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 ▼空からの贈り物  ハル 06/6/5(月) 17:47
   ┣(つд`)  к 06/6/5(月) 18:38
   ┣空からの贈り物2  ハル 06/6/5(月) 22:55
   ┣空からの贈り物3  ハル 06/6/5(月) 23:42
   ┣空からの贈り物4  ハル 06/6/6(火) 11:44
   ┗空からの贈り物5  ハル 06/6/6(火) 12:17

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 ■題名 : 空からの贈り物
 ■名前 : ハル
 ■日付 : 06/6/5(月) 17:47
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   中学2年の頃……
俺は塾から
帰っていた……。
その帰り道
暗い坂にかかった。
俺は疲れていたのと
道が暗いので
足早に帰ってた……。
いきなり目の前に
男の人が現れた。
そいつから
俺はレイプされた。
必死に抵抗したけど
身長差、腕力差
俺は男として負けた。
男は俺の中でいって
すぐに逃げていった。
俺は体中が痛くて
その場から
動く事ができず
そのまま
気を失っていたらしい。気がつくと俺は
病院の部屋にいた。

俺はあの男の夢を
何度も見た……
何度も何度も……

看護婦さんから
聞いた話だと、
俺は
夜中に若い人から
おんぶされ病院に
運ばれてきたとか…。

ただの気絶だったので
すぐに退院できた。

そして数年がすぎ
高校1年生……

あの事件のせいで
俺は
人間不信
男性恐怖症
になったいた…。
男友達とかは
みんなでいるから
大丈夫だったけど
2人っきりだと
距離をおき
少し動くだけで
ビクビクしていた。
あの男の
香水の匂いがすると
吐きそうになり
個室で男の人と
2人っきりになると
手の震えが
止まらなかった。

ある日
担任から呼ばれ
担任と2人っきりで
話をしていた。
俺は気分が悪くなり
話を中断し
外の空気を吸いに
屋上へと向かった。

「はぁ……」

俺はその場に
寝転びため息をついた。目の前には
空と雲が
広がっていた。
俺が1番好きな空。
晴天でも曇りでもない
中間くらいの空。
太陽が
出たり隠れたり。
俺はボォ〜と
空を眺めていた。
どのくらい時間が
たっただろう………
いきなり
俺の目には空とは違う
眩しい物が映った。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : (つд`)  ■名前 : к  ■日付 : 06/6/5(月) 18:38  -------------------------------------------------------------------------
   最初読んだだけで泣けてきました。。。
続き楽しみにしてます☆☆ 頑張って!

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 空からの贈り物2  ■名前 : ハル  ■日付 : 06/6/5(月) 22:55  -------------------------------------------------------------------------
   『生きとん?』

俺はいきなり現れた
男に顔を覗かれ
急いで立ち上がり
その男から離れた。

『何でそんな離れるん?何もしてないやないか』
「…アッ。条件反射で」
『プッ…なんやそれ?』

そういいながら
男は近付いてきた。
俺は一定の距離をおき
後ずさる。

『ホンマやな!!笑』

男は面白がって
俺にどうにか
触れようとしてくる。
俺は
だんだん息が
できなくなり倒れた。

『おいっ!!どないしたんや?おいッ!!大丈……』
俺の意識は
途切れた………。


目が覚めたのは
保健室のベットの上。
俺は目をこすりながら
起きた。
腕にいきなり
何かが触れた。

「……ッ!!」

俺はいきおいよく
俺の腕を掴む手を
振り払った。

『そんな怒らんでもいいやんか。ホンマすまん』
「いえ。こちらこそすいません。」

俺は男がいる
反対の方へ降りた。

『何でそんな怖がるん?いきなり倒れるわ、寝てる時はうなされて泣きよったし………何かあったんか?』

「いえ。何にもありませんから。ありがとうございます。それぢゃぁ」

俺は足早に
その場から
逃げるように
立ち去った……。
男に何か言われたが
聞かずに立ち去った。

「はぁ……。」

俺は帰る用意をし
家に帰ろうと
革靴に履き替え
玄関をでた………
外は
少し暗くなっていた。
部活生がまだ練習を
できるくらいの暗さ。
俺は少し戸惑った。
1人で歩いて帰るか
どうかを……。

『よっ!!今から帰るんか?』

後ろから声がしたので
振り返る。
そこには
さっきの男がいた。

「はい………あッ!!あのぉ…………」

俺は
一緒に帰ってもらおう
と考えたが
少し気まずく
言えずにいた。

『どうしたん?』

俺は心を決め

「あのぉ…。一緒にそのぉ…………帰ってくれませんか?」

『(笑)ええでッ!!』

「あっ…でもあんまり近付かないでください。」
『何やそれ(笑)わかったわかった!!』

帰り道
いろんな話をした。
名前はカケルらしい。
学年は2年生。
俺の1つ上になる。
そして
家族の事や
今までの事とか
学校の事
いろいろ話した。
この男は
先輩面が嫌いらしく
名前で呼べって
言われたので
カケル
と呼ぶ事になった。
携帯の番号とアドも
交換した。
というか
勝手にされた。

そして何度も

『何でそんな怖がってるん?何かあったん?』

と聞かれた。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 空からの贈り物3  ■名前 : ハル  ■日付 : 06/6/5(月) 23:42  -------------------------------------------------------------------------
   俺は答えれずにいた。
“レイプされた”
そんな事
言えるはずがない。

『まぁええわ。ハルが話せるようになったら言ってや!!約束やでッ!!』

『わかりました。』

“そんな日など来ない”俺は思っていた。


その日から
カケルは
昼休みになると
毎日のように
俺の所へ来た。
毎日のように
Mailをくれた。
毎日のように
一緒に帰ってくれた。
いつのまにか
一緒にいる事が
普通になっていた。

でもやっぱり
2人の立ち位置は
縮まらないまま。


『作り笑いがへたくそ』
俺はいつもカケルから
そう言われていた。
“なんでわかるんだ”
俺はそう思った。

“男は怖い。でも1人になるのはもっと怖い”

俺は嫌われないように
鏡を見ながら何度も
笑顔の練習をしていた。それなのに
カケルにはバレた。


時はすぎて
冬休み……

12月24日

カケルと
いきなりカケルから
Mailがきて
遊ぶ事になった。

いつもと変わりない
くだらない会話。
いきなりカケルが
黙った………

「どうしたん?」

俺は不思議に思い
聞いた。

『今日いきなり誘ったんはワケがあってな…』

俺は静かに聞いてた。

『俺な、中3の頃、道端で倒れてる子を助けた事があるんよ。その子の洋服は汚れ破れてて…最初は喧嘩したんかなって思ったんやけど下半身をみると何も着てなくて、ケツの方から血が出てた………』

俺は
話を聞いていくうちに
気分が悪くなった。
手足が…体中が…
震え出した。

『その子を病院に運んでやったねん。俺の着てた上着を着せて…病院に着いて気づいたんやけど体中に傷がいっぱいあった。その子がな…お前によう似とんねん……』

俺は
息が荒くなっていた。
体中は震えだし
あの男が
触れた感触が蘇り
俺はその場で
泣き出した。

カケルに
あとから聞いた話だと
その時ずっと
「やめてッ!!!!」
と泣き叫んでたらしい。
俺は気付くと
カケルの腕の中にいた。カケルは
俺の頭を撫でながら

『大丈夫。大丈夫。』

と言って俺を強く
抱きしめてくれていた。俺はなぜか
離れる事なく
カケルの腕の中で
息を整えていた。

『辛かったんやな。俺がもう少し早くあの坂を通ってれば……』

カケルはずっと
俺を
抱きしめていてくれた。初めて
“居心地がいい”
という安心感に触れた。俺はそのまま
カケルの腕の中で
寝てしまった。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 空からの贈り物4  ■名前 : ハル  ■日付 : 06/6/6(火) 11:44  -------------------------------------------------------------------------
   目が覚めると
俺はカケルに
包まれるように
抱きしめられていた。
俺は
離れようと思い
動いた。
そしたら
カケルが起きた。

『起きたんか?』

「うん…ありがとぉ。ちょっと離してくれる?」
『イヤや。俺、お前の事が好きやねん。ずっと心配してた。お前を病院に運んだ日から2日後、見舞いにいったがお前はもういなかった。それから2年……学校でお前を見つけた時、俺は目を疑った。あの時の子かどうか自信がなかったけ、話かけれんかった。でもお前を観察してるとすぐにわかった。作り笑いやなんかにびびってる目。だから屋上にお前がいきなり来たとき俺はお前に話しかけた。その頃からやなぁ…お前の事が気になりだしたんわ。』

「だから何や?離してくれんか?俺はその好きとかよぉわからんわッ!!」

『あぁ…すまん。』

俺は少し戸惑った。
“好き”
が何かわからん反面
高鳴る鼓動……

“何やこの気持ち…”

俺はその日は帰った。
そしてその日の夜
カケルの話を
信じていいものか
悩んでいた…。
そんな偶然
あるだろうか…
でも
カケルの家の位置から
考えられん事はない。
俺は1人
自分のベットに入った。
“寂しい”

俺はそう思った。
カケルが恋しくなった。カケルの
腕の中で感じた
安心感。
それが恋しくなった。


朝起きると
涙が出てた…

“またあの夢か…”

俺は涙を拭きながら
携帯を見た。
カケルから
Mailがきてたいた。

『学校の屋上で待ってる。よかったら着てくれ』
俺は迷った。
でも
“カケルに会いたい”
そう思った。
昼過ぎ…
俺は学校の屋上へと
向かった…

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 空からの贈り物5  ■名前 : ハル  ■日付 : 06/6/6(火) 12:17  -------------------------------------------------------------------------
   屋上に着いた。
空は
雲で覆われていた。
俺が1番嫌いな空。
俺はカケルを探した。

『着てくれたんかッ!』
ドアの上の
屋上からさらに
少し高い所に
カケルはいた。

俺は黙って頷いた。
カケルは
満面の笑みで
手招きをした。
俺は
カケルの隣へと
向かった。

『ここに寝てみ?』

「わかった。」

2人で寝転がり
空を見た。

『俺、こんな曇りの空が嫌いやッ。何か押しつぶされる感覚になる。』

「俺も嫌いや。暗いのは嫌い。青空と雲が半々の空が1番好き。」

『そうなんや。俺は空一面青空が好きやな。』

2人の共通点…
空が好き。
共感持てる人がいて
俺は嬉しかった。
2人でボォーと
空を眺めてた。

『昨日の事やけど…気にせんといてなッ!』

「うん…ゴメン。」

『でもこの気持ちは本気やから。』

「うん。俺…好きというのがどんなんかわからんけど、カケルがいないと寂しい。カケルがいなくなるとイヤ。」

『ホンマか?それを好きっていうんやで!』

「そうなん?」

『俺が他の奴と喋ってると何か感じるか?』

「何かモヤモヤする」

『そうかそうか!それは好きって事やねん。』

「そうなんや…。」

『で…どうする?付き合うか?』

「ようわからんわ!」

『無理せんでいいけ。』
「でも俺は男が怖い。けど男を好きになった……えらい矛盾してる」

『そうやな。でもええんちゃう?これで男を怖がらずにすむかもしれん』
「そうやなぁ。」

俺は
“カケルなら”
俺はそう思った。
唯一
俺の事を知ってる。
俺の事を
わかってくれる。

「ぢゃぁ付き合う」

『マジか?』

「何回も言わせんなや」
『よっしゃ!』

カケルは
ニコニコしてた。
そして
2人の元に
空から
白い贈り物が届いた。

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