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自分の話。【6】
 くーら  - 13/11/28(木) 20:57 -
その場は取り繕って、

「あ、そうだったんだ。なんだよー言ってくれればいいのに」

と、軽いノリで済ませた。
特に俺に言うべきことでもないわけだし、俺が知らなかったのはある種当然のことだったのだけど。
Twitterのタイムラインでも、「友人」とぼかしていたくらいだったし。


けれど、ショックはかなり大きかった。

自分が忙しくて連絡を取っていなかった間に、向こうの関係は進展していたのだ。
多分、俺と同じように結構な期間のコミュニケーションを経た後、お互いに好きあって付き合うこととなったのだろう。


ストーカーめいたことだと自覚はしていたが、その会話の翌日、件の三上とコータのTwitter上でのやり取りを、少し眺めた。

二人は表面上、通常と同じ友人同士であるかのようなやり取りをしている。
しかし、コータと親しい(と自分は思っていた)俺にはなんとなくわかった。

コータは三上のことが確実に好きだし、逆も然りであることを。


俺は想いを伝えることがないまま、相手に恋人が出来るという形で玉砕したのだ。

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[19].
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/28(木) 16:15 -
その日は気づいたら朝になっていた。

多分泣き明かしたんだろう。

俺とヤスはお互いが自分のせいだと思っていた。
だから、俺もヤスにLINEで話しかけづらかったし、ヤスも俺に話しかけづらかったから、
お互い少しの期間全く話せなかった。


でも、俺はある日勇気を出して
話しかけた

「ヤス?」

最初は返信が返ってこなくてもおかしくないかなと思っていたけど、
案外すぐに返ってきた。

ヤス
「大丈夫だよ。」

また「大丈夫」だ。
それでもヤスは続けて話す

「あ、そういえば引越し
もうすぐできる予定だったのが、
かなり伸びることになりそう。
ヨシの野郎が仕事をちゃんとしてなくてな。
あいつと俺は同じ職場なんだけど、
あいつ、やっといてって言った書類に一つも手出してなくて。
職場中が混乱しちゃって、
一週間位先延ばしになっちゃいそうなんだ。
でも、絶対迎えに行くからな
会える日までちゃんと待ってろよ。」

俺は別に会える日が伸びたのはなんとも思わなかった。

別に時間が経てば会えるのだから。
でも、ヨシにはもう謝ることができない。

俺もとりあえずそんなことは見せないように

「そ、そうなんだ!
俺はいつまでも待つからね!」

そう返した。


それからはまた普通に話すようになった。

当初の引越し予定日も過ぎてから
少し経ったある日

突然
本当に突然
それを聞いたんだ。

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[18]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/28(木) 15:09 -
LINEはもちろんヤスからであった。

「ヨシが。」


「俺の唯一の親友が。」


「いなくなっちゃった。」


俺がその時はなにも考えられなかった。
俺のせい?
俺があんなことを言ったから?
俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のセイ俺のセイオレのせいオレノせいオレノセイオレノセイオレノセイオレノセイオレノセイオレノセイオレノセイオレノセイオレノ

そこからその日の記憶は
ない。

泣いた。
それだけを覚えていた。

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[17]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/28(木) 14:56 -
俺はヨシに謝りたかった。

ヤスにとっても
ヨシが飛び出してしまったのは予想外だったらしく、

「俺は止められなかった…」

と、二人で落ち込んでいた。

それから少し経ってヤスと電話していたのだが、

電話ごしになにか騒いでるのが聞こえた。

ヤスが
「なんだろう?ちょっと見てくるね。」

と言って、少し席を外した後帰ってきたヤスの一言はこれだった。

「レイ。ごめん。一旦電話切る。
ヨシが交通事故にあったって…」

俺はヤスが何を言ってるのかわからなかった。

「とりあえず病院から電話きて、
今応急処置してる途中らしいから。
病院へ行ってくる。」


俺はそこでヤスが電話を切るまで何一つ言葉を発することができなかった。

え?
なんで?
俺があんなこと行って飛び出させてしまったから?

俺はその場でへたれこんでしまい。
しばらく動くことも
なにも考えることすらできなかった。

それから少し経って。

LINEの通知が一件来たのを俺は確認した。

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[16]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/28(木) 14:46 -
あの時それを言わなければ。
今でも何も変わらなかったかもしれない。

最低で劣悪な俺は取り返しのつかないことをしてしまった。

俺と遊んだことヨシには
俺が楽しんでいなかったと思われてたらしい。

それの理由は自分でも分かっていた。

初めて会ってきづいたのだが、
ヨシはある人に似ていた。
声は全然似てなかったのだが、

姿が「俺のトラウマだった人」
にとても似ていたのだ。

この話はヤスとの話だから詳しくは話さないが、
そのトラウマになった人はなにも悪くなかった。
俺がただ一方的に嫌っただけだった。


それを俺は言わなければよかったものを
ただ楽しんでなかったと、
勘違いされたくなかったから
ヤスには言ってしまった。

実際一日過ごして、電話通りのヨシだったし。
すごい楽しかった。

でも、俺は無意識のうちに意識してしまっていたのかもしれない。

それをヤスからヨシに言ってもらったら、

ここからが驚きだったのが、

ヨシの叔父さんがそのトラウマになった人だった。
俺はヨシをとても傷つけてしまった。

その時、ヨシの奥さんから子供が病気になったから一旦家に帰って来て欲しいという電話がかかってきたこともあって。

ヨシは飛び出すようにヤスの家を出て行ってしまった。

ヤスから聞いたヨシからの伝言は


「レイにとってはあまり良くない人だったかもしれないけど、俺にとっては大好きな叔父さんだったんだ。」

俺はそれを聞いた瞬間に自分がしてしまったことの重大さに気づいた。

今すぐ謝りたかった。

でも、それは……

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[15]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/27(水) 16:00 -
9月のある日曜日。

その日は日曜日なのに、
ヤスはすごい仕事が忙しくて、
俺はヨシとまた話していた。

ヨシはその日は日曜日で休みみたいだった。


「で、今日はヨシはお仕事ないんでしょ?」

ヨシ
「ん?ああ、だから今日はヤスの引越しのためにおつかいだよー。」

俺もその日は暇だった。
そこで、
俺は勇気を振り絞ってあることを言った

「ねえ、俺もその買い物連れてってくれない?」

ヨシ
「は?まあいいけどヤスには内緒だぞ。
ヤスより先に俺が会ったなんて知られたら
ヤスにボコボコにされちまうからな。」


それで、
ヨシに車で俺の家の近くまで来てもらって、
少し遠くのショッピングモールまで一緒に行く事になった。

良さそうな棚を一緒に選んだり、
俺が行きたいからってゲーセンに連れてってもらったり。
本当にお兄さんみたいな感じだった。

車の中でもヤスの話で盛り上がったり。
とても楽しかった。

ヨシはヤスの怪我の看病のために一週間ヤスの家にいて、
その日が最終日だった。

そして、俺の家の近くまで送ってもらって、
俺は自分の家に、
ヨシはヤスの家に帰った。

その後に分かったのだが
ヤスはヨシが俺と出かけていたことが
ばれていたらしい。
ヨシにはいつも厳しいヤスがその日は怒らなかった。

どんな子だったかだけを聞いたらしい。


ヨシはヤスの家に着いて、
それから少し経って
ヤスの家を飛び出したらしい。

それはどうしてだったのか。

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[14]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/27(水) 15:01 -
俺がヤスに打ち明けたこととは。

「ヤス。俺ラグビー部をやめたい。」

そしたらヤスは
とても驚いた様子で
「えっ?なんでよ?
頑張ってたじゃん!」

俺がその質問に応えられずに
少し黙ってしまうと。

ヤス
「分かった。
言いたくないなら言ってくれるときまで待つよ。
だけど、辞めることも立派な勇気だと思うよ。」

俺はヤスにそう言われて
自分の気持ちに踏ん切りがついた。

辞めることは逃げることだと分かっていたけど、
自分の力じゃ多分辞めることもできなかった。

ヤスが俺の背中を後押ししてくれたからだとおもう。

ヨシにも同じことを話した。

ヨシにはなんとなく部活をやめたがっていることが気づかれてしまっていたらしい。

それから俺は少しの間辞めてからの罪悪感などがすごくて
体調をよく崩すようになった。

そこで一番俺のことを心配してくれたのはヨシだった。

話を聞いてくれたり、
いろんなアドバイスをしてくれた。

段々と俺からしたらヨシはお兄さんみたいな存在になっていった。

それから二週間後に
俺の心を完全に砕く出来事が起こってしまう。

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[13]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/27(水) 14:40 -
最初にヨシさんから来たメールは
手術完了の一斉送信メールということもあり
ヤスと同じすごく丁寧な敬語だった。


でも、ヨシさんから来た最初のLINEは

「おっす!この前はごめんな。
ヤスのこと行けなくさせちまって。」

だった。
ヤスから軽い人とは聞いてたが
ここまで軽い人は久しぶりだった。

いや、でも俺が10も年下だし。
普通の人は10個も年下だったら
こういうノリかと、思って話をした。

俺も最初は普通に敬語で話していたが、
ヨシさんが外していいと言ってくれたので
敬語は外したのとヨシと呼ぶことになった。

あ、書き忘れてたけど、
ヨシは普通にノンケさんである。
結婚もしてるしね。
相当な女好きだけど。

違う人からヤスの話を聴けるってのは
新鮮で話してて楽しかった!
「ヤスはプッ○ンプリンが大好物で、
それをあげるといくら怒ってても機嫌が直る」
とヨシから聞いて
そんな可愛いところもあるんだなと思った。


それからヤスが仕事が忙しい時は
ヨシと話したり、
二人とも段々仲良くなって行った。
ひと段落ついたら三人で海に行く約束とかもした。

ヤスが来ないまま文化祭が終わって、
その次の週に
俺はずっと考えていたことを打ち明けた。

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[12]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/27(水) 14:11 -
そして来た手術の日

ヤスは
「大丈夫だから!
ちゃんと直してくるから!」

ヤスはよく「大丈夫」という人だった。
ほとんど俺もヤスの弱いところは見たことない。
怪我した原因も喧嘩の仲裁だし
しかも殴られててもヤスは一回も手を出さなかったらしいから
すごい正義感があって
本当にかっこよかった。

でも、俺はそういう人だからこそ
人一倍ヤスのことを心配していた。

そういう人は一人でなにもかも背負うからだ。

直前までLINEしていて、
ヤスは
「行ってくるね」
それで手術へ向かった。


先に結論を書く。

手術は成功した。
ちゃんと安静にしてれば
文化祭には来れる程度には
治ったらしい。

でも、文化祭では会えなかった。
それはなぜか。

俺はそれを聞いて呆然とした。

ヤス
「実はさぁ…
手術は無事成功したんだよ。
でも、手術が無事成功したからって
ヨシと俺の後輩が駆けつけてくれたんだけどさ。
あいつら本当に本当にバカだからさ。
急に病室で俺を胴上げしやがって。
しかも俺のこと落としやがってさ。
その拍子に手をぶつけて安静にする期間伸びちゃってさ……
いてて…まだ痛むし…
文化祭行けなくなっちった。
ごめんなレイ」


俺はすごい悲しかった…
でも、まだ文化祭終われば引っ越してくるのは分かっていたので
まだ待つことにした。

そんな時
ヤスの携帯からヤスからではなく、
ヨシさんからLINEが来た。

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[11]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/27(水) 13:56 -
もうすぐ夏休みが終わりそうな
夏休みの下旬


ヤスは

「あ、そういえば俺が手術してる間
俺の親友のヨシ(ヤスの親友、仮名)に携帯預けておくから。」


「ヨシ?」

ヤス
「あ、言ってなかったか。
俺と中学と大学が一緒だったやつだよ。
そいつから多分俺の携帯からメール来ると思うからな。」


その後ヤスはこう言った
「あ、そういえば夏休み終わればレイと会えるかもしれない!」

俺はそれが嬉しくて
「どこで?いつ?」
と聞いた。

そうすると
「レイってS高校でしょ?
俺は違うんだけどヨシがS高校出身でさ、
毎年文化祭に付き合わされるんだよ。
手術終わって怪我が完治したら
文化祭行くからさ!」


俺はそれを聞いた瞬間舞いあがった!
「ほんとに!?やった!!」

ヤスはさらに続けて
「しかもさ!レイの住んでる所に引っ越すよ!
(色々周りにある建物を説明して)
ここなんだけど同じ市だしレイわかるでしょ?」


「え?うそ!!
それ俺の家の目の前のマンションだよ!!
窓からそのマンション見えるもん!
ヤスがあそこに引っ越してくるのか!」

ヤス
「本当か!?
すぐそこに決めて正解だったな!
実は何個かマンション悩んでたんだ!
引っ越すのは来月になりそうだよ!
じゃ右腕の手術頑張れるな!」

俺はすごいすごい嬉しかった。

うちの高校は文化祭が夏休み終わってからすぐあるので、
夏休みが終わるのが待ち遠しかった。


もう夏休みが本当に終わりそうで
俺が宿題に追われてたある日

ヤスの右腕の手術の日がやってきた


=================================


こんにちは!
かたつむりです!
ご意見の中で
「人の不幸を勝手に晒すな」
などいただいてますが、
本人から許可はいただいてます。
確かに本人じゃない自分がこういう所に書き込むのは間違っています。
すいません。
ですが、
ヤスとの関係を語るにはこの話は書かなければならなかったので書かせていただきました
今の自分とヤスとの関係はこの後の話が進めば分かります。
やっとお話の半分くらいですかね?
まだ続きますが
ぜひ暖かい目で見守ってくださると嬉しいです!

引用なし

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Re(1):今でもそばにいてくれてるよね[10]
 teru  - 13/11/27(水) 9:59 -
▼かたつむりさん:
とても良かったですよ。
稚拙なんて、そんなぁ・・・。
着飾った言葉よりも、ストレートに心に届くと思います。
頑張って続きを書いて下さいね。
楽しみにしています。

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[10]
 かたつむり  - 13/11/27(水) 9:53 -
「分かった。
待つから。
いつかちゃんと答えは出してくれよ。」


そう、言われた。
いつか、自分でけじめをつけないといけないことはわかっていた。

実は、この時でも
俺とヤスは一回も会ってない。
まだ出会ってから一ヶ月たってなく、
まだ今年の夏休みの途中だった。

ヤスはすごい会いたがっていた。

「一つだけ会ったらお願いがあるんだ。
レンはいくら握っても握り返してくれなかった。
だから、俺と会えた時は手をしっかり握ってほしい。」

俺もすごい会いたかった。

「うん。絶対握りしめるからね!」

この約束が後で俺の心を抉ることになるとはこの時は到底思ってなかった。


でも、会えなかった。
ヤスは車を持っていた。
俺も夜中はいつでも会えた。
でも、会えなかった。
それはヤスが怪我をしていたからだった。

その怪我は体の骨を何本か折っていて、
右目はほとんど見えない位だった。
その怪我の原因は
居酒屋で起こった喧嘩の仲裁に入って
喧嘩してた二人にかなり
椅子とかでなぐられたからだった。

この他にも俺が最近まで知らなかった事実があるのだが、
それは後で話そう。

そして、右腕の手術がもうすぐあるらしいこと
を聞いた。

右腕の手術が近づいてきたある日
俺はまた新しい人に出会った。


===========================

こんにちは!
かたつむりです!
ここまで見て下さってありがとうございます!
続きはどんどん書いていこうと思ってます!
ここまで見て下さった方は
ぜひ最後まで見てくださると嬉しいです!
語彙力もなく拙い文章ですが、
暖かく見守ってくださると嬉しいです!
よろしくお願いします!

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[9]
 かたつむり  - 13/11/27(水) 9:24 -
ヤスがその後言ったことは意外なことだった。

「俺はレイが好きだ。」

俺はそう言われた最初俺はどんな反応をすればいいのかわからなかった。

「え!?え、えっと…」

そうおれがしどろもどろしてる内にヤスは続けた

「俺がこれまでレイと話してたのは
レンの面影が残っていたからなんだ
レンになにもかも似てるレイが
レンに似ている気がして。
でもな、今は違う。
レンの話をちゃんと聞いてくれたレイに。
自分の本当の気持ちに気づいたんだ。
俺はお前のことが好きだ。
すごく愛おしいんだ。
すぐに付き合ってとは言わない。
いつまでも待つから。
俺が一生守ってやる。」

俺はそんなちゃんと告白されたのは
初めてで、
高校一年生で経験もそんななかった俺は
頭がぐるぐるして、
なぜかすごい恥ずかしかった。

そこで俺はとっさに

「ちょ、ちょっと待って!!
俺今好きな人がいるんだ!
だから今すぐその気持ちには答えられないけど!
待っててくれるかな…?
俺もヤスのこと好きだよ!」

好きな人がいるというのは嘘だった

と、言えば嘘になる。
気になる人がいたのは事実だ。

とりあえず俺は今すぐその場の雰囲気で自分の気持ちを決めるのは良くないと感じたんだ。

そのあとのヤスの反応は。

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今でもそばにいてくれてるよね[8]
 かたつむり  - 13/11/27(水) 9:07 -
ヤスはその手紙を帰りの新幹線で読んだらしい。
その時も涙が止まらなかったって。

夜になって少し落ち着いたから
ヤスと電話して、そのレン君からの手紙を音読してもらった。

かなり長いので一語一句全て書くことはできないけど、
そこには
クリスマスは一緒に過ごせて楽しかった。
好きなアーティストのライブもいったね。
連れてってもらったスノーボードもいい経験になったよ。

とか、色んな楽しそうな話が書いてあった。
ヤスも音読しながら静かに涙をこぼしていたのは
電話ごしでもわかった。

そしてその手紙の最後に書いてあった内容が。


『俺は、ヤスと会えて幸せだよ。
これからも一緒にいようね!
愛してる。
レンより』
その時
俺はレン君を亡くした話を聞いた時の
悲しいって思った時の涙とは

違う涙が出てきていた。

それを読み終わってヤスは
「レイの言うとおりだったよ。
あいつは幸せだって。
ここにちゃんと書いてある。
あいつは幸せだったんだな。
俺も………
幸せだったよ……」


またその時も二人で大泣きしたことを覚えているんだ。


その後のヤスは俺が避けてた話題を
突きつけた。

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[7]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/26(火) 22:51 -
ヤスは
「本当にありがとなレイ。
俺はレンといれて幸せだった。
でもな、まだ冷たくて握り返してくれないあの手の感触。
今も覚えているんだ。
もうお墓に謝るのはやめるよ。
自分の気持ち明日レンに伝えてくる。」


ヤスはその翌日東北へ向かった。
レン君に俺のことと、
もう謝るのをやめたのを話すために。

ヤスが東北へ行ってた間もLINEで話していた。

そこからあることを聞いた。

レンが生前書いてあった手紙をレンの親友からもらった。
そう、ヤスは言ってた。

レン君の親友はいつまでも謝り続けてたヤスには渡すべきではないと思っていて、
謝るのをやめたら渡そうと考えていたらしい。


その手紙はヤスがレン君の卒業記念で買ってあげたスーツに対するお礼の手紙だったらしい。

その手紙に書いてあった
レン君の気持ちは…

引用なし

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Re(1):自分の話。【5】
 暇人  - 13/11/26(火) 20:51 -
続き待ってます。

引用なし

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自分の話。【5】
 くーら  - 13/11/26(火) 15:25 -
最初は観光にでも行ってるのかと思っていたけど、コータは月1〜2のペースで大阪へ行っていた。

さすがに、その頻度でただの「旅行」だとは考えにくい。
ちょっとした不安を覚えながら、俺はそのことについてコータにSkypeで尋ねることにした。


「コータって最近大阪によく行ってるけど、誰かに会いに行ってるの?」
と訊いてみると、
「うん。三上(仮名)さんと遊んでる」
と返事をしてきた。

三上というのは俺も知っている人で、俺やコータと共通の趣味を持っている人だった。
ただし、俺は三上とそこまで話をしたことがあるわけではなく、その当時には既にほぼ他人のような関係にあった。


特別親しい友達として会っている、ということも考えられた。
東海と大阪には近鉄という線が通っているので、アクセスがしやすいというのもあったのだろう。

でも、俺はその行動について、強い不安を感じた。


そこで、その不安について直接尋ねることにした。

「もしかして、三上さんと付き合ってたり…とか?」

若干の間隔があった後、コ−タから返事が来た。

「うん、実は付き合ってる。半年くらい前から」


眩暈がした。
自分の考えていたことが的中したのだ。

自分に可能性は、もうないのだと感じた。


――――――――――――――――――――――――――――――

とりあえず今日はここまで。
後日、また続きを書こうと思います。

引用なし

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自分の話。【4】
 くーら  - 13/11/26(火) 15:13 -
1年間の予備校生活を経た後、俺はまた本命の大学の前期試験を受けた。
しかし、8点ほど足りずに落第。

後期をどうするかはかなり迷ったけども、これ以上我を張ることはできないと決意。
それでも関東に残りたかった俺は、後期で神奈川の大学を受験。

試験的には本命よりも簡単なところだったので、余裕で合格。
こうして、俺の神奈川生活が新しく始まった。


一人暮らしが始まってからすぐにPCとネット環境を整え、新しい大学生活に慣れつつコータとのコミュニケーションを増やしていった。

俺が大学に受かったころ、あっちは既にSkypeを始めていたので、俺も始めてそちらでチャットや通話をするようになっていた。


向こうは高校を卒業してから、すぐに就職していた。
詳しくは聞いていないけれど、工業系の会社で、現場とデスクワークを両方こなすような仕事であるらしい。

就業時間が結構長くて、シフトが不規則だから休日が安定しない、と言っていたのを覚えている。


二人でまた前のようなコミュニケーションを取る。
そこまでは順調だった。

コータと俺は昔のような会話を昔のようなノリで出来ていたし、とても楽しかった。
もう少ししたら自分の気持ちを告白しよう、と俺が決意するほどに。


しかし、Twitterでのやり取りをするうち、俺は気づいた。

コータが、気軽に行く場所にない「大阪」へ、ちょくちょく足を運んでいるということに。

引用なし

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自分の話。【3】
 くーら  - 13/11/26(火) 14:53 -
しかし、一般的に知られているように、MSNメッセンジャーはどんどん衰退の一途をたどっていた。
その代わりにSkypeが通話・チャット系のメインになったり、Twitterが人気になったりしていたのだけど、コータも俺もSkypeは当時使おうという気持ちになっていなかった。

Twitterはお互いに始めて、フォローしあう間柄になっていたが、この頃から俺は大学受験、向こうは高校生活真っただ中とリアルで忙しくなる事情が重なっていたのもあり、あまりコミュニケーションをとらなくなっていった。
ある意味、倦怠期のようなものに入っていたのかもしれない。


大学受験が終わったらSkypeを始めて、コータにも始めてもらってまた会話でもしよう。
そう思っていたのだけど、俺は本命の大学に前期・後期共に落ちた。

そうして東京の予備校に通うために上京し、1年間予備校に通う生活が始まった。
その間は勉強漬けの日々で、携帯こそ持っていたものの寮へPCを持ち込むことは禁止されており、コータと連絡を取ることもなかなか出来ない日々が続いた。

また、そうして頑張って連絡を取ること自体、ためらいを覚えるようになった。
俺とコータは互いに親しいつもりでいたが、あくまで「ネット上の友達」だ。
恋人として付き合っているわけじゃない。


そうこうしているうちに、コータと会話する機会は更に少なくなっていった。

思えば、この時にためらいをもたず話しかけていれば、そして、強気に告白をしてしまえば良かったんだろう。

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自分の話。【2】
 くーら  - 13/11/26(火) 14:35 -
その思いは、自分が17になったころ、コータと知り合って1年と少し経った頃にはっきりと自覚できる程度になっていた。


当時は、バカバカしいと思っていた。
リアルでの付き合いがあるわけじゃないし、まして顔も声も知らない相手。
そんな相手に恋愛感情を抱くのは危険だし、正しくないと考えていた。

その当時、高1の頃から付き合っていた彼女と別れて暫く経っていたのもあり、それで自分が寂しがっているだけだ、という考えも持っていた。
でも、そういう理性的な部分では、なかなかコータへの感情を抑制することが出来ずにいた。


それからも、お互いに話すことはそう変わらなかった。
お互いの日常話が主で、たまに新作で買ったゲームの話や、学園祭での苦労話なんかもしたりした。

向こうが俺に特別な何かを感じている、という素振りはなかった。
だけど、俺は自分がコータに抱く思いが少しずつ大きくなっているのを感じていた。


俺はコータの「優しさ」が好きだった。
あいつはこっちが少し落ち込んだようなことを話すとすぐに励ましたり共感してくれたりした。
それについて俺が感謝したりしても、「僕はくーらさんが喜んでくれたらそれでいいから」と、こちらへの気遣いをしてくれた。

その物言いであっちが俺を好きなんじゃないかと勘違いした時期もあったけど、違った。
あいつは皆に等しくそういう振る舞いをしていて、ニュートラルで優しいのだ。

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