続き
トイレでの一件から2ヶ月がたった。(まだ、男とのキスは後輩でしか試してない頃)
俺は教室で席に座りながら圭ともう一度キスがしたくて悶々としていた。一方で圭はいつもと変わらず、俺以外の奴にも尻尾をフリフリして楽しそうに会話していることに少し苛立ちを覚えた。
そう言いつつも俺の目は圭の薄いのにプリっとしている唇をつい見ては想像してしまっていまた。
ぼーっとしていると急に前から小声で話しかけられた。
圭「…祐ちゃん、明日俺ん家来て。」
急だったのでビックリしていると、
圭「夕方ね!」
とだけ言って、颯爽と立ち去って行った。
俺は明日、明後日は家に誰も居ないので、1人で過ごす予定だとは伝えていたが、勝手に予定を決めるな!と心の中で答えつつ、内心尻尾フリフリで嬉しかった。