Page 1466 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼今でも忘れられない人:続き 秀明 06/8/15(火) 21:16 ┣Re(1):今でも忘れられない人:続き はる 06/8/16(水) 21:48 ┗つらかったですね… さとし 06/8/21(月) 2:11 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 今でも忘れられない人:続き ■名前 : 秀明 ■日付 : 06/8/15(火) 21:16 -------------------------------------------------------------------------
| これから書く話は、前トピに書いた時の亮兄ぃと旅行〜連絡とれなくなるまで。 そして、その後の事を書きたいと思います。 前に書いた時は長くなりすぎて、どこか省かなきゃいけなくなったんで、改めて抜けた部分を書きたいと思います。 前のを読んでいない方には、ぜひ前のを読んで頂けたらなと思います。 俺と亮兄ぃは旅行から帰って来た後、亮兄ぃが休みの日やボランティアが終わった後などの時間、よく二人で遊んでいました。 部屋で二人でゲームを対戦したり、お互いの夢や考えなどを話したりして毎日が楽しかった思い出がいっぱい残っています。 もうその時はあまりゲイ友と遊ぶよりも亮兄ぃと遊ぶ事が凄く楽しくて亮兄ぃとばっかり遊ぶ様になっていました。 そして俺は亮兄ぃに「なんで俺にこんなに良くしてくれんのさぁ?」って質問をした。 そしたら亮兄ぃは少し沈黙した後、「秀明は弟みたいで好きなんだよ」って笑って笑顔で返してくれました。 そして「俺も亮兄ぃの事好きだよ☆ワラ」って答えて、二人顔を合わせてニシシシってお互い笑っていました。 亮兄ぃは俺をいじめるかの様に「秀明は好きの意味が違うんじゃね〜か〜☆」ってからかう様に言われて、亮兄ぃはもう俺が恋愛感情として好きだって事に気付いてたのかもしれないですね。 「あれ?秀明、顔赤いぞー?☆」って追い打ちをかける様にからかわれて、俺は顔を真っ赤にしていた。 亮兄ぃになら俺はからかわれてもいいと思っていた。 目の前にこの笑顔があるんなら、全てが許せるってそう思っていた。 亮兄ぃが俺の家に泊まりに来た時やなんかの時は、いつも二人で一緒のベットで寝ていました。 寝る前にも部屋を暗くして寝ながら二人でよく話もした。 亮兄ぃはノンケだ。 だから俺は寝ながらドキドキしていたのは間違いないが、何も手は出さなかった。 だけど、亮兄ぃは何か自分の全てを見透かしてる様な感じがした。 寝る間際になると、亮兄ぃが「秀明」ってボソっと声をかけ、腕をそっと伸ばし、俺の頭の下に腕を回す。 いつも寝る際には腕枕をしてくれるのだ。 凄く安心したし、凄く好きになって行くのがわかった。 でもノンケだからと思いつつも、その安心感に頼りきってしまっていた。 俺は何でもお願いを言ったら亮兄ぃは全部聞いてくれる様な気がしたから、ダメ元であるお願いをした。 「亮兄ぃ、一つお願いしてもいいかなぁ?」 つぶっていた亮兄ぃの目が開き俺の方を視線を向け、「どーした?」って答える。 俺は言いにくそうに、「え〜と、‥あの‥さぁ‥だき」と、しどろもどろになってると、亮兄ぃがいきなり俺の亮兄ぃ側から反対の体半身を、片手でぐぃっと引っ張り、俺の片方の腕、半身が亮兄ぃの体の上に抱きついた状態になった。 俺の顔は亮兄ぃの胸元、手はお腹の上、足は亮兄ぃの太ももの上と、もう抱きついた状態だった。 俺のお願いは抱きついてもいい?って事だった。 俺は目を丸くした。 暗い中でも亮兄ぃがニッコリ笑っているのがわかった。 これだけ近いんだから多少暗くても表情ぐらいはわかる。 そして亮兄ぃがニコって笑いながら「おやすみ」って声をかけてくれる。 俺は、あ〜、全部見透かされてんだなって表情を笑みに変えて、俺も「ありがと。おやすみ」と眠りに入った。 全てが安心しきっていた。 そしてある日突然亮兄ぃと連絡が取れなくなった。(前トピの参照) そしてそれから7ヵ月後… 俺は全てを失った感覚にいた。 学校にもしばらく行けなくなり、親との会話をする事も少なくなった。 そして俺は部屋でやっている事と言えば、旅行に行った時の写真をずっと眺めていたり、亮兄ぃと交わしたメールを読み返したり、返事が無いのはわかってるけど、『亮兄ぃ、最近元気にしてる?俺はメッチャ元気だよー☆』とメールを送ってみたりした。 もちろん、宛先をご確認下さい、と返ってきてしまう。 何度そんな事を繰り返したかわからない… 俺は何も動けなかった。 そして俺は無意識の内に家を飛び出していた。 ふらっと歩いて2時間ぐらい。 辿り着いたのは無意識にも亮兄ぃの実家だ。 俺はその手でインターホンを押していた。 そして出てきたのが亮兄ぃのお母さん。 亮兄ぃのお母さんは少しビックリした様に「あ、秀明君どーしたの?歩いてきたの!?」 俺は言いにくそうに、「うん、、あ‥あの、‥亮兄ぃの部屋に上がらせてもらっても、い‥いいですか?‥」 亮兄ぃのお母さんは笑顔で俺を迎えてくれた。 部屋は二階で亮兄ぃの部屋に行くまで、お母さんが話をしてくれた。 「あれから亮の部屋はそのままなのよ。何か帰ってくる様な気がしてね。」亮兄ぃのお母さんは苦笑いにも似た笑みで話してくる。 「ここの部屋よ、しばらく居てもいいからね」っと言って笑顔で下に降りて行った。 俺は部屋に入り、ドアを閉めた。 すると、俺は亮兄ぃの匂いに敏感に反応すると供に、すぐに涙が溢れた。 そして泣き崩れた。 2時間ぐらいかな、その部屋にいて泣いてたのは。 少し落ち着いてきたから、亮兄ぃの部屋をじっくり見ていた。 ベットに座ったり、亮兄ぃの服や家具を見たりしてた。 つらい時間だったけど、亮兄ぃの身近にいるみたいで、幸せな時間だったのも間違いない。 すると一階から二階に昇ってくる足音が聞こえた。 亮兄ぃのお母さんだ。 やば、涙拭かなきゃって、すぐに涙を拭いた。 そしてドアが開く。 「すいません、もう帰‥る‥‥‥!?」俺が言い終える間に、俺が声を詰まらせる。 俺は驚きのあまりに声が出ない。 なんと目の前にいるのは、あの亮兄ぃなのだ! 俺は目を疑った。 体は金縛り状態で身動きできない。 亮兄ぃは「秀明君?」と、どうしたの?って感じで俺の名前を呼ぶ。 俺はすぐに涙が溢れてきた。 そして亮兄ぃに抱きついてマジ泣きしてしまった。 その時、俺は錯乱みたいな感じで亮兄ぃの表情は見えてはいなく、でも今思えば困った顔していたに違いない(照) すると、後から声を聞いて駆け付けた様に亮兄ぃのお母さんが二階に駆け上がって来る。 亮兄ぃのお母さんは「あらあら♪」と、この光景を見てニコっと笑っていた。 そしてお母さんは亮兄ぃに向かって口に人差し指当てて、ニコっと笑っている。 俺「?」と思うが今はどうでもよかった。 亮兄ぃが目の前にいる。 ただそれだけでよかった。 少し時間が経って俺は正常に戻った。 俺は笑いながら二人に「何で俺の事騙してたんすかぁ?マジひどいっすよ〜。」 亮兄ぃのお母さんがクスクス笑いながら言う。 「秀明君は会うの初めてだよね」と、クスクス笑っている。 俺「?」 「紹介するね。この子は亮の双子の弟で翔」 俺「?」 俺は訳わからないまま亮兄ぃのお母さんの話は続く。 「翔はつい先日まで海外に留学していて、ついこの前帰ってきたのよ」 俺、頭ピヨピヨ状態。 少し我に帰って「亮兄ぃじゃないんだ‥」そう言って俺は肩をおろす。 今思うと当時の俺、翔兄ぃにはずいぶん大胆な接し方だったな(苦笑) 俺「でも何で双子がいるって教えてくれなかったの?それに亮兄ぃのお葬式にも来ないなんて、なんだよそれ!」 俺は少し怒り気味で二人に言葉をぶつける。 お母さんは困った顔で口を開く。 「それは全部亮が決めた事なのよ。 俺は翔の勉強の差し支えにはなりたくない。だから黙っておいてくれって。」 ドン!! 横で翔兄ぃが壁を殴る。 「あいつはバカだよ。俺にとって何が大切なのか、まったくわかってねーんだよ! 家族よりも勉強が大切な奴なんているかよ!本当にバカだよ‥」って悔しそうな声で感情を漏らす。 俺は涙を人差し指で拭い、少し笑いながら心の中で『亮兄ぃらしいな』って笑っていた。 そしてお母さんは話を続ける。 「双子だって黙っていたのは、翔の話題を出せなかったって言った方が正しいかな」 お母さんは苦笑いで言う。 「亮はもう生きてる内には翔に会えないってのはわかっていたのね。 でも会いたくて、会いたくて我慢していたみたい。 そしてそんな中で亮が出会ったのが秀明君ね。 家に帰ってきても秀明君の話ばかりで、たぶん本当の弟の様に思ってたのね」 亮兄ぃのお母さんはニッコリと笑いながら涙を零す。 俺「…」 翔「…」 三人に静かな沈黙が流れる。 そしてお母さんがふと思い出した様に言う。 「秀明君、これから亮のお墓参りに行くけど、一緒に行く? まだ翔が帰ってきてから、亮に会わせてないから」 そう言って俺も「うん‥」と返事をし、一緒について行く事にした。 亮兄ぃの家から15分くらい離れた所に亮兄ぃはいた。 川崎家と書かれた墓石。 俺にはこの下に眠っているなんて思えなかった。 少しボーっとしてしまい、翔兄ぃに「一緒にお花添えよう」って声をかけてもらった。 墓石に水をまき、お花を添える。 お線香に火をつけ、俺は亮兄ぃを思い拝んだ。 俺、いつまでも忘れないよ。 迷惑じゃなかったら、俺の事いつまでも見守っていてやって下さい。 家族や大切な人の次でいいんで。 そしてみんなが拝んだ後、 翔兄ぃが、亮兄ぃと、まったく一緒の笑顔で 「秀明君、今度どこか遊びに行こうか☆どこか行きたい所ある?」 っと聞いてきた。 俺は沈黙した。 亮兄ぃと一番最初に出会った時と同じ言葉。 俺はビックリしたけど、笑顔で「うん!」と答えた。 その瞬間 俺は 亮兄ぃがその光景を見て、 いつもの笑顔で 広大な、青空から、優しく 僕らを見守ってくれている様な気がした。 優しい笑顔で‥‥ 1998年 夏 終わり |
| 双子だったなんて、しかも最初の会話が一緒だったのは勝手ながら運命を感じてしまいました。 大切な人の思い出を胸に笑顔で生きていきたいですね。 |
| なんか知らない間に涙流しながらよんでました… 俺もその状況になってたら同じ行動をしてたと思います。 思い出したら泣いてしまうかもしれないですよね…でも、その泣くかわりに笑って元気でいつまでも! |