Page 2821 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼部内恋愛 ミツ 06/5/28(日) 17:47 ┗部内恋愛(1) ミツ 06/5/28(日) 17:49 ┗部内恋愛(2) ミツ 06/5/28(日) 17:55 ┗部内恋愛(3) ミツ 06/5/28(日) 18:01 ┗部内恋愛(4) ミツ 06/5/28(日) 18:07 ┗部内恋愛(5) ミツ 06/5/28(日) 18:21 ┣部内恋愛(6) ミツ 06/5/28(日) 18:41 ┃ ┣Re(1):部内恋愛(6) 隼人 06/5/28(日) 19:26 ┃ ┣Re(1):部内恋愛(6) 秀 06/5/28(日) 22:22 ┃ ┗Re(1):部内恋愛(6) ゆう 06/6/17(土) 5:30 ┗Re(1):部内恋愛(5) TTYY 06/5/28(日) 18:44 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 部内恋愛 ■名前 : ミツ ■日付 : 06/5/28(日) 17:47 -------------------------------------------------------------------------
| 俺が通う高校のバレー部は強豪校として割と知られていて、俺はその部の副キャプを張っている。 ポジションはレフトアタッカー、いわゆるエースと呼ばれる存在。だけど身長は割と低めで180cm弱。跳躍力が俺のウリである。 部には60人近い部員がいて、二年と一年がちょうど半々の割合。 一年前に自分がバイであることに気付いてからは、回りが男だらけの生活に前ほどなじむことができなくなってしまった。 この話は、そんな状況で俺が去年の夏に体験したことである。 |
| 2時50分、6限目が終わり、部活の時間が近づく。 「あーだる…。」 俺はいつもこんな感じだった。それに夏の蒸し暑さがひどい。 「今日は第一体育館で試合形式の練習やって海(カイ)が言っとったよー。」 今喋りかけて来た奴はマサっつって、部活仲間の一人。一番砕けて話せる奴だ。 「俺、今日休もうかな…。」 もちろん休む気など無かった。副キャプとしての責任感も自分なりにもっている。 「お前がいないと海が泣くぞー。」 マサは茶化すように返答してくれる。それがこいつのいいところだ。 マサのポジションはリベロ。レシーバーとしてはもちろん部内一だ。 マサは顔立ちもよく、冗談ばかり言うから、雰囲気で軽く見られがちだが、決してそんなことはない。 俺の知るかぎり、マサほど誠実な奴はいない。 「俺が死んでも、あいつは泣かねぇよ。」 マサがにやける。マサは笑うとクールな顔が、かわいい顔つきになる。 きっと女はこんなのに弱いんだろう。 ここで、前の会話にもでている海とは、我らバレー部の主将であり、ポジションはセッター。チームの要だ。 身長は170cmぐらいで、室内スポーツでは珍しく肌が小麦色。顔も部員の中で5本の指に入るほどかっこいい。有名人で言うと、サッカーの小笠原選手にすごい似ている。 性格も、万人が認めるだろうというほどよく、しゃべりもたつ。だから、友達も大勢いたし、なにより海と友達になりたい奴もたくさんいた。 かつては俺もその一人だった。 だけど何故だか、海は俺にだけ妙に冷たい。というよりも、俺を避けている。 バレーの面では海ほど合うセッターはそういない。 だが、俺と海との接点は本当にバレーしかなかったんだ。 |
| マサと俺は荷物をまとめ終え、部室へ向かった。 二年は部室、一年は更衣室で着替えをするのが決まりだった。 バレー部の部室は他の部活の部室と異なり、とても広い。一人ひとりにロッカーが設けられ、また、男子バレー部専用のシャワールームが設備されている。バレー部を強化しようとする校風のひとつだ。この特典に惹かれて入部する奴もいるほどである。 俺とマサが部室に入った時には、すでにほとんど奴らが着替えている最中で、ガヤガヤしていた。 海もすでにいて、辺りを見回し二年部員の人数を数えているようだった。 一瞬海と目が合ったが、すぐに海は目をそらした。いつものことだったが、それが何故だか毎回俺を切なくさせる。 そして、全員確認できたのだろうか、急に海は声を張り上げた。 「今日は試合形式で練習!レギュラーの12人はすぐ体育館行ってアップ済ませて普段の練習。一年がもうネット立てたやろうし。残ったヤツらは話し合って六人選出しといて。対戦相手が必要やしな!!その18人以外は自主トレ。各自一年とペア組んでやれや!!自主トレ組は終わり次第帰っていいし。以上!!」 海がすらすらと言い終わった後、すぐに更衣室は元のガヤガヤに戻った。 俺とマサはレギュラー組だったから、直ぐに着替えて体育館へ向かった。 その途中、 「マサ、先に行ってて。トイレ寄るし。マジ漏れそうだから。」 と、俺。 ずっと前から我慢してたのをすっかり忘れていた。 「はいよー。」 と、マサ。 マサはそのまま体育館へと走っていった。 俺がトイレに入ったときには誰もいなかった。俺は三つ並んだ便器のうち真ん中の便器を選択した。 し始めたと同時だった。なんと海がトイレに入って来たのだ。 海は俺の隣に並んで小便をする。とても気まずい空気だ。 俺は何か言いたくても、しばらく言葉が出なかった。 俺が何とか話しをしようと口を開こうとした、その時だった。 「ミツさぁ、俺のこと嫌いけぇ…?」 俺は、海がいった言葉を理解するのに少し時間がかかった。 そして理解し始めたとき、俺の中で小さな怒りがわいてきた。 |
| 「つーか、避けてんのお前だろ。」 俺はイライラっとした口調で言う。 「そう…だよな…。」 海はそう言った切り何も言わない。 俺は今までたまっていた思いを吐き出した。 「俺がお前を嫌う理由なんか無いし。俺は海を尊敬しとるし、お前からも尊敬されようと努力してきたつもりや!!それを、お前が全部避けとるんやし。」 海はうつむいたまま無言だった。 「海にそんなこと言われるとは思わんかった…」 俺は言い終り、トイレから出て体育館へ向かい、そして、アップを始めた。 内心俺は泣きそうだったが、副部長としてそこは堪えた。何よりそんな姿をみんなに見られたくなかった。 海が体育館へ来たのは、俺がアップを始めてから5分後ぐらいで、いつもと変わらない様子で部長として働いていた。 俺は、自分のアタッカーとしての技術が部内で抜きん出ていることは自負していたし、周知のことだった。 しかし、俺はメンタル面が非常に弱かった。それが唯一の弱点だった。 案の定、その日の練習試合は最悪だった。海を気にするあまり、俺の調子がでず、結成されたばかりのチームと熱戦を繰り広げたあげく、敗北してしまった。 海は普段通りで、いつものトスを俺に上げてくれたのに…。 自己嫌悪で潰れそうになる。そんな試合だった。 最悪の部活が終わり、俺は直ぐシャワールームに引きこもった。俺は落ち込むとこうなる。 暗黙の了解で、俺がこうなったときには誰もシャワールームに入ってこない。 マサさえもしばらくは気を使って一人にさせてくれる。 一人になると、どうしても海とのいざこざが頭をよぎる。 俺は明らかに海に対して言い過ぎた気がした。 そして、海があの質問を何故したのか、そして、なんと答えてほしかったのだろうか、と真剣に考えた。 この時、海のことを考えているうちに、俺は初めて海に気がある自分に気付いた。 |
| しかし、どれだけ考えても海の心理がわかるはずもなく、時間だけが過ぎていった。 考えにふけっていて時間の経過がわからず、シャワーに当たり続けているうちに、肌がふやけていくのを感じた。 そんな時、シャワールームの扉が開き、誰かが入ってくる音がした。 俺は、マサが「いい加減にしろ!!」とでも言いにきたのかと思い、顔を少し上げて扉の方を見た。 しかし、そこに立っていたのは…なんと海だった。 海は汗を大量にかいていた。 本当に真面目な海は、普通の練習が終わった後の自主トレを、毎日欠かさずにしている。 マサから聞いた話だと、バレー部の主将として当たり前の努力だ、と海は言っているらしい。 海のそんなところを俺は尊敬していた。 俺は顔を元の位置に戻し、気付いていない振りをしてシャワーに当たり続けた。 すると、海の方から俺に話しかけて来た。 「マサにさ、ミツがここにいるって聞いた。いつまで引きこもっとるつもりなんや…?」 その声は嫌に穏やかで、俺の心は揺れた。 しかし、俺はあくまで何も言い返さない。 その後の短い沈黙が、バカに長く感じた。 海は俺の真後ろのシャワーを選び、汗を洗い流し始めた。 そして、海がまた唐突に話し始めた。 「俺…お前のこと尊敬しとるよ。バレーで何時も俺を助けてくれるし…」 俺は、海がこの俺を慰めてくれている現状が信じられなかった。 さっき、あれほどキツい言い方をしたにも関わらず海は何故か優しい。 それと同時に、さっき言い過ぎたことを一層後悔した。 そこで初めて俺は海の方を見た。何か弁解して海との間の溝をなんとか埋めたかった。 海は俺に背中を向けて、シャワーを浴びながら話している。俺の視線には気付いていないだろう。 海の背筋は鍛えてあるだけにたくましい。 小麦色の肌が背筋から尻までのラインを際立たせ、より綺麗にみえた。 「俺は、ミツから尊敬してるって言われて、マジ嬉しかったしなー。」 急に海がこっちに体を向けた。そして俺と海の目が合う。 海は一瞬たじろいだように見えた。しかし、今度はお互い目をそらしたりすることなどはなかった。 |
| というよりも、互いに目をそらせなくなっていた。 海と俺がシャワールームで、しかも裸で見つめ合っている。 この信じられない状況に、俺は心臓がバクバクするのを抑えられなかった。 こんなまじまじと海の顔を見るのは初めてかもしれない。 改めて海がカッコイイことを思い知らされる。 見つめ合っていたのも、俺が先に折れ、目をそらした。そして徐々に下へと目線を移していった。 胸筋、腹筋も立派で、毛も薄く本当に綺麗な体である。その下には…8〜9cmほどの綺麗に剥けたちんこがぶらんとしていた。俺にとって完璧過ぎるほどの体づきだ。 海は何を思って俺を見ているのだろう。俺はこんなエロいことしか考えていないのに…。 そこでまた海が口を開く。 「俺が今までミツを避けてきたのはさぁ………」 海は言うのを止めたのか、また俺に背中を向けてシャワーを浴びだした。 1番気になるところで話を止めてしまった。 俺はすかさず海の隣のシャワーに移動して聞き出そうとした。 「なぁこの際だし、思ってたこと全部言おう。なんで俺を避けとったんや?」 俺は海の顔を覗き込むようにして話す。海は何故かうつむいたまま俺の顔を見ない。そんなに俺を避けていた理由がひどいものなのだろうか? 「俺のことウザいとか思っとった?」 海は首を振ったが、やっぱり黙ったままである。 「よく分からんなぁ…正直に話してくれた方が俺は嬉しっ…」 それは本当に突然だった。 俺が話してる途中で、海がいきなり俺に横から抱きついてきたのだ。 「えっ?どうしたん、お前…」 あまりにも強く抱きしめられて息が苦しい。俺は動揺して、どうすればいいかわからなかった。 左腰下辺りには海のちんこがぴたっとくっついて、その感覚が俺をさらに混乱させる。 しばらくして海が体重をかけてきた。俺はそのせいでバランスを崩し、おもいっきり倒れてしまった。 見事に海の下敷きとなり、後頭部を激しく打った俺は、背中と後頭部の衝撃と海に抱きつかれているという事実から、気が遠くなりそうだった。 |
| 肌に海の体温を感じていた。俺は今まで部活一筋だったからこういった経験がなかった。人の体の温かさを初めてしった気がした。 学校のシャワールームで重なり合っている俺らは、客観的に考えて非常識だ。しかし、そんなこと考えてる余裕など、皆無だった。 「痛っ…それにお前重いし。」 俺は冷静さを装って海に話かける。 海は俺に全体重をかけている。俺の胸筋と海の胸筋がくっつく。 海は俺より少し背が小さい。そのためか、海のちんこがヘソ下辺りに感じる。半立ちなのか微かに硬い感触だった。 「ご、ごめん。大丈夫?」 海は急に我にかえったかのように俺を覗き込む。海の顔が近くにあってすぐにでもキスできそうなくらいだった。 「お前…ゲイ?」 俺は後頭部をさすりながら、軽い口調で尋ねた。 「いやっ…今までは普通に女がよかったんやけど…高一になって、ミツと会ってからさ…ミツが気になってしょうがなかった。もう…我慢できんかった。」 裸で重なり合いながらこんなことを言われて、俺は海が愛しくて仕方が無くなる感覚に陥っている自分がわかった。海が俺のことを気にしてくれていたことが素直に嬉しかった。 でもなんで俺は今まで避けられていたのだろう…海は、まるで言っていることとやっていることが噛み合わない。 俺が口を開きかけたとき、海がまた話始めた。 「ミツと友達として付き合っていったとしたら、きっとこの気持ちが押さえられんくなると思って…そんなんで部の雰囲気とか壊すの嫌やったし…やから今までミツを避けてた。本当に…ごめん。」 海は今にも泣き出しそうな声だった。 海は勉強でも部活でも輝いていたし、本当にみんなから好かれていて、女にもモテた。 そんな奴が俺のことが好きだといって泣きそうになっている。 今度は俺が我慢できなくなる番だった。 俺はミツの背中と腰に手をまわし、足を絡ませて上手く回転し、俺と海の上下の体位を逆にした。ミツはきょとんとしていたが、もう関係なかった。 「キスしていい…かな?」 俺は海の顔を見て真剣に言った。 「えっ…でもお前、男…嫌じゃないの…?」 海はたぶんそう言っていたのだと思う。俺にはもう海の言葉など耳に入ってなかった。海の目、鼻、唇を見るのに夢中で、耳が機能していなかった。俺は海の顔に引き込まれる感覚がした。そして、俺は顔をだんだん下げて、首を若干かしげる。 そのまま、俺はミツとキスをした。 これが俺の人生初めてのキスだった。 |
| 非常に読み応えのある文章でしたっ! 続きを楽しみに待ってます!w |
| めっちゃ書き方が上手くて丁寧で読みやすいです!!続き期待してます! |
| 続きめっちゃ気になります!あと自分もバレーやってるんで、高校名教えてください☆ |
| 久々に読み応えのある投稿があって嬉しいです! 大変でしょうけどまた続き楽しみにしていますね! |