさんはそれを聞いて張り切った様子で僕の手を引っ張り外に出た。

自転車に二人乗りし、僕は後ろからAさんのお腹に手を回し、くすぐったりしながら乗っていた。
二人で仲良く部活の事とかを離しながら走っていると、1キロくらい距離あるのに
あっという間に駅に着いてしまった。

Aさんが切符を買ってきてくれて、一緒に電車に乗った。
週末の朝早くというのもあって、電車は空いていてあまり周囲に人はいなかった。
Aさんは僕の手を握ってくれてお互いの間に置いてくれた。
これだけでもドキドキが止まらなくて涙が出そうだった。

目的地について、早速二人で買い物をしにモールに向かった。
人混みでAさんを見失いそうになるとAさんは周囲の目を気にせず手をつないでひっぱってくれた。
それを見た女子高生が「え、BL?イケメン!」と言う笑い声がした。
僕は多分顔赤くなってたと思うけどAさんは「俺から離れんなよ」と言って
僕のことを引き寄せてくれた。

お店の中に入るとようやく手を離してくれた。
そして二人で服を見て、お互いが選んだ服をたくさん試着して、良かったのをお互いにプレゼントしあった。
中でも僕はAさんの大人っぽい私服が好きでモデルさんみたいな少し細目のジャケットを買ったらAさんはすごい喜んでくれた。
Aさんは僕にパーカーを買ってくれた。僕があまりダボっとした格好しないのでこれが似合うと思ってプレゼントしてくれて凄い嬉しかった。

その後、ランチでしゃぶしゃぶ食べ放題に行ってたくさん食べて、朝の続きで
大会の話とか、Aさんのサッカーの話とか、S君の恥ずかしい裏話とか聞いて笑いながら時間は過ぎていった。

お店を出るとちょうど近くにゲーセンがあったので二人で行くと、
僕の好きなキャラのぬいぐるみがあってAさんが一生懸命挑戦したけど取れなくて残念だった。
記念に二人でプリクラでキス写真を撮ったり、メダルのゲームをやって楽しんだ。

気付けばもう午後も遅くなってきて、また電車に乗って地元へ帰ってきた。

Aさん「ふぅ〜着いた着いた、どうだった?楽しかった?」
僕「うん!楽しかったよ、Aさんとまたお出かけしたいです!」
Aさん「ドキドキ100点満点で何点?」
僕「100点満点ですよ、Aさんと一緒にいるとずっとドキドキしてます」
Aさん「あ、じゃあ泊り決定?」
僕「・・・特別に」

そんな話をしながらAさんの自転車をこぐ足は加速し、あっという間に僕の家に着いてしまった。
すると、Aさん「待ってるから荷物置いてラフなのに着替えておいで、あとエッチな格好も持っておいで」とささやくように耳打ちしてきた。

僕「エッチなのってどんなの?」
Aさん「ほら、あれだよ、エロいやつだよ」

そう言われて一度部屋に戻って、買ってくれたパーカーとジャージに着替えた。
エッチなのって言われて、(Kのこと)凄く悩んだけど何とかなると思って体操部の新しいユニフォームをカバンに入れて足早に外に出た。

そしてすぐ、Aさんの家に着いた。
泊まりに行く事は既に伝わっていたらしく、Aさんの部屋に入るなり荷物を置いたら、お母さんがご飯に誘ってくれた。
そこには当然ですが、S君もいて・・・
S君「は?また兄貴かよー」
Aさん「あれお前いたの?こいつ俺の弟だから!」
僕「S君お疲れ、あははははー」

そうすると食卓には何も並んでおらず、お母さんが外食に行こうと言った。
S君「焼き肉!」
僕「昼Aさんとしゃぶしゃぶ食べ放題したからなー」
S君「うわずる、俺も肉ぅぅ!」

そんな感じで焼き肉になってしまった。
S君の恥ずかしい話の真相をお母さんに聞いたりしてみんなで笑顔の絶えない楽しい会だった。
さすがにちょっとお腹いっぱいだったので、Aさんの部屋でゴロゴロしてると
Aさんに風呂に誘われて一緒に入った。

お風呂でもAさんは僕を抱きしめてくれたり体を洗ってくれたりした。
Aさん「歯磨きして、部屋上がろうか、俺もう無理」
僕「今日はお預けですよー泊まるだけなんで!」
Aさん「はあー何それ、、、」

そう言って僕は風呂を先に上がって歯磨きしてAさんの部屋に行き、体操のユニフォームに着替えた。白地に青色の模様が入ったユニフォームに青のテロテロした短パンでAさんの好みそうな格好、その上にジャージとパーカーを着てベッドで待った。

しばらくしてAさんがジュースを持って部屋に入ってきた。
僕はジュースを一口飲んで、Aさんに近づいて耳元で「Aさんもエロい格好に着替えてほしいな、そしたら良いことあるかも?」
と言って布団に潜ると、何やらカタカタ漁って着替えている音がした。

Aさん「これでどう?新しいのなんだけど」と言いながら布団を捲ってくる。
薄暗くなった部屋に紺色の上下テカテカのユニフォームを着たAさんが立っていた
僕「おーカッコいいです。Aさんのそういうエッチなところ好きですよ」
Aさん「お前のはどんなのだ?」

僕が服を脱いでAさんに見せると、
Aさん「え、それ、ってか大丈夫なん?」
僕「Aさんにしてほしくてこれにしました。」

Aさんはそれをみて優しく抱きしめてくれた。


そして・・・


引用なし

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