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優しいけどSな彼氏1
 R  - 10/8/18(水) 3:12 -
初めて投稿します。
文章変かもしれないけど、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

僕(R)は172/60/20/ウケの大学3年。

彼氏のAは173/63/22/タチの大学4年。

Aとは高校2年の夏から付き合っていて、もう4年になります。

そんなAとの体験を書いていこうと思います。


Aと出会ったのは高校1年の冬でした。

Aはグランドホッケー部に入っていて、キャプテンをやっていました。

僕はバレーボール部に所属していて、グランドホッケー部とは部室が隣でした。


ある日、僕は部活の鍵当番で部室を出たのがかなり遅くなってしまいました。

もう他の部活の部員たちもみんな帰っていて、しかも真っ暗だったのでかなりビクビクしながら部室の鍵を閉めていたら、隣のグランドホッケー部の部室が突然開いたんです。

あまりにもビックリして、

「ぅわっ!わーわー!!」

って、大声で叫んでしまいました。

そしたらAは笑いを噛みしめながら、

「ごめん。驚かしちゃった??」

って聞いてきました。


Aの顔を見たら、爽やかな顔をしていて、ちょっと童顔ですごい好みの顔でした。

僕は急に恥ずかしくなって、ごめんなさい!と謝ってダッシュでその場を去りました。


なかなかエロくならないと思いますが、ごめんなさい。また今度続き書きます。

引用なし

パスワード


<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0; GTB6.5; SLCC1; .NET CLR 2.0.50727; Media Center PC 5.0; .NET CLR 3.5.30729; .NET CLR 3.0.30618)@p20142-ffoma1yoyogi.tokyo.ocn.ne.jp>
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Re(1):Vそれぞれの過去・未来【最終話】
 英樹  - 10/8/17(火) 23:56 -
りーすけさん

お疲れ様でした!!

好きな人と幸せに暮らすって
理想的ですよね☆

同性愛者同士だと、
かなり難しいっていうのが、
実感ですが、勇気づけられました!

ありがとうございます!!

またいつか、書いて下さるのを、
お待ちしています☆

引用なし

パスワード


<Mozilla/5.0 (iPhone; U; CPU iPhone OS 2_2_1 like Mac OS X; ja-jp) AppleWebKit/525.18.1 (KHTML, like Gecko) Version/3.1.1 Mobile/5H11 Safari/525.20@pw126246054175.6.tik.panda-world.ne.jp>
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Re(1):前を向いて No.9
 翔太  - 10/8/17(火) 22:40 -
 待ってましたよ!きっとみんなも待ってたと思うよ!

引用なし

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<DoCoMo/2.0 SH904i(c100;TB;W24H16;ser353700014000861;icc8981100000345288452f)@proxya138.docomo.ne.jp>
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Re(1):Vそれぞれの過去・未来【最終話】
 まさ  - 10/8/17(火) 21:02 -
お疲れさまでした。

最初はエッチ描写にドキドキしてましたが、いつのまにかリースケさんの世界に迷い込んでました☆
自分も付き合ってる子いるんでオーバーラップしながら…自分に正直に頑張ります[アセアセ]

ありがとうございました!
またドキドキさせて下さいね☆☆☆

引用なし

パスワード


<DoCoMo/2.0 SH01B(c500;TB;W30H20;ser359421029608804;icc8981100000596334682f)@proxy1149.docomo.ne.jp>
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Re(1):Vそれぞれの過去・未来【最終話】
 JUN  - 10/8/17(火) 20:58 -
めっちゃ感動した…

毎日毎日更新してないかいつもチェックするぐらい、
ハマってました∀

いい話、本当にありがとうございます!

引用なし

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<KDDI-SN3L UP.Browser/6.2_7.2.7.1.K.4.306 (GUI) MMP/2.0@07062520095857_eu.ezweb.ne.jp>
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Re(1):Vそれぞれの過去・未来【最終話】
 ゆー  - 10/8/17(火) 19:50 -
とても楽しめました!

最近は毎日更新を楽しみにしてました。


よければ携帯小説的なものに書いてほしいぐらいです!

目次もつけれるし、続きが思い浮かんだら書けますし。

引用なし

パスワード


<DoCoMo/2.0 SO704i(c100;TB;W24H18;ser355766016715754;icc8981100010326069375f)@proxyag087.docomo.ne.jp>
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Re(1):前を向いて No.9
 カメラ  - 10/8/17(火) 18:51 -
がんばって書いてください

引用なし

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<KDDI-TS3R UP.Browser/6.2_7.2.7.1.K.4.303 (GUI) MMP/2.0@05004033560166_ep.ezweb.ne.jp>
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Re(1):Vそれぞれの過去・未来【最終話】
 カズ  - 10/8/17(火) 18:01 -
今まで誰にもコメントしなかっんですけど
この話にはすごく見入って、感情が入りました

それにこれを読んでたくさん学んで、たくさん感じて、感動しました

ありがとうございました(ありがとうございます)

引用なし

パスワード


<DoCoMo/2.0 SH905i(c100;TB;W24H16;ser358036013732120;icc8981100020571718337f)@proxy20023.docomo.ne.jp>
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Re(1):前を向いて No.9
 なおや  - 10/8/17(火) 12:22 -
待ってました!
読みやすさから言ったらもうそろそろ新しいツリーにした方がいいかも知れないですね。

何はともあれ続き期待してます

引用なし

パスワード


<DoCoMo/2.0 N01B(c500;TB;W30H20;ser353156030896750;icc8981100000592379087F)@proxy1105.docomo.ne.jp>
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Re(1):前を向いて No.9
 RAI  - 10/8/17(火) 12:15 -
お帰りなさい♪また続きが読めて嬉しいです。翼さんは文章の表現が凄く上手いのでお話しにひきこまれます。これからも頑張って下さい!

引用なし

パスワード


<KDDI-CA3F UP.Browser/6.2_7.2.7.1.K.4.306 (GUI) MMP/2.0@05001010232841_aa.ezweb.ne.jp>
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待ってたよ〜
 カイ  - 10/8/17(火) 12:04 -
もう読めないかなって思ってたけど、久しぶりの投稿でうれしいです。
俺は携帯の投稿順で見てるから気づけたけど、PCからだとなかなかわからないかもしれないね。
読みごたえのある体験談で、今回もすごくいい感じになってきてるから、ぜひ最後まで読ませて下さい!

引用なし

パスワード


<SoftBank/1.0/831SH/SHJ003/SN359401022391483 Browser/NetFront/3.5 Profile/MIDP-2.0 Configuration/CLDC-1.1@w31.jp-t.ne.jp>
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前を向いて No.9
   - 10/8/17(火) 10:50 -
 皆さん、大変もうしわけございません。No.8の下を書いた後、3ヶ月も放置してしまいました。皆さんの温かいレスはもちろん読ませていただいていたのですが、つい後回しにしてしまいました。そして今日、久しぶりにのぞいてみると、3ヶ月近く経っているにも関わらず、最近のコメント等もあって、本当に申し訳ないことをしたと痛感いたしました。まだHシーンにも入っていないのに、こんなに多くの方から支持されているのに・・・・・・と、言い訳を長々と説明してもしかたがないので、続きを書きます。スレを変えることはあえてしません。他の投稿者様の邪魔にもなってはいけないと思うので、ここで細々とやらせていただこうと思います・・・・・・以前の読者さん、気づいてくれるでしょうか?それだけが心配です・・・・・・

続き

「あーあ、閉まっちゃったよ」俺は面倒なことになったと頭をかいた。
 一方の隼人はというと、慌てる様子もなく、ウォークマンをくるくる巻いてカバンになおしていた。・・・・・・次の言葉も出てこなくて、俺は急にきまずくなったと思って口をつぐんだ。しばらくの間沈黙が続いた。だいぶ電車が走った後、今まで窓から風景を眺めていた隼人が、そのまま外側に視線を向けたままで口を開いた。
「なあ、翼」
 俺は隼人に名前を呼ばれてどきっとした。いきなり心臓が高鳴る。
「な、何?」俺はそう答えたけど、思わず声が裏返ってしまった。すると、隼人はやっとこちらに視線を向けた。隼人と目が合うと、いきなり隼人は屈託のない表情で笑った。
「今日、学校さぼろっか」
(またそんな笑顔でそんなことを言うだろう、そんなにきれいな笑顔で言われると断れないじゃないか)と心の中で思ったけど、なぜだか隼人にはぶっきらぼうな自分を演じてしまう。
「バカいってんじゃねえよ!次の駅で乗り換えて学校行くぞ!そしたらまだ間に合うよ」
 すると隼人の表情は一変して、「ええー、一日くらいいいじゃんか!」
「ええーっておまえ、部活があるだろ!部活が」
「そうだけど・・・・・・わかった、行くよ」
 隼人はしょんぼりした様子だった。それを見て俺はまたなんてことをしてしまったんだと悔やんでしまった。せっかくの隼人の誘いを断ったのだ。心と言葉があまのじゃくな俺をつくづく悔やんだ。でもこのままではやっぱりだめだと思って、俺は意を決した。
 また窓の外の景色を眺めている隼人の横に座ると、どもりながら言った。
「も、もし学校サボったら、どこに行くんだよ・・・・・・」
 すると隼人は不思議そうな目をしてこちらを見た。そして俺の言葉の「サボってもいいよ」という意味を理解したのか、満面の笑みをした。
「じゃあ、このまま乗ってあそこへ行こう」
「あそこ?」
 俺が不思議がっているのもお構いなしに、自己解決したらしかった。

 俺たちが降りたのは、学校の駅から30分ほどいったところだった。そこには大きなショッピングモールがあった。
「じゃあ、行こっか」
「あ、ああ」
 俺は隼人に連れられて中へ入った。中はとても広くて、数々の有名ブランドが出店していたりした。そこで男向けの服屋に入ったり、雑貨屋を見て回ったり、本屋に入ったりした。それはさながらデートのようなもんで、「こんな服どうかな?」「この本知ってる?」「これ面白くない?」と隣で興奮する隼人に、俺は「いいんじゃない?」とか反応のうすい言葉しか返せなかった。それでも隼人は満足してくれたみたいで、始終笑顔を絶やすことはなかった。俺もそんな隼人を見てると自然に笑顔になって、バカみたいにはしゃぐ隼人にほほえましささえも感じた。
 昼食はもちろんそこで一緒に食べて、その後もぶらぶらと店内を回った。
 コーヒー専門店でコーヒーを注文して、それを飲みながら店内を歩いている時、突然隼人がひらめいたように声を上げた。
「あ、映画観ようよ!どうせ時間あるんだしさ」
「うん、いいよ」
 俺はそう答えると、ショッピングモールに隣接する映画館で映画をみることにした。二人でどの映画を観ようか話し合った結果、洋画のアクションものの映画を観ることにした。時間は2時から上映だったので、その間はゲームセンターへ行ってUFOキャッチャーや対戦ゲームなどを楽しんだ。

 そして映画の時間になって俺たちはジュース片手に上映スクリーンへ入った。俺たちはゲームセンターで遊びすぎて若干遅れて入ったため、映画の前告知が始まっていた。入り口から客席を見回してみると、観客は俺を含めて10名程度だった。一応人気の映画だったが、平日だし時間は早いし、こんなもんだろうと思われた。
 俺は隼人についていくと、隼人はずんずん奥まで行って、「ここだよ」と指示された席は一番後ろの真ん中の席だった。
「べつに一番後ろに座らなくたって・・・・・・」
「いいじゃん、最後尾の方が見やすいんだし」
「そうだけどさ・・・・・・ま、いっか」
 俺たちは席に座った。
 他の観客は中央の、スタッフおすすめの席に座っていたり、若い女性の二人組みはやはり中央の左隅に座っていた。みんなばらばらに座っていたけど、俺たちほど離れている感じではなかった。
 映画が始まって証明が落とされ、室内はぐっと暗くなった。俺たちは集中して映画に見入っていた。しかしそれも前半くらいまでだった。
 映画が上映されて1時間半くらいが経った時、俺は肘掛に隼人の手が置いてあることを知らずに自分も置いたのだ。ふと肘掛を見ると隼人の手が先にあって、そのまま隼人の顔を見ると目線が合った。俺は流す程度に軽く「ごめん」と言えばよかったのに、なんか妙に意識してしまって、本気で、ごめんと言ってしまったのだ。隼人はそれで軽く「いいよ」と言ってまた映画の世界に戻ったみたいだったけど、俺はそうはいかなかった。本当にあの一件以来、妙に隼人を意識してしまっている自分がいる。そしてそんな中で初めて触れた隼人の体(手)。意識しないはずがなかった。俺は急にそわそわしだして、いろんなことを考えてしまった。これから俺たちはどうなるんだろうとか、隼人はどう思っているんだろうとか。結局、隼人の本当のところをまだ聞き出せていないわけだし、自分自身、隼人とどうなりたいとかいう願望はなかった。ただ気になっていたのは、さっきも言った、これからどうなるんだろうということと、隼人は俺をどう見ているのだろうということだけだった。
 あまりに映画に集中していない俺に隼人が気づいたようで、「どうしたの?」と声をかけられた。俺にしてはそれも不意打ちで、慌ててしまって「い、いや、なにもないよ」と絶対なにか言いたいことを隠してるような返事をしてしまった。
 すると次の瞬間、隼人の腕がすっと伸びると、俺の手をつかんで肘掛に置いた。俺の手が下で、俺の手の甲から上に重なるようにして隼人が握った。俺はとっさの隼人の行動に思わず見上げた。すると隼人は何も言わずににっと笑ってまたスクリーンに没頭した。一方の俺はと言うと、意識している相手に手を握られたままの状態で集中できるはずもなかった。心臓はばくばくと早鐘を打って、ここからどうしたらいいんだよと、途方に暮れて、汗がにじむ思いがした。
 するとそれをからかうように、また隼人が声をかけてきた。
「ねえ、翼」
 俺はどぎまぎしてから答えた。
「な、なんだよ」
 俺は平常心を保っているんだぞという見え見えの演技をするように、スクリーンを見つめたまま答えた。すると、隼人の反対側の手がすっと伸びてきて、隼人の側とは反対の頬に手が回ると、優しく首を回された。そこには真剣なんだかわからない、少しはにかんだ隼人の顔があった。
「キスしていい?」隼人が俺のほかにだれも聞こえないよう、静かに言った。ほとんど映画の大きな効果音でかき消されたが、それでも俺にははっきり聞こえた。
(そんなこと答えられるわけないじゃん)
 そんなことを思っていると隼人の顔が近づいてきて、俺の同意も得ずにキスをするんだとわかった。俺に逃げる権利もそんな度胸も持ち合わせてなく、俺は隼人にされるがまま、映画館の後ろで二度目のキスをした。

引用なし

パスワード


<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.2.8) Gecko/20100722 Firefox/3.6.8 (.NET CLR 3.5.30729)@119-230-93-163.eonet.ne.jp>
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デコボコ道 No.2
 翔一  - 10/8/17(火) 9:07 -
 無事に入学式も終えていよいよ○○高校へ通うことになった。俺のクラスは1年3組で、一ヶ月も経つとクラスメイトの大半の人の名前を覚えることができた。俺自信人見知りをする方じゃなかったので、それなりに友達もできた。俺の中学からは俺を除いて他にもこの高校に入学した人がいたが、たしか中学の先生の話からだと、俺を含めても十人にも満たない数だと言っていた記憶がある。そのため俺のクラスには一緒の中学の人はいなかったし、ましてや中学からの友達というのもいなかった。
「なあ、山中、もう入る部活決まった?」
 俺の後ろの席の山本が休憩時間中、俺の肩をたたいてそう言った。クラスはまだ名前順で並んでいて、俺(山中翔一)と山本は窓際の席で前後だった。一番最初に仲良くなったクラスメイトでもある。
 山本がそう言ったのは、ほんの2、3日前にホームルームで部活の説明が先生からあったからだ。前にも言ったけど、この高校は文武両道を誇る高校だから、特別な理由がない限り、生徒は全員なにかしらの部に所属しなければならないのだ。
 その点では俺は悩むことがなかった。もともとこの高校に来たのはサッカーをやるためだったし、俺をそう仕向けてくれた先輩がいるからわざわざ頑張ってこの高校に入ったのだから。
「ああ、決まってるよ。サッカー部」
「なんだもう決まってるのか。サッカー部って、サッカー上手いの?」
 俺はその山本の質問に、思わず苦笑した。
「いや、全然」
「お前度胸あるなあ、何?新たな挑戦ってやつ?」
「まあ、そういうことになるかな。そういうお前はどうなんだよ?」
「え、俺?どーしよーかなー」
「中学のときはなんかやってたの?」
 俺がそういうと、今度は山本の方が照れ笑いに似た苦笑の表情を浮かべた。
「一応バスケやってたんだど・・・・・・ほぼ幽霊部員だったからさ、やってなかったっていてもいいくらい、かも」
 俺は呆れて物も言えなかった。すると山本が言った。
「山中がサッカー行くんなら俺も行こっかな」
「いいんじゃない?一緒にサッカーやろうよ!」
「・・・・・・うん、そうする」
 というかたちで俺と山本の部活はあっさり決まってしまった。五月はこんなかたちで体験入部をして、自分の入りたい部活を見つける期間だった。五月中に入りたい部を見つけ、本入部してしまわないと先生からの指導が入るのだ。俺たちは「じゃあ、明日から部活に参加してみよう」ということで今日のところは帰ったのだった。

 次の日の放課後からサッカー部の練習に加わった。最初は2年生や3年生の先輩の前に立たされて自己紹介をさせられた。ざっと見ただけでも40人くらいはいた。その中で俺は憧れの先輩を探した。遠目でしか見たことがない一つ上の先輩だったが、どれがその人なのかすぐにわかった。それは試合を見に行ったときに直樹が言っていた「超イケメンだろ?」という言葉でこの人だろうと見分けられたのだ。
 たしかにその人は格好良かった。毎日練習をしているようで肌はきれいに焼けていて、二重の目と長いまつげが印象的だった。髪型はナチュラルで、外側に跳ねている感じが絶妙だった。輪郭も整っているし、さすがは幼いころからサッカーをしていただけのことはある、練習着の上からでも骨格が引き締まっているのがよくわかった。
 今日体験入部も兼ねてサッカー部の練習に参加したのは、俺と山本を含め3名、もう一人は1組の人だった。俺らが体験入部したのは五月の中盤あたりで、それよりも以前からサッカー部の練習に参加している1年生がすでに18、9名いた。顧問の先生いわく、今年は例年よりも早いペースで、このままだったら入部希望者が例年を上回る40名近く行くんじゃないかと、満面の笑みでこぼしていた。なぜこんなにも入部希望者が多いのかというと、もちろん、中学から結構名前を知られていた、中村誠二先輩がいるからである。俺のように中村先輩に憧れてこの高校に入学してきた人は少なくないらしいことがこれでよくわかった。
 練習はグラウンドをサッカー部全員で走った後、アップをして、1年生と2、3年生で別々だった。2、3年生は顧問の先生の簡単な指示を受けた後、自主的に練習を始めた。一方の1年生はというと、顧問がつきっきりでサッカーの基本的なことをした。パスの仕方やドリブルの仕方、リフティングの練習など。
 今日入ってきた俺たち3人は練習途中、顧問に呼ばれた。顧問の横には二人の先輩がいて、そのうちの一人が中村先輩だった。俺たちが合流すると、顧問は言った。
「えーっと、じゃあ紹介。こっちが今のキャプテンの3年の岩田健介だ。」顧問が一人の先輩を指して言った。すると岩田健介と紹介された先輩がすっと手を出してきて、俺たちは順に握手した。「よろしく」「よろしくお願いします!」そんなやりとりを交わした。岩田先輩は短いスポーツ刈りの人で、中村先輩同様、肌は褐色に焼けていて健康そのものだった。目が大きくて一見いかつい風貌だけど、口を開くと笑みをこぼしてくれる、いかにも優しげな先輩だった。そして一番特徴的なのが身長だった。180センチを超える高さで体格も立派だった。
「そして、こっちが、次期キャプテン候補の中村誠二だ」
「よろしく」「よろしくお願いします!」
 中村先輩とも握手をしたが、先輩は始終眉間にしわを寄せて口をへの字か真一文字に結んで、どちらかというとぶっきらぼうで怖い印象だった。
 キャプテンの紹介をされた後、顧問の先生は「あとはよろしく」とキャプテン任せにすると、1年生の指導に戻っていった。その後はキャプテンからサッカー部のルールやなんかを教わった。
「うちの高校のサッカー部は監督制といって、主に2年生がお前たちを指導するんだ。誰がどの後輩を指導するかは全部こっちで決めるからお前たちに選ぶ権利はない。で、先輩の言うことは絶対だ。グラウンド100周と言われたら100周!わかったか?」
 俺はそれを聞いてどきっとしたが、3人声をそろえて、「はい!」と返事した。
「基本1対1で指導するが、先ほど先生もおっしゃったとおり、今年の1年は2年の数を上回るかもしれない。その時は3年も指導にあたるし、もしかしたら1人の先輩が2人や3人をみるかもしれない。基本3年は夏休み前で引退するから、もし担当が3年だった1年にはまたそのときに連絡する。わかったか?」
「はい!」
 俺はふと岩田先輩から中村先輩へ視線をうつした。すると中村先輩と目が合ってしまった。相変わらず眉間にしわを寄せているせいで、睨まれているような強い視線だった。中村先輩が突然俺に向かって口を開いた。
「サッカー暦は?」
 俺はその強い視線につい怖気づいてしまった。
「中学3年の後半から・・・・・・ほんの少しです」
 すると先輩は、「そうか」とだけ言って、同じ質問を他の二人にもぶつけた。
 当然山本は「全然です!」と答えたし、もう一人の子も似たり寄ったりの回答だった。1順するとまたこっちに次の質問がきた。
「本入部する気は?」
 俺はその質問には即答できた。サッカー以外興味をそそられるものもないし、絶対部活に入らなければならないのならサッカー部以外ありえなかった。
「あります!」
「入部希望届を今この場で書けって言ったら書ける?」
「はい!」
「そうか」とだけまた言うと、今度は山本に言った。山本も大体同じように答えていた。多分この時点から誰をどの担当にしようかとか決めたいのだろう、入部希望がどれくらいはっきりしたものか確かめたかったのだと思う。
 全員にその質問が終わると、岩田先輩が言った。
「そうか、オッケーわかった。じゃあこれからよろしくな!じゃあ、1年生の練習に戻ってくれ」
 そういうかたちで中村先輩とのファーストコンタクトは終わった。

 次の日から毎日サッカー部の練習に参加した。毎日のようにサッカー部を希望する1年生が入ってきて、顧問の言っていた40名近くって言うのも大袈裟ではないのだと思った。1年生の練習は相変わらずサッカーの基本ばかりで、俺は山本とペアを組んでパスの練習とかをした。そして練習に参加して10日ほど経った、5月の最後の日、部員全員を集めて顧問の先生が言った。
「1年生の皆、今日で仮入部期間が終わるぞ!入部する部は決まったか?もしサッカー部に入部希望なら明日、正式な入部届けを部活前に回収するから必ず記入して持ってくるように」
「はい!」1年生は一斉に返事した。
「俺からは以上だ。キャプテン、副キャプテンからなにかあるか?」
 するとキャプテンが皆の前に出てきた言った。
「明日、入部届けを出した時点で君たちを担当する先輩を発表する。前にも話したと思うが、先生の指導はもちろん、担当になった先輩の指導も絶対だ!言ってる意味がわかるかな?先輩も悪乗りしてこき使ってくるから覚悟しろって意味だぞ」
 すると先輩達のほうからどっと笑いが起きた。それにつられて笑う1年生もいた。それをみたキャプテンが言った。
「いや、笑ってるけどマジだって!俺も1年の頃は先輩にパシリにされたからな!理不尽な事もいっぱい言われたからな!それを肝に銘じて、それも覚悟できてる奴だけ、明日の正式な入部届を待ってるから、よろしく」
 すると先輩の一人が言った。
「せんせーい!それってイジメじゃないんすか?先生が見過ごすんすかあ?」
 すると先生は、「どうなんだ?」と言ってキャプテンを見やった。
「いやいや、先生、これはあくまでも指導の一環ですよ」
「だそうだ。だから俺は知らん」
 といってそっぽを向いてしまった。するとまたどっと笑いが起きた。ユーモアのあるサッカー部、ここでなら頑張れる気がした。今この時は。

引用なし

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<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.2.8) Gecko/20100722 Firefox/3.6.8 (.NET CLR 3.5.30729)@119-230-93-163.eonet.ne.jp>
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Re(1):IIIそれぞれの過去・未来【最終話】
 蒼輔  - 10/8/17(火) 8:58 -
ついに最終回を迎えましたか〜。
初めから読んでいていろんな角度からストーリーが展開してたんで、読みやすかったです。
いつも毎日楽しみに読んでいました。
また何かあればぜひ書いて下さい!

引用なし

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<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0; Trident/4.0; YTB730; SLCC1; .NET CLR 2.0.50727; Media Center PC 5.0; .NET CLR 3.5.30729; .NET CLR 3.0.30729; .NET4.0C; msn OptimizedIE8;JAJP)@KD113159220062.ppp-bb.dion.ne.jp>
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Re(1):Vそれぞれの過去・未来【最終話】
 カズ  - 10/8/17(火) 6:54 -
長いことここのいろいろな体験談見てきましたがこんなに抜けて泣けるストーリー初めてです!

ありがとうございました

引用なし

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<DoCoMo/2.0 F01B(c500;TB;W24H16;ser356772022162949;icc8981100020691011167f)@proxy1162.docomo.ne.jp>
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Re(1):IIIそれぞれの過去・未来【最終話】
 けい E-MAIL  - 10/8/17(火) 2:37 -
映画化してほしい位、いい内容でした!!

毎日、更新されるのが楽しみで仕方なかったです!

まだまだ続いて欲しいな★

引用なし

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<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0; SLCC1; .NET CLR 2.0.50727; Media Center PC 5.0; .NET CLR 3.0.30618; .NET CLR 3.5.30729)@p2132-ipbfp205yosemiya.okinawa.ocn.ne.jp>
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Re(1):Vそれぞれの過去・未来【最終話】
 和樹  - 10/8/17(火) 1:46 -
鳥肌立ちました。
ここ最近。りーすけさんの、この物語を読むのが日課になってました。

ホントに良かった。

ありがとう。

引用なし

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<KDDI-SH3F UP.Browser/6.2_7.2.7.1.K.4.306 (GUI) MMP/2.0@07012300784658_ve.ezweb.ne.jp>
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Re(1):Vそれぞれの過去・未来【最終話】
 ひろ  - 10/8/17(火) 1:43 -
長編お疲れさまでした。
リアルタイムで読ませてもらって先はどうなるんかなって考えて何度もひっくり返されて驚かされた。西寺の死もな…

読者の一人としての感想…
俺は「人の為に…」と考えることが人を動かす原動力になるんだって思えた。人は、人に良くも悪くも影響を与える。強くもなるし、弱くもなる。亘は、周囲の目を気にして弱いとこ見せることもあった。けど、清秀と自分を比べる葛藤をきっかけに強くなる影響を受けた。それを教えてくれた清秀の為に、清秀みたいに最後の放送室に足が向かえたんやな。元々行動力がある清秀らしいところを亘が真似したんかな。考えるのは簡単。でも行動に移せるのは難しいことだと思うわ。俺、そこまで人を好きになったことはないからはできやんなぁ…俺も大切な人できたら亘と比べて葛藤するわ。答え出るんかわからんけど(笑)

上川も自分の性欲を満たすだけでなくなってきた変化を読み取った。他人事ではないんよなぁ。同じ職種として、西寺や清秀みたいに教え子から教わることは沢山ある…校種は違うけど今預かっとる子どもたちを守ってやらなきゃって思ったよ。

変な感想やけど考えさせてくれたこと感謝。ありがとう。

引用なし

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<DoCoMo/2.0 P02B(c500;TB;W24H16;ser353155030388677;icc8981100000659879979F)@proxyb137.docomo.ne.jp>
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Re(1):Vそれぞれの過去・未来【最終話】
 りー  - 10/8/17(火) 0:47 -
最後までハラハラしながら
読ませてもらいました!とても良かったです!
上川が犯人ぢゃないって
わかったあとに犯人は
健太ぢゃないかって思ってたら
当たりました!!
 
本当にお疲れ様でした!!

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Re(1):Vそれぞれの過去・未来【最終話】
   - 10/8/17(火) 0:31 -
お疲れ様です!!

何かこのシリーズを読んでるときは胸が締め付けられるような想いでした。
今は終わっちゃう寂しさが大きいかな…

これからも期待してます☆

ありがとうございました!!!!!!

引用なし

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