Page 1451 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼弟がかわいくて仕方ありません。しかし、最近困ったことが 弟思いの兄 05/1/13(木) 23:30 ┣Re(1):弟がかわいくて仕方ありません。しかし、最近困ったことが 弟思いの兄 05/1/13(木) 23:33 ┃ ┗Re(2):弟がかわいくて仕方ありません。しかし、最近困ったことが 弟思いの兄 05/1/13(木) 23:34 ┣Re(1):弟がかわいくて仕方ありません。しかし、最近困ったことが 千 05/1/14(金) 0:23 ┗Re(1):弟がかわいくて仕方ありません。しかし、最近困ったことが 遼 05/1/14(金) 22:53 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 弟がかわいくて仕方ありません。しかし、最近困ったことが ■名前 : 弟思いの兄 ■日付 : 05/1/13(木) 23:30 -------------------------------------------------------------------------
| オレは21歳 弟は16歳です。 本当にかわいくて、少し生意気なんですが・・・ オレが言い成りになるから悪いんだけど・・・ 最近困ったことがあります。 弟が攻めでオレが受け(兄貴なのに・・・)に逆転しています。 兄貴としてのプライドが・・・ オレが20歳で一人暮らしをするときに弟が着いてきた。 泣きながら「僕、兄さんと暮らしたい。いいでしょ、ねぇ、いいでしょ」 オレは反対したけど(内心うれしかった)弟の高校も近いから あっさり両親の許可が出た。 新居に着いたら弟が 「兄さん、これからは堂々とイチャイチャできるね!」 弟はクスクス笑った。 オレが18歳の時に弟に恋をしました。 両思いでうれしかった。 (長くなるからこの話は気が向いたらまた今度に) これは、先週の休日の、午後の話です。小説っぽく書いてみました。 ***************************** 「……のぼせる……」 温いお湯で満たされた浴槽の中で、オレはそう、呟いた。 呟きながら、顔半分を湯の中に浸して息を吐く。 そうすると、バスソープの泡だらけの水面に、ぶくぶくぶく、とさらなる泡が立つ。 「お湯、熱い?」 「お湯じゃなくてさ」 わかってないな、お前。 違うんだよ。 そんなに長湯しているわけじゃないだろ。 お湯も、温めにしてあるし。 そうじゃ、なくってさ。 意味がちがうんだよ、意味が。 でも、バスルームの浴槽の中で、背後からオレの身体を抱き締めたままの格好でお湯につ かっているコータはオレの弟、コウタロウが、あんまりにもご満悦の様子なので。 そんなコータのご機嫌をムゲにすることもできず、オレはまた、ぶくぶくと熱い吐息をお湯の中 に溶かしていった。 コウタロウは、時々こういうことをしたがる。 こういう——というのはつまり、休日の午後に、こんな風にオレとコータとで、一緒にお風呂に 入ったりすること——だ。 それでなくともコータのヤツは風呂が好きで、どうしてなのかと聞いたことが在ったけど、そうし たらコータは、お湯の感覚が面白くてつい夢中になってしまうのだとか言ってたっけ。 どうこういうつもりはオレにはない。 身体で感じるお湯の感触が興味深いというならば、風呂になんぞいくらでも浸かっていていい のだ。 だけどな、コータ。 問題はそこじゃないんだよ。 それにしたって。 なにもオレと一緒でなくてもいいんじゃないか? ——兄さん、一緒に入らない? なんて、いくら休日とはいえだしぬけに昼日中からそんなことを言われて、ごねたところで断り 切れずに、結局バスルームに引きずられてきてるオレもオレ、なんだろうけどさ。 兄弟二人して、バスタブになんか浸かって。 オレんとこそんなふうにしっかり抱き締めて。 お前、楽しいのか? 訊けばたぶん、コータはしれっとして、うんたのしい、とか何とか言うに決まってる。 だけどオレにはいまいちコータの思考が理解不能だった。 楽しいって、何がだよ。 オレとしては、こういう状況はどうも落ち着かない。 イヤ、というわけではないのだ。 コウタロウのことを近くに感じられることで、イヤだと思うことなんて、オレにはない。 オレにとっては、コータとすごすすべての時間が大切なもので、だからもちろん、こんな触れあ い方だって——イヤではないし、嫌いでもない。 むしろ、こうしてバスルームに連れ込まれて、温かなお湯の中に身を浸してしまえば、心地好 くなってコータのいいなりになってしまうんだから、好きな方だといったって間違いじゃないんだろ う。 こういうときのコータは無邪気で、ともすれば子供っぽいくらいで、必要以上にはオレの身体に 触れたりもしない。 ふだん仕事で忙しくて、まともにお風呂になんか入らないんだから、ゆっくりしようよ、体にも いいんだよ、なんてコータは言う。 コータはたぶん、本当に、風呂が好きだってだけなんだろうな。 でも。それでも。 オレとしては、こういう状況はどうにもこうにも、落ち着かない。 それに。 ——恥ずかしいんだよ……な……。 この状況。 弟に、いいように言いくるめられて流されて、背中だっこ状態で、そろって仲良くお風呂ですっ ていう——いかんともしがたい状況。 それが、猛烈に恥ずかしい。 だって当たり前だろう、まったく。 ちょっとはさ。 兄貴の立場ってものを考えろよ、お前。 ガキの頃は、お前をとっつかまえて頭洗ったり身体洗ったりしてやってたの、オレなんだぞ。 それなのに、いったい全体なんなんだよ、この格好は。 むう、と唇をひとり尖らせて、オレはまた、ぶくぶくぶくと、お湯の中に息を吐き出した。 いつもいつも、コウタロウが選んで用意するバスソープの泡は、淡い花の香りがする。 こういうのを、フローラルノート、とかっていうんだっけか。 オレと違って多方面に博学博識で繊細なコウタロウは、こういうもの——香水や香料や香 油の類い——にも詳しい。 風呂に使う石鹸とか入浴剤の類の他にも、家に中にはコータが買ってきた香とかいい匂いの するお茶とかがあるし、ハーブなんかのコンテナやプランターもあった。 そういったものをいじっているときのコータも、楽しそうだった。 コータはいまのところ、嗅覚を刺激するモノにもやたらと敏感なんだよな。 失っていた、ひととしての当たり前の感覚。失ったことのないオレにはわかってやれないけれ ど、コータにとってはそれを確認する作業が、楽しいとか言う。 だけど、オレ自身がそっち方面に至って無頓着なので、鼻先をかすめるこれがいったい何の 花の香りなのかってことはさっぱりわからないってわけだ。 でも——そうだな。 目の前の、泡を眺めてオレは思った。 強いていてば、春っぽいような感じだな。 連想される色なら柔らかい黄緑。萌葱とか。若草とか。 コウタロウに、よく似合う色だ。 コータの空気に馴染む色。 これ、コータの好きな、香りなのかな? それなら、この香りを覚えておいて。 よくわからなくても、好きにだけはなっておこう。 コータが好きだというものは。 全部全部、好きだから。 オレも好きになっておきたい。 お湯から顔を出して、はふ、とオレは溜め息をついた。 オレはいま、お湯の中で後ろからコータに抱かれているので、コウタロウの腕に囚われて、 抱きかかえられているような格好になってしまっている。 そういう格好でいると、お湯の中でオレの背中にアル肌が触れていて、首筋には、ときおりコータの吐息がかかる。 熱い……。 なかばモーロー、としかけている意識のしたで、オレはぼんやりと思った。 さっきもコータに言ったけど、別に、湯あたりしてるとか、お湯が熱い、とか——オレが言ってる のは、そういう意味じゃない。 熱いのは、さ。 なんていうのかな。 オレ自身の、意識なんだよな。たぶん。 この、状況に。 オレはたぶん、のぼせてるんだ。 だって——コータと二人で、明るいうちからこんなことして。 裸のままで、背中からぴったり肌を合わせて抱き締められて。 密着してりゃ、のぼせて当然だろ。 子供んときからコータとは年中ふたりでひとつで、風呂だっていつもいっしょだったけど、いま となっちゃ状況が違う。 コータはそりゃ、弟で、家族だけど。 オレにとってはもう、それだけじゃない。 正直なところオレがコータに向けてる感情は、家族や兄弟と言った範疇なんて、軽く越えてる。 いまのオレは、コウタロウっていうヤツに、心底——全身全霊を囚われていて。 オレにとってのコウタロウは、オレのすべてだ。 そこには、愛もあるけど、恋もある。 つまりだ。 早い話、オレはコータのことがそれはもう、すごくすごく、すごーく好きだ、というわけで。 それなのに、こんなに近くで。 こんなにはっきり。 コウタロウを感じていたら、オレは、それだけだって、勝手に体温が上がって、くらくらしてし まうのが道理だろ。 心臓だって、かなりどきどきばくばくで、現状を率直に白状するならば、オレはもういてもたっ てもいられない。 それでもって、コータが何の屈託もなく楽しそうにしていると、よけいに自分ばっかりかってに体 温あげてることがわかるから。 オレとしては、それがまた、何だか妙に恥ずかしくて、居所なくて、困るんだ。 そういうわけで——すなわち。 オレは、コウタロウそのものにのぼせている、ということになるんだろう。 ——末期的だ。 もっとも——兄弟二人でこんなことしている時点で、相当にのぼせアガあっている自覚はある けど。 しょうがないよな。 オレはどうしようもないほど、コータのことが好きで、たまらないんだ。 「コータ……」 「なに?」 「……うー……」 オレは呻いた。 オレの、おへその前の辺りに、コウタロウの両手がある。 オレはしっかりその両腕に捕まえられて、身動きがとれない。 「あついー……」 「……そんなに熱い? じゃ、もうすこしお水足そうか?」 どうにも見当違いな返答をされて、オレは、ぶんぶん、と首を横にふった。 このバカ。 違う、というのに。 「そんなことしたら浴槽のお湯全部が水になっちまうだろ。お湯はぬるいんだよ」 「だっていま、熱いって」 「違うの」 「……何が?」 「熱いのはお前」 「え?」 「……なんだか熱いんだよ……もう……」 結局オレは。 こういう触れ合い方が苦手なんだと思う。 苦手——ちょっと違うか。 イヤ、というわけじゃないから。 ただ、なんといったらいいのか。 こういう触れ方は。 ゆるやかに、おだやかに、気持ち——よくて。 甘ったるくて、さ。 甘くて、甘くて、オレには余る。 幸せ過ぎて、心がいっぱいになり過ぎるって言ったらいいんだろうか。 そういう幸福に、オレはまだちょっと慣れてないから、お前がこうやってくれるものを全部ちゃ んと受け止めきれなくて、取りこぼしてしまいそうな気がするんだよ。 「……なー……」 背後の弟に、体重を預けるようにもたれかかって、少し身体をずらし、オレはコウタロウの 顔を見上げた。 そうすると、頭の後ろ半分が湯の中に浸る。 解いた髪が、広がっていく。 「うん?」 上からのぞきこんでくるのは、大好きな笑顔。 泡とお湯の中に広がったオレの髪に、コータが指を絡めてる。そんなふうに、髪を弄ばれるの は気持ちいい。 しばらく、瞑目。 コウタロウの、指の感触を感じる。 それからオレは、お湯の中でくるりと回転して、自分の身体の向きをコータと向かい合う格好 に、変えた。 「兄さん?」 あー、もう駄目。 絶対ダメ。 これ以上は、我慢できない。 熱くて、熱くて。 オレはこんなんじゃ、足りなくなるばっかりだ。 全然物足りない。 わかれよ、バカコータ。 「なー、コータ……熱いー……」 首筋に両腕を絡ませて。 抱きついてやる。 こうすれば、ほら。 ちょっとはお前にもわかるだろ。 オレは。 いますぐお前が欲しい、の。 「兄さん……」 途端、コータの声音が変わるのがわかった。 ほらな。 こうすると、コウタロウはこんなに簡単に、可愛くて無邪気であどけない『オレの弟』から、 『オレの恋人』に、スイッチ・オンだ。 「コータ……」 それでもものすごく恥ずかしいから、普段は絶対——っていうか、あんまりしないんだけど。 オレはそのままコータに向かって、ちょっと甘えた声を紡いだ。 「……もー……、我慢できない……」 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1)@YahooBB218119052043.bbtec.net> |
| そう言って、首にかじりつくようにすると、コータの両手がオレの背中にまわされる。 その、両腕で。 ふわあっと、やわらかく抱き寄せられて。 不覚にもオレは、かなりうっとり。 だって、気持ちがいいんだ。 コータの腕の中って。 その腕の中に抱き寄せられて閉じ込められるとき、——オレはいつも、絶対を感じてる。 「兄さん……いいの? まだ、お昼過ぎたばっかりなのに……陽だって高いよ?」 囁く声音に、揶揄を含んだ笑みの色。 わかってて焦らすんだよな、コイツは。 「夕方までに、片づけちゃいたい仕事があるって……さっきボクにゴネたの誰 だったっけ?」 そんなことも言ったっけか。 まあそりゃな。確かにオレはその気だったぜ、昼までは。 「今日の残りの半日が……まるまる潰れちゃってもいいの?」 「バカ」 オレは、ぴん、とコータの額を弾いた。 「いたっ」 「へでもないこと、言ってんな」 こういうのは、時間が『潰れる』って言わないだろ。 『時間を潰す』っていうことは、『無為に過ごす』っていうことだ。 コータと過ごせる時間なら、オレにとっては一秒でも半日でも一日でも、大切なんだよ。 コータとなら、たとえそれがどんなふうに過ごす時間であったとしても、『無為』なんてことはあり えない。 コウタロウのために、オレは生きているんだから。 「……兄さん……。兄さんにそんなことされちゃうと、ボク……兄さんのこと、夕方まで……解放 ……してあげられないかもしれないよ? それでもいいの? 本当に?」 口ではそういうことを言いながら、クスクス笑って。 それでもコータの手は、もう、オレの身体を探るように滑り出していた。 優しい手つき。 コータが仔猫を扱うときみたいな仕草で、撫でられるのが大好きだ。 オレはコータにとって大切なものなんだなって、思える。 そのままコータに抱き上げられて、オレは、コウタロウの腰骨のあたりに跨る格好になった。 ほんの少しだけ見下ろす目線で、コータを見る。 にこ、と微笑まれて心臓が跳ね、それでいくぶんか体温が上がった。全身がほんわりと温かく なる。 キス……したいな。 そんなことをぼんやりと思っていると、脇腹のあたりから背中までを、するっと掌で撫でられる と、思わずため息が洩れて。 「ん……っ……」 その声が、バスルームに反響した。 うわ。 自分の声だけど、なんかヤらしい。 「ふ、ァ……」 「ね……兄さん? 洗い足りないトコロとかは……、ない?」 お前な。 そーいう、触り方を、しながら。 訊くなよ。そういうことを。 「ンあ……っ、な、い……っ」 オレのほっぺたに添えられる、コータの右手。 バスソープとその泡のせいで、少しだけぬるっとするコータの手は、それから首筋へと滑ってい く。 つ、と指先でたどる鎖骨。 掌で掠める、胸の、尖端。 「っ……コータ、……ん……っ」 「ちゃあんと……ぜんぶ、きれいにした……?」 「し、た……」 「……そう……?」 「う、んっ……」 「本当? ——じゃあ、ココとかは……?」 ふたたび背中に回ったコータの手が、腰から臀部の方へとすべり降りて——オレの身体の、ア ルを受け入れるところをちょんちょん、と突っついた。 「ア、っ」 意地の悪い悪戯に感じて、身体がぴくんと飛び跳ねる。 こら、コータ……。 「……あとで確かめであげるから……隠したりしないで、ちゃあんと見せてね?」 「っ……や、あ……」 ああ、まったく。 なんて声を出してるんだろうな、オレも。 だけど、止められない。 だってさ。 「ねえ兄さん? ボクを誘いたいなら……もっとだよ? もっともっと、兄さんのかわいい、声を 聞かせて?」 なんて言うんだ、コータが。 オレはコータに、そんなふうに欲しがられると、逆らえない。 欲しがられるのが嬉しくて、それが自分に拍車をかける。 「コータ……」 「もっと」 「ハ、……あ……ぁあっ」 「もっと。ココに欲しいんでしょ? ボクの?」 指が、オレの後ろを探る。 「んゥっ、んっ……」 「そうそう、ほら。殺さないで……声を上げて?」 「ふ、ゥ……っ」 囁き続けるコータの声が、オレを煽った。 理性が、だんだん壊れてく。 「コータ……」 コウタロウの、肩に頭を預けてオレは、吐息した。 空気が甘い。 甘くて甘くて、花の香りに噎せ返りそうだ。 コウタロウがオレの身体を撫でるたび、肌をすべっていく泡の感触がくすぐったい。 呼吸を重ねて、ため息を落としながら、いたずらに触れあうと。 ゆるくたゆたう水の音がする。 バスタブの湯の、体温みたいなあたたかさ。 この中で、お前と溶けあっちゃえればいいのにな。 オレたちは、ひとつの魂を分け合ってるけど。 それでもオレは、いつでもお前が欲しくて足りない。 いっそのこと、心も体も、全部とろけて、お前とオレとでひとつになりたい。 でもオレたちは。 ——別々の生き物だからこそ、こうして求め合うことができるんだよな。 だからお互い、相手を想って、相手を欲して、傍にいたいと願い焦がれる。 それはとっても幸福なことだ。 それがきっと、『ふたりであること』の、幸福っていうやつなんだろう。 オレの、いちばんの幸せはな。 お前のいちばん近くに生まれて、こうしてお前に選ばれて許されて、お前のいちばん近くで生 きて、いられるっていうことだよ。 お前が好きだ、コウタロウ。 たまらなく、好き。 コウタロウの唇に、唇を落として軽くキスする。 触れて、——離れて。 コータが笑った。 「今日は……兄さんの髪、……洗いたかったのに、な」 残念そうなコータの声。 コウタロウは、オレの髪の毛をいじるのが好きなのだ。 洗ってくれるだけじゃなく、乾かしたり、梳かしたり、結ったりするのも、コータに言わせればア ルの仕事で——コータの特権なんだとか。 特権、っていう言われ方は、なんだか妙にくすぐったいよな。 ——コータだけが特別。 特別なんて、オレは思っていても言い切れる柄じゃないから、コータに言い切られると安心す る。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1)@YahooBB218119052043.bbtec.net> |
| もっとも、一緒にこうしてお風呂に入って髪を洗ってもらうのは、無条件に心地いいからオレ だって好きなんだけどさ。 でもな。 「それはまた、……今度にしろよ」 「ええー?」 「なんだよ」 「……まだ足りない。そうしたいなら、兄さんの手で……もっとボクを、その気にさせてよ」 嘘を吐け。 充分その気じゃないかよ、お前。 同じオトコ同士が、裸でお互いの身体に触れ合ってんだぞ。 わからないはずないだろう。 それなのにオレに挑みかかるような眼差しが。 ——ほんとにまったく生意気だ。 だけどオレは。 それに捻じ伏せられていくことを、もう、躊躇わなかった。 オレはお前が欲しいんだよ、コータ。 愛しているから、愛されたい。 愛されてると教えて欲しい。 だからもっと——なりふりかまわず。 思うがままに欲しがって。 オレを見上げて、捕らえる瞳のその奥に透けてる、白い焔のような情欲に溺れたい。 「コータ……」 名前を呼んで、唇を重ねた。 仰のいたコウタロウが、それに応える。 啄むような口接けは、ほんのり温かくて、こそばゆい。 足りないよ、コータ。 緋色の炎のそれより温度の高い、瞳の奥の焔の温度で、オレを灼いて。 お前の腕の中でなら。 灰に、なっても、かまわない。 オレは、唇へのじれったいキスを解いて、自分の唇をコータの首筋へと這わせていった。 ——そして。 「あ、っ……つ!」 次の瞬間、ひどくびっくりしたように、コウタロウが声を上げる。 驚いたか? オレからは、こういうこともめったにしないんだけどな。 お前がいつまでも焦れったいから。 首筋に吸いついて残す、キスマーク。 オレは、鬱血した赤い徴のうえにキスをして、ぺろり、と舌先でひと舐めしてやった。 「兄さん……」 コウタロウの声が、今度こそ攻撃的な色合いを帯びた。 押さえきれない激情を押し、その低い声が、好きだ。 まいったかよ。 オレを甘く見るなよ。 「もうっ!」 「うわっ」 抱き締められて、水が跳ねた。 なんだよ。誘えっていったのお前だろ。 お前が挑発したんだぞ? 「そういう不意打ちしないでよね。そんなことすると、……優しくしてあげられないよ?」 コウタロウがそんなことを言うので、オレは、ちょっと笑って、コウタロウの額を撫でた。 それからコータのデコにもキス。 バカだな。 なに困った顔してるんだ、お前。 誰がいつ、優しくしてくれなんて言ったんだよ。 そんなのいいんだよ。 優しくなんてなくていい。 そうまでいうなら、いっそ抱き壊すぐらいのことしてみせたらどうだ? お前は与えることには容赦がなくて、こうして触れあうときだっていつも、自分の欲しいモノを 求めるよりも、オレを気遣ってオレの快楽を絶対的に優先するけど。 オレはお前に、求められることの方が好きだったりするんだぜ? だから平気だ。 欲しいなら、欲しいって言え。 無茶をしてでもいいから奪え。 オレの中にコータお前への愛しさは、あまりに大きく肥大していて、抱えてるだけじゃもてあま す。 オレにも、お前に与えさせて。 抱きついて、隙間なくぴったりとくっつくと、コウタロウの鼓動がわかる。 オレは、コウタロウの体に遠慮なくもたれかかって鼓動を感じ、目を閉じた。 重なり合わせた肌を透かして、聞き取るコータの心臓の音。 心臓は、きちんと動いてる。 その身体を、温かい血液が巡って。 コウタロウは生きているんだ。 その温かさを、温度を、熱を。 いますぐ、もっと感じたい。 「なあ……コータ……」 ほら、お前だって反応してるし。 お湯の中で、かたちを変えてるコータのを突つく。 オレのことが欲しいだろ? だから、早く。 ——早く……部屋に行こう? オレは、コウタロウの耳元に唇を寄せて、そう、小さく囁いてやった。 ☆ 「コータ、ところでさ?」 「ん?」 コータを追いかけてバスタブを出ながら、オレはひとつだけ、気になっていたことをコータに尋ね た。 いったんは、どうでもいいかと思ったけれど、性格なのかな——やっぱり答えを聞かないと、 すっきりしない。 「これ……ってさ? 何の匂いなんだ?」 「なんだと思う?」 「さあ。花だとは思うんだけど?」 するとコウタロウは、実ににこやかにほほ笑んで、こうのたまった。 「バーベナ。この花はね、惚れ薬なんだよ? 昔から恋の媚薬、なんだって」 は? コウタロウ君? なんだって? 惚れ薬? 媚薬? 恋、の? コイノビヤク——とか言いました? 「そうだよ」 頷いて応えるコウタロウのその顔は——心の底から嬉しそうで、楽しそうだった。 「だってさ。もっともっと兄さんに、ボクのこと、好きになってもらいたかったんだもん」 「……」 「だからね。今日のコレは、ボクが兄さんにかけたおまじない……ってところかな。でも、どう? 少しは効果があったでしょ?」 返す言葉がなかった。 まいったな……。 ていうか、また参るのか? オレ? またしても、降参なのか? コータは。 どういうわけかオレが欲しいと願ってるモノを、いつだってちゃんと知ってる。 そして、飢える前に先回りして、足りない欲しいと訴えているところをいっぱいにいっぱいに、 満たしてくれる。 ああ、そうだよ。 こういうところが、コウタロウなんだ。 ほんのたったのひとことやちょっとした行動で、オレにぐっさり指すトドメ。 その瞬間に、その度に、愛されてるって思い知る。 ——熱されて、かたちをなくしていく鉱物みたいに。 ——その熱に、とろけてしまうオレの心。 お手上げだよ。惚れ直すよ。 何回だって、惚れますともさ! なあ、コウタロウ。 なんでそんなことができるんだ? なんでお前には、伝わるんだ? もう。 ああ——もう! なんなんだよ! オレはやられっぱなしかよ! この阿呆! いまさらオレに、媚薬なんぞが必要あると思うのか? どこまでオレを、縛って捕らえたら気が済むんだよ? ——『モット好キニナッテ』? いいんだな! 本当に、いいんだな! 知らないからな! 覚悟、出来てんだろーな! オレは、心の中でだけそんなことを思って、最後の問いに答える代わりに、コウタロウの頬 に唇をよせた。 それは、なんてことない休日の話。 でもオレたちは。 そんな、なんてことのない一日一日を重ねながら、毎日毎日、互いへの想いを育てているんだ。 ***************************** コメント 小説っぽく書くのって難しいですね(笑) このあと、弟とベットインしました。 あんまり長くなると迷惑なのでキリのいいところでやめま〜す。 でわ、弟が待っているので(笑) <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1)@YahooBB218119052043.bbtec.net> |
| ▼弟思いの兄さん: よくあんだけ書けましたねー ビクリツ ところで何の相談でした? プライド?ウケがダメやと思うなら タチればいいだけやん <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)@YahooBB218123058085.bbtec.net> |
| もっと簡潔に出来ますか?趣旨がずれてる気が…のろけ話にも感じる <DoCoMo/2.0 N2102V(c100;TB)@pocketpacket.jp> |