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Re(13):死刑制度廃止の是非について
 レム  - 08/2/26(火) 22:38 -
>そもそも、現代の法治国家は、そのような権利は明確には
>認めていないのではないですか?
>被害者感情への「配慮」というものはあるのでしょうが。
>国家による処罰、というシステム自体、報復を認めないものですから。

現行の死刑制度はまさに「国家による報復」ですよ。

個人による報復の権利を奪って、国家が代わりに報復を
しているのです。

私はそのことについては反対していません。

ただ、国家による報復までも廃止する権利は
誰にもないということを言いたいのです。
(これは後述の議論にもつながってきますが。)

>>一体誰がどういう理由で彼らの権利を奪うことができるのですか?
>
>これは、「何故死刑廃止論を唱えるか」ということですか?
>それとも、「何故国家が処罰するのか」ですか?

前者です。
後者については上述の通り原則反対しておりません。

>「被害者感情を重視」するのであれば、そもそも死刑制度自体が
>おかしいものとも考えられませんか?
>死刑では「この手で殺す」という、純粋な「報復感情」は
>満たされません。
>「刑事司法制度」という、国家による刑罰権の独占を認めている時点で、
>被害者感情は一歩後退しなくてはならないはずです。
>そうである以上、被害者感情を重視すれば、「刑事司法制度は認めない」という
>結論こそ自然とは考えられませんか?
>(当然、刑事司法制度の一環である死刑も否定しなくてはなりません。)
>もし、その結論はダメだとすると、何故国家による代罰という点では
>被害者感情の後退を認めるのに、死刑制度廃止という点での被害者感情の
>後退は認めないのですか?(※)

私の究極的な死刑制度の考えは被害者による「直接報復」です。
これがベスト。当然被害者感情に最も適った考えです。

ただ、残念ながら現行の死刑制度は国家による「間接報復」です。

死刑制度が存続する限り、直接であれ間接であれ
報復自体も存続します。

死刑を望む被害者の権利は保護される点で被害者感情は
必ずしも後退するものではないと私は考えます。
(刑事司法制度を認めないという暴論は考えてません。)

しかしながら、死刑制度を廃止してしまえば、
「報復」は一切できなくなり、被害者の報復に対する
権利は完全に奪われてしまいます。

私はそれが許せないだけです。
誰も彼らの権利を奪うことなどできないのです。

>そもそも、何故国家による代罰を認めるのですか?
>この点は、「何故国家が処罰するのか」という、レムさんご自身が
>出された問いも包含しているような気がします。

個人に禁止したことを国家が行うというのは
むしろよくあることであり、これを矛盾という方が
国家の何たるかがわかっていません。

「人を監禁するな」ということで監禁罪を定めながら、
国家は懲役刑を行っているし、
「意思に反して財産を強奪してはいけない」として
恐喝罪を定めながら、国家は罰金刑を行っている。
これならば死刑だけでなく、懲役も罰金もだめでは
ないでしょうか?

>>自首の増加という利益よりも、犯罪数自体を
>>減少させる利益のほうが断然有意義です。
>
>先のレスでも述べましたが、軽罰化したからといって直ちに犯罪が
>増加するのでしょうか?

捜査能力を強化し、犯罪数自体を減少させる利益のほうが
自首の増加という利益よりも現実的であり、
有意義だということです。

そもそも自首が増加したからといって、犯罪数自体が
減らなければ本末転倒な議論になってしまいます。
ましてや自主の割合等は無意味です。

>万一、無実の罪で死刑判決が下された場合、処刑されてしまえば、
>もうやり直しが効かないから怖い、としか申し上げていないはずですが。
>どんなに刑事訴訟手続を精密化させたところで、誤判は0にはならない
>でしょう。
>裁判官は神ではないのですから。
>そうである以上、「やり直し」の利益も消滅せず、死刑により
>「やり直し」の機会を奪ってしまう危険もまた残ってしまうのでは
>ないでしょうか?

何度も言いますが、なぜ懲役は許せて死刑は許せないのですか?
人生に一度しかない大事な青春時代を何十年も誤判で無駄にされ、後に、
「誤判でした。おわびに1億円あげます」と言われて納得できますか?

誤判で取り返しつかないのは決して死刑に限ったことではありません。

誤判を理由にしたらそもそも懲役刑だってできないのです。

誤判のないように慎重に調べるべきということと、
なお有罪の時に死刑もありかどうかというのは全く別問題です。

また、「やり直しの利益」という言葉が出てきますが、
ではなぜ被害者の報復に対する権利は間接的にも
保護されないのですか?

引用なし

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Re(12):死刑制度廃止の是非について
 ぽん  - 08/2/26(火) 20:42 -
>もちろん全ての被害者や遺族(以下被害者)が
>極刑を望むとは限りません。
>
>しかしながら、上記理由では個人(現状では国家)に
>よる極刑を廃止する理由には全くなりません。
>
>いいですか?もし極刑を廃止してしまったら、極刑を
>望む被害者の権利は一生行使されないままなのですよ?

そもそも、現代の法治国家は、そのような権利は明確には認めていないのではないですか?
被害者感情への「配慮」というものはあるのでしょうが。
国家による処罰、というシステム自体、報復を認めないものですから。


>一体誰がどういう理由で彼らの権利を奪うことができるのですか?

これは、「何故死刑廃止論を唱えるか」ということですか?
それとも、「何故国家が処罰するのか」ですか?
後者は、先のレスで「なぜ私刑が禁止されるのか」の理由で述べたはずですが。
「復讐の連鎖による治安の悪化を防ぐ」ためではないか」と。
復讐が連鎖し、殺し合いが日常的にあるような世の中で生きたいとは、私は思いません。
何より、世の中の人間関係は複雑で、色んな人が予想しないところで繋がっていたり
しますから、一人に復讐したら、数人の恨みを買う、なんてことも十分に有り得ます。
(復讐して良いのは血縁者だけ、とすれば、それも復讐する権利の剥奪です。)
そして、恨みを抱いた人が復讐し返して、また多くの人の恨みを買い......
ねずみ算式に復讐が広がりそうな気がするのですが。
また、復讐が常に上手く行き、ターゲットとした人だけを殺して終了、となるとは
限らないでしょう。
例えば、銃殺しようとしたら、弾が逸れて予期せぬ人を殺してしまった、ということも
あるでしょう。
復讐が広まれば広まるほど、巻き添えの危険も増えるのではないでしょうか?
勿論、復讐してやりたい、という感情は誰しも抱くものであって、それを非難するのは
難しいと思います。
私だって、身内や親しい人を殺されたら復讐心を抱くでしょう。
ですが、「復讐の連鎖」は断ち切らないといけないのではないでしょうか。
世界の紛争地域でも、復讐の連鎖が見受けられます。
それはエルサレムだったり、バスク地方だったり、イラクだったり。
(テロはそういう要素が強かったりします。まぁ、そもそもテロ自体が曖昧な概念
なんですが。「明確に定義出来ない」と学者でさえ言っている状況ですから。)
そういったエリアの治安は、やはりあまり良いとは言えないのではないでしょうか。
ちなみに、前者については明確な回答はありません。
前にも断りましたが、私は廃止論者というわけでもありませんので。
敢えて挙げるのであれば、以降(↓)の部分の、「厳罰化の問題点」での議論で
指摘した点が挙げられますかね......


>極刑はそのまま存続し、極刑を望まない被害者がいれば
>極刑にしないという方法が一番合理的だと思いませんか?

私自身、どちらの立場とも確定出来ない状況なので、特に反論もしませんが......
ところで、被害者感情を大変重視されているようですが......
(勿論、重視することに反対するつもりはこれっぽっちもないです。重視しない司法は
批判されて然るべきでしょう。)
「被害者感情を重視」するのであれば、そもそも死刑制度自体がおかしいものとも考えられませんか?
(ここから先は、死刑制度の廃止の是非とは関係ない純粋な「疑問」です。)
テレビのインタビューなどでも、被害者や遺族が「犯人をこの手で殺してやりたい」
と本音を漏らすことがあります。
(これは自然な感情なのでしょうね。)
ですが、死刑では「この手で殺す」という、純粋な「報復感情」は満たされません。
「刑事司法制度」という、国家による刑罰権の独占を認めている時点で、被害者感情は
一歩後退しなくてはならないはずです。
そうである以上、被害者感情を重視すれば、「刑事司法制度は認めない」という
結論こそ自然とは考えられませんか?
(当然、刑事司法制度の一環である死刑も否定しなくてはなりません。)
もし、その結論はダメだとすると、何故国家による代罰という点では被害者感情の
後退を認めるのに、死刑制度廃止という点での被害者感情の後退は認めないのですか?(※)
そもそも、何故国家による代罰を認めるのですか?
この点は、「何故国家が処罰するのか」という、レムさんご自身が出された問いも
包含しているような気がします。


>そもそも厳罰化することによって抑止力が増せば、
>犯罪数自体も減るわけで、もはやこの段階では
>その中に占める自首の割合などほぼ無意味です。

その根拠は何でしょうか?


>自首の増加という利益よりも、犯罪数自体を
>減少させる利益のほうが断然有意義です。

先のレスでも述べましたが、軽罰化したからといって直ちに犯罪が増加するのでしょうか?
実際、2004年に強盗致死傷罪の軽罰化がなされましたが、それによって強盗が増えたという
報告は聞いたことがありません。
(犯罪統計では強盗の件数が増えている部分もありますが、これは「ひったくりの際、
相手が転んでしまい怪我をした」という事例に対し、警察が従来からの態度を変え、
「強盗」として立件するようになったという背景があるので、「犯罪自体の増加」とは訳が違います。)


>以前も述べましたが、誤判や冤罪を防ぐには現在の刑事訴訟手続きを
>改めればよいのであり、懲役刑は許せても死刑は許せないという
>理由は論理的ではありません。
>(死刑より「マシ」という次元の話ではないということです。)

誤判を防ぐという観点からすれば死刑は望ましくない、とは一言も申し上げていませんが。
万一、無実の罪で死刑判決が下された場合、処刑されてしまえば、もうやり直しが
効かないから怖い、としか申し上げていないはずですが。
どんなに刑事訴訟手続を精密化させたところで、誤判は0にはならないでしょう。
裁判官は神ではないのですから。
そうである以上、「やり直し」の利益も消滅せず、死刑により「やり直し」の機会を
奪ってしまう危険もまた残ってしまうのではないでしょうか?


>この命題を論理的に説明できない限り、死刑廃止論者の
>理論は半分以下の説得力になってしまいますよ?

これは、先のレスで示した私なりの解釈をお読み下さい。
あと、宜しければ、このレスで出した問い(※の部分)にもお答え下さい。
それと、何度もお断りしていますが、私は廃止論者というわけではありませんので。
単に、貴方が存置論者でいらっしゃるから、存置論に対する疑問を述べているだけで。

引用なし

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<sage>
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Re(8):死刑制度廃止の是非について
 レム  - 08/2/26(火) 20:14 -
>ですが、死刑制度があることによって
>被害者やその遺族の心を鎮めるとは限らないと思います。
>どんな理由にせよ「殺人」を起こすのですから、
>犯罪者によって人生を多くの意味で狂わされることだと思うのです。
>ただでさえ大切な人を殺されて、心に影を落とすのに
>加害者が結果として犯した「殺人」を自らが望むことって、
>どうなんでしょうか?
>復讐の為ならと、固い決心で死刑を望み、実行されたとしても、
>それで大切な人を失った哀しみは消えるでしょうか?

死刑制度が廃止されれば、山口県母子殺害事件の遺族のように
死刑を強く望む人々の心を鎮めることは到底できません。

あなたはこの遺族に対して上記のような言葉を心の底から
面と向かって本当に言えますか??

何年にも渡って極刑を強く望んでいる遺族に対して
大変失礼だと思います。

個人の倫理感云々の次元ではなく、そもそも
一体誰がどういう理由で彼らの権利を奪うことが
できるのですか?
論理的に説明して下さい。

引用なし

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Re(2):死刑制度廃止の是非について
 レム  - 08/2/26(火) 20:04 -
▼宝船さん:
>レムさん今の死刑って苦しむことなく死ぬんだぉ。薬物投与で安らかに死んでくお。死刑するんなら苦しみもがいて死んでほしい。でないと被害者が浮かばれないだぉ

まさしく私も同意見です。

他の方のレスでも述べましたが、
数人殺したり、計画性や残虐性があってやっと普通の絞首刑
だから抑止力がないのです。

1人殺したら普通の死刑だが、2人殺すと石打刑、
3人殺したらノコギリ引きなどとすれば間違いなく
抑止力があると思います。
(これには憲法の残虐刑禁止条項の廃止が必要)

この意見に対して、「残虐」過ぎるという意見が
ありましたが、そもそも死刑自体が「残虐」なのです。

憲法は抽象的表現で残虐刑を禁じています。
では、死刑は残虐刑なのか。

憲法31条では法律の適正な手続きによらない限り、
生命を奪われたり刑罰を課されたりしないということで
定められています。

この条文を素直に読む限り、憲法は法律の適正な手続きによる限り
生命を奪うことを予定している、つまり死刑は合憲なのです。

引用なし

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Re(11):死刑制度廃止の是非について
 レム  - 08/2/26(火) 19:56 -
>それは確かにそうかもしれませんね。
>ただ、被害者や遺族の方が必ずしも復讐を望むとは限りませんが。
>何かの事件の遺族が、「死んでおしまい、ではなく、しっかりと罪を自覚して
>償って欲しい」とコメントしていた記憶があります。
>とは言え、報復感情を持つ方が圧倒的に多いかもしれません。

もちろん全ての被害者や遺族(以下被害者)が
極刑を望むとは限りません。

しかしながら、上記理由では個人(現状では国家)に
よる極刑を廃止する理由には全くなりません。

いいですか?もし極刑を廃止してしまったら、極刑を
望む被害者の権利は一生行使されないままなのですよ?

一体誰がどういう理由で彼らの権利を奪うことができるのですか?

極刑はそのまま存続し、極刑を望まない被害者がいれば
極刑にしないという方法が一番合理的だと思いませんか?

>ですが、捜査機関の手を煩わせずに自ら出頭し拘束されることの利益も、
>やはり大きいような気がします。

そもそも厳罰化することによって抑止力が増せば、
犯罪数自体も減るわけで、もはやこの段階では
その中に占める自首の割合などほぼ無意味です。

自首の増加という利益よりも、犯罪数自体を
減少させる利益のほうが断然有意義です。

>再審というものは、最高裁などで「確定判決」が出た場合「こそ」
>用いられる「非常手段」です。
>(事実、有名な冤罪事件の一つである「免田事件」において、
>免田さんは1952年に最高裁で死刑が確定しています。)

以前も述べましたが、誤判や冤罪を防ぐには現在の刑事訴訟手続きを
改めればよいのであり、懲役刑は許せても死刑は許せないという
理由は論理的ではありません。
(死刑より「マシ」という次元の話ではないということです。)

>>更生のために講演したければ講演すればいい、その自由は
>>あるのになぜ極刑を求める権利は保護されないのか。
>
>結局、ここが大きな問題なんですよね。

この命題を論理的に説明できない限り、死刑廃止論者の
理論は半分以下の説得力になってしまいますよ?

引用なし

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<@>
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Re(2):死刑制度廃止の是非について
 レム  - 08/2/26(火) 19:10 -
▼DRさん:
>自分は別に廃止されてもいいと思いますよ。
>
>拷問制度が復活すれば、の話しですが。

廃止賛成の理由を論理的に説明していただけますか?

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Re(7):死刑制度廃止の是非について
 こうや  - 08/2/26(火) 10:35 -
情状酌量に関しては全く異論ないです。

ですが、死刑制度があることによって
被害者やその遺族の心を鎮めるとは限らないと思います。
どんな理由にせよ「殺人」を起こすのですから、
犯罪者によって人生を多くの意味で狂わされることだと思うのです。

(ここはぽんさんのレスの文に対する意見にもなりますが、)
被害者遺族が死刑囚を自らの手で殺すこと、それが
その人の精神に与える影響もまた大きいでしょう。
ただでさえ大切な人を殺されて、心に影を落とすのに
加害者が結果として犯した「殺人」を自らが望むことって、どうなんでしょうか?
復讐の為ならと、固い決心で死刑を望み、実行されたとしても、
それで大切な人を失った哀しみは消えるでしょうか?
僕の倫理感でいえば、遺族の手で復讐をさせることには反対です。
もっと違う方向に被害者側の苦しみを昇華できないだろうか、
(例えば、虐待されたりなどして人としての感覚がずれてしまった人たちを
出さないために、カウンセラーが常に学校にいるようにして、
安心できる社会団体としても確保するとか。ちょっと違うかも?)
という気持ちですね…
だから正直なところ、復讐が平然と行われる世の中は想像したくないです。

引用なし

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Re(1):死刑制度廃止の是非について
 DR  - 08/2/26(火) 5:05 -
自分は別に廃止されてもいいと思いますよ。

拷問制度が復活すれば、の話しですが。

引用なし

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Re(10):死刑制度廃止の是非について
 ぽん  - 08/2/26(火) 3:13 -
出来る範囲でレスをするよう努力してみます。

>「野蛮」かどうかの主観的な話ではなく、ここでは
>客観的な犯罪抑止力について議論しています。

それは分かっています。
だからこそ、「極めて感情的な」とお断りしたんです。
まぁ、蛇足でしたね、申し訳ないです。


>百歩譲って、私の提案した死刑方法はぽんさんに
>とっては野蛮に思えるかもしれませんが、強い憎しみを
>持った被害者や遺族にとっては、むしろ甘い死刑方法
>かもしれません。

それは確かにそうかもしれませんね。
ただ、被害者や遺族の方が必ずしも復讐を望むとは限りませんが。
何かの事件の遺族が、「死んでおしまい、ではなく、しっかりと罪を自覚して
償って欲しい」とコメントしていた記憶があります。
とは言え、報復感情を持つ方が圧倒的に多いかもしれません。


>そもそも個人(現状では国家)の敵打ちを
>何の権限があって、またなぜ奪えるのですか??

これは非常に難しい問ですよね。
私も納得出来る回答を聞いたことがありません。
「復讐の連鎖による治安の悪化を防ぐため?」と個人的には考えたりもしますが。
復讐に対して、さらに復讐をし、それに対してまた復讐をして......と繰り返していたら
治安は劣悪なものになるでしょうし。
連鎖の中で関係者が増えていく場合もあるでしょうから。
(複雑な人間関係の中で、どんどん多くの人間が巻き込まれていくでしょうし。
また、新しい殺人などが起これば、復讐もますます増えていくわけですし。
「復讐で殺されると思えば、殺人もしなくなるだろう」なんて甘い話ではない
ですからね。
実際、敵討ちが「奨励」されていた江戸時代ですら、殺人なんてごく普通にあった
わけですから。)
「復讐に対する復讐は禁止すれば良い」という考えもあるのかもしれませんが
(実際、江戸時代には、幕府はそのように対応したこともありました)、その場合も、
復讐に対する復讐を禁じている点で、やはり復讐する権利を奪っていることになりますから、
そもそも復讐を完全に禁止してしまうことと、結局は大差ないように見えます。


>たしかに刑罰を厳罰化しても計画的ではない犯行に
>対しての抑止力は低いかもしれません。
>
>しかし、いわゆる凶悪殺人事件と言われている犯行の多くは
>「計画的犯行」です。

「多く」かどうか、これはデータがないと何とも言えないのではないでしょうか。


>たとえ計画的犯行が全体の犯罪に占める割合に
>対して少なかったとしても、それらの犯行に対する
>抑止力は絶大であり、大いに有効です。

この点は否定はしません。


>もしこの論理が成り立つのであれば、
>
>刑罰を今よりも軽減化する=自首が増える、
>
>ということになりますが果たして本当でしょうか??

必ずしもそういうことにはなりません。
「軽減化→自首が増える」は、「厳罰化→自首が減少」という命題の「裏」であり、
真偽は必ずしも一致しませんから。
命題の真偽が常に一致するのは「対偶」のみです。
「厳罰化をすれば自首が減る」という命題は、「軽減すれば自首が増える」という
命題までを意味しません。
実際、「厳罰化をすれば自首が減る」が「軽減化しても、自首は増えはせず、横ばい
だろう」と考えても、論理的矛盾は生じないはずです。


>むしろ犯罪が増えてしまうのでは?

軽くなったとは言え、刑罰がある以上は抑止力もあります。
懲役などでも10年から5年になったからといって、「5年なら入っても良いや」と
思うわけでもないと思うのですが。
軽くなったから「じゃあ罪を犯そう」とはならないと、私は思います。


>自主を期待する(促す)よりも、捜査機関に対する
>国からの予算を大幅に増やし強化(たとえば警官を
>今の10倍増員する等)すれば、よっぽど容易ですし、
>犯罪が減るのでは??ということを言っているのです。

その点は否定出来ません。
(費用対効果の大小の問題はありそうですが。)
ですが、捜査機関の手を煩わせずに自ら出頭し拘束されることの利益も、やはり
大きいような気がします。


>再審が不可能なのは、日本国内においては、
>最高裁判決が下った後や時効が成立した後でも
>同じこと。
>
>つまり、
>生きている以上再審は可能
>というのは間違いです。
>
>よって上記理論は法律的にも成立しません。

時効に関しては問題ありませんが、最高裁判決云々に関して。
刑事訴訟法の条文を読まれたことはありますか?
再審というものは、最高裁などで「確定判決」が出た場合「こそ」用いられる「非常手段」です。
(事実、有名な冤罪事件の一つである「免田事件」において、免田さんは1952年に
最高裁で死刑が確定しています。)
「再審」と「上訴(控訴・上告)」を混同されていませんか?
なので、法律的には問題ありませんよ。


>では極刑を望む被害者や親族の権利はどう保護するのですか?
>
>更生のために講演したければ講演すればいい、その自由は
>あるのになぜ極刑を求める権利は保護されないのか。

結局、ここが大きな問題なんですよね。
法理論としては、「犯罪者は、国家権力が強制的に拘束し裁く。その代わり、被害者は
それで満足すること。」と、国家権力が訴追権を独占し、代わりに処罰をする、という
ことにされていますが......
とは言え、実際の刑事訴訟では被害者や遺族の感情も重視していますね。
(もっとも、「重視する」だけで、刑を求める「権利がある」とはしませんが。)
あくまで、上記法理論は「こういうものと『看做す』」という「擬制」でしかありませんし。
誰も、国家が刑罰権を独占することに賛成した憶えは無い訳ですから。

引用なし

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Re(14):教師バッシング
 DR  - 08/2/26(火) 2:42 -
公教育だから公務員でやらなければならない発想が貧しいって考えは共感ですね。

しかし教育の民営化ってゆうのは国が教育に参入しないってことですよ?
どうゆう自体か解ってますか?

引用なし

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Re(6):死刑制度廃止の是非について
 レム  - 08/2/26(火) 2:40 -
>けれど、それが被害者遺族の人生を長く縛ることになって欲しくないです。
>ひたすら加害者を憎み、罰を与えるための行動に躍起になることが、
>結果的にその人の幸せになるかどうか、僕には疑問ですし…。
>もちろん、悪いとか言う訳ではないんです。
>ただ、別の乗り越え方もあるのではないか、と思います。
>そういう意味で、被害者感情を配慮した制度なりがあればいいと思いました。

だからこそ「死刑制度」が必要なのであって、
廃止するなんてとんでもない。

先ほども述べましたが、加害者を強く憎み、自らの手ででも
殺したいと思う被害者や遺族もいるんです。
彼らの感情を配慮したのがまさしく「死刑制度」なんです。

死刑を廃止して、彼らの権利を奪おうとする死刑廃止論者の
おごりに強い憤りを感じます。

>あと、もう一つの見方も一応…。
>加害者にも生まれ育った環境があって、
>それが恵まれない為に、人格形成に大いに影響した可能性がありますよね。
>そんな人を世間は、異常者、馬鹿だと言うかもしれませんが、
>僕は、自分がその立場だったらと、ゾッとします。
>だからどんなに凶悪な犯人でも、死刑を望むことに少し拒否反応があります。
>まぁ…これは現在の制度でも多分考慮されていると思いますし、
>極端な考えかもしれないと自覚していますが…。

おっしゃる通り、もちろん現行の制度でも
加害者の生い立ちや境遇については
十分考慮されています。

「情状酌量」の慣習はまさにこのことです。

極端な話、「情状酌量」の余地無しとなった凶悪犯が
「死刑」になるのです。

引用なし

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Re(9):死刑制度廃止の是非について
 レム  - 08/2/26(火) 2:30 -
>私は、「死」は止むを得まいとも思いますが、あまり残虐なのは
>どうかと思います。
>やるにしても、生命を奪うだけで十分なのではないでしょうか。
>一般人にとっては、死だけでも十分脅威ですから、それ以上の恐怖を
>与えること自体に意味があるとは考えがたいですし、
>極めて感情的な言い方をすれば「野蛮」そのものだと思います。

「野蛮」かどうかの主観的な話ではなく、ここでは
客観的な犯罪抑止力について議論しています。

百歩譲って、私の提案した死刑方法はぽんさんに
とっては野蛮に思えるかもしれませんが、強い憎しみを
持った被害者や遺族にとっては、むしろ甘い死刑方法
かもしれません。

そもそも個人(現状では国家)の敵打ちを
何の権限があって、またなぜ奪えるのですか??

>ただ、抑止力が「どの程度」役に立っているか、という点に関しては、
>「計画的犯行がどれほど多いのか」によって変わってきますが。
>まぁ、これはデータがない以上、何とも言えませんね。

程度の問題ではなく、抑止力があるかどうかが
ポイントなのです。

たしかに刑罰を厳罰化しても計画的ではない犯行に
対しての抑止力は低いかもしれません。

しかし、いわゆる凶悪殺人事件と言われている犯行の多くは
「計画的犯行」です。

たとえ計画的犯行が全体の犯罪に占める割合に
対して少なかったとしても、それらの犯行に対する
抑止力は絶大であり、大いに有効です。

>>>3.自首の減少
>強化すれば良い、で済まされますかね......
>自首をしなければ、たとえ短期間であっても
>犯罪者が野放しになる期間は延びてしまいます。
>その短期間に、さらに犯罪を犯す可能性もある以上、
>やはり自首の要素は大きいのではないでしょうか。

もしこの論理が成り立つのであれば、

刑罰を今よりも軽減化する=自首が増える、

ということになりますが果たして本当でしょうか??
むしろ犯罪が増えてしまうのでは?

自主を期待する(促す)よりも、捜査機関に対する
国からの予算を大幅に増やし強化(たとえば警官を
今の10倍増員する等)すれば、よっぽど容易ですし、
犯罪が減るのでは??ということを言っているのです。

>ですが、死んでしまえばそもそも全てが無です。
>再審も不可能です。
>懲役の場合は、生きている以上再審は可能ですし、
>再審によって無罪放免となれば、
>たとえそれまでの人生を台無しにされても、
>まだ残された人生を享受出来るのだから、
>やはり誤判による死刑よりはまだマシなのではないでしょうか。
>要するに、「やり直しがきくか否か」ということです。

再審が不可能なのは、日本国内においては、
最高裁判決が下った後や時効が成立した後でも
同じこと。

つまり、
生きている以上再審は可能
というのは間違いです。

よって上記理論は法律的にも成立しません。

>何も自分達を苦しめた犯罪者本人に対して講演をしろとは言いません。
>実際、アメリカの刑務所では、犯罪の被害に遭った人やその関係者が、
>刑務所に行き講演することもあります。
>それによって、更生が上手くいったと主張する学者さえいます。
>(検索しても、適切なソースが見つかりませんが......)

では極刑を望む被害者や親族の権利はどう保護するのですか?

更生のために講演したければ講演すればいい、その自由は
あるのになぜ極刑を求める権利は保護されないのか。

先ほども書きましたが、そもそも個人(現状では国家)の
敵打ちを何の権限があって、またなぜ奪えるのですか??

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Re(5):死刑制度廃止の是非について
 こうや  - 08/2/26(火) 2:00 -
司法に詳しくはない人間ですが、意見させてください。

愛する家族が惨殺され、死刑の望むのにそれが叶わない場合、
耐え難く悔しい思いをするのは確かです。
加害者が死刑になって欲しい、
そう思って必死になるのも無理はないかもしれません。
きっと自分もそうなるのだと思います。
けれど、それが被害者遺族の人生を長く縛ることになって欲しくないです。
ひたすら加害者を憎み、罰を与えるための行動に躍起になることが、
結果的にその人の幸せになるかどうか、僕には疑問ですし…。
もちろん、悪いとか言う訳ではないんです。
ただ、別の乗り越え方もあるのではないか、と思います。
そういう意味で、被害者感情を配慮した制度なりがあればいいと思いました。
(山口県母子殺害事件の被害者遺族の方は、感情的になっているとは言いません。
 むしろ気丈な態度でマスコミに出ていたと思います。)

あと、もう一つの見方も一応…。
加害者にも生まれ育った環境があって、
それが恵まれない為に、人格形成に大いに影響した可能性がありますよね。
そんな人を世間は、異常者、馬鹿だと言うかもしれませんが、
僕は、自分がその立場だったらと、ゾッとします。
だからどんなに凶悪な犯人でも、死刑を望むことに少し拒否反応があります。
まぁ…これは現在の制度でも多分考慮されていると思いますし、
極端な考えかもしれないと自覚していますが…。

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Re(6):死刑制度廃止の是非について
 レム  - 08/2/26(火) 1:20 -
▼宝船さん:
>レムさんの意見もわかるぉ処刑にわ反対でも江戸時代みたいに仇討ち免除が認められたら僕わ自分の手にでかたきをとりたいだぉ

上げ足を取るようですが、敵討ち=処刑なので矛盾してます。

敵討ちについては大いに賛成です。

人の命を奪うなどというあまり嬉しくない仕事を
死刑執行人に任せるとは何事か。
直接報復感情を持った遺族がやるべきです。

この際、素手で首を絞めるというような、
感触の残る執行方法が学識者の中では
主張されている。

そこまで薄気味悪い思いをしてまで犯人を
死刑にしようとは思わない人もいるだろうから、
その分執行も減る。

「普通の」死刑廃止論者にとっても、
現状よりは執行数が減り、彼らの理想にも近づくのです。

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Re(8):死刑制度廃止の是非について
 ぽん  - 08/2/26(火) 1:14 -
私自身、どちらとも立場を決めかねていまして、先のレスで上げた両者の理由も、
一般的に言われているものを取り上げただけで自分自身の意見でもないので
(グーグルなどで検索しても、恐らく出て来るでしょう)、これ以上まともな
レスをつけられる自信はありません。
(もしかしたら、このレスで「ネタ切れ」になってしまうかもしれません。)
その点は予めお断りして、私なりの疑問点を。

>>1.そもそも、厳罰化と犯罪抑止の因果関係は証明されていない。
>>2.抑止力そのものの限界
>>4.証拠隠滅の危険性
>
>果たして必ずしもそうでしょうか?
>
>まず、数人殺したり、計画性や残虐性があってやっと普通の絞首刑
>だから抑止力がないのです。
>1人殺したら普通の死刑だが、2人殺すと石打刑、
>3人殺したらノコギリ引きなどとすれば間違いなく
>抑止力があると思います。
>(これには憲法の残虐刑禁止条項の廃止が必要)

私は、「死」は止むを得まいとも思いますが、あまり残虐なのはどうかと思います。
やるにしても、生命を奪うだけで十分なのではないでしょうか。
一般人にとっては、死だけでも十分脅威ですから、それ以上の恐怖を与えること
自体に意味があるとは考えがたいですし、極めて感情的な言い方をすれば「野蛮」
そのものだと思います。
......と言っても、「何が適切か」は大いに個人の価値観が絡んでくるので、深く話すと
泥沼になるだけのような気もしますが......


>また、バカが感情任せに殺したような犯罪を全部合計して
>マクロ的に見るから死刑に抑止力がないように見えるのです。
>計算高い犯罪者が「顔を見られたかも知れない。殺そうか逃げようか」
>というような時に、死刑があるかないかは大きく影響します。

この点は私も否定はしません。
ただ、抑止力が「どの程度」役に立っているか、という点に関しては、「計画的
犯行がどれほど多いのか」によって変わってきますが。
まぁ、これはデータがない以上、何とも言えませんね。


>>3.自首の減少
>
>これは捜査機関の能力を強化すべき話であって、
>本末転倒の議論だと思いますので反論は割愛します。

強化すれば良い、で済まされますかね......
自首をしなければ、たとえ短期間であっても犯罪者が野放しになる期間は延びてしまいます。
その短期間に、さらに犯罪を犯す可能性もある以上、やはり自首の要素は大きいのでは
ないでしょうか。


>誤判の問題かと思われますが、そもそもこんなものは
>全く理由になりません。
>
>たとえば、明白に犯人がわかる場合はどうなのか。
>宅間とか言う人が名門幼稚園に乱入し、幼稚園児を白昼堂々
>殺しまくった事件がありましたが、これは誤判などありえません。
>
>また、誤判で「懲役」にすることは容認するのか。
>青春時代を何十年も誤判で無駄にされ、後に、
>「誤判でした。おわびに1億円あげます」と言われて納得できるか。
>誤判で取り返しつかないのは死刑に限りません。
>誤判を理由にしたら懲役刑だってできないのです。


勿論、懲役刑であっても、誤判が与える損害は到底回復出来るものではありません。
私も、その点に関しては否定しません。
ですが、死んでしまえばそもそも全てが無です。再審も不可能です。
懲役の場合は、生きている以上再審は可能ですし、再審によって無罪放免となれば、
たとえそれまでの人生を台無しにされても、まだ残された人生を享受出来るのだから、
やはり誤判による死刑よりはまだマシなのではないでしょうか。
要するに、「やり直しがきくか否か」ということです。


>誤判が生じないように、刑事訴訟手続きを改めることには賛成です。
>(例、警察の取調べの可視化等)

これは私も大いに賛成です。


>>「で、結局どっち派なの?」と言われたら、正直なところ答えに困ります。
>>どちらかと言えば、終身刑を最高刑にする代わり、刑務所に
>>被害者や遺族を呼び講演をする、といった手法を取り入れ、
>>自分の犯した罪の重大さを自覚し、一生をかけて悩みぬきつつ
>>更生して欲しい、とも思いますが......
>>ですが、「死」の恐怖はやはり大きいとも思いますね......
>
>では被害者や遺族が加害者に対し極刑を望んだら
>どうしますか?
>自分の親族を殺されて、刑務所でわざわざ講演をしてくれる
>人が一体どのぐらいいるのでしょうか?
>
>私は大いに疑問です。

何も自分達を苦しめた犯罪者本人に対して講演をしろとは言いません。
実際、アメリカの刑務所では、犯罪の被害に遭った人やその関係者が、刑務所に行き
講演することもあります。
それによって、更生が上手くいったと主張する学者さえいます。
(検索しても、適切なソースが見つかりませんが......)


......と、自分なりの疑問を書いてみましたが、我ながら考えが浅いですね。
まずは、死刑制度に関する双方の立場の主張・反論について勉強した方が良さそうですね。
以後のレスは、あまり期待しないで下さい。
議論のベースになる知識があまりにも少ないので、議論をする自信がありません。

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<sage>
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Re(4):死刑制度廃止の是非について
 レム  - 08/2/26(火) 1:07 -
>「感情的になって、(被害者側の)加害者に死刑を求める姿勢が
>正しいかどうかは判断しがたい」

仮に最高裁まで争った場合、凶悪事件だと通常早くても
最終判決まで4〜5年はかかるでしょう。
事件から4〜5年経過した時点でもなお被害者は
感情的な判断をしていると思いますか??

たとえば、山口県母子殺害事件の被害者は感情的な
判断をしていると思いますか??

私はそうは思いません。

>「ある程度、被害者感情を配慮した制度があるといいな
>(裁判とはべつにしてもいいので)」
>ぐらいに訂正させてください。

同感です。

被害者感情を配慮した制度の根本こそ「死刑制度」に
他なりません。

しかしながら、国家は個人の敵打ちを法律で許してはいません。

「国家が、何の権限あって、個人から復讐権・敵討ち権を奪い、
何の権限あって、命を奪う権限を託されたのか」
その哲学的・思想的根拠に甚だ疑問を感じます。

死刑廃止論者は代替案として「終身刑」をよく引き合いに
出しますが、そもそも個人(現状では国家)の敵打ちを
何の権限があって、またなぜ奪えるのか、その問いに
答えられない限り、死刑を廃止すべきといった論理は
全く通用しないと思います。

引用なし

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Re(3):死刑制度廃止の是非について
 こうや  - 08/2/26(火) 0:40 -
その通りだと思います。ちょっと文章が変でしたね…。
「感情的になって、(被害者側の)加害者に死刑を求める姿勢が
正しいかどうかは判断しがたい」
「ある程度、被害者感情を配慮した制度があるといいな
(裁判とはべつにしてもいいので)」
ぐらいに訂正させてください。

裁判員制度、日本ではどうなるのか僕には分りませんが、
裁判員になった人が真剣に自分の意見を出して欲しいと思います。

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Re(2):死刑制度廃止の是非について
 レム  - 08/2/26(火) 0:10 -
▼こうやさん:
>個人的には死刑は極刑として存在したまま、
>廃止されない方がいいかなと思います。

同意見なので反論はありませんが以下の1点のみ
重要なところなのでコメントさせてもらいます。

>ただ、憎しみや恨みで満ちた心で正しい判断ができるのか、
>疑問でもあります。
>その辺の齟齬を直してくれる制度があればいいのですが…
>などと思いました。

判決を下すのは「司法機関(裁判所)」ですので
被害者等の心情は判決に影響しません。

あくまでも司法機関は客観的事実に基づき、
冷静な判断のもと、判決を下します。

また、余談ですが、今後「裁判員制度」が導入され、
裁判自体が国民により身近なものになり、多くの
客観的な意見・判断が判決に影響してくるものと
思われます。

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Re(1):死刑制度廃止の是非について
 こうや  - 08/2/25(月) 23:57 -
個人的には死刑は極刑として存在したまま、
廃止されない方がいいかなと思います。

それと、ぽんさんの厳罰化の問題点をまとめた文章、
とても理解しやすいと思いました(^-^)
死刑の存在が犯罪の抑止力になっているかは、実際微妙ですよね。
微妙…というか、人間の行動・心理が複雑すぎると言う方がいいでしょうか。

被害者感情の面から考えた死刑の役割も確かに重要だと思います。
本当に凶悪な犯罪には極刑を望むのが、おそらく当然の心理ですよね。

例えば、ある凶悪殺人事件の判決で死刑になったとして。
それで被害者(親族等?)の気持ちが収まるかどうか。
もし、何も報われないのなら、死刑の存在意義は多少揺らぐと思います。
それとも、犯人が処刑され、仇を討つことができたと
一種の満足感を得られるものでしょうか…?

僕は、もし家族とか大切な人が理不尽に殺されたりなどしたら、
死刑を望むと思います、絶対に。
犯人がのうのうと生きているなんて許せないはずです。
ただ、憎しみや恨みで満ちた心で正しい判断ができるのか、疑問でもあります。
その辺の齟齬を直してくれる制度があればいいのですが…などと思いました。

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