次の日起きて昨日した事を考え後悔する
Cとの別れに後悔はないが
いい様に使い、一方的に別れ
泣いてるのを無視して出て行く
ひどい事をした
Bへのメール
あんなメールをおくったって別れる訳がない
何をしたかったのか
気持ちが晴れないまま学校へ行く
やはり話さないまま1日が終わる。
帰って引っ越しの準備をしながら気持ちを紛らわす
黙ってたら、自分のした事への後悔
Hとの事
そんな事ばかり考えてしまうから
俺はもう実家に住む事はないと分かっていた
俺が卒業したら、両親は離婚し
この家には二度と帰ってこない
自分の荷物を全て持って行く事にした
ふと振り返ると山積みのアルバムがある
恐る恐る開くとHとの思い出が沢山あった
修学旅行、一緒に登った山、一緒に入っているベッド、学校での二人、キスしている写真
俺は毎日カメラを携帯してた
どんな時も逃さない為
アルバム8冊の中にはどこにもHがいた
大量の涙が出てきた
Hが歌っていた曲を聞きながら
一枚一枚見る
涙が止まらなかった
Hとキスをしている写真を捨てようと思ってもやはり捨てられない
全て裏返して
アルバムを閉じた
涙は止まらなかった
この街にはHとの思い出が沢山ありすぎる
どこへ行ってもHばかり
俺は卒業したらすぐ出て行こうと決心した
最後に一言話せないかな
話さないとこのまま二度と会えなくなり
二度と話す事がなくなる
部屋掃除をしている時一冊の雑誌があった
Hが買ってきた雑誌
どうせいらないだろうが
話す最後のきっかけとして
明日学校で返そうと決めた
心臓がドキドキして止まらなかった
学校でHとBがいつもの様に話をしている
思い切って雑誌を持ちHの所へ行く
俺『引っ越し準備してたら出てきたから返そうと思って』
Hはずっと無言だった
その後
H『ありがと』一言言っただけだった
それ以上の話もなく
無言のまま俺とHとB
我慢出来なく場所を離れた
これが最後に話をした言葉となった
何故こんな態度を取られたか分からなかった
数日後に確かではないが理由が分かった気がした
Bに送ったメールが俺からだと分かったんだと思う
番号が通知されていたのだと思う。
それか気付いたのだと思う
それしかない
卒業の三日前