Page 1530 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼オレンジの雨が降ったなら…プロローグ きらり 06/9/24(日) 2:51 ─────────────────────────────────────── ■題名 : オレンジの雨が降ったなら…プロローグ ■名前 : きらり ■日付 : 06/9/24(日) 2:51 -------------------------------------------------------------------------
| この話は、過去に僕が体験した実話に脚色を加え、アレンジしたフィクションです。 その事を理解した上で読んで下さい。 また、感想とか下さったら嬉しいです。 それではつたない文章ではございますが、オレンジの雨が降ったなら…をお読み下さい。 今日も雨。 もう季節も夏から秋に移り変わろうとしているのにまるで梅雨のよう。 一人、部屋の窓から外を眺めていると、ふと声が聞こえてきた気がした。 しゅう(この話の中で、僕の事)… 空耳か…。忘れなきゃ。早く忘れなきゃ そう思えば思うほど頭から離れない。 今でも目をつむると洋二(ようじ)がうかんでくる。それだけ洋二の存在が大きかった。 あっ…、雨が止んだ。 さっきまでの雨が嘘のように、空が青くなっている。さてと、そろそろ学校か。時計の針もちょうど8を指した所だった。 支度をし終わると同時に家のチャイムが鳴る。 しゅう、早く学校行こ。 毎朝、8時には迎えにきてくれる同級生、輝(てる)からの声だった。 分かった。すぐ行く。 僕はそう答え、ドアを開け、輝と共に外に出ると朝の日差しが目に飛び込んできた。 うわっ…。まぶしい。 うつむく輝とは反対に、手で日差しをさえぎりながら空を見上げて、僕は一人そっとつぶやいた。 洋二、行ってきます。 |