Page 81 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼☆★やっと気付いた本当の想いとアイツの本気★☆ 智紀 04/3/13(土) 9:33 ┗Re(1):☆★やっと気付いた本当の想いとアイツの本気★☆ シノ 04/3/14(日) 21:46 ─────────────────────────────────────── ■題名 : ☆★やっと気付いた本当の想いとアイツの本気★☆ ■名前 : 智紀 ■日付 : 04/3/13(土) 9:33 -------------------------------------------------------------------------
| 俺は関西在住の智紀(178cm・63kg)。 俺がゲイだと自覚し始めたのは小学5年の時。 当時、友達に誘われてAVを見てからだ。 他の奴等は皆欲情して、モノは膨れ上がっていた。 なのに俺は何も感じなかった。 女が男に責められて喘いでいる。 興奮なんてしなかったし、何がおもしろいのかもよく分からない。 ただ何となくぼーっと見ているだけだった。 『もしかして俺ってゲイなんかな?』 そんな疑問が生まれた瞬間だった。 中学1年。 俺は初めて女とsexをした。 相手は21歳の女で、父親の下で働いている人。 俺の父親は会社経営をしていて、それなりに稼いでいる。 それに比例して家にはほとんど帰って来なかった。 母親とは俺が小さい頃に別れている。 だから家政婦代わりとして、その女はよく家に入り浸っていた。 おそらく父親とも関係はあった。 父親には女が多くいたから。 女は俺が寝ようとベッドに入った時に跨って来た。 その時はされるがままになっていた俺。 モノは反応を見せたが、気持ち良いとか興奮というものは感じなかった。 何も感じなかった。 中学3年。 俺は初めて男とsexをした。 深夜に街中をブラブラしていると、リーマン風の男が俺に声をかけて来た。 歳は36歳だと言う。 この頃は何も考えたくなくて、俺はよく深夜にブラブラしていた。 酒も煙草も覚えるのは早かった。 女を知ったのも周りより早かった。 その所為か、俺は同級生とは話が合わなかった。 学校もつまらなかった。 仲の良い友達がいなかったし、勉強だって出席していなくても上位の成績。 真面目になんて馬鹿馬鹿しくてやってられない。 自分で言うのもおかしいが、俺はそれなりに見かけは良い。 男も女も関係なしに声をかけて来た。 その度に、断るのも面倒臭くて俺は誘われれば誰とでも寝た。 こんな考えだった俺が、ある一人の男に惚れた。 出逢いは高校1年の入寮時。 俺は私立共学の寮に入る事になった。 簡単に言えば父親が厄介払いをしたとでも言うか。 仕送りは毎月200万してきた。 金さえ送ればそれでいいと思っている親だった。 俺もそんな冷めた関係が丁度良かった。 ぶっちゃけ、俺は寮に入っても親しい友達なんて作る気がなかった。 けれど、そいつは今までの俺の周りにいた奴等とは全然違っていた。 ガチャ 俺が寮の自室に着いてから数十分後、扉が開いた。 同室のルームメイトがやって来たのだ。 「あ・・・こ、こんにちわ」 「・・・・・」 俺は読んでいた雑誌から顔を上げる事もなく、ただ一人の空間を作っていた。 『話し掛けるな』『俺に関わるな』まるでそう言っているようだった。 けれどそいつはめげずに話し掛けてくる。 「あ、俺、佐々木俊(ササキシュン)、よろしくなっ」 「・・・・・」 「名前、何て言うの?」 「・・・有馬智紀(アリマトモキ)」 ぶっきらぼうに答えだけ返す。 それなのに俊は嬉しそうに笑う。 「そっか。んじゃこれから3年間よろしくな、智紀」 馴れ馴れしい奴だった。 けれど俺は名字で呼ばれるのが嫌いだったので、智紀と呼ばれるのは悪い気はしない。 読んでいた雑誌を閉じて、俺は顔を上げた。 めげずに話し掛けてくる奴だから、どんなに可愛い奴かと思っていた。 けれど俺の前にいる俊は、背が高くてスポーツマンみたいな奴だった。 俺と目が合った俊は、慌てるような行動をとった。 黙ってたっていればクールそうな俊の外見とは裏腹な態度に、俺は思わず吹き出してしまった。 こんな風に自然に笑ったのは久振りだった。 俊は俺の笑顔を見て、何だか見惚れているようにぽけっとしていた。 「何だよ?」 再びぶっきらぼうに言う俺に、俊はぶんぶんと首を振って部屋に入った。 そこからは会話がなかった。 しつこいくらいに話して来た奴だったから、これからもしつこく話し掛けてくると思っていた俺は、何だか拍子抜けしてしまう。 『俊との関係はただのルームメイト』 たったそれだけで終われば良かった。 この時の俺は終わるつもりだった。 翌月。 俺はセフレだったリーマンの男とホテルに行った。 その帰り道、たまたま俊とばったり会ってしまった。 丁度ホテルから出てきた時だった。 リーマンの男は、俺の知り合いと分かり、そそくさと帰って行った。 俺と俊は仕方なく一緒に寮まで帰った。 もちろん、俊は何も話さない。 入寮してから、俺達は必要最低限にしか話をしていない。 だから特に違和感もなかった。 ところが部屋に着いて俺が飯を食いに食堂へ行こうとした時。 ドアを開けようとした俺の前に俊が立ちはだかる。 どうやら通してくれそうもない。 「あいつと・・・寝てんの?」 久しぶりに交わした言葉。 「うん」 俺は相変わらずな言葉で返した。 「・・・恋人?」 「違う」 「ッ何で寝てんだよ!?普通は好きな人とするもんだろ!?」 いきなり怒鳴りつける俊に正直驚いた。 こんな風に怒鳴る俊は初めて見たからだ。 「お前には関係ねぇじゃん」 ため息混じりに言う俺に、俊は意を決したように言い放った。 「俺、智紀の事好きなんだけど」 真剣な眼差し。 真剣な声。 俺はそんな俊に見惚れていた。 「入寮した日、一目惚れだった。だから・・・」 俊は『他の奴とは寝ないでくれ』そう言いたかったんだと思う。 俺は正直戸惑った。 軽い告白や、軽い誘いは数えられないほど経験した。 けれどこんなに一途な想いは慣れていない。 俺に受け留められるはずがない。 自信がない。 「・・・悪いな」 一言、たった一言だけそう言った俺は、俊の横を通り過ぎて部屋へ入って行った。 しばらく俊はその場に佇んでいたが、ようやく動き始めた。 とは言っても、部屋に入ってくるわけでもなく、部屋を出て行ってしまった。 結局、その夜、俊は戻って来なかった。 それから2年。 俺達は高校3年生になった。 ルームメイトは3年間変わる事はなく、俺は未だに毎日俊と顔を合わせる。 けれど、寮の部屋で俺達の間に会話は一つもない。 ただ「おはよう」という言葉さえなかった。 この頃、俺はリーマンなど校外にいたセフレとの関係は全部打ち切っていた。 校内には数人作っていたから、校外には必要なかったのだ。 ただ、それだけ。 俺は高校2年生の時から生徒会に入った。 と言うより、当時3年だった生徒会長に指名され、無理矢理入れられたようなもの。 生徒会長は俺の中学からの先輩で、俺の性癖も知っている人だった。 だから、少なからず性行為に及んだ事もある。 今は、俺が生徒会長。 後輩とのセフレ関係は気楽で丁度いい。 なのに、副会長にはなぜか俊が立候補していた。 生徒会長の片腕として、俺達2人には変な噂が立つ事もあった。 この時の俺は誰彼構わず手を出す、「来る者拒まず、去る者追わず」の生徒会長と知れ渡っていた。 確かにその通りだったので、別に否定するつもりもなかった。 実際、新入生で俺に色目を使ってくる者は男女問わずいた。 なのに、俺は俊にだけは手を出さなかった。 「佐倉、これコピーしてきれくれる?16枚ずつ」 「はい」 後輩の書記にコピーを頼み、後輩が生徒会室を出て行くと、室内には俺と俊の2人だけになった。 正直気まずさにも慣れてしまうほど、俺達は話さなくなっていた。 必要最低限の言葉、それだけ。 「智紀、来週の会議だけど---」 この程度の会話だった。 俺はまだ、俊を受け入れる事が出来なかった。 会話はなくても、ずっと側には俊がいると思っていたからだ。 3年も2学期に入ると色々と忙しくなった。 俺は生徒会室に入り浸り、時にはそのまま寝てしまう事もあった。 その所為で余計に俊との会話はなくなった。 ただ、毎回起きると、俺には毛布などがかけられていた。 どうやら、後輩の話では俊がかけてくれているらしい。 そんなある日、俺は決定的な事を耳にした。 『俊が1年生の女子に告白された』 始めはそれがどうしたという感じだった。 けれど、昼休み。 「俊先輩ー!お弁当一緒に食べましょうよー♪」 彼女が教室に俊を誘いに来た。 俊は黙ったまま彼女と一緒に教室を出て行ってしまった。 俺は、俊は彼女と付き合っていると思った。 なぜか苛立ちを覚え、俺も教室を出て生徒会室へと向かった。 その途中、俊と彼女が仲良く話しながら弁当を食っているのが見えた。 俊が笑っている。 俊が話している。 俺とは考えられない光景だった。 すると、また苛立ちが激しく沸き起こった。 俺はわけがわからなくなり、生徒会室へと急いだ。 生徒会室には後輩の女子がいた。 けれど俺はそんな事もお構いなしに、思いっきり机を蹴飛ばしていた。 「と、智紀先輩!?」 この後輩は2年の会計。 体の関係はある。 「・・・美佳・・・ヤッっていい?」 俺は彼女に抱き付きながら既に服を脱がし始めていた。 「ちょ、ちょっと待ってください。鍵閉めてから・・・っ」 そんな言葉も聞き入れず、俺は彼女を押し倒して行為に及んだ。 モノは反応しているのに、俺は何も感じない。 気持ち良くないし、幸せとも感じない。 数年前から全く俺の中身は変わっていなかった。 しばらくして、生徒会室の扉が開く音がした。 彼女はビクッとして起き上がる。 そこには俊が立っていた。 「っ副会長・・・」 「智紀、何やってんだ?」 「見てわかんねぇ?sex♪」 俺の直球な答えに、俊はあからさまに眉間にしわを寄せた。 彼女は慌てて服を着ると、顔を真っ赤にしながら生徒会室を出て行った。 俊はしばらく俺を睨んでいたが、鍵を閉めると俺に近寄って来た。 「何だよ?」 「お前、もうこんな事やめろ。普通は好きな奴とするもんだろ?」 「お前に関係ねぇだろ?それとも何か?お前に迷惑かけたかよ!?」 俊は黙り込んでしまうと、自分の恋人が傷付けられたのを知ったような顔をした。 俺は、久しぶりに俊のこの顔に見惚れてしまう。 「で?お前は何でこんなトコにいんの?彼女はどうしたよ?」 「仕事が残ってたんだ。あの子は・・・そんなんじゃない」 「はぁ?そんなじゃないってどういう事だよ?」 「あの子には・・・今ちゃんと答えを返して来た」 そう言うと、俊は真っ直ぐに俺の目を見て言った。 「俺、やっぱり智紀が好きだ。1年の時、言った時からずっと・・・」 何も答えられなかった。 けれど、なぜか体が反応する。 俺は俊の首に腕を絡ませると、一つだけキスをした。 「俺さ、お前に邪魔されて体昂ぶってんだよな。何とかしてくれよ、コレ」 そう言いながら俺は俊に自分の下半身を摺り寄せた。 そして、俺達は初めて体を重ねた。 「大丈夫か?」 俊は大人しそうに見えてやる時はやる男だ。 腰が痛くてまだガクガクしている。 「ああ・・・悪くなかったぜ?」 俺は意味深に微笑むと、さっと服を着て生徒会室を出ようとした。 けれど、俊に腕を掴まれる。 「・・・返事」 「?」 「返事、くれねぇの?」 「・・・・・・」 俺達はしばらく見詰め合っていたかもしれない。 目を逸らせなかった。 「・・・ちょっと待ってろ」 俺は俊の腕を解き、生徒会室を後にした。 1時間後、俺は生徒会室に戻った。 「ッ智紀!?」 俺の顔を見た俊は驚いていた。 そりゃ、頬に殴られた跡もあれば驚くだろう。 「ど、どうしたんだよ・・・?」 おろおろする俊に、俺はそっと寄り添った。 「セフレ、全員切って来た」 「・・・え?」 「お前だけで、いいから」 俺の精一杯の告白だった。 俊もすぐに気付くと、本当に嬉しそうに笑って俺を強く強く抱き締めた。 俺が俊を好きだと気付いた決定打。 それは、初めて体を重ねて気付いた。 『気持ち良かった』と感じる事が出来たのだ。 これが、人を好きになってするsexなんだと教えてくれたのは他でもない俊。 そんな男の想いに、俺は真剣に答えたいと思った。 今でも俊は俺を精一杯の愛で包んでくれる。 そして、俺と俊の噂は一気に学園中に広がり、俺達を誘う奴はいなくなった。 <Mozilla/4.0 (compatible; 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| なんかいいな。俺もそんな恋がしてみたい。大切にね! <DoCoMo/1.0/N505iS/c20/TB/W20H10@proxy105.docomo.ne.jp> |