Page 651 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼初恋 ショウタ 05/7/13(水) 1:52 ┣初恋2 ショウタ 05/7/13(水) 2:18 ┃ ┗初恋3 ショウタ 05/7/13(水) 9:34 ┃ ┗初恋4 ショウタ 05/7/13(水) 10:57 ┃ ┣Re(1):初恋4 とも 05/7/13(水) 21:39 ┃ ┗初恋5 ショウタ 05/7/13(水) 23:24 ┃ ┗初恋6 ショウタ 05/7/14(木) 1:09 ┃ ┗初恋7 ショウタ 05/7/14(木) 1:48 ┃ ┗初恋8 ショウタ 05/7/14(木) 2:12 ┃ ┣Re(1):初恋8 りゅう 05/7/14(木) 21:54 ┃ ┗Re(1):初恋8 裕介 06/7/29(土) 4:05 ┗Re(1):初恋 ぽむ 05/7/13(水) 22:19 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 初恋 ■名前 : ショウタ ■日付 : 05/7/13(水) 1:52 -------------------------------------------------------------------------
| 俺には3年間ずっと好きだった人がいた。彼の名前は秀也。俺の親友。そして、初恋の人。本当に好きだった。本当に…。まずは彼との出会いを話そうと思います。 秀也との出会いは中学1年の春でした。最初はただの友達で、恋愛感情は全くなく、本当に気の合ういい友達でした。そんな俺達が親友になるのに時間はかかりませんでした。 そして中学2年の春。ある日突然、本当に何の前触れもなく俺は秀也がすごく気になり始めた。それまではこんなことはなかったのに、秀也の笑顔を見るだけで胸がドキドキしたり、秀也がすごくかっこよく見えた。 でもその時は、それが恋だなんて思ってなかった。それを恋だと確信したのは秀也がクラスの女子と楽しそうに話してるのを見たときだった。なぜかすごく嫌な気持ちになった。何て言えばいいか分からないけど秀也に自分を見て欲しいと思った。こうして、俺の長い片思いは始まった。 |
| 秀也がふざけて抱きついてきたりするたびに、俺はしょうがないなって顔をしてたけど、本当はすごく嬉しかった。秀也と一緒にバカやってる時間がすごく幸せだった。 俺の秀也への気持ちは日に日に大きくなっていき、何度も告白しようと思った。でも出来なかった。俺は男で、秀也も男で、そして俺達は親友だったから…。秀也に嫌われるのが怖かった。秀也との関係が壊れてしまいそうで怖かった…。 そして季節は巡り、俺達は同じ高校へ進学した。そして、秀也を好きになってから3年目の夏、恐れていたことが現実になった。 |
| ある日の放課後。いつものように秀也と一緒に学校から帰るときのことだった。 「なぁ、話がある。」秀也が真剣な顔で言った。「何?」俺が聞くと秀也は深呼吸して答えた。 「俺、彼女ができたみたい。」 …何となく分かってた。秀也に好きな人ができたこと。そして、いつかこんな日が来ること…。分かってた。覚悟してたはずだった。俺は溢れそうになる涙を必死にこらえた。 「泣いてんのか…?」少し慌てる秀也に精一杯の笑顔で答えた。 「バーカ!嬉し泣きだよ、やっとお前にも春がきたか!親友として嬉しいぞ!」冗談まじりに言う俺に秀也は優しく微笑んだ。 「サンキューな」 その秀也の笑顔がすごく切なかった。 秀也は、俺に彼女を紹介した。少し照れくさそうに彼女を紹介する秀也は幸せそうだった。彼女はすごくいい子で秀也にお似合いな可愛い子だった。 切なかった。 何で、俺は男に生まれたんだろう。何で、秀也は男に生まれたんだろう。何で、男を好きになってしまったんだろう−…。 |
| 彼女と一緒にいる秀也を見るたびに胸が締め付けられるようだった。でも彼女といる時の秀也はすごく楽しそうで、俺は親友としてそれを見守ることしか出来なくて…。 もう限界だった。これ以上自分の気持ちを押し殺して秀也の親友でいることは出来そうになかった。 告白しよう。 そう思った。 嫌われるかもしれない。もう親友ではいられないかもしれない。 でも伝えたい。 俺は秀也が大好きだってことを。 俺は秀也に電話した。「もしもし、秀也?」「ああ、どうした?」「明日の放課後暇?」「うん、まぁ暇と言えば暇かな」「じゃあ、明日秀也の家に遊びに行ってもいい?」 「ごめん!実は明日彼女が家に遊びに来ることになってんだ」 「…そっか。じゃあ仕方ないよな。彼女とはうまくいってる?」 「ああ。」「…そっか良かった。じゃあ」 「なぁ」「何?」 「なんかあった?」 「…………。」 秀也はその時感じてたのかもしれない。電話ごしに涙を流している俺の気配を。 「何もないよ。」「分かった、じゃあ明日の放課後、家で待ってる」「え!?彼女が来るんでしょ!?」「アイツには少し遅れて来るように言っとくから」「でも、そんなの彼女に悪いしさ!」「いいから、俺達親友だろうが!」 言葉を失った。 胸が熱くなった。 秀也が俺のことも大事にしてくれていると感じることが出来た。 「ありがとう…」 「分かればよし!じゃあ、明日家でな!」 電話が切れた。 涙が溢れた。 止まらなかった。 こんなに、こんなにも俺は秀也のことを好きになってしまっていた…。 |
| 俺も似たような経験あるので胸が詰まりました(>_<)続きお願いしますm(__)m |
| 次の日の放課後、俺は約束通りに秀也の家を訪ねた。でもなかなかチャイムを押せなかった。 どんな顔して会えばいいんだろう…。俺、今から告白するんだよな…。そう思うと緊張と不安でいっぱいになった。瞳を閉じて俺は深呼吸した。そして秀也のことを考えた。 笑顔の秀也。怒ってる秀也。照れてる秀也。不機嫌な秀也。バスケが大好きな秀也。俺が足を捻挫した時肩をかしてくれた秀也。いつだって、どんなときだって優しかった秀也。 うん、大丈夫…。 言えるよ。素直に、自然に、好きだよって。チャイムを押すと、秀也が出迎えてくれた。「おう、来たか!上がっていいぞ」うながされるままに俺は秀也の部屋に入った。 秀也はジュースを俺に渡すと早速本題に入った。「で、何か悩みでもあるのか?」 「悩みっていうか、聞いてもらいたいことがある…」 「何だよ?俺でよかったら何でも聞くぞ」 秀也は真剣な顔で言った。その顔を見るだけで鼓動が高鳴った。 「あのさ、俺…」 沈黙。 ここまで来て、俺はためらっていた。本当に告白していいのか?もし嫌われたら?気持ち悪いと思われたら?今までのような関係でいられなくなったら…?俺は…本当はどうしたいんだ? 沈黙を破ったのは秀也だった。 |
| 「言いにくいことなのか?」優しく言う秀也に俺はゆっくりうなずいた。 「ごめん、俺っ…!」「無理しなくていいからさ…。」「え…?」秀也は俺の髪をくしゃっと撫でた。 「お前がさ、なんか最近つらそうにしてるの気付いてた。でも俺、理由がわかんなくて…。力になってやりたいって思ってたからさ、だからお前がこうして俺に相談してくれたことがすっげぇ嬉しいんだ。」照れくさそうに、でも屈託のない笑顔で秀也は言った。 涙がこぼれた。 秀也の前では絶対に泣かないって決めたはずだったのに、溢れる涙を止められなかった。「お、おい、泣くなよ!」「泣いてなんかねぇよ!」強がる俺の頭をもう一度秀也が優しく撫でる。 「だからさ、なんつーか、辛いこととか楽しかったこととか、何でもいいから話してくれよな。俺達、親友じゃん?」 |
| こんなに、こんなに人を好きになったことはなかった。 こんなに、恋が苦しいものだと思わなかった。でも、これだけは自信をもって言える。 俺は秀也のこと−… 「…好きだよ。」 それは3年間、ずっと言えなかった言葉。 「え…?」 あの時の秀也の驚いた顔、今でも忘れられない。 「秀也の、そういう優しい所が好きだよ。」 「…なんだ!そういう意味の好きかぁ〜」 違う、違うよ。本当はそんな意味じゃない。 でも、もういいんだ。秀也が俺を大切に思ってくれてるって分かったから。秀也が俺を親友と呼んでくれたから。秀也の人生の1ページに俺という存在を1行でもいいから、きざんでくれたらそれで充分だから。例え伝わってなくても秀也の顔を見て「好き」と言うことが出来たから。それが自己満足だってことも分かってる。それでも、それでもいい。 秀也が親友としての俺を望むなら、俺は親友としてこれから秀也のそばにいるから。 |
| 下からチャイムの音が聞こえた。どうやら秀也の彼女のようだ。 「あれ、もうちょと遅く来るはずだったんだけどな。」 「彼女、待たせたら悪いだろ?俺、そろそろ帰る。」 「え?でも聞いて欲しいことがあるって…」「もう解決した!サンキュー!邪魔ものは帰るからせいぜいラブラブしろよ〜!」 「てめ!からかうな」「じゃ、また明日な」「あぁ、また明日な」俺は部屋を出た。玄関には彼女がいた。彼女は軽く俺に会釈した。「秀也だったら部屋にいるよ。君のこと待ってる。早く行ってあげて。」そう言い残して俺は玄関を出た。 こんな時、夕日を見て感傷に浸りたいとか思うのかもしれない。でも外はあいにくの雨だった。俺は雨の中、自転車をこぎはじめた。 秀也、大好きだったよ。もちろん今でも大好きだけど、一人の男として秀也のこと大好きだったよ! でも、もうこの初恋からも卒業だ。 こんなに、秀也を好きになれたことを誇りに思う。 ありがとう、秀也…。さよなら、初恋…。 雨に混じって、俺は泣いた。 |
| 同じ体験してます…まだこれからどうなるか分からないけどめっちゃ共感しました…これ読んでて自分のことのように思って泣いてしまいました。勇気もらえた気がします…ありがとう!! |
| 1年も前の書き込みだから作者さん読んでないだろうけど… ヤバイ、超泣ける…てか何か俺の彼氏はこんな気持ちだったんかなーって考えさせられました。すごい共感!!!いつまでも親友でいて下さいね。愛情は薄れるのかもしれないけど親友はいつまでも親友だと思うので |
| つつ゛きがきになります><。。 |